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工藤静香を作る3つの要素は「気力」「情熱」あと1つは?

工藤静香を作る3つの要素は「気力」「情熱」あと1つは?

工藤静香が、自分を作る3つの要素を明かした。また、初めてリリースするセルフカバー・アルバムへの想いを語った。

工藤が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。オンエアは7月8日(金)。

LiLiCoは「幸せを運んでくれる人」

工藤はALL GOOD FRIDAY初登場ということで、LiLiCoも稲葉もハイテンションの中で工藤を出迎えた。

LiLiCo:ついにこの方が遊びに来てくれました。工藤静香! ヘイヘーイ!!

工藤:ヘイヘイ(笑)。

LiLiCo:すいません、つい叫ばせていただきました(笑)。

工藤:めっちゃ響いてた(笑)。

稲葉:お二人の第一印象はどうでしたか?

LiLiCo:2008年のミス・ユニバースが最初なんですよ。もう目の前で見たとき「ああっ」ってなって。

工藤:あっ、あのとき! でも私、そのときの印象よりも、その後で現場にマネージャーとして行ったときのほうが印象が強いんです。なんかね、お家にすごくいいムービーを届けてくださる方というイメージです。

稲葉:ムービーお届け人ですね? 静香さんにとって。

工藤:そうなの。心がすごくふくよかになれるから、「幸せを運んでくれる人」っていうイメージがとてもあります。

LiLiCo:私日本に来て、一番最初に歌手をやっていて、歌のコンテストで「恋一夜」を歌って奨励賞取ったんですよ。

稲葉:そういう人と、今日はスタジオにいるということで。

LiLiCo:そう、だってカセットテープの時代から聴いてますから。(笑)

工藤静香を作る「3つの要素」

番組では恒例の質問として「自身を作り上げている3つの要素」をゲストに訊いている。工藤は「気力」「愛情」「情熱」の3つを挙げた。一番目の「気力」について、工藤は「体力があまりなくても気力でなんとかなることがとてもあった」と語る。

工藤:本当に気を失うまで具合が悪いって(姿を)周囲に見せられないことがあって。これは職業病だと思うんですけど。でも本当に倒れてしまったら迷惑がかかるからその前にちゃんと伝えなきゃいけないんですけど、でも「気力でなんとかなる」って思っちゃっている自分がいて、そのときの気力が自分のエナジーになるんですよね。

稲葉:これまで、気力でなんとかしてきたことがたくさんある。

LiLiCo:だってずーっとトップだもん!

工藤:いえいえいえ。でもそういうところありません? この業界にいると、代わりに立ってくださる方ってなかなかいないじゃないですか。

LiLiCo:そうそう、自分の代わりはいるって分かっているんだけど、本当はいないんですよ。だからボロボロでも「LiLiCoさん」って呼ばれれば「はい!」って言っちゃう。次が「愛情」。これは?

工藤:愛情は無駄に深くて。

LiLiCo:無駄に深い!? 

工藤:本当に無駄に深いと思います。なんていうのかな、愛情が有り余っちゃってるんだと思う。私は愛情はたくさん注いで、いらない分は溢れ出るだろうと思っているので、だからもう注ぎっぱなし。

LiLiCo:仕事も溢れ出る愛情でやってるんですね。

工藤:この愛情の注ぎ方は娘たちが引き継いちゃったみたいで、お姉ちゃん(Cocomi)のほうはもうちょっとクールでいられるかなと思うんですけど、妹(Kōki,)のほうは愛情をたくさん注ぐ感じがしていて、ちょっと心配ですね。二人とも愛情深いから、素敵な人とめぐり会って欲しいなぁなんて思ってます。

LiLiCo:そして最後「情熱」というのもありますが。

工藤:「情熱」は、このお仕事をしている上で全てにおいて大事なことだなと思ってます。とにかく情熱があればなんとかたどり着けるし、もしそれが果たせなかったとしても、自分がかけた情熱で自分に納得できるというか。ここまで自分はやった、燃えた。それでダメだったらしょうがない。今じゃなかったんだと自分で納得できる。そのために常に情熱を燃やしていたいと思います。

LiLiCo:工藤さんの「情熱」感じてますよ。

工藤:本当に?

LiLiCo:いろんなものに情熱をもっていて、インスタのお料理とか、いつもお洋服がすごく素敵だなと思うし、自分のスタイルを持っていらっしゃる。

工藤:洋服は古いのから新しいのまでめちゃくちゃミックスなんです。

LiLiCo:この前も、けっこうカラフルなワンピースがだいぶ昔のものだって言ってましたよね。本当にスタイルが昔から変わってない!

娘たちもコーラス参加!

工藤は7月20日に、ソロデビュー35周年記念セルフカバー・アルバム『感受』を発売する。現在、スペシャルサイトがオープンし、YouTubeでティザー映像が公開されている。
LiLiCo:このタイトルは、どういう思いでつけられたんですか?

工藤:タイトルがずっと決まらなくて、サブタイトルみたいなものがついてたんですけど、4月14日の自分の誕生日の夜に「あっ、『感受』がいい!」って急に浮かんで、すぐにその場でスタッフに「感受にします」って言いました。

稲葉:普通は単独で使う言葉じゃなくて「感受性」みたいな感じで使う言葉ですよね。

工藤:感じたものを受けるってとても大事なことだから、このアンテナは絶やさずにいたいなと思ってつけました。今回ジャケットがオオカミなんですけど、オオカミって遠吠えするじゃないですか。遠吠えで自分の居場所を知らせたり、仲間を呼んだりする。自分の声をそれに見立てたくて、自分の声で古い仲間を呼んだり、新しい人も呼べるように、(ジャケットで)オオカミを連れてきました(笑)。

LiLiCo:なんだか家にいたオオカミを連れてきたみたい(笑)。

稲葉:オオカミって連れてこれるんだ、って(笑)。

LiLiCo:いやでもね、このアルバムはいいよ、驚きました。名曲がこう変わるんだって。

今回のアルバムを制作するにあたり、アレンジャーには「もともとの編曲をなぞってはいけない」というオーダーを出したそう。原曲が特徴的な「嵐の素顔」も、アレンジを変えることで「今っぽくなれた」と制作を振り返る。

LiLiCo:あと昔と比べてコーラスがけっこう減ってますよね。昔の後追いみたいな感じのコーラスが削られていて。

工藤:昔はコーラスを厚く入れるのが流行った時代があったんですよね。あれをけっこうカットしました。

LiLiCo:「Blue Rose」ってオリジナルのバージョンではけっこうハードな女性コーラスが入ってたと思ったんですけど、今回は違う感じの女性コーラスが入ってますよね。

工藤:そこね、実は娘たちにお願いしたんです。

LiLiCo:やっぱり! 気づいた私すごくない? あと別でフルートが入っている曲もありますよね?

工藤:そう、「黄砂に吹かれて」でフルートをお姉ちゃんにお願いしました。自宅で、自分でコーラスしようと思って何声か自分の声を入れてたんですけど、一度に何役もできないから、娘たちがそこに座ってたので「ちょっとこの低いところ、このテンポで歌ってくれますか?」ってお願いして。「歌詞がわからない」っていうから「ラララでいいです」って。これがすごくカッコよくて、自分の声も入れてみたら「これはいい!」ってなって。その場で「ちょっと二人、スケジュールをママにくれますか」って言って、二人のスケジュールに合わせて自分のレコーディングをやりました。

LiLiCo:二人とも喜んだでしょう、ママのレコーディングに参加できるって。

工藤:いや、そういう感じよりも「どうやればいいの?」って不安だったみたい。歌うことがあんまりないから。

稲葉:普通、お母さんに頼まれることって「洗濯物取り込んで」とかそういうやつですよね(笑)。「ちょっと歌って」ってなかなかないですよ(笑)。

アルバム『感受』の詳細をはじめとする工藤静香の最新情報は、公式サイトまで。

『ALL GOOD FRIDAY』では、LiLiCoと稲葉 友が金曜日を熱く、ハッピーに盛り上げる。オンエアは毎週金曜日の11時30分から。

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2022年7月15日28時59分まで

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番組情報
ALL GOOD FRIDAY
毎週金曜
11:30-16:00