Charaが、燃え殻原作のドラマの出演を振り返り、新曲に関するエピソードを語った。
このトークをお届けしたのは、J-WAVEで放送中の新番組『BEFORE DAWN』(ナビゲーター:燃え殻)。10月18日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【この記事の放送回をradikで聴く】
(再生は2022年10月25日28時59分まで)
今回ゲストに登場したCharaは、同作品内で「Bar灯台」のオーナー・カオル役として出演している。Charaにとって1996年公開の映画『スワロウテイル』以来、26年ぶりの役者仕事となる。
燃え殻:僕、『スワロウテイル』を映画館で観ていましたよ。
Chara:あれね。岩井俊二監督の映画ね。
燃え殻:『PiCNiC』も観ました。そこからずっと遠ざかっていて、今回出ていただいたということで。出演はどうでしたか?
Chara:監督とかプロデューサーの方がご挨拶に来てくれたときに「私は声が小さいしこんな感じだけど大丈夫ですか?」と聞いたんですけど、そのままでって感じで言ってくれたんですよ。「じゃあ出よっかな」って感じでした。大きい声で「燃え殻~!」みたいなこと、できないじゃないですか(笑)。
燃え殻:怖いです(笑)。
Chara:できなくはないですけど、私らしいことしかできないけどって感じでやっちゃったからできた。役によってはそういうのもあるじゃん?
燃え殻:あります。役に合っていましたよ。
Chara:そう? よかったわ。
燃え殻:プロデューサーから『すべて忘れてしまうから』をドラマ化したいって言われたときに、他にも書いてあるものがあったんで「なんでこのエッセイ?」って思ったんですね。
Chara:エッセイだもんね。私、ご挨拶していただいたときに本をもらったんですよ。でも、これは読まないほうがいいなと思ったんです。エッセイで実際に人が演じるってどうなるのかわかんないし、監督とか脚本書く人でいろいろ変わったりすることが多いと思って。
燃え殻:エッセイが連続ドラマ化ですもんね。
Chara:びっくりするよね。
『すべて忘れてしまうから』の監督と脚本は、映画『あのこは貴族』の岨手由貴子、映画『さかなのこ』の沖田修一、映画『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允の3人が担当している。燃え殻は「僕が映画館で観て大好きだった人たちをプロデューサーに集めていただきました」とコメントした。
Chara:私、ドラマって初めてなんだけど全然違うのね。岩井俊二監督の映画しか経験がない。
燃え殻:なんて贅沢な(笑)。
Chara:こんなに違うんだって面白かったですね。
燃え殻:あまりドラマの現場って知らないんですけど、特に変わったドラマだと僕は思えたんですよ。ちょっと海外のドラマというか、1日の終わりに同じ場所に戻ってきて、ほぼ同じメンツであーだこーだと言って、ライブで終わるみたいな。
Chara:たしかに変わってるよね。
燃え殻:かっけぇなとは思いましたけど、なんとも言い難い。岨手さんの世界なんだろうなあ。
Chara:音楽に携わる人も今売れている人じゃなくって、私が知っている人ばかりだけど、ちょっとアウトサイダー的な人が多い。そういうチョイスというか……ほんで私でしょう(笑)?
燃え殻:いやいや(笑)。
Chara:「ウケる~」って思った(笑)。
燃え殻:すごいなって思いますよね。ミックスの感じがすごくよかった。
ドラマは全10話であり、エンディング曲は毎回異なるアーティストが担当。Charaも劇中のカオルとして歌声を披露することが発表されている。
Chara:音楽のシーンだと事前に許諾を得ないといけないことがあるんだけど、そういうのも監督がやりたかったら聞いてくれて、プロデューサーの動きもよかった。いきなり決まったのがたしか前か2日前ぐらいで、フットワークが軽かった。
燃え殻:へえ~!
Chara:私も「1日で練習するんだ。オッケー!」みたいな。監督のために頑張って練習するみたいな感じでした(笑)。
燃え殻:(監督の)才能に応えたいという気持ち?
Chara:そう。わりとそういう感じでやってました。
燃え殻:僕、Charaさんがデビューしたときに『ROCKIN'ON JAPAN』(ロッキング・オン社)の雑誌の表紙に出たやつを切ってファイル化していました。
Chara:なにそれ~。かわいい少年。どのやつだろう? ショートカットのやつ?
燃え殻:そうです。大好きでした。
Chara:懐かしい。面影がちょっとなくなっちゃいましたね。ごめんね?
燃え殻:そんなことないですよ(笑)!
11月1日(火)、Charaはニューシングル『A・O・U』をリリースする。表題曲である『A・O・U』は10月19日に先行配信された。
燃え殻:『A・O・U』はBSテレ東の土曜ドラマ9『最果てから、徒歩5分』の主題歌です。どういう楽曲なんでしょうか?
Chara:「all of you」の略で、デザイン的に「・」を入れました。私は植物とかを愛でているときがけっこう好きで、家にも植物が置いているスペースが多いんですね。いろんな花とかをネットで調べたりするんですけど、あるとき「再生された3万年前のお花」ってのが出てきてんです。
発掘された約3万年前の植物の種子から花が咲いたというニュースを見たCharaは「寂しい」という感情が湧き出たそうだ。
Chara:あるとき、「なんだこれ?」って勝手に流れる涙っていうのが私は好きなんです。綺麗じゃないですか。
燃え殻:はい。すーっと流れる涙。
Chara:それとお花が咲いちゃった気持ちが言葉的に繋がって、そういう感情、どういった感情って言われるとわからないんだけど(笑)。そんな感じの言葉の世界、切ない気持ちをコードでは表しているかもしれないですね。
燃え殻:『A・O・U』では大橋トリオさんが手掛けたソウルフルなミディアムバラード『面影』も収録されています。
Chara:そう。私、実はミディアムバラードが得意なんですよ。
燃え殻:聴いていますから知っていますよ(笑)。
Chara:なんとなく、Charaって感じからしてキャラが前に行っちゃうんでね。なので、今回はピアノで作った曲を大橋さんに初めてサウンドプロデュースしてもらいました。すごく素敵な、後半に向かってソウルフルになっていく構成です。コンガ以外は全部大橋さんが演奏されているんですよ。コンガは一緒に曲を作った竹本健一君。ソウルメイトというか、私のステージを何年も後ろから寄り添っていただいている親友の1人と書いた曲なので、愛の満ちあふれていると思います。
燃え殻:楽しみです。聴きます。
Chara:今回は変わった特典がいっぱいあります。祝い皿付きとかね。
燃え殻:30周年だからですか?
Chara:それもあるし、コロムビアミュージックさんに移籍したのもあるし。私にとっては結婚式みたいに考えたのかな? 私はライブが結婚式だと思ってんだけど、それでたぶんスタッフさんが祝い皿を作ってくれてこだわっちゃって(笑)。かわいいですよ。
燃え殻:Charaさんは約1年ぶりにBLUE NOTE TOKYOの公演があるんですよね?
Chara:そうなんだよね。
燃え殻:「Chara’s Sweet Standards」のスケジュールは10月29日(土)、30日(日)です。
Chara:BLUE NOTEに行かれることってあります?
燃え殻:1回だけ行ったことがあります。
Chara:ホントに。行き慣れたら“1人BLUE NOTE”けっこう楽しいよ。今回はマニアックな選曲にしちゃったんで、「マニアックなおひとりさまお待ちしています」って言ったから、たぶん多いと思う。
燃え殻:そうですか。今回はシンプルなアコースティック編成だそうですね?
Chara:そうなの。鍵盤とギター弾きさんしか楽器はいなくって、コーラスも親友が2人入って。これも愛も満ちあふれたライブ。どうしよう、考えるだけで楽しい(笑)。
燃え殻:いいですね(笑)。詳しくはCharaさんのオフィシャルホームページをチェックしてみてください。なんと、Charaさんには来週も引き続きお話を伺いたいと思います。
Chara:よろしくお願いします!
『A・O・U』のオンエア後、燃え殻はCharaとの対談を振り返った。
燃え殻:僕は『スワロウテイル』ドハマり世代なので、Charaさんに会う人生になるとは思わず、本当に光栄だと思いました。
同番組の22年10月25日(火)のオンエアでも、引き続きCharaが出演する。オンエアは26:00-27:00。放送から1週間はradikoでも楽しめる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20221026020000
Charaの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
このトークをお届けしたのは、J-WAVEで放送中の新番組『BEFORE DAWN』(ナビゲーター:燃え殻)。10月18日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【この記事の放送回をradikで聴く】
(再生は2022年10月25日28時59分まで)
燃え殻原作のドラマにCharaが出演
9月から配信がスタートした、阿部寛主演のディズニープラスオリジナルドラマ『すべて忘れてしまうから』。燃え殻の同名エッセイを原作に、国内のトップクリエイターたちが“消えた彼女”を巡るミステリアスなラブストーリーとしてドラマ化した作品だ。燃え殻:僕、『スワロウテイル』を映画館で観ていましたよ。
Chara:あれね。岩井俊二監督の映画ね。
燃え殻:『PiCNiC』も観ました。そこからずっと遠ざかっていて、今回出ていただいたということで。出演はどうでしたか?
Chara:監督とかプロデューサーの方がご挨拶に来てくれたときに「私は声が小さいしこんな感じだけど大丈夫ですか?」と聞いたんですけど、そのままでって感じで言ってくれたんですよ。「じゃあ出よっかな」って感じでした。大きい声で「燃え殻~!」みたいなこと、できないじゃないですか(笑)。
燃え殻:怖いです(笑)。
Chara:できなくはないですけど、私らしいことしかできないけどって感じでやっちゃったからできた。役によってはそういうのもあるじゃん?
燃え殻:あります。役に合っていましたよ。
Chara:そう? よかったわ。
燃え殻:プロデューサーから『すべて忘れてしまうから』をドラマ化したいって言われたときに、他にも書いてあるものがあったんで「なんでこのエッセイ?」って思ったんですね。
Chara:エッセイだもんね。私、ご挨拶していただいたときに本をもらったんですよ。でも、これは読まないほうがいいなと思ったんです。エッセイで実際に人が演じるってどうなるのかわかんないし、監督とか脚本書く人でいろいろ変わったりすることが多いと思って。
燃え殻:エッセイが連続ドラマ化ですもんね。
Chara:びっくりするよね。
『すべて忘れてしまうから』の監督と脚本は、映画『あのこは貴族』の岨手由貴子、映画『さかなのこ』の沖田修一、映画『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允の3人が担当している。燃え殻は「僕が映画館で観て大好きだった人たちをプロデューサーに集めていただきました」とコメントした。
Chara:私、ドラマって初めてなんだけど全然違うのね。岩井俊二監督の映画しか経験がない。
燃え殻:なんて贅沢な(笑)。
Chara:こんなに違うんだって面白かったですね。
燃え殻:あまりドラマの現場って知らないんですけど、特に変わったドラマだと僕は思えたんですよ。ちょっと海外のドラマというか、1日の終わりに同じ場所に戻ってきて、ほぼ同じメンツであーだこーだと言って、ライブで終わるみたいな。
Chara:たしかに変わってるよね。
燃え殻:かっけぇなとは思いましたけど、なんとも言い難い。岨手さんの世界なんだろうなあ。
Chara:音楽に携わる人も今売れている人じゃなくって、私が知っている人ばかりだけど、ちょっとアウトサイダー的な人が多い。そういうチョイスというか……ほんで私でしょう(笑)?
燃え殻:いやいや(笑)。
Chara:「ウケる~」って思った(笑)。
燃え殻:すごいなって思いますよね。ミックスの感じがすごくよかった。
ドラマは全10話であり、エンディング曲は毎回異なるアーティストが担当。Charaも劇中のカオルとして歌声を披露することが発表されている。
Chara:音楽のシーンだと事前に許諾を得ないといけないことがあるんだけど、そういうのも監督がやりたかったら聞いてくれて、プロデューサーの動きもよかった。いきなり決まったのがたしか前か2日前ぐらいで、フットワークが軽かった。
燃え殻:へえ~!
Chara:私も「1日で練習するんだ。オッケー!」みたいな。監督のために頑張って練習するみたいな感じでした(笑)。
燃え殻:(監督の)才能に応えたいという気持ち?
Chara:そう。わりとそういう感じでやってました。
「再生された3万年前のお花」のこと
Charaは1991年にシングル『Heaven』で歌手デビュー。昨年はデビューから30周年の節目を迎えたこともあり、燃え殻は「すごいですね」と感想を述べた。燃え殻:僕、Charaさんがデビューしたときに『ROCKIN'ON JAPAN』(ロッキング・オン社)の雑誌の表紙に出たやつを切ってファイル化していました。
Chara:なにそれ~。かわいい少年。どのやつだろう? ショートカットのやつ?
燃え殻:そうです。大好きでした。
Chara:懐かしい。面影がちょっとなくなっちゃいましたね。ごめんね?
燃え殻:そんなことないですよ(笑)!
11月1日(火)、Charaはニューシングル『A・O・U』をリリースする。表題曲である『A・O・U』は10月19日に先行配信された。
Chara:「all of you」の略で、デザイン的に「・」を入れました。私は植物とかを愛でているときがけっこう好きで、家にも植物が置いているスペースが多いんですね。いろんな花とかをネットで調べたりするんですけど、あるとき「再生された3万年前のお花」ってのが出てきてんです。
発掘された約3万年前の植物の種子から花が咲いたというニュースを見たCharaは「寂しい」という感情が湧き出たそうだ。
Chara:あるとき、「なんだこれ?」って勝手に流れる涙っていうのが私は好きなんです。綺麗じゃないですか。
燃え殻:はい。すーっと流れる涙。
Chara:それとお花が咲いちゃった気持ちが言葉的に繋がって、そういう感情、どういった感情って言われるとわからないんだけど(笑)。そんな感じの言葉の世界、切ない気持ちをコードでは表しているかもしれないですね。
燃え殻:『A・O・U』では大橋トリオさんが手掛けたソウルフルなミディアムバラード『面影』も収録されています。
Chara:そう。私、実はミディアムバラードが得意なんですよ。
燃え殻:聴いていますから知っていますよ(笑)。
Chara:なんとなく、Charaって感じからしてキャラが前に行っちゃうんでね。なので、今回はピアノで作った曲を大橋さんに初めてサウンドプロデュースしてもらいました。すごく素敵な、後半に向かってソウルフルになっていく構成です。コンガ以外は全部大橋さんが演奏されているんですよ。コンガは一緒に曲を作った竹本健一君。ソウルメイトというか、私のステージを何年も後ろから寄り添っていただいている親友の1人と書いた曲なので、愛の満ちあふれていると思います。
燃え殻:楽しみです。聴きます。
シングルの特典に「祝い皿」を付けた理由
『A・O・U』の初回盤付属Blu-rayには、2021年9月に開催されたデビュー30周年記念ライブ「Chara’s Time Machine:30th Anniversary Live」の模様が収録されている。Chara:今回は変わった特典がいっぱいあります。祝い皿付きとかね。
燃え殻:30周年だからですか?
Chara:それもあるし、コロムビアミュージックさんに移籍したのもあるし。私にとっては結婚式みたいに考えたのかな? 私はライブが結婚式だと思ってんだけど、それでたぶんスタッフさんが祝い皿を作ってくれてこだわっちゃって(笑)。かわいいですよ。
燃え殻:Charaさんは約1年ぶりにBLUE NOTE TOKYOの公演があるんですよね?
Chara:そうなんだよね。
燃え殻:「Chara’s Sweet Standards」のスケジュールは10月29日(土)、30日(日)です。
Chara:BLUE NOTEに行かれることってあります?
燃え殻:1回だけ行ったことがあります。
Chara:ホントに。行き慣れたら“1人BLUE NOTE”けっこう楽しいよ。今回はマニアックな選曲にしちゃったんで、「マニアックなおひとりさまお待ちしています」って言ったから、たぶん多いと思う。
燃え殻:そうですか。今回はシンプルなアコースティック編成だそうですね?
Chara:そうなの。鍵盤とギター弾きさんしか楽器はいなくって、コーラスも親友が2人入って。これも愛も満ちあふれたライブ。どうしよう、考えるだけで楽しい(笑)。
燃え殻:いいですね(笑)。詳しくはCharaさんのオフィシャルホームページをチェックしてみてください。なんと、Charaさんには来週も引き続きお話を伺いたいと思います。
Chara:よろしくお願いします!
『A・O・U』のオンエア後、燃え殻はCharaとの対談を振り返った。
燃え殻:僕は『スワロウテイル』ドハマり世代なので、Charaさんに会う人生になるとは思わず、本当に光栄だと思いました。
同番組の22年10月25日(火)のオンエアでも、引き続きCharaが出演する。オンエアは26:00-27:00。放送から1週間はradikoでも楽しめる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20221026020000
Charaの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
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