ピンク・レディーの未唯mieが、自身を構成する3つの要素を紹介し、新曲制作の経緯などを語った。
未唯mieが登場したのは、11月21日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
『ALL GOOD FRIDAY』初登場となる彼女に、まずは「自分自身を作り上げている、3つの構成要素」を訊く。ひとつ目に挙げたのは「中国時代劇」だ。
未唯mie:ここ数年、中国時代劇にハマっています。ファンタジー系が特に好きなのですが、『陳情令』から始まり美しい役者さんがたくさん出ているので、ストーリーも楽しいけど、眼福なんですよね。
LiLiCo:中国の時代劇って、私にはすごく難しい。
未唯mie:本当?
稲葉:めっちゃ壮大なんですよね。
未唯mie:国がお金を出してるから、すごく規模が壮大で豪華なんですよ。
稲葉:日本ではちょっと考えられない。
LiLiCo:ドラマなのに、映画のような世界観ですよね。
続いての構成要素は「テレビゲーム」。30代前半から、プライベートではゲームを楽しんでると言う。
未唯mie:私が好きなのはRPGで、『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』。
稲葉:両方やられるんですか!?
未唯mie:両方! もう、大好き。
稲葉:最近また、リメイクも発売されてますよね。
未唯mie:出てますよね、『FF7』がやっぱり素敵です。
稲葉:「FF派」「ドラクエ派」みたいなのがけっこうあるじゃないですか。だから、両方やられてる人って珍しいかもしれない。
未唯mie:本当に? 私は両方好きだなぁ。
稲葉:いまでもやられてるんですか?
未唯mie:いまでも。新作が出ると必ず買うけど、封を開けると寝られなくなっちゃうから、開けられなくていくつも溜まってるの。
稲葉:わかります(笑)。学生時代の、学校に行ってるときに「早く帰ってゲームしたい」と思うあの感じが、いまでもあるということですよね。
未唯mie:そうなの。「早く成長させて、次の街へ行きたい」みたいな。
LiLiCo:でもお忙しいですから、年内はちょっと難しいですかね?
未唯mie:そうね……。2026年は開けられたらいいな!
LiLiCo:そして、3つ目はなんでしょう?
未唯mie:私、すごくスローな人なんですよ。ゆっくりでおっとりだから、人一倍時間がかかってしまうので、起きるのも早いし、スタジオ入りもすごく早いんですよね。スタッフに嫌がられちゃうくらい、早く入っちゃう。
LiLiCo:あはは(笑)。
稲葉:ご自分がゆっくりだということをわかっているから、「なるべく早めに動いて」ということですね。
未唯mie:そう。本番をお待たせするわけにいかないので、「早く、早く」となっちゃいますね。
稲葉:素晴らしいですね。
LiLiCo:そうすると、運動とかは……?
未唯mie:スポーツは何ひとつできません。走ったら具合が悪くなっちゃうし、縄跳びをしたら足首を痛めちゃうから、何もできません(笑)。踊るのは好きなんですけどね。
稲葉:運動と踊るのは、また全然違うんですね。
ワールドワイドに活動するジャズファンクプロジェクト、T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCEがサウンドプロデュースを手がけた楽曲をリリースした経緯について、未唯mieはこう語った。
未唯mie:私、ブラックミュージックというか、ソウルフルな曲が大好きで、リミキサーとしても世界で活躍しているT-GROOVEを紹介してもらったんですね。それで、彼と「何かやりたいね」と話してリミックスからやり始めていて、レコード会社に「リミックスバージョン、発表したいな」と言ったら、「せっかくですから新録しましょうよ」というお話になりました。「どんな感じが好きなんですか?」と訊いていただいたので、「ディスコ、ソウル、そういうのが大好きです」と言ったら、このALICE CLARKの曲を提案してくださって、「超かっこいい」と思ってカバーすることにしました。
楽曲を聴いたナビゲーターのLiLiCoは「こういう音楽をずっと好きだったのが、すごく伝わる!」と感激した様子でコメントした。
LiLiCo:ピンク・レディーの時代とは、また違う。あれもあれで素晴らしいけど、(未唯mieが)ずっと聴いていたグルーヴ感とかが、身体から出てきているのがすごく感じられます。
稲葉:染み込んでいないと、出てこないものですよね。
LiLiCo:そう、すぐに作れるようなものではないのでね。しかも、(ピンク・レディーと)同じ1970年代に大活躍したALICE CLARKの曲のカバーって、すごく縁を感じますよね。この楽曲に出会って、いかがでしたか?
未唯mie:実は、私が中高生くらいのときにテレビで『ソウル・トレイン』という番組をやっていたんですよ。その世界が好きで好きで、だから「そういう音楽をずっとやりたかったんです」ってレコード会社さんにお話をして、それで選んでいただいた楽曲だったので、50年近く経って「やっとやりたかったことに出会えた!」という感じ。超うれしいです。
稲葉:自分の根源的な音楽の趣味、好きなものが、いまあらためてかたちにできたということですね。
LiLiCo:しかも時間をかけたからこそ、出てくるものが違いますからね。
未唯mie:いま、海外でも日本語への興味がすごく高まっているということで、レコード会社の方とお話をしたときも、「ぜひ、日本語にしましょう」ということだったので、「でしたら私、チャレンジしますね」となりました。ただしひとつだけ、T-GROOVEからもレコード会社からも「原曲のグルーヴは絶対に崩さないで」って。
稲葉:めちゃくちゃハードルが高いな……。
未唯mie:そうなんですよ。日本語って、わりとカタカタしていてグルーヴが出しづらいというのがあるし、英語と比べると半分くらいのことしか言えないんですよね。だから(日本語の歌詞は)この世界観とグルーヴを崩さないために、言葉をチョイスしては外しで選び抜いた言葉です(笑)。
LiLiCo:どのくらいかかりましたか?
未唯mie:1週間ぐらいかけて選んで、1回できたものを自分で歌ってみて、「いや、まだ何かあるんじゃないか?」と思って第2稿を書いて、「これでどうかな」と出した感じです。
稲葉:今回は、日本語だからこそ沁みる歌になってますよね。
未唯mie:日本人にとっては、やっぱりわかりやすいですよね。
さらにLiLiCoは、レコーディングの様子について未唯mieに訊いた。
未唯mie:ミュージシャンとはまったく会ってなくて、音が全部入った状態で最後にリードボーカルだけを入れ込むというかたちでした。だから、もうノリが全部できあがっているところに(歌を)入れた感じです。
LiLiCo:同時にやっているんじゃないかというようなライブ感が伝わってくるから、まさか(音が)先に入っているとは思いませんでした。
未唯mie:(自分だけでなく)ミュージシャンもひとりずつ、いまどきの感じなんですよ。素材をもらって、たとえばギターならギターだけ入れて、T-GROOVEに返してというひとりずつのキャッチボールでできあがっているので、「さすが、リミックスでやっている人だな」と思いましたね。
LiLiCo:みんなが未唯mieさんのやりたいこともちゃんと理解してくださったうえで、まったく同じ方向に向かっていったということですね。
未唯mie:そう。数日前にリリースライブを行いましたが、私とみんな「はじめまして」だったし、メンバー同士もT-GROOVEが信頼しているミュージシャンたちだけど、「はじめまして」同士で、「みんなもそうなの!?」という感じでした。
未唯mieは、毎年恒例となっているライブ「新春“Pink Lady Night”」を2026年も開催。1月10日(土)はBillboard Live OSAKA、1月12日(月・祝)はBillboard Live 横浜、1月17日(土)、18日(日)は目黒・BLUES ALLEY JAPANで公演を行う。
未唯mie:今回の新曲は歌いませんが、17年目となる「新春“Pink Lady Night”」は大編成でピンク・レディーのヒット曲ばかりをお届けします。奇想天外なアレンジで、和楽器や世界各国のパーカッションも入っていて、来ていただかないと想像がつかないようなライブとなっています。
LiLiCo:これは楽しみですね!
未唯mie:私は着物を着てパフォーマンスをするのですが、しゃなしゃなしてないですよ。下はブーツを履いてますし、着物を着て「ガッ!」と足を広げて、ガンガン歌いますので(笑)。ぜひ、遊びにきてください。
ライブの詳細など未唯mieの最新情報は公式サイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
未唯mieが登場したのは、11月21日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
意外!? 未唯mieを構成する3つの要素
1976年、ピンク・レディーとして『ペッパー警部』でデビューした未唯mie。1981年のピンク・レディー解散後は、ソロシンガーとして多数の楽曲を発表。さらに、音楽活動だけでなく映画や舞台、テレビで多数の作品に出演するほか、絵本作家としての活動など、幅広く活躍。2026年8月には芸能生活50周年を迎える。『ALL GOOD FRIDAY』初登場となる彼女に、まずは「自分自身を作り上げている、3つの構成要素」を訊く。ひとつ目に挙げたのは「中国時代劇」だ。
未唯mie:ここ数年、中国時代劇にハマっています。ファンタジー系が特に好きなのですが、『陳情令』から始まり美しい役者さんがたくさん出ているので、ストーリーも楽しいけど、眼福なんですよね。
LiLiCo:中国の時代劇って、私にはすごく難しい。
未唯mie:本当?
稲葉:めっちゃ壮大なんですよね。
未唯mie:国がお金を出してるから、すごく規模が壮大で豪華なんですよ。
稲葉:日本ではちょっと考えられない。
LiLiCo:ドラマなのに、映画のような世界観ですよね。
続いての構成要素は「テレビゲーム」。30代前半から、プライベートではゲームを楽しんでると言う。
未唯mie:私が好きなのはRPGで、『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』。
稲葉:両方やられるんですか!?
未唯mie:両方! もう、大好き。
稲葉:最近また、リメイクも発売されてますよね。
未唯mie:出てますよね、『FF7』がやっぱり素敵です。
稲葉:「FF派」「ドラクエ派」みたいなのがけっこうあるじゃないですか。だから、両方やられてる人って珍しいかもしれない。
未唯mie:本当に? 私は両方好きだなぁ。
稲葉:いまでもやられてるんですか?
未唯mie:いまでも。新作が出ると必ず買うけど、封を開けると寝られなくなっちゃうから、開けられなくていくつも溜まってるの。
稲葉:わかります(笑)。学生時代の、学校に行ってるときに「早く帰ってゲームしたい」と思うあの感じが、いまでもあるということですよね。
未唯mie:そうなの。「早く成長させて、次の街へ行きたい」みたいな。
LiLiCo:でもお忙しいですから、年内はちょっと難しいですかね?
未唯mie:そうね……。2026年は開けられたらいいな!
LiLiCo:そして、3つ目はなんでしょう?
未唯mie:私、すごくスローな人なんですよ。ゆっくりでおっとりだから、人一倍時間がかかってしまうので、起きるのも早いし、スタジオ入りもすごく早いんですよね。スタッフに嫌がられちゃうくらい、早く入っちゃう。
LiLiCo:あはは(笑)。
稲葉:ご自分がゆっくりだということをわかっているから、「なるべく早めに動いて」ということですね。
未唯mie:そう。本番をお待たせするわけにいかないので、「早く、早く」となっちゃいますね。
稲葉:素晴らしいですね。
LiLiCo:そうすると、運動とかは……?
未唯mie:スポーツは何ひとつできません。走ったら具合が悪くなっちゃうし、縄跳びをしたら足首を痛めちゃうから、何もできません(笑)。踊るのは好きなんですけどね。
稲葉:運動と踊るのは、また全然違うんですね。
名曲のカバーで感じた「やりたかったことに出会えた」喜び
未唯mieは、未唯mie with T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCE名義でALICE CLARKによる1970年代の名曲『Never Did I Stop Loving You』を日本語でカバーし、10月3日(金)にデジタル配信。そして、11月12日(水)には完全限定7インチでもリリースした。ワールドワイドに活動するジャズファンクプロジェクト、T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCEがサウンドプロデュースを手がけた楽曲をリリースした経緯について、未唯mieはこう語った。
未唯mie:私、ブラックミュージックというか、ソウルフルな曲が大好きで、リミキサーとしても世界で活躍しているT-GROOVEを紹介してもらったんですね。それで、彼と「何かやりたいね」と話してリミックスからやり始めていて、レコード会社に「リミックスバージョン、発表したいな」と言ったら、「せっかくですから新録しましょうよ」というお話になりました。「どんな感じが好きなんですか?」と訊いていただいたので、「ディスコ、ソウル、そういうのが大好きです」と言ったら、このALICE CLARKの曲を提案してくださって、「超かっこいい」と思ってカバーすることにしました。
楽曲を聴いたナビゲーターのLiLiCoは「こういう音楽をずっと好きだったのが、すごく伝わる!」と感激した様子でコメントした。
LiLiCo:ピンク・レディーの時代とは、また違う。あれもあれで素晴らしいけど、(未唯mieが)ずっと聴いていたグルーヴ感とかが、身体から出てきているのがすごく感じられます。
稲葉:染み込んでいないと、出てこないものですよね。
LiLiCo:そう、すぐに作れるようなものではないのでね。しかも、(ピンク・レディーと)同じ1970年代に大活躍したALICE CLARKの曲のカバーって、すごく縁を感じますよね。この楽曲に出会って、いかがでしたか?
未唯mie:実は、私が中高生くらいのときにテレビで『ソウル・トレイン』という番組をやっていたんですよ。その世界が好きで好きで、だから「そういう音楽をずっとやりたかったんです」ってレコード会社さんにお話をして、それで選んでいただいた楽曲だったので、50年近く経って「やっとやりたかったことに出会えた!」という感じ。超うれしいです。
稲葉:自分の根源的な音楽の趣味、好きなものが、いまあらためてかたちにできたということですね。
LiLiCo:しかも時間をかけたからこそ、出てくるものが違いますからね。
ひとりで行った“いまどき”な形式のレコーディング
LiLiCo:(『Never Did I Stop Loving You』を)「日本語で歌おう」と思ったのは、何かきっかけがあったんですか?未唯mie:いま、海外でも日本語への興味がすごく高まっているということで、レコード会社の方とお話をしたときも、「ぜひ、日本語にしましょう」ということだったので、「でしたら私、チャレンジしますね」となりました。ただしひとつだけ、T-GROOVEからもレコード会社からも「原曲のグルーヴは絶対に崩さないで」って。
稲葉:めちゃくちゃハードルが高いな……。
未唯mie:そうなんですよ。日本語って、わりとカタカタしていてグルーヴが出しづらいというのがあるし、英語と比べると半分くらいのことしか言えないんですよね。だから(日本語の歌詞は)この世界観とグルーヴを崩さないために、言葉をチョイスしては外しで選び抜いた言葉です(笑)。
LiLiCo:どのくらいかかりましたか?
未唯mie:1週間ぐらいかけて選んで、1回できたものを自分で歌ってみて、「いや、まだ何かあるんじゃないか?」と思って第2稿を書いて、「これでどうかな」と出した感じです。
稲葉:今回は、日本語だからこそ沁みる歌になってますよね。
未唯mie:日本人にとっては、やっぱりわかりやすいですよね。
さらにLiLiCoは、レコーディングの様子について未唯mieに訊いた。
未唯mie:ミュージシャンとはまったく会ってなくて、音が全部入った状態で最後にリードボーカルだけを入れ込むというかたちでした。だから、もうノリが全部できあがっているところに(歌を)入れた感じです。
LiLiCo:同時にやっているんじゃないかというようなライブ感が伝わってくるから、まさか(音が)先に入っているとは思いませんでした。
未唯mie:(自分だけでなく)ミュージシャンもひとりずつ、いまどきの感じなんですよ。素材をもらって、たとえばギターならギターだけ入れて、T-GROOVEに返してというひとりずつのキャッチボールでできあがっているので、「さすが、リミックスでやっている人だな」と思いましたね。
LiLiCo:みんなが未唯mieさんのやりたいこともちゃんと理解してくださったうえで、まったく同じ方向に向かっていったということですね。
未唯mie:そう。数日前にリリースライブを行いましたが、私とみんな「はじめまして」だったし、メンバー同士もT-GROOVEが信頼しているミュージシャンたちだけど、「はじめまして」同士で、「みんなもそうなの!?」という感じでした。
未唯mieは、毎年恒例となっているライブ「新春“Pink Lady Night”」を2026年も開催。1月10日(土)はBillboard Live OSAKA、1月12日(月・祝)はBillboard Live 横浜、1月17日(土)、18日(日)は目黒・BLUES ALLEY JAPANで公演を行う。
未唯mie:今回の新曲は歌いませんが、17年目となる「新春“Pink Lady Night”」は大編成でピンク・レディーのヒット曲ばかりをお届けします。奇想天外なアレンジで、和楽器や世界各国のパーカッションも入っていて、来ていただかないと想像がつかないようなライブとなっています。
LiLiCo:これは楽しみですね!
未唯mie:私は着物を着てパフォーマンスをするのですが、しゃなしゃなしてないですよ。下はブーツを履いてますし、着物を着て「ガッ!」と足を広げて、ガンガン歌いますので(笑)。ぜひ、遊びにきてください。
ライブの詳細など未唯mieの最新情報は公式サイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
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番組情報
- ALL GOOD FRIDAY
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毎週金曜11:30-16:00
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LiLiCo、稲葉 友
