CHAIのマナ(Vo/Gt)とカナ(Vo/Key)が人生の転機となった出来事や影響を受けたアーティストについて語った。
2人が登場したのは7月2日(土)にJ-WAVEで放送された『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。
そんなCHAIは7月6日(水)にSuperorganismとコラボレーションした新曲『HERO JOURNEY(feat. Superorganism)』をリリース。Superorganismとはこれまでもツアーを一緒に回ったり『Teenager』という楽曲にCHAIが参加したり、お互いに「大好きなバンド」と紹介するなど、まさに相思相愛。このタイミングでコラボをリリースした経緯について語った。
カナ:私たちがすごいSuperorganismとのコラボ曲を作りたくて。頑張ってマナと一生懸命スーパー(Superorganism)のために曲を作ったんです。で、初めてSuperorganismとCHAIが同じぐらい魅力が出る曲が作れたので、すぐにボーカルのOrono(Noguchi)に送って「ちょっとこれで自由にアレンジして!」って言って。「うんわかった、この曲いいね!」ってなってすぐにアレンジしてくれました。
【関連記事】Superorganism・オロノ、CHAIとのツアーでプレッシャーを感じた理由は?
『HERO JOURNEY』について2人は「最高のものができた」と感じたことからこの曲名をつけたとして「本当にコロナになってからより思うけど、誰もがヒーローだと思う。それこそ誰かが『NEOかわいい』と思うように、誰もがヒーローだと思うから。そういう曲を『このパワーだったらつけられるね』となって、そういうタイトルにしました」と、みんなに歌ってほしいと曲への想いを語っていた。
『HERO JOURNEY』の歌詞のテーマが「スーパーヒーロー像」ということもあり、甲斐は「CHAIのみなさんが描くスーパーヒーロー像は?」と問いかけると、2人が「梅干し!」と、海外などでも梅干しを食べることでパワーをもらっていることを明かす一幕もあった。
カナ:ちょうどアメリカのインディーレーベルのバーガー・レコーズという会社と契約してから行ったステージで、初めてバーガーレーベルの人たちが出るステージに出たんです。そのときが初めて「アメリカでやっていける」って思った瞬間で。というのもバーガーレーベルのミュージシャンが好きなお客さんとバーガーのミュージシャンもいっぱい観に来ていて、終わったあとにすごい盛り上がりだったんです。初めてアメリカですごく盛り上がって、終わったあとにバーガーのレーベルの人たちが「君たちはベスト、一番だよ」って言ってくれたときに大泣きしたのを覚えていて。それまで2回ぐらいサウスに行ってるんですけど、けっこう必死で。いろいろなステージに出たかったから、自分たちで路上(でアピール)したりとか、みんなにとにかく見てほしいし、無名だからすごく頑張っていたんです。それでバーガーの人たちが見つけてくれて。「これはやっとアメリカでやっていけるかもしれない」と思う瞬間だったから。その経験が私たちにとってはすごく大きいです。
甲斐:サウス・バイ・サウスウエストというのは、アメリカのテキサス州のオースティンで毎年3月に開催される、世界最大級のね。音楽だけじゃないですよね、いろいろなアートとかフィルムだったりとか、そういうものをみんなで楽しめる、カンファレンスアンドフェスティバルなんです。CHAIのみなさんは2018年と2019年に2年連続出演、そして今年も出演されました。路上での努力というかアピールがあったんですね。
カナ:やっぱりあのフェスって何回も同じステージでみんながライブするんですよ。
マナ:1日4回とかするんです。
カナ:それを自分たちで探しに行ったりも最初はしたし、次の年からはもう1日3回とか4回になっていったけど、その前は本当自力で(笑)。「CHAIを広めるぞ」という気で行ってました。
甲斐:それがちゃんと伝わって、こうやって実ったんですね。当時のライブのことはもちろん覚えていますか?
マナ・カナ:メチャクチャ覚えてる。
甲斐:ハモった(笑)。
マナ:ポルトガル語で「私はセクシーでいることにうんざりだ、飽きた」という意味のアルバムがあって。女性っていつの時代もキレイとかセクシーとかカワイイとか美しいって、すごく常に求められる存在だと思う。それがいいときもあれば、女性にとってはすごくプレッシャーのときもあって。それに悩まされてきたから「NEOかわいい」という言葉もあるんです。それを最初に教えてくれたのがこのLovefoxxxだったんです。
甲斐:そうなんだ。
マナ:「私はセクシーでいることに飽きたんだ!」って言ってくれたことで「私もそうじゃなくていいんだ」と思えたというか。この子がライブでパフォーマンスをするときに、全身のレインボータイツを着て、ハチャメチャなパフォーマンスをするんです。それを観て「なんでもいいんだな」と思わせてくれた、最高のロックなボーカリストです。
甲斐:CHAIのバンドが体現している部分に繋がると思います。
マナ:本当に繋がった。
甲斐:CHAIのみなさんはいつもライブパフォーマンスを観ると、衣装も本当にカワイイです。普段に着てみたいと思うような。CHAIの音楽を聴くとフリーダムと言うか自分も開放的になりますし「誰のためにオシャレをするんだ、自分のため」って常に思わせてくれます。
マナ:それが一番だと思う。セルフラブ大事だよね、一生の課題、目標。
甲斐:そのCHAIの存在に救われている方もたくさんいると思います。
『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」では、ゲストのいまを形作った出会いや体験を紹介。放送は毎週土曜の12時55分ごろから。
2人が登場したのは7月2日(土)にJ-WAVEで放送された『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。
新曲への想い
この日のゲストは「NEOかわいい」バンドのCHAI。甲斐とは初対面で、マナとカナは「CHAIだよ!」と元気よく登場した。甲斐が「海外のフェスはいまどんな感じなんですか?」と問いかけると、2人は海外のフェスはすでにコロナ禍前のような盛り上がりにほぼ戻っていると答え「早く日本でも声出せるようになるといいね」とコメントした。そんなCHAIは7月6日(水)にSuperorganismとコラボレーションした新曲『HERO JOURNEY(feat. Superorganism)』をリリース。Superorganismとはこれまでもツアーを一緒に回ったり『Teenager』という楽曲にCHAIが参加したり、お互いに「大好きなバンド」と紹介するなど、まさに相思相愛。このタイミングでコラボをリリースした経緯について語った。
カナ:私たちがすごいSuperorganismとのコラボ曲を作りたくて。頑張ってマナと一生懸命スーパー(Superorganism)のために曲を作ったんです。で、初めてSuperorganismとCHAIが同じぐらい魅力が出る曲が作れたので、すぐにボーカルのOrono(Noguchi)に送って「ちょっとこれで自由にアレンジして!」って言って。「うんわかった、この曲いいね!」ってなってすぐにアレンジしてくれました。
【関連記事】Superorganism・オロノ、CHAIとのツアーでプレッシャーを感じた理由は?
『HERO JOURNEY』について2人は「最高のものができた」と感じたことからこの曲名をつけたとして「本当にコロナになってからより思うけど、誰もがヒーローだと思う。それこそ誰かが『NEOかわいい』と思うように、誰もがヒーローだと思うから。そういう曲を『このパワーだったらつけられるね』となって、そういうタイトルにしました」と、みんなに歌ってほしいと曲への想いを語っていた。
『HERO JOURNEY』の歌詞のテーマが「スーパーヒーロー像」ということもあり、甲斐は「CHAIのみなさんが描くスーパーヒーロー像は?」と問いかけると、2人が「梅干し!」と、海外などでも梅干しを食べることでパワーをもらっていることを明かす一幕もあった。
「アメリカでやっていける」人生の転機となったライブ
ここからは2人のいまを形作った体験や出会いについて話を訊くことに。カナはアメリカのフェス、サウス・バイ・サウスウエストに出演した際の、人生の転機となった出来事について語った。カナ:ちょうどアメリカのインディーレーベルのバーガー・レコーズという会社と契約してから行ったステージで、初めてバーガーレーベルの人たちが出るステージに出たんです。そのときが初めて「アメリカでやっていける」って思った瞬間で。というのもバーガーレーベルのミュージシャンが好きなお客さんとバーガーのミュージシャンもいっぱい観に来ていて、終わったあとにすごい盛り上がりだったんです。初めてアメリカですごく盛り上がって、終わったあとにバーガーのレーベルの人たちが「君たちはベスト、一番だよ」って言ってくれたときに大泣きしたのを覚えていて。それまで2回ぐらいサウスに行ってるんですけど、けっこう必死で。いろいろなステージに出たかったから、自分たちで路上(でアピール)したりとか、みんなにとにかく見てほしいし、無名だからすごく頑張っていたんです。それでバーガーの人たちが見つけてくれて。「これはやっとアメリカでやっていけるかもしれない」と思う瞬間だったから。その経験が私たちにとってはすごく大きいです。
甲斐:サウス・バイ・サウスウエストというのは、アメリカのテキサス州のオースティンで毎年3月に開催される、世界最大級のね。音楽だけじゃないですよね、いろいろなアートとかフィルムだったりとか、そういうものをみんなで楽しめる、カンファレンスアンドフェスティバルなんです。CHAIのみなさんは2018年と2019年に2年連続出演、そして今年も出演されました。路上での努力というかアピールがあったんですね。
カナ:やっぱりあのフェスって何回も同じステージでみんながライブするんですよ。
マナ:1日4回とかするんです。
カナ:それを自分たちで探しに行ったりも最初はしたし、次の年からはもう1日3回とか4回になっていったけど、その前は本当自力で(笑)。「CHAIを広めるぞ」という気で行ってました。
甲斐:それがちゃんと伝わって、こうやって実ったんですね。当時のライブのことはもちろん覚えていますか?
マナ・カナ:メチャクチャ覚えてる。
甲斐:ハモった(笑)。
「なんでもいい」と思わせてくれたアーティスト
マナはバンドのCSSのボーカリスト、Lovefoxxxから大きな影響を受けていることを明かした。マナ:ポルトガル語で「私はセクシーでいることにうんざりだ、飽きた」という意味のアルバムがあって。女性っていつの時代もキレイとかセクシーとかカワイイとか美しいって、すごく常に求められる存在だと思う。それがいいときもあれば、女性にとってはすごくプレッシャーのときもあって。それに悩まされてきたから「NEOかわいい」という言葉もあるんです。それを最初に教えてくれたのがこのLovefoxxxだったんです。
甲斐:そうなんだ。
マナ:「私はセクシーでいることに飽きたんだ!」って言ってくれたことで「私もそうじゃなくていいんだ」と思えたというか。この子がライブでパフォーマンスをするときに、全身のレインボータイツを着て、ハチャメチャなパフォーマンスをするんです。それを観て「なんでもいいんだな」と思わせてくれた、最高のロックなボーカリストです。
甲斐:CHAIのバンドが体現している部分に繋がると思います。
マナ:本当に繋がった。
甲斐:CHAIのみなさんはいつもライブパフォーマンスを観ると、衣装も本当にカワイイです。普段に着てみたいと思うような。CHAIの音楽を聴くとフリーダムと言うか自分も開放的になりますし「誰のためにオシャレをするんだ、自分のため」って常に思わせてくれます。
マナ:それが一番だと思う。セルフラブ大事だよね、一生の課題、目標。
甲斐:そのCHAIの存在に救われている方もたくさんいると思います。
『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」では、ゲストのいまを形作った出会いや体験を紹介。放送は毎週土曜の12時55分ごろから。
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