シンガーソングライターのXinU(シンユウ)がシンガーを志したきっかけや人生を変えた1曲について語った。
XinUが登場したのは、5月30日(火)放送の『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、小林涼子)のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」だ。XinUは5月31日(火)ファーストフルアルバム『XinU』をリリースした。
5月15日(月)から6月29日(木)の「MUSIC+1」のコーナーは「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお送りしている。
サッシャ:もともと、子どものころから歌手になりたかったんですか?
XinU:子どものころは声とか音声には興味があったんですけど、自分が人前で歌うとかはまったく思っていなくて。高校生のときに合唱部に入ったんです。
サッシャ:声には興味はあったんだろうけど、合唱部に入るのはまあまあな決断ですよね。
XinU:それまでスポーツをやっていたんですけど、3階の音楽室から合唱部の声が聞こえて。私はバスケットボール部に入ろうかと思っていたんです。
サッシャ:中学はバスケをやっていて、そのまま高校もバスケにいこうと思っていたんですね。
XinU:思っていたんですけど、その音にすごく惹かれてしまって。
サッシャ:へー! なんででしょう?
XinU:中学生のときにちょうど、大衆演劇という舞台にハマってたんです。
小林:わりと渋めのやつにいきましたね。私は(好きになったのは)20歳をすぎてからでした。
XinU:あとでお話したいです(笑)。中学生のときに大衆演劇にハマって、そこから舞台とか照明とかの演出で鳥肌が立つあの感動に興味があって。そこから歌も自分のなかで紐づいていて、自分のなかで憧れがあったみたいなんです。それでバスケ部の入部届を1日で破棄して合唱部に入りました。
サッシャ:ワオ。
XinU:そこからアカペラをやったりジャズをやったりというので、いまに至ります。
サッシャ:人生ってどこでなにがあるかわからないね。チャンスというかきっかけというか。
小林:そしてこうやっていまJ-WAVEで曲が流れるまでになって。すごいなあ、感動しちゃいました。
小林:ここからはXinUさんの未来を変えた、そしてその曲がリスナーの未来を変えるかもしれない1曲を理由とともに教えていただければと思います。
XinU:mabanuaさんの『Tangled Up』です。
サッシャ:これはなぜ?
XinU:私がシンガーとしてオリジナルを書き始めるというときに、いろいろな音楽を、東京に来てからさらにいっぱい聴くようになったんですが、そのなかで出会った曲です。リリースして間もない時というかすぐに聴いていたんですが、最初に聴いているときに「このシンガーは誰なんだ?」と。mabanuaさんは知っていたんです。
サッシャ:「ドラムを叩く人」としてってこと?
XinU:はい。ステキな声だし歌詞だなと思って聴いていたら、なんとご本人で衝撃を受けまして、そこからどんどん聴くようになりました。(セカンド)EPを一緒に作ることになったきっかけは、群馬県桐生市にmabanuaさんのスタジオがあるんですけど、私も学生時代に桐生市に住んでいて。
サッシャ:そうなんですか?
XinU:はい。そのころから知っていて。偶然去年、桐生市駅前でおこなわれたジャズフェスティバルでお会いしたというかお見かけしたんです。
サッシャ:むこうは演奏していた?
XinU:いや、お客さんとして観に来られていて。
サッシャ:え? 出てるわけじゃなくて、ジャズフェスティバルやっているし地元だからと観に来ていた。
XinU:普通にお休みで来られていて。私はまだ面識がなかったんですが、せっかくというか、こんなことはないから「お話ししたいな」と思って、走りました。
サッシャ:ちょっと距離があったんですね。
XinU:でも遠くから「絶対にmabanuaさんだ」と。
サッシャ:あのもじゃもじゃ頭と立ち姿はそうだなみたいな。
XinU:(笑)。もうわかったので走って行って「こんなところですみません! はじめまして」と自己紹介を駆け足でして、そのとき偶然バッグに1枚目のEPが1枚だけ入っていたんです。
サッシャ:へー!
小林:すごい。
XinU:それを渡したら「あっ、ありがとうごいます!」みたいに明るく受け取ってくださって。その出会いもすごいんですが、そのタイミングでプロデューサーも「mabanuaさんに曲を作ってもらいたい」と思っていたみたいで。その話はしていなかったんですけど、別のアプローチをしたら「あ、このあいだ群馬県で会いましたよ」みたいになって。そこから一緒に曲を作っていくという話になったんです。
小林:そんなご縁があるんですね。
サッシャ:ちょっと、合唱部に続いて鳥肌なんですけど。
XinU:私にとって未来を変えたアーティストです。
サッシャ:実際、仕事を一緒にしてみてどうだったんですか?
XinU:最初はZoom会議で制作が始まって、「本当にできるんだ」というのをかみしめていました(笑)。
サッシャ:(笑)。
XinU:そこからは制作をいろいろ、ちょっと「こんな曲にしたい」と言いつつも、mabanuaさんにお任せでみたいな感じで。返ってきたときに制作スタジオで大音量で聴いていたんですけど、もうみんなでガッツポーズでした(笑)。「すごくいい曲をくれたね」みたいになって、そこから歌詞を……またちょっといろいろプレッシャーというか思い入れが強すぎて苦労したところはあったんですけど。
小林:念願だと、想いをぶつけてきれいな言葉になるほど薄っぺらく感じる部分もありますよね。
XinU:なんか難しくて、3回書き直したかな。
小林:そんなに書き直したんだ。
サッシャ:せっかくいい曲を作ってくれて、それを無駄にしない歌詞にしたいですもんね。
XinU:2か月ぐらいかかってしまって、いろいろと思い出深い曲ができました。
【関連記事】超売れっ子プロデューサー・mabanuaの「耳が興奮するグルーヴ」はどう生む? 本人が解説
XinUの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストを迎えて自身の未来を変えた、そしてリスナーの未来を変える1曲について話を訊く。放送は12時30分ごろから。
XinUが登場したのは、5月30日(火)放送の『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、小林涼子)のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」だ。XinUは5月31日(火)ファーストフルアルバム『XinU』をリリースした。
5月15日(月)から6月29日(木)の「MUSIC+1」のコーナーは「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお送りしている。
音楽室から聴こえた合唱部の声
番組初登場となったXinUはアーティストを志したきっかけについて語った。サッシャ:もともと、子どものころから歌手になりたかったんですか?
XinU:子どものころは声とか音声には興味があったんですけど、自分が人前で歌うとかはまったく思っていなくて。高校生のときに合唱部に入ったんです。
サッシャ:声には興味はあったんだろうけど、合唱部に入るのはまあまあな決断ですよね。
XinU:それまでスポーツをやっていたんですけど、3階の音楽室から合唱部の声が聞こえて。私はバスケットボール部に入ろうかと思っていたんです。
サッシャ:中学はバスケをやっていて、そのまま高校もバスケにいこうと思っていたんですね。
XinU:思っていたんですけど、その音にすごく惹かれてしまって。
サッシャ:へー! なんででしょう?
XinU:中学生のときにちょうど、大衆演劇という舞台にハマってたんです。
小林:わりと渋めのやつにいきましたね。私は(好きになったのは)20歳をすぎてからでした。
XinU:あとでお話したいです(笑)。中学生のときに大衆演劇にハマって、そこから舞台とか照明とかの演出で鳥肌が立つあの感動に興味があって。そこから歌も自分のなかで紐づいていて、自分のなかで憧れがあったみたいなんです。それでバスケ部の入部届を1日で破棄して合唱部に入りました。
サッシャ:ワオ。
XinU:そこからアカペラをやったりジャズをやったりというので、いまに至ります。
サッシャ:人生ってどこでなにがあるかわからないね。チャンスというかきっかけというか。
小林:そしてこうやっていまJ-WAVEで曲が流れるまでになって。すごいなあ、感動しちゃいました。
偶然の出会い
コラボ期間中「I LOHAS MUSIC +1」では、毎日1組のゲストを迎えて、「未来を変える1曲」を選曲理由やエピソードとともに伺うことに。ゲストがセレクトした楽曲は、『未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE× 「い・ろ・は・す」』として、オーディオストリーミングサービスSpotifyでプレイリスト化。オンエア後もSpotify上で各ゲストの選曲を楽しむことができる。小林:ここからはXinUさんの未来を変えた、そしてその曲がリスナーの未来を変えるかもしれない1曲を理由とともに教えていただければと思います。
XinU:mabanuaさんの『Tangled Up』です。
サッシャ:これはなぜ?
XinU:私がシンガーとしてオリジナルを書き始めるというときに、いろいろな音楽を、東京に来てからさらにいっぱい聴くようになったんですが、そのなかで出会った曲です。リリースして間もない時というかすぐに聴いていたんですが、最初に聴いているときに「このシンガーは誰なんだ?」と。mabanuaさんは知っていたんです。
サッシャ:「ドラムを叩く人」としてってこと?
XinU:はい。ステキな声だし歌詞だなと思って聴いていたら、なんとご本人で衝撃を受けまして、そこからどんどん聴くようになりました。(セカンド)EPを一緒に作ることになったきっかけは、群馬県桐生市にmabanuaさんのスタジオがあるんですけど、私も学生時代に桐生市に住んでいて。
サッシャ:そうなんですか?
XinU:はい。そのころから知っていて。偶然去年、桐生市駅前でおこなわれたジャズフェスティバルでお会いしたというかお見かけしたんです。
サッシャ:むこうは演奏していた?
XinU:いや、お客さんとして観に来られていて。
サッシャ:え? 出てるわけじゃなくて、ジャズフェスティバルやっているし地元だからと観に来ていた。
XinU:普通にお休みで来られていて。私はまだ面識がなかったんですが、せっかくというか、こんなことはないから「お話ししたいな」と思って、走りました。
サッシャ:ちょっと距離があったんですね。
XinU:でも遠くから「絶対にmabanuaさんだ」と。
サッシャ:あのもじゃもじゃ頭と立ち姿はそうだなみたいな。
XinU:(笑)。もうわかったので走って行って「こんなところですみません! はじめまして」と自己紹介を駆け足でして、そのとき偶然バッグに1枚目のEPが1枚だけ入っていたんです。
サッシャ:へー!
小林:すごい。
XinU:それを渡したら「あっ、ありがとうごいます!」みたいに明るく受け取ってくださって。その出会いもすごいんですが、そのタイミングでプロデューサーも「mabanuaさんに曲を作ってもらいたい」と思っていたみたいで。その話はしていなかったんですけど、別のアプローチをしたら「あ、このあいだ群馬県で会いましたよ」みたいになって。そこから一緒に曲を作っていくという話になったんです。
小林:そんなご縁があるんですね。
サッシャ:ちょっと、合唱部に続いて鳥肌なんですけど。
XinU:私にとって未来を変えたアーティストです。
3回書き直した歌詞
mabanuaとの曲作りは憧れの人物だからこその苦労もあったのだとか。サッシャ:実際、仕事を一緒にしてみてどうだったんですか?
XinU:最初はZoom会議で制作が始まって、「本当にできるんだ」というのをかみしめていました(笑)。
サッシャ:(笑)。
XinU:そこからは制作をいろいろ、ちょっと「こんな曲にしたい」と言いつつも、mabanuaさんにお任せでみたいな感じで。返ってきたときに制作スタジオで大音量で聴いていたんですけど、もうみんなでガッツポーズでした(笑)。「すごくいい曲をくれたね」みたいになって、そこから歌詞を……またちょっといろいろプレッシャーというか思い入れが強すぎて苦労したところはあったんですけど。
小林:念願だと、想いをぶつけてきれいな言葉になるほど薄っぺらく感じる部分もありますよね。
XinU:なんか難しくて、3回書き直したかな。
小林:そんなに書き直したんだ。
サッシャ:せっかくいい曲を作ってくれて、それを無駄にしない歌詞にしたいですもんね。
XinU:2か月ぐらいかかってしまって、いろいろと思い出深い曲ができました。
【関連記事】超売れっ子プロデューサー・mabanuaの「耳が興奮するグルーヴ」はどう生む? 本人が解説
XinUの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストを迎えて自身の未来を変えた、そしてリスナーの未来を変える1曲について話を訊く。放送は12時30分ごろから。
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、小林涼子