
ミュージシャン、そして音楽プロデューサーとしてもマルチに活躍しているmabanuaが、「RECORD STORE DAY(レコード・ストア・デイ)」である4月12日(土)のオンエアでアナログ盤の魅力と、おすすめのアナログ盤について語った。
mabanuaが登場したのは、4月12日(土)放送のJ-WAVE『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のコーナー「MELLOW MORNING」。このコーナーでは毎月アナログ好きのゲストをセレクターとして迎え、毎週1枚ずつ、チョイスしたおすすめのアナログ盤をオンエアしている。4月のセレクターはmabanuaが担当。
RECORD STORE DAYは、毎年4月の第3土曜日と11月のブラックフライデーに「個人が所有するレコード店の文化を祝う」ために開催されており、RECORD STORE DAY限定のアナログ盤が世界中のレコードショップで発売される。今年の発売タイトルはこちらとなっている。
mabanua:基本は、リビングの棚に家のなかのアナログをみんなしまっています。僕の奥さんはもともとレコード屋さんの店員かつDJでもあったので、奥さんのレコードがたぶん6〜7割、僕のレコードが3〜4割くらいの感じですかね。レコードは、自分の音楽の仕事と切り離して、サブスクで聴くというライトさも排除して、頭から音楽を流れで楽しみたいとき、精神統一したいときに聴くことが多いですね。
CD世代であるmabanuaは「音楽はケースから出して盤を置いてかけるもの」という感覚が残っており、アナログはそれの最たるものだと語る。
mabanua:やっぱり現代って手軽さを求める時代でもあると思うんですけど、僕はあえてアナログ盤の面倒くさいところに快感を感じてしまうところがあって。セラピーじゃないんですけど、自分の音楽の仕事を忘れて、いったん離れるためにレコードで聴くという聴き方をしています。
mabanua:シュギー・オーティスは、知る人ぞ知るというギタリストでもあり、マルチプレイヤーでもあり。華々しいタイプのスタイルの人ではないのですが、ちょっと一歩引いた感じというか。だから、ミュージシャンやDJにファンが多かったりします。聞いたところによると、プリンスが彼のファンだと公言していたり、ローリング・ストーンズからツアーに一緒に来ないかとオファーを受けたというエピソードがあったりして、すごい人物から評価を受けている偉人だということを紹介したくて取り上げました。いったん休んでいたのですが、2013年ごろに音楽活動を再開していて、僕はそのときの来日公演を観に行きました。
シュギー・オーティスは1953年、ロサンゼルス生まれ。父親はR&Bのバンドリーダーとして知られている。彼自身、12歳でデビュー曲がチャートインしたという逸話を持っているレジェンドアーティストだ。
mabanua:(シュギー・オーティスの)魅力は、とてもうまい人というわけではなくて、味があるということなんです。レコードのクレジットを見ると、たぶんドラム、ベース、ギター、そしてボーカルも全部ひとりでやって、鍵盤も弾いていまして。それは以前から知っていたんですけど、ミックスも自分でやってるんですよね。だから、ちょっとおこがましいんですが、僕の今やっているスタイルと同じで。楽器のバランスとかそういうものも含めて、この人のこだわりでやっているということだし、マルチプレイヤーでやっているからこそ、すべてに独特な一体感が生まれているのではと思うんです。だから、シュギー・オーティスはmabanuaの原点となるうちのひとりというふうに捉えていただければと。
番組のために、家からアナログ盤を持参したというmabanua。その1枚にも、夫婦の思い出が詰まっている。
mabanua:今日はうちの奥さんの棚から引っこ抜いてきたアナログ盤を持ってきました。シュギー・オーティスも、もともとうちの奥さんから「知らないの?」って教えてもらったので、そういう意味でも思い入れのある1枚ですね。では、アルバムから『インスピレーション・インフォメーション』をお聴きください。
番組では『インスピレーション・インフォメーション』をオンエアした。その後、ナビゲーターの渡辺と山田がシュギー・オーティスについて語った。
渡辺:シュギー・オーティスいいですね、やっぱり。この『インスピレーション・インフォメーション』は1974年のアルバムなんですが、現在71歳ということで、お話のなかにありましたがマルチプレイヤーで知られています。ギターも弾きますし、いろいろできる。洒落てるでしょ?
山田:本当に、素敵。
渡辺:奥様のほうのレコードが多いって、いいですよね。だいたい夫婦って、かける音楽で揉めたりすることもあると思うんですが、mabanuaさんの家はそれで揉めることがなさそうで、すごく幸せな空間ですよね。「ちょっとどっぷり音楽聴きたいからこれをかけるよ」って言うと、相手から「こっちの棚もいいね」って返ってくる感じ。ちなみにシュギー・オーティスさん、日本では超有名ってわけじゃないんですけど、隠れた名人というか、そういうタイプで。ご本人もおっしゃってましたけど、mabanuaさんの音楽活動の雰囲気に似てると思いました。
mabanuaの最新情報は、公式ホームページまで。
『RADIO DONUTS』のコーナー「MELLOW MORNING」は、アナログレコードから流れる「良い音」でゆったり過ごす、至福の朝時間をお届けする。放送は毎週土曜8時30分ごろから。
mabanuaが登場したのは、4月12日(土)放送のJ-WAVE『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のコーナー「MELLOW MORNING」。このコーナーでは毎月アナログ好きのゲストをセレクターとして迎え、毎週1枚ずつ、チョイスしたおすすめのアナログ盤をオンエアしている。4月のセレクターはmabanuaが担当。
RECORD STORE DAYは、毎年4月の第3土曜日と11月のブラックフライデーに「個人が所有するレコード店の文化を祝う」ために開催されており、RECORD STORE DAY限定のアナログ盤が世界中のレコードショップで発売される。今年の発売タイトルはこちらとなっている。
アナログ盤の「面倒くさいところ」が好き
mabanuaは3月26日(水)に最新EP『Minds & Colors』を配信リリースした。現在、YouTubeにて収録曲を映像とともに公開している。Minds & Colors
CD世代であるmabanuaは「音楽はケースから出して盤を置いてかけるもの」という感覚が残っており、アナログはそれの最たるものだと語る。
mabanua:やっぱり現代って手軽さを求める時代でもあると思うんですけど、僕はあえてアナログ盤の面倒くさいところに快感を感じてしまうところがあって。セラピーじゃないんですけど、自分の音楽の仕事を忘れて、いったん離れるためにレコードで聴くという聴き方をしています。
シュギー・オーティスは、自分の音楽活動のスタイルと同じ
そんな彼が今週選んだアナログ盤は、70年代から活躍するマルチプレイヤー、シュギー・オーティスが74年にリリースした3rdアルバム『インスピレーション・インフォメーション』。mabanua:シュギー・オーティスは、知る人ぞ知るというギタリストでもあり、マルチプレイヤーでもあり。華々しいタイプのスタイルの人ではないのですが、ちょっと一歩引いた感じというか。だから、ミュージシャンやDJにファンが多かったりします。聞いたところによると、プリンスが彼のファンだと公言していたり、ローリング・ストーンズからツアーに一緒に来ないかとオファーを受けたというエピソードがあったりして、すごい人物から評価を受けている偉人だということを紹介したくて取り上げました。いったん休んでいたのですが、2013年ごろに音楽活動を再開していて、僕はそのときの来日公演を観に行きました。
シュギー・オーティスは1953年、ロサンゼルス生まれ。父親はR&Bのバンドリーダーとして知られている。彼自身、12歳でデビュー曲がチャートインしたという逸話を持っているレジェンドアーティストだ。
mabanua:(シュギー・オーティスの)魅力は、とてもうまい人というわけではなくて、味があるということなんです。レコードのクレジットを見ると、たぶんドラム、ベース、ギター、そしてボーカルも全部ひとりでやって、鍵盤も弾いていまして。それは以前から知っていたんですけど、ミックスも自分でやってるんですよね。だから、ちょっとおこがましいんですが、僕の今やっているスタイルと同じで。楽器のバランスとかそういうものも含めて、この人のこだわりでやっているということだし、マルチプレイヤーでやっているからこそ、すべてに独特な一体感が生まれているのではと思うんです。だから、シュギー・オーティスはmabanuaの原点となるうちのひとりというふうに捉えていただければと。
番組のために、家からアナログ盤を持参したというmabanua。その1枚にも、夫婦の思い出が詰まっている。
mabanua:今日はうちの奥さんの棚から引っこ抜いてきたアナログ盤を持ってきました。シュギー・オーティスも、もともとうちの奥さんから「知らないの?」って教えてもらったので、そういう意味でも思い入れのある1枚ですね。では、アルバムから『インスピレーション・インフォメーション』をお聴きください。
番組では『インスピレーション・インフォメーション』をオンエアした。その後、ナビゲーターの渡辺と山田がシュギー・オーティスについて語った。
渡辺:シュギー・オーティスいいですね、やっぱり。この『インスピレーション・インフォメーション』は1974年のアルバムなんですが、現在71歳ということで、お話のなかにありましたがマルチプレイヤーで知られています。ギターも弾きますし、いろいろできる。洒落てるでしょ?
山田:本当に、素敵。
渡辺:奥様のほうのレコードが多いって、いいですよね。だいたい夫婦って、かける音楽で揉めたりすることもあると思うんですが、mabanuaさんの家はそれで揉めることがなさそうで、すごく幸せな空間ですよね。「ちょっとどっぷり音楽聴きたいからこれをかけるよ」って言うと、相手から「こっちの棚もいいね」って返ってくる感じ。ちなみにシュギー・オーティスさん、日本では超有名ってわけじゃないんですけど、隠れた名人というか、そういうタイプで。ご本人もおっしゃってましたけど、mabanuaさんの音楽活動の雰囲気に似てると思いました。
mabanuaの最新情報は、公式ホームページまで。
『RADIO DONUTS』のコーナー「MELLOW MORNING」は、アナログレコードから流れる「良い音」でゆったり過ごす、至福の朝時間をお届けする。放送は毎週土曜8時30分ごろから。
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2025年4月19日28時59分まで
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番組情報
- RADIO DONUTS
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毎週土曜8:00-12:00
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渡辺 祐、山田玲奈