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Omoinotakeが明かす、“この1年8ヶ月で忘れられない出来事”とは? インドで大ダッシュ!

Omoinotakeが明かす、“この1年8ヶ月で忘れられない出来事”とは? インドで大ダッシュ!

Omoinotakeの藤井怜央(Vo/Key)、福島智朗(Ba)、冨田洋之進(Dr)が近況や4月に配信リリースした新曲『ひとりごと』制作時のエピソードなどを語った。

Omoinotakeが登場したのは、5月9日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナーだ。

藤井、年始にインドで大ダッシュ?

スリーピースバンド・Omoinotakeは2023年9月以来、2度目の番組登場となる。「この1年8カ月のあいだに起こった忘れられない出来事を、事件簿風に教えてください」というLiLiCoの要望に、まずは冨田が答えた。

【前回の出演時】Omoinotakeに聞く「自分を作り上げる大事な要素」

冨田:私は「伊地知 潔の背中事件」です。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのドラマーである伊地知さんと共演させていただく機会がありまして、『遥か彼方』という大好きな曲をみんなで演奏することができたんですよ。僕はドラムを2台並べて、潔さんの後ろで叩いていたのですが、ステージを見渡したときに目の前に潔さんの背中があって、圧倒させられたというか幸せを噛み締めながら演奏できました。

稲葉:プレイ中のドラマーの背中は、まず見られないですからね。それを見られるのも共演したからこそですね。

冨田:はい。憧れのドラマーでもあったので、本当に幸せでしたね。

稲葉:当時の幸せがすごく伝わってきますね。

続いて藤井が、自身の身に起こった「インドで大ダッシュ事件」について語った。

藤井:今年の年始に家族でインド旅行に行ったのですが、ベタにタージマハールへ行って、電車でデリーに戻るという行程だったんですよ。事前にネットで指定席の切符を取っていたのですが、どこが指定席の号車なのかまったくわからなくて、近くにいた外国人の方に「たぶん、ここだと思う」と言われたところに並んでいたら、100メートルぐらい離れたところに指定席の号車が着いてしまって、大荷物を持って大ダッシュしてギリギリ間に合ったということがありました。その外国人の方も一緒に走りました(笑)。

LiLiCo:ちゃんと席はあったんだね。

藤井:ありました!

稲葉:インドの電車って、乗車率が何百パーセントもオーバーしているイメージがあるからね。

最後に福島は、短期間で2回引っ越しをしたことを明かす。

福島:2024年の夏に1回引っ越したのですが、けっこうバンドも忙しい時期だったので、内見も行ったもののめっちゃ適当に選んでしまいました。そうしたら、不満が出てくる出てくる! で、先月もう1回引っ越しました。

稲葉:いまの新居は無事?

福島:3回くらい見に行って、いまは安住の地を手に入れていますね。

LiLiCo:前の住居でいちばんいやだったことは?

福島:僕、朝6時くらいに寝るんですけど、前の住居が環七沿いで、寝ようと思ったら人々の営みが始まるんですよ。生活リズムとの相性が最悪で、それは内見ではわからないところでしたね。

稲葉:なかなかその時間に内見は行けないですからね。

新曲制作は「原作からインスピレーションを得て」

Omoinotakeは、4月5日(土)にニューシングル『ひとりごと』を配信リリース。テレビアニメ『薬屋のひとりごと』第2期第2クールのエンディングテーマに起用されたこの曲は、5月21日(水)にCDでもリリースされる。

Omoinotake『ひとりごと』Official Music Video

楽曲を聴いたLiLiCoは「いいメロディだね、すごく好き!」と絶賛し、3人は「ありがとうございます」と、うれしそうに答える。

稲葉:作詞はエモアキ(福島)さん、作曲はレオ(藤井)さんが手がけています。アニメのエンディングテーマということで、今回はどんなロジックで作っていきましたか?

藤井:原作の小説があるので小説を読んで、マンガも読んで、前クールのアニメも観たうえで、メロディから作りました。今回、僕たちが担当するクールでは、とあるキャラクターの二面性みたいなものが描かれるシーンがあるので、それを「さりげなく繰り返す転調で表したいな」というところのインスピレーションをもらったところから始めました。

LiLiCo:すごいね! こういうときって、制作サイドからのオーダーみたいなものはあるんですか?

藤井:曲調に関してはバラード系で、「Omoinotakeが感じるものを作っていただければ」みたいな、けっこうざっくりとしたオーダーをいただきました。

LiLiCo:アニメとかの主題歌は最終的な夢のひとつだと思いますが、楽曲制作にあたっての気持ちは全然違いますか?

藤井:作品からもらえるインスピレーションがめちゃくちゃあるので、それのおかげで普段やらないことができたりもするので、かなり力をもらいますね。

LiLiCo:レコーディングはどうでした?

藤井:プロデューサーさんに「こんなの初めて」と言われたのが、2番でシンセベースが出てくるんですけど、レコーディングでは僕がそれを弾いています。本来、ツルっと弾く部分を、箇所箇所だけ弾いたものをエンジニアさんがタイミングを合わせて録音する、というのを阿吽の呼吸でやって……。

稲葉:なんでそんな面倒くさいことしたんだろう(笑)?

藤井:つなげて弾くと、音の最初の立ち上がりにアタックがついたりつかなかったりするんですけど、うまく立ち上がりをピックアップするためにやります。それが一発でできて、すごく気持ちよかったです。

LiLiCo:曲ができたときって、「これでいい」という最終的な完成はどういうふうにジャッジするんですか?

藤井:そこにたどり着くまでに、いちばん「どうだろうな?」と思うのはミックスの段階なんですよ。レコーディングが終わって、ミックスエンジニアさんに音を整えてもらうときには「これでいいんだろうか?」となります。

福島:もう戻れないところなので。

LiLiCo:そうですよね。いろいろなもので聴きます?

冨田:レオはヘッドホン2台使うもんね。

藤井:キャラクターの違うヘッドホンを持って行って、両方で聴こえる部分が変わってきたりするので、「こっちだと、ここ気になったな」とかありますね。

稲葉:俺がいま完全にときめいたのは、ヘッドホンの違いを“キャラクター”って表現したの。内緒だけど、絶対よそで使うわ。

藤井福島冨田:あはは(笑)!

ワンマンツアーや初の武道館ライブも決定!

稲葉:ミュージックビデオも上がっていますが、クリエイティブという部分にはどういうふうに関わっていますか?

冨田:基本的にはディレクターさんにおまかせしています。

福島:最初に少しイメージをお話させていただいて、すばらしい作品を作っていただいて、もう最高です。

LiLiCo:おまかせで「走るシーンをお願いします」って言われたらどうします(笑)?

福島:いままでないですね。そのときはスタントマンを……(笑)。

稲葉:代走ってこと(笑)?

LiLiCo:自分で走って(笑)!

そんなOmoinotakeは、7月11日(金)に東京・豊洲PITでwacciとの対バンライブ「“Speech”」を開催する。また、5月2日(金)に「Omoinotake One Man Tour“Pieces”」を終えたばかりだが、9月より新たなワンマンツアーも開催。さらに、2026年3月15日(日)には、初の日本武道館でのライブも決定している。

LiLiCo:すごいね~!

稲葉:「大丈夫? 働きすぎじゃない?」と思うけど、ファンは観られてうれしいと思います。

LiLiCo:アニメの主題歌も夢だけど、武道館も夢だよね。単独での武道館、気持ちは違いますよね?

藤井:やっぱり、誰もが夢見る会場なので、伝説のライブにしたいですね!

LiLiCo:演出なども、少しずつ考えていますか?

福島:Omoinotake史上最大のバックバンドということは決まっています。

藤井:ストリングスも入るし、ホーンもパーカッションも入ります。

Omoinotakeの最新情報は、オフィシャルサイトまで。

LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。

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