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魂が震える「ジブリ音楽」 映像×楽曲の美しさにほれぼれするシーンは【雨のパレード×CHAI】

『もののけ姫』場面写真

魂が震える「ジブリ音楽」 映像×楽曲の美しさにほれぼれするシーンは【雨のパレード×CHAI】

スタジオジブリの音楽的な素晴らしさについて、雨のパレードの福永浩平(Vo.)とCHAIのマナ(Vo.&Key.)が語り合った。また、雨のパレードの福永とギター・山崎康介が映画『魔女の宅急便』の主題歌『やさしさに包まれたなら』をスタジオで披露した。

2人が登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは10月17日(月)。

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音楽も最高なジブリの世界

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番組では「ヒットアニメ音楽ツアー!」と題し、大人気アニメの音楽的側面にフォーカス。今回はスタジオジブリをピックアップした。

まずは、スタジオジブリをこよなく愛する福永とマナが、ジブリファンになったきっかけを語った。

福永:テレビで『天空の城ラピュタ』が放送されてたのを、じいちゃんがビデオで録画していたんですよ。それが僕はめっちゃ大好きで、物心つく前から何度もすり切れるほど観て。ビデオだから本当にすり切れて。それでジブリが好きになりましたね。

マナ:私は幼い頃からママとパパと土日で出かけて家に帰ってきたらジブリを観るのが日課だったの。

あっこゴリラ:いいファミリーだね。

福永:ジブリは教育にいいからね。

マナ:私は何回も何回も同じのを観てた。

あっこゴリラ:当時は何を観てたの?

マナ:『天空の城ラピュタ』も『もののけ姫』も『千と千尋の神隠し』も、ほとんど全部観てた。全部いいね。

あっこゴリラ:せりふとか言い回しとかマネしなかった?

福永:分かる(笑)。

マナ:めっちゃ分かる。

そんな幼少期からスタジオジブリの作品を観てきた2人。福永はその音楽的な素晴らしさをこう語る。

福永:ジブリ映画の中では『もののけ姫』がいちばんくらい好きで、曲でいうと『アシタカせっ記』って曲がいちばん好きなんですけど。



福永:すごいなって思うのは、僕が幼稚園の頃くらいに『もののけ姫』を観ていて、あのときってタタリ神が出たシーンがめっちゃ怖くて、でも大人になって観てたら音楽の力がめちゃくちゃ大事だなと思って。タタリ神が出るシーンの音楽って和太鼓とか金物が鳴って、あれカッコいいんですよね。日本人のDNAに刻まれてる祭り魂みたいなものに震わされて。

マナ:私は『もののけ姫』で草木が生えるシーンのBGMになっている『アシタカとサン』って曲があまりにも好きで。久石 譲さんのピアノがハンパなくて。ライブ前に聴くとわけも分からず涙が出てきて、自然って大事だなって思う。本当に最高なの。

ジブリ恋愛ソング、あの頃を思い出してしまうベスト3

番組では、福永とマナがスタジオジブリの音楽的な素晴らしさを、独自のテーマで設定し、そのベスト3曲をセレクトした。

マナは「ジブリ恋愛ソング あの頃を思い出してしまうベスト3」を紹介した。

3位:武部聡志『再会』(映画『コクリコ坂から』より)



福永:おしゃれ。

マナ:すごいおしゃれ。これは『コクリコ坂から』からの中で、主人公のメル(松崎 海)と(風間)俊が街に下りてコロッケを買いに行くシーンなんだけど、学校帰りで腹が減ったと言って俊がコロッケを買って。そのシーンがすごく青春で、お祭りに行ったときを思い出すんだよね。好きな人と行って、でも何も言い出せなくてコロッケ一緒に食べて、うわーって(笑)。

福永:これ経験者の言い方だ。

マナ:あはは(笑)。

2位:久石 譲『マルコとジーナのテーマ』(映画『紅の豚』より)



あっこゴリラ:なんて素晴らしい曲なの。

マナ:でしょ! 最高なの。『紅の豚』の恋愛って大人の恋愛じゃん。ジーナが待つ女性って感じで。友人がどんどん死んでいくんだけど、マルコはジーナとは恋愛感情にならずに、でも違う愛のかたちをずっとやり続けているというか。一歩引いた感じの関係がすごく切ないんですよね。

1位:本名陽子『カントリー・ロード(主題歌) 』(映画『耳をすませば』より)



マナ:これしかないでしょってくらい恋愛って感じ。最後、結婚なんだって思った。しかもあの年齢で結婚なんだって思うよね。その考え方ってすごくない?って。

あっこゴリラ:そう! そこがいいよね。

マナ:そう、男らしいっていうか、言われたかったわって感じ。

あっこゴリラ:私的にグッとくるのは聖司と雫がチャリンコで坂道を駆け上がるじゃん。そこで雫がお荷物だけじゃ嫌なんだよってシーンで。その思いがまたいいんだよね。

マナ:たまんない。

映像と音楽の美しさにほれぼれするシーン・ベスト3

続いて、福永は「映像と音楽の美しさにほれぼれするシーン・ベスト3」を発表した。

3位:久石 譲『飛行石』(映画『天空の城ラピュタ』より)



福永:ちょっとニッチな曲を選んでしまったんですけど、イメージアルバムでしかリリースされてない曲です。劇中と本当に全く同じ音色ではないんですけど、もっとデジタルシンセっぽい感じでアルペジエーターみたいなのが鳴って、低いピアノのちょっと暗めのやつで。ジブリでは珍しく打ち込みっぽい曲なんです。ポムじいさんが石のざわめきを教えるためにランタンの火を消して、洞窟の中が星空みたいに光ってくるときの音楽なんです。だから幻想的な光に包まれてこの音が流れてきて、劇中のほうはもっとアレンジがカッコいいから作品を観てほしいって感じです。

2位:久石 譲『旅立ち~西へ~』(映画『もののけ姫』より)



福永:これは日本の風景、山とかすすきの中とか日本人だから海外の景色とかってきれいだなって思うことはめちゃくちゃあるけど、心から美しいなって思う日本のシーンってめちゃくちゃいいなって思ってて。

あっこゴリラ:美しいって、ただきれいだけじゃなくて怖いとか、そういう畏敬の念みたいなものもあるじゃん。その感じも込みで素晴らしいよね。

マナ:情景が見えるね。

1位:加藤登紀子『さくらんぼの実る頃』(フランス語ヴァージョン)(映画『紅の豚』より)



福永:こんな歌を歌われたら黙っちゃいますよ。『紅の豚』でホテル・アドリアーノにジーナがいて、ジーナがショーでこの歌を歌うんですけど。そのシーンは夕日が落ちていく時間帯で、その中で赤い飛行艇にマルコが乗って、だんだん日が落ちてアドリアーノのネオンがついて。そこに飛行艇が着いて、そこからタバコに火をつけて店に入ってシブい会話をするんですよ。

マナ:大人っぽいな。

福永:マジでここのシーンは美しいですね。ホテル・アドリアーノって場所は良いヤツも悪いヤツもこのホテルの50キロ圏内は絶対にケンカしないっていう取り決めをしてる場所で、それも素敵過ぎますよね。

『やさしさに包まれたなら』を大合唱で涙が止まらなかった

スタジオジブリの音楽的魅力を熱弁した福永は、雨のパレードのギター・山崎康介とともに映画『魔女の宅急便』の主題歌、松任谷由実の『やさしさに包まれたなら』をスタジオで披露した。

【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20221017231323

あっこゴリラ:最高すぎる!

マナ:最高!

福永:ユーミンさんのライブに招待していただいたときがあって、アンコールで『やさしさに包まれたなら』を歌われてて。弾き語りというか、楽器1本くらいの感じでやって。私、本当はソングライターだけになりたかったけど、この曲で歌うことになってって(言われていて)。歌手として曲を書くときに、みんなが歌える曲を書きたいと思ってこの曲を書きましたって。さいたまスーパーアリーナにいるみんながこの曲を大合唱して、最高すぎて涙が止まらなくて。

あっこゴリラ:ヤバい。

マナ:歌詞、最高だよね。素晴らしい。

雨のパレードの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

CHAIの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。

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番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00