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斎藤 工が「生涯をかけて取り組んでいきたい」と語る、撮影現場での行動とは?

斎藤 工が「生涯をかけて取り組んでいきたい」と語る、撮影現場での行動とは?

12月6日(金)~8日(日)まで幕張メッセで開催された『東京コミコン2024』のアンバサダーを務めた斎藤 工が、会場からゲストとしてJ-WAVEの生放送に登場、映画への熱い想いやコミコンで話題となったコスプレについて語った。

斎藤が登場したのは、12月6日(金)にJ-WAVEで放送された番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)のゲストコーナー。当日、東京コミコンのメインMCをLiLiCo&小田井涼平が務めていたため、番組は公開生放送として幕張メッセからオンエアされた。

大阪でのコスプレ滑った事件を語る

斎藤は生放送が会場のど真ん中で行われていることに驚いていたが、すぐにコミコンに何度も参加しているLiLiCoと意気投合。昨年から参加している斎藤工とコスプレ談義に花が咲いた。

LiLiCo:工くんのコスプレ、笑っちゃって。あのコスプレができるのは地球上で工くんだけだと思う。

斎藤:あの「生きる」の(※編注:齊藤は黒澤明の映画『生きる』の志村喬のコスプレをした)。

LiLiCo:そう、ブランコの(笑)。「生きる」のブランコ座ってるの(笑)。

斎藤:実際の正解が出るはずだったんですけど、出なくて、ただただブランコを担いだおじさんだったっていう(笑)。海外セレブの方にすごい目で見られました。コスプレでいえば、LiLiCoさんも「ジョーカー」本気でやってたじゃないですか。僕、LiLiCoさんの背中を追いかけてるんだな、って思ってるんですけど。

稲葉:どこ追ってるんですか(笑)。

斎藤:ちょっとやりすぎるという(笑)。

LiLiCo:本気で言ってるの?

斎藤:やばいですよ、LiLiCoさん。

稲葉:ラジオなのにハロウィンの仮装を全力でやる人ですからね、LiLiCoさん。

斎藤はNetflixで配信のドラマ『極悪女王』に出演している。コミコンでもステージが開催された。

斎藤:このあとコミコンで『極悪女王』のステージがあるんですけど、プロレスと言えばLiLiCoさんですよね。全部先を行ってる(笑)。でも本当にこの作品で女子プロレスの大変さ、偉大さ、美しさというものを実感しました。僕はLiLiCoさんの轍を追いかけて生きてゆきます。

稲葉:新しい斎藤 工だと思っていたら、LiLiCoが先にいた(笑)。

斎藤:目の前にLiLiCoという山があった(笑)。

LiLiCo:やりたいことをやってるだけなのよ。それに斎藤 工くんは映画監督としてもね、素晴らしい実績のある方です。

稲葉:自身が企画・プロデュースした映画『大きな家』が12月6日に公開されました。

斎藤:児童養護施設の子どもたちと過ごしたドキュメンタリーなんですけど、映画館でしか公開されないので、映画館で唯一出会える、ユニークな試みの作品です。子どもたちのプライバシーを守るということで、映画館でだけ公開されますので、ぜひ映画館で彼らと出会ってください。

LiLiCo:私、20年くらい前から工くんを知っていて、お父さんとの話は時々聞くけど、原点って何?

斎藤:父の撮影現場によく行っていたんですよね。父はカメラの手前というか、映らない側にいたので、その姿というか、あと撮影監督さん、音響監督さんとかに小さい頃すごく可愛がってもらったので、そういう方たちがエンドロールに載っているんだ、このチームで作ってるんだと憧れたのが原点です。

LiLiCo:最近はね、エンドロールも見てほしいから最後に特別映像とか入れたりするけど、本当に1本の映画を作るのがどれだけ大変か、エンドロールを途中抜けるという人がいたら、これを機にぜひ最後まで見てほしい。工くんはちゃんとそれがあっての映画作りをしてるのがすごい。もちろん作ってもいて、俳優でもいて、東京コミコンもアンバサダーやって、本当に適任だと思う。

今回はメイクに2時間かかる大作に挑戦

続いて、東京コミコンの見どころを斎藤に訊いた。

LiLiCo:今回のコミコン、生放送を聴いている人に向けて注目ポイントは?

斎藤:2回目のアンバサダーということで、実行委員の方とも色々お話をして打診させていただいたのが、今日の夕方からの「極悪女王」のイベントです。実際にスターダムとマーベラスプロレスの試合をみんなで一緒に楽しむんです。ダンプ松本役のゆりやんレトリィバァさんもいらっしゃいます。そして、明日の自分のコスプレは、メイク時間2時間をかけます!

LiLiCo:おお、これは!

稲葉:おお!これは楽しみ!

斎藤:「ジョーカー」のLiLiCoさんをライバルとして。

LiLiCo:ちょっと私、ブランチ終わったら急いで会場に向かおう。

斎藤:あとは最終日も『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣監督と、多くの映画をデザインしていて『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とか『シン・ウルトラマン』とか、アニメ・実写問わず色々デザインされている前田真宏さんを迎えて、より深い話をするステージを設けております。毎日見どころがたくさんあります。

LiLiCo:海外からたくさんのセレブが来るけど、会いたい人っている?

斎藤:いますよ。めちゃくちゃいますよ。ジュード・ロウさんとか。さっき目があったんだけど、とろけそうになりました。

稲葉:斎藤 工もとろけさせるジュード・ロウ!

斎藤:オープニングセレモニーが終わってPR大使の伊織もえさんが降りてくるときに、ジュード・ロウさんがすかさずエスコートしてて、誰も見てないところでそういうことを自然にできるのがかっこいいんですよ。本当に勉強になります。

LiLiCo:私、明日ヨタヨタと階段降りようかな(笑)。

稲葉:エスコートされたいから(笑)? いや、普通に小田井さんいるでしょ(笑)。

LiLiCo:ここでは夫婦じゃない(笑)。

稲葉:なんてこと言うんですか。楽屋も一緒だったし。ここ記事にしていいですか(笑)。

「生涯をかけて取り組んでいきたい」ことは?

最後に、ゲストに必ず訊いている質問「あなたを構成している要素を2つ挙げてください」を斎藤に投げかけた。LiLiCoからのリクエストは、「プライベート感満載で」というものであった。

斎藤:今本当にプライベートでやっていることが、「現場の食の改善」。俳優さんたちはお弁当を持ってきたり持ち込んだりして違うものを食べられるんだけど、スタッフさんはね、その選択肢がなかったりするんですよ。予算もスタッフのお弁当から削られていくし。そうするとやっぱりパフォーマンスが落ちて、作品自体のクオリティに繋がるなって前から思っていました。日本ってお味噌汁とか納豆とか、発酵食品の楽園ですよね。だから管理栄養士さんを各作品つけて、遠隔で「この栄養素が足りない」って言ってもらったり、管理栄養士さんと現場をマッチングしたり、腸活弁当を注文することを現場に打診しているんです。そんなに大幅に予算がかからないようにして、スタッフが健康になったら自ずと作品の質も上がるんじゃないかって。現場に行くと健康になるって言う映画作品を目指しています。僕自身も、腸活弁当で花粉症やアレルギーが改善したんですよ。もちろん個人差はあるんですけど。

LiLiCo:それ何かあったら言ってね。協力できるかもしれない。

斎藤:ありがとうございます。あと託児所を設けるとか、そういうことをスタジオや局、プロデューサーや監督さんと話をして、できるところだけなんですけど細々とやっています。そう言うことが当たり前になるよう、生涯をかけて取り組んでいきたいと思っています。

LiLiCo:あともう一個あるのよね。

斎藤:もう一個はね、初心忘れるべからずと言うか、大阪コミコンで感じたことです。幼少期の頃から心を動かされた、理屈抜きで心を奪われたカルチャーに対して、観客席にちゃんと身を置くというか、その基準が劇場に観に行く、舞台を観に行く、ライブを観に行くという、観客側で憧れていたステージというかスクリーンを基準にしておかないと、勘違いが発生するなと。映画も今自宅で観られる時代になっているんですけど、なるべくお客っていう自覚を持つ、その目線が何より自分にエネルギーをくれるんだなと、それを大阪で気づいたんですよ。セレブの方も、コミコンは映画祭とか映画の舞台挨拶で来日しているのと何か違うなって。もちろんラフな格好というのもあるけど、彼らも幼少期に映画を観て劇場で拍手した経験があって、クリストファー・ロイドさんへの拍手なんか見てると、いちエンタメファンとして童心に戻れる場所っていうのがここなんじゃないかなって。その目線を忘れずに、今の仕事にありがたさを感じながらやっていかないと、勘違いしちゃうなって戒めを持って、映画館に極力行こうと思っています。

LiLiCo:トム・クルーズもそうだよね。小さい頃に映画を観て、本気で役者を目指した。工くんはさ、お父さんとか関係なく、映画を観てかっこいい俳優って思ったのは誰?

斎藤:映画にまつわる仕事をしてからは、「小津(安二郎)」とか言ってたんですけど、本当は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『トレマーズ』とか『グーニーズ』とか『ブロブ/宇宙からの不明物体』とか、ちょっとカルト系なんですけど『ヒドゥン』とか。そういう作品に「なんだこれ」ってなったんですよ。そうですね、俳優は『トレマーズ』のケビン・ベーコンかもしれないですね。稲葉さんは?

稲葉:僕は、世代飛び越えたら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だと思うんですけど、世代で言うと『ターミネーター』かな。あとすごい映画好きな幼馴染が繰り返し見せてくれたのが『スター・ウォーズ』ですね。何回ライトセーバーで戦ったことか。理屈なく映画を楽しんでいた頃を思い出せるっていうのは素晴らしいですよね。すごく幸せだなと思いますね。LiLiCoさんは?

LiLiCo:さっき(番組内で)『デビルマン』の歌をかけたんだけど、『デビルマン』は初恋の人。実写での初恋は、やっぱマーク・ハミルだよね。スター・ウォーズの。7歳のときにスウェーデンで観に行って、「なんだこの目の青い人、かっこいい」と思って。何年か前にお会いしたときに、やっぱり感動したよね。私が小さい頃って80年代で大スターがいっぱい出てきたときだったのよ。それこそ『グーニーズ』とかもね。逆に、『フラッシュダンス』とか、大人の女性がかっこいいみたいな映画もあったから、いろんな顔を持っていていいんだなって思った。

斎藤 工の最新情報は、公式サイトまで。

LiLiCoと稲葉がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』の放送は金曜日の11時30分から。

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