ロックバンド・a flood of circleの佐々木亮介(Vo/Gt)が、忘れられない出来事を語り、結成20周年を記念した日本武道館公演の意気込みなどを語った。
佐々木が登場したのは、11月28日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
佐々木:自分がいちばん好きなバンドはスピッツで、ひな鳥のときに見た親鳥のように「世界はこういうもの」というのがすり込まれていて、いろいろなメディアで「いちばん好き」ってずっと言っていたんです。そうしたら、だんだん(スピッツの)視界に入っていっちゃったみたいで、たまに「対バンする?」ってライブとかに誘ってくれるようになったんですよ。ちょっと前に、ベースの田村(明浩)さんがセッションイベントに出ることになって、ベースソロを魅せまくるイベントかと思いきや、「自分はバンドマンだから、ボーカルがいてやるのが自分のスタイル、だからゲストボーカルが要る」とおっしゃって、誘ってくれたんです。「佐々木くんじゃなきゃ断る」とまで言ってくれて、「今日、何されてもいい!」みたいな気持ちでした(笑)。そんなオファーがあって、事件だし、うれしかったですね。
LiLiCo:すごいじゃん! 緊張するよね?
佐々木:しましたね。でも、誘われた瞬間からもうその日が終わるのが寂しかったです。
LiLiCo:かわいい~!
稲葉:すごい、事件だわ……。
佐々木:びっくりしました。
稲葉:やった~! おめでとうございます!
佐々木:ぜひ来てください!
LiLiCo:もうスケジュールに書いてあるよ。2026年のスケジュールに書いた、最初の用事。
稲葉:早い! 素晴らしい。
佐々木:うれしい!
LiLiCo:「もう最高!」と思って。武道館ライブが決まって、どうですか?
佐々木:なぜやるかというと、20周年というのもあるんですけど、3年くらい前にドラムのナベちゃん(渡邊一丘)から、20周年は彼も自分も40歳の年なので、「そのときに同じ調子だと、ちょっとバンド続けるのが厳しいかも」みたいな話をされたんです。それで(バンドを)やりたいから、「同じ調子じゃない」ということを彼に見せないといけなくて、武道館くらいしか思いつかなかったんです(笑)。だから「(予約を)取っちゃおう」とずっと思っていたのですが、いざ抽選で取れたときには、映画で言うと「坂の頂上まで『キリキリ』って持ってきた乳母車を押しちゃった」というか……。走り出して自分も飛び乗っていて、いまスピードのなかにいるという感じがしているので、そこまでは走り抜けたいなと思ってます。
LiLiCo:どんな1枚になったのかな?
佐々木:武道館のこともあったんですけど、そもそも「自分が何をしたいか」というと、たぶん身体が動く限界までやりたいだけで、キャパとかはあんまりこだわっていなかったんです。それは変わってないので、「武道館で何をしたいかな」とか思ったときに、まず「ドラムのナベちゃんがやりたくなるように」と思って。「ありがとう」みたいな曲でもいいんですが、それは言葉で言えそうだから、曲作りは“集大成”とか“感謝”のようなものではなく、なるべく面白いものにしたいと思って極限まで攻めたつもりです。
稲葉:(表題曲の)『夜空に架かる虹』、武道館でやったら泣いちゃうかも……(笑)。僕とLiLiCoさんはちょっと涙腺がバグってるので、みんなの空気を想像したときに「もうヤバいかも」って。バンドの想いや、それを支えるみなさんの想い、いろいろなものが結実する瞬間だろうから、すごいことになりそうだなっていう予感がしています。それから、今回で14枚目のフルアルバムということで、セットリストはどうするんですか(笑)?
佐々木:たしかに。曲がもう200曲くらいあるんです。
稲葉:このアルバムを引っさげたツアーではなく“20周年”となると、「この曲も、この曲も外せない!」となってくるじゃないですか。
佐々木:そうですね。それはもう悩んでます(笑)。
LiLiCo:ファンのみんなに「何を聴きたい?」とか(意見を集めることは)しないの?
佐々木:それもちょっと思いましたが、「本気だから」というのをやったほうがいいかなと思って。委ねるのも優しくてかっこいいですけど、俺らは初の武道館なので、そういう感じでいいかなと思ってます。
続いて、LiLiCoと稲葉は「ライブの前日の過ごし方」「ライブ前のルーティン」について佐々木に尋ねる。
佐々木:全然ないですね。なるべくその日の気分で過ごしたいから、ルーティンは作らないように気をつけてます。楽しみたいので、お酒を飲んじゃうくらいはあると思うけど(笑)。ただ、お茶割り2杯くらいで我慢しないといけないというか、3杯目にいくと気持ちいいだけですぐ終わっちゃうんですよ。でも、ノンアルは「さすがにちょっとつまんないかな」というのもあって……。
LiLiCo:私、楽屋に何か持って行くから。ライブのあとはいつも持って行くからさ。
佐々木:そう、優しいんですよ。ちゃんと冷えたやつを持ってきてくださって。
LiLiCo:もちろんよ! その場で「お疲れ様でした」ってね。
佐々木:俺、LiLiCoさんのことジャストLiLiCoさんとして好きなんですけど、あのときばかりは「芸能人だな~」って思いました(笑)。
稲葉:めっちゃわかる(笑)!
LiLiCo:どっかのライブのあとに持って行ったけど、(メンバーが)YouTubeか何かしに行ったから、a flood of circleの楽屋で、私がひとりで飲んで待ってたこともあったね(笑)。
佐々木:かっこいいバンドをいっぱい呼んで全国でライブをやるので、楽しみにしていてください。
LiLiCo:(Zepp DiverCity TOKYOから武道館ライブまで)1週間くらいしかないじゃん!
稲葉:1月から4月末まで、ずっと回ってる感じですもんね。
LiLiCo:岐阜とか金沢にも、うれしいね。
そして、この日の番組メッセージテーマは「今年 出逢った人、2025!」。佐々木にも、今年の出逢いを教えてもらった。
佐々木:Baby Cantaの顔がマジでベイビーで、かわいかったです。あとは、スピッツの田村さんと一緒にいたときにマネージャーさんもいて、ちゃんとしゃべったことがなかったのでちょっとビビっていたんですけど、すごく面白くていい人でした。ただ、楽屋でいろいろ打ち合わせをして普通にしゃべってて一歩も外に出てないのに、本番が始まる直前にマネージャーさんが『メン・イン・ブラック』のようにサングラスをかけたんですよ(笑)。すごくかっこよかったんですけど、「室内のライブなのに、この人いまから何すんの!?」「気合いなのかな」と思いました。
稲葉:その内訳は、訊けなかった?
佐々木:なぜは訊かなかったですけど、かっこよかったですね。
LiLiCo:たぶん、何かのときにサングラスをかけてすごくうまくいったんじゃない? いつもよりすごくいいことがあって、「これ、毎回やるとうまくいくかも?」みたいな……。
佐々木:あぁ、ジンクス的な! たしかに、気合いが入った感じがして印象深かったです。
稲葉:すごく共感できるのは、俺もビッグネームの方のマネージャーさんはちょっと怖い気がして、勝手にビビっちゃうことがあります。「すごく威厳があるな」って見ちゃいます。
佐々木:でも、すごくいい人でした。
a flood of circleのツアーや日本武道館公演の詳細や最新情報は公式サイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
佐々木が登場したのは、11月28日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
大好きなスピッツにまつわる印象深い出来事
10月17日(金)の公開生放送以来、『ALL GOOD FRIDAY』には1カ月半ぶりの登場となる佐々木に、ナビゲーターのLiLiCoは「忘れられない出来事を事件簿風にお願いしたいけど、何かある?」と投げかける。すると、佐々木は「自分の人生単位でヤバいことがあったんですよ!」と“スピッツ事件”について語った。佐々木:自分がいちばん好きなバンドはスピッツで、ひな鳥のときに見た親鳥のように「世界はこういうもの」というのがすり込まれていて、いろいろなメディアで「いちばん好き」ってずっと言っていたんです。そうしたら、だんだん(スピッツの)視界に入っていっちゃったみたいで、たまに「対バンする?」ってライブとかに誘ってくれるようになったんですよ。ちょっと前に、ベースの田村(明浩)さんがセッションイベントに出ることになって、ベースソロを魅せまくるイベントかと思いきや、「自分はバンドマンだから、ボーカルがいてやるのが自分のスタイル、だからゲストボーカルが要る」とおっしゃって、誘ってくれたんです。「佐々木くんじゃなきゃ断る」とまで言ってくれて、「今日、何されてもいい!」みたいな気持ちでした(笑)。そんなオファーがあって、事件だし、うれしかったですね。
LiLiCo:すごいじゃん! 緊張するよね?
佐々木:しましたね。でも、誘われた瞬間からもうその日が終わるのが寂しかったです。
LiLiCo:かわいい~!
稲葉:すごい、事件だわ……。
佐々木:びっくりしました。
初の武道館ライブが決定!
そんな佐々木がボーカルを務めるa flood of circleは、2026年5月6日(水・祝)に「20周年記念公演 LIVE AT 日本武道館」を開催する。この公演については、11月9日(日)に新宿KABUKICHO TOWER STAGEで行ったリリース記念フリーライブで発表されたが、この日、『ALL GOOD FRIDAY』でもあらためて開催を公表した。稲葉:やった~! おめでとうございます!
佐々木:ぜひ来てください!
LiLiCo:もうスケジュールに書いてあるよ。2026年のスケジュールに書いた、最初の用事。
稲葉:早い! 素晴らしい。
佐々木:うれしい!
LiLiCo:「もう最高!」と思って。武道館ライブが決まって、どうですか?
佐々木:なぜやるかというと、20周年というのもあるんですけど、3年くらい前にドラムのナベちゃん(渡邊一丘)から、20周年は彼も自分も40歳の年なので、「そのときに同じ調子だと、ちょっとバンド続けるのが厳しいかも」みたいな話をされたんです。それで(バンドを)やりたいから、「同じ調子じゃない」ということを彼に見せないといけなくて、武道館くらいしか思いつかなかったんです(笑)。だから「(予約を)取っちゃおう」とずっと思っていたのですが、いざ抽選で取れたときには、映画で言うと「坂の頂上まで『キリキリ』って持ってきた乳母車を押しちゃった」というか……。走り出して自分も飛び乗っていて、いまスピードのなかにいるという感じがしているので、そこまでは走り抜けたいなと思ってます。
選曲は“本気度”が伝わるものに
a flood of circleは11月12日(水)に全9曲収録の14枚目のフルアルバム『夜空に架かる虹』をリリース。番組では、表題曲『夜空に架かる虹』をオンエアした。a flood of circle『夜空に架かる虹』Music Video
佐々木:武道館のこともあったんですけど、そもそも「自分が何をしたいか」というと、たぶん身体が動く限界までやりたいだけで、キャパとかはあんまりこだわっていなかったんです。それは変わってないので、「武道館で何をしたいかな」とか思ったときに、まず「ドラムのナベちゃんがやりたくなるように」と思って。「ありがとう」みたいな曲でもいいんですが、それは言葉で言えそうだから、曲作りは“集大成”とか“感謝”のようなものではなく、なるべく面白いものにしたいと思って極限まで攻めたつもりです。
稲葉:(表題曲の)『夜空に架かる虹』、武道館でやったら泣いちゃうかも……(笑)。僕とLiLiCoさんはちょっと涙腺がバグってるので、みんなの空気を想像したときに「もうヤバいかも」って。バンドの想いや、それを支えるみなさんの想い、いろいろなものが結実する瞬間だろうから、すごいことになりそうだなっていう予感がしています。それから、今回で14枚目のフルアルバムということで、セットリストはどうするんですか(笑)?
佐々木:たしかに。曲がもう200曲くらいあるんです。
稲葉:このアルバムを引っさげたツアーではなく“20周年”となると、「この曲も、この曲も外せない!」となってくるじゃないですか。
佐々木:そうですね。それはもう悩んでます(笑)。
LiLiCo:ファンのみんなに「何を聴きたい?」とか(意見を集めることは)しないの?
佐々木:それもちょっと思いましたが、「本気だから」というのをやったほうがいいかなと思って。委ねるのも優しくてかっこいいですけど、俺らは初の武道館なので、そういう感じでいいかなと思ってます。
続いて、LiLiCoと稲葉は「ライブの前日の過ごし方」「ライブ前のルーティン」について佐々木に尋ねる。
佐々木:全然ないですね。なるべくその日の気分で過ごしたいから、ルーティンは作らないように気をつけてます。楽しみたいので、お酒を飲んじゃうくらいはあると思うけど(笑)。ただ、お茶割り2杯くらいで我慢しないといけないというか、3杯目にいくと気持ちいいだけですぐ終わっちゃうんですよ。でも、ノンアルは「さすがにちょっとつまんないかな」というのもあって……。
LiLiCo:私、楽屋に何か持って行くから。ライブのあとはいつも持って行くからさ。
佐々木:そう、優しいんですよ。ちゃんと冷えたやつを持ってきてくださって。
LiLiCo:もちろんよ! その場で「お疲れ様でした」ってね。
佐々木:俺、LiLiCoさんのことジャストLiLiCoさんとして好きなんですけど、あのときばかりは「芸能人だな~」って思いました(笑)。
稲葉:めっちゃわかる(笑)!
LiLiCo:どっかのライブのあとに持って行ったけど、(メンバーが)YouTubeか何かしに行ったから、a flood of circleの楽屋で、私がひとりで飲んで待ってたこともあったね(笑)。
2025年、印象的だった出逢いは…
さらに、a flood of circleは2026年1月から4月にかけて「20周年記念ツアー"日本武道館への道"」と題した全20公演のツアーを開催する。全公演ゲストありのライブは、1月11日(日)新代田・FEVER公演を皮切りに、4月28日(火)Zepp DiverCity TOKYO公演を終えたのち、日本武道館公演へと続く。佐々木:かっこいいバンドをいっぱい呼んで全国でライブをやるので、楽しみにしていてください。
LiLiCo:(Zepp DiverCity TOKYOから武道館ライブまで)1週間くらいしかないじゃん!
稲葉:1月から4月末まで、ずっと回ってる感じですもんね。
LiLiCo:岐阜とか金沢にも、うれしいね。
そして、この日の番組メッセージテーマは「今年 出逢った人、2025!」。佐々木にも、今年の出逢いを教えてもらった。
佐々木:Baby Cantaの顔がマジでベイビーで、かわいかったです。あとは、スピッツの田村さんと一緒にいたときにマネージャーさんもいて、ちゃんとしゃべったことがなかったのでちょっとビビっていたんですけど、すごく面白くていい人でした。ただ、楽屋でいろいろ打ち合わせをして普通にしゃべってて一歩も外に出てないのに、本番が始まる直前にマネージャーさんが『メン・イン・ブラック』のようにサングラスをかけたんですよ(笑)。すごくかっこよかったんですけど、「室内のライブなのに、この人いまから何すんの!?」「気合いなのかな」と思いました。
稲葉:その内訳は、訊けなかった?
佐々木:なぜは訊かなかったですけど、かっこよかったですね。
LiLiCo:たぶん、何かのときにサングラスをかけてすごくうまくいったんじゃない? いつもよりすごくいいことがあって、「これ、毎回やるとうまくいくかも?」みたいな……。
佐々木:あぁ、ジンクス的な! たしかに、気合いが入った感じがして印象深かったです。
稲葉:すごく共感できるのは、俺もビッグネームの方のマネージャーさんはちょっと怖い気がして、勝手にビビっちゃうことがあります。「すごく威厳があるな」って見ちゃいます。
佐々木:でも、すごくいい人でした。
a flood of circleのツアーや日本武道館公演の詳細や最新情報は公式サイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
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