Charaが、デビュー当時や娘とのエピソード、新曲『A・O・U』のプロデュースを手がけたmabanuaの魅力などを語った。
Charaが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは10月28日(金)。
この番組ではゲストが、ビールに合う“おみや”を紹介する。Charaは、カルビーの「miino(ミーノ)そら豆しお味」を持参し、ビールとともに楽しんだ。
クリス:今は実績も伴って全然違和感がないですけど、昔は鼻っ柱強かったですよね。
Chara:そういえばクリスさんと映画『スワロウテイル』(1996年)に一緒に出たよね。
クリス:そうそう。あれは画期的な映画だったよね。最近のミュージシャンの子たちも鼻っ柱強くて、Charaっぽいよね。今20代半ばくらいのミュージシャンは、芯が通ってる感じがすごくする。
【関連記事】Chara、26年ぶりの役者仕事に“あえて原作を読まずに臨んだ”理由は?
Chara:自分のことくらい信じてあげないとさ。マイケル・ジャクソンも言ってたけど。
クリス:Charaは若者に大人気じゃん。みんな一緒にやりたがるから。
Chara:私からもアタックするんで。聴いてて「一緒にやりたい」と思うと連絡取って、セッションしようって。明日も踊ってばかりの国の下津(光史)くんと一緒に曲作ろうってことで会うんだけど。
クリス:いつもセッションから曲を作るの? それともお互いがアイデアを投げ合って土台作るの?
Chara:いろいろ。その人によってかな。私とか圧力あると思うから、なんとなく人がいるとやりにくいなって人だと、二人っきりでやっていこうとか。
今、Charaはシンガーソングライターの大石晴子に注目しているという。 Chara:すごく素敵な歌声で、彼女も私の家で二人だけでセッションしたり、今始めたりしてるんだけど、そういうアーティスト同士のリレーションシップから始まるのが私は多いですね。
Chara:(娘が)何聴いてるのかなって思って、娘のプレイリストに八代亜紀さんがあって「えっ!?」って(笑)。「八代亜紀さん聴いてるの、いいじゃん」みたいな話になって「ママも八代亜紀さん好きだよ。おばあちゃんも誘ってコンサート行きたいね」って。調べたらタイミング悪くてチケットが売り切れていたんだけど、こんなこともあるんだ、面白いなって思って。八代さんはハスキーな声で、絵も上手なんですよね。会ったことはないんですけど、親子三代でコンサート行きたいな。
クリス:カッコいいですよね。この番組にも出たことあるし、「フジロック」にも出てて。
Chara:ヘレン・メリルが好きで、本当はああいうジャズシンガーみたいなのをやりたかったっていうのを何かの情報で知って、なるほどなって。
クリス:私はポップスをやるために東京に出てきたのよってずっと言ってて。でもあの時代は事務所の路線があって、有無を言わさずムード歌謡っぽくなったみたいなんだけど。
Chara:八代さんがヘレン・メリルに憧れるって何かわかりますよね。
そんなCharaは憧れのアーティストに、かまやつひろし(ムッシュかまやつ)の名前を挙げた。
Chara:私がデビューしたときにCharaを業界に広めてくれたんですよ。「Charaっていうのが出てきたよ~」って(笑)。今も忘れない、六本木のステーキ屋でご馳走してくださって、そのあともときどきお会いしてましたね。今は天国に行っちゃったけど。ムッシュ(かまやつ)も私より下の世代のアーティストと仲良かったよね。ああいう先輩が切り開いてくれたから、島国の日本も受け入れやすくなったんだよね。
クリス:センスのすごくいい人だったからね。かまやつさんの『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』もいろんな人がカバーしてるからね。最近、さかいゆうくんとOvallがカバーしてたよね。
Chara:さかいゆうくんの歌声も素晴らしいよね。
クリス:mabanuaはドラマーだけど、メロディックな鍵盤もいけちゃうから強いですよね。
Chara:『A・O・U』の楽器全部彼がやってて。やっぱり自分で全部やるとその人特有のグルーヴができるから、それができる人は日本で数人いるけどmabanuaは一流だと思う。
クリス:彼ってすごい才能の持ち主だよね。
【関連記事】mabanuaは「大先輩だけど、超かわいい人」 Ryu Matsuyamaがコラボの楽しさを語る
Chara:mabanuaとは2011年くらいからの付き合いなのかな。いろんな思い出がありますね。
クリス:彼の魅力って何だと思います?
Chara:もちろん耳もいいと思うし、時間の使い方、判断力とかもいいと思う。自分を信じる力があると思うんですよ。それだけじゃなくて、音の建築家だとも思ってて。たとえば組み立てるときって木と木を繋げるものがあったり、隠れたところにいろいろ工夫があるじゃん。彼の音の建築にもそういう才能が隠れたところでたくさんあるんですよ。
クリス:なるほどね。よく聴いてみると実は巧みな仕掛けが施されているって感じかな。
Chara:私が作曲した曲なんだけど、瞬時にここは大切な部分だから、それを活かすためにスポットライトを当てたり、Charaの声質にもスポットライトを当てたり。どうやって踊らせるかとか、どうやったら自分が踊れるかとかもわかってると思う。ポップスのセンスもいいし、日本のポップスもちゃんと聴いてるし、いいものはジャンル関係なく見分けられるから。
クリスは「(表現の)核には人間性が表れる気がする」と続ける。
クリス:優秀な表現者って、テクニックも必要かもしれないけど、その人の人となりがふわっと伝わってくる感じが好きですね。
Chara:歌を歌うことって、みんなカラオケとかでも鼻歌でも歌えるけど、私の場合もともとは誰かに伝えたいって思って作ることが多くて。でも普通の人も人に向けて歌ってなくても、きっと心にはメロディーや言葉があるじゃん。だからそれをシェアできるような何かをきっと感じてくれるものが存在して、見つけられたってなるから、私もそんな感じになりたいな。
Charaは11月4日(金)の同番組でも、引き続きゲストに登場する。オンエアは23時から。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週金曜23時から。
Charaが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは10月28日(金)。
この番組ではゲストが、ビールに合う“おみや”を紹介する。Charaは、カルビーの「miino(ミーノ)そら豆しお味」を持参し、ビールとともに楽しんだ。
Charaとクリスの意外な接点
10年ぶりの番組出演となったCharaに、クリスは「デビュー当時から変わらないって言われるでしょ?」と訊くと、Charaは「うーん、デビュー当時は態度がデカかったからね」と笑う。クリス:今は実績も伴って全然違和感がないですけど、昔は鼻っ柱強かったですよね。
Chara:そういえばクリスさんと映画『スワロウテイル』(1996年)に一緒に出たよね。
クリス:そうそう。あれは画期的な映画だったよね。最近のミュージシャンの子たちも鼻っ柱強くて、Charaっぽいよね。今20代半ばくらいのミュージシャンは、芯が通ってる感じがすごくする。
【関連記事】Chara、26年ぶりの役者仕事に“あえて原作を読まずに臨んだ”理由は?
Chara:自分のことくらい信じてあげないとさ。マイケル・ジャクソンも言ってたけど。
クリス:Charaは若者に大人気じゃん。みんな一緒にやりたがるから。
Chara:私からもアタックするんで。聴いてて「一緒にやりたい」と思うと連絡取って、セッションしようって。明日も踊ってばかりの国の下津(光史)くんと一緒に曲作ろうってことで会うんだけど。
クリス:いつもセッションから曲を作るの? それともお互いがアイデアを投げ合って土台作るの?
Chara:いろいろ。その人によってかな。私とか圧力あると思うから、なんとなく人がいるとやりにくいなって人だと、二人っきりでやっていこうとか。
今、Charaはシンガーソングライターの大石晴子に注目しているという。 Chara:すごく素敵な歌声で、彼女も私の家で二人だけでセッションしたり、今始めたりしてるんだけど、そういうアーティスト同士のリレーションシップから始まるのが私は多いですね。
Charaを業界に広めてくれた、かまやつひろし
Charaは最近、娘の影響で八代亜紀を聴いているという。Chara:(娘が)何聴いてるのかなって思って、娘のプレイリストに八代亜紀さんがあって「えっ!?」って(笑)。「八代亜紀さん聴いてるの、いいじゃん」みたいな話になって「ママも八代亜紀さん好きだよ。おばあちゃんも誘ってコンサート行きたいね」って。調べたらタイミング悪くてチケットが売り切れていたんだけど、こんなこともあるんだ、面白いなって思って。八代さんはハスキーな声で、絵も上手なんですよね。会ったことはないんですけど、親子三代でコンサート行きたいな。
クリス:カッコいいですよね。この番組にも出たことあるし、「フジロック」にも出てて。
Chara:ヘレン・メリルが好きで、本当はああいうジャズシンガーみたいなのをやりたかったっていうのを何かの情報で知って、なるほどなって。
クリス:私はポップスをやるために東京に出てきたのよってずっと言ってて。でもあの時代は事務所の路線があって、有無を言わさずムード歌謡っぽくなったみたいなんだけど。
Chara:八代さんがヘレン・メリルに憧れるって何かわかりますよね。
そんなCharaは憧れのアーティストに、かまやつひろし(ムッシュかまやつ)の名前を挙げた。
Chara:私がデビューしたときにCharaを業界に広めてくれたんですよ。「Charaっていうのが出てきたよ~」って(笑)。今も忘れない、六本木のステーキ屋でご馳走してくださって、そのあともときどきお会いしてましたね。今は天国に行っちゃったけど。ムッシュ(かまやつ)も私より下の世代のアーティストと仲良かったよね。ああいう先輩が切り開いてくれたから、島国の日本も受け入れやすくなったんだよね。
クリス:センスのすごくいい人だったからね。かまやつさんの『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』もいろんな人がカバーしてるからね。最近、さかいゆうくんとOvallがカバーしてたよね。
Chara:さかいゆうくんの歌声も素晴らしいよね。
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」<さかいゆう feat.Ovall> ( Official Music Video)
新曲のサウンドプロデュースを手がけたmabanuaの魅力
Charaは11月1日(水)にニューシングル『A・O・U』をリリース。表題曲の『A・O・U』はOvallのドラマー・mabanuaがサウンドプロデュースを手がけている。Chara「A・O・U」Music Video
Chara:『A・O・U』の楽器全部彼がやってて。やっぱり自分で全部やるとその人特有のグルーヴができるから、それができる人は日本で数人いるけどmabanuaは一流だと思う。
クリス:彼ってすごい才能の持ち主だよね。
【関連記事】mabanuaは「大先輩だけど、超かわいい人」 Ryu Matsuyamaがコラボの楽しさを語る
Chara:mabanuaとは2011年くらいからの付き合いなのかな。いろんな思い出がありますね。
クリス:彼の魅力って何だと思います?
Chara:もちろん耳もいいと思うし、時間の使い方、判断力とかもいいと思う。自分を信じる力があると思うんですよ。それだけじゃなくて、音の建築家だとも思ってて。たとえば組み立てるときって木と木を繋げるものがあったり、隠れたところにいろいろ工夫があるじゃん。彼の音の建築にもそういう才能が隠れたところでたくさんあるんですよ。
クリス:なるほどね。よく聴いてみると実は巧みな仕掛けが施されているって感じかな。
Chara:私が作曲した曲なんだけど、瞬時にここは大切な部分だから、それを活かすためにスポットライトを当てたり、Charaの声質にもスポットライトを当てたり。どうやって踊らせるかとか、どうやったら自分が踊れるかとかもわかってると思う。ポップスのセンスもいいし、日本のポップスもちゃんと聴いてるし、いいものはジャンル関係なく見分けられるから。
クリスは「(表現の)核には人間性が表れる気がする」と続ける。
クリス:優秀な表現者って、テクニックも必要かもしれないけど、その人の人となりがふわっと伝わってくる感じが好きですね。
Chara:歌を歌うことって、みんなカラオケとかでも鼻歌でも歌えるけど、私の場合もともとは誰かに伝えたいって思って作ることが多くて。でも普通の人も人に向けて歌ってなくても、きっと心にはメロディーや言葉があるじゃん。だからそれをシェアできるような何かをきっと感じてくれるものが存在して、見つけられたってなるから、私もそんな感じになりたいな。
Charaは11月4日(金)の同番組でも、引き続きゲストに登場する。オンエアは23時から。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週金曜23時から。
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2022年11月4日28時59分まで
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番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週金曜23:00-23:30
-
クリス・ペプラー