Awesome City ClubのAtagi、MAN WITH A MISSIONのジャン・ケン・ジョニー、WONKの荒田洸、Ryohu、CHAIのマナとカナが「これは勝てない!やられた!」と思った曲を紹介した。
5組が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは、「これは勝てない!やられた!と思った曲!」をテーマにお届けした、6月14日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
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まず登場してくれたのは、Awesome City ClubのAtagi。
Atagi:私が「勝てない!」「やられた!」と思った曲は、ZICOの『SoulMate(feat. IU)』です。ZICOさんは、韓国の「Block B」というアイドルグループの一員で、自身でも曲を書いたり、プロデュースしたり、かなりマルチな才能をお持ちの方です。韓国の作曲家や音楽プロデューサーの曲をよく聴く流れで、ZICOさんの楽曲に出会いました。この楽曲は、同じく韓国の女性シンガー・IUさんをフィーチャリングに迎えた楽曲で、かなり完成度が高く、デュエットものとしても、ポップソングとしても最高峰といっても過言ではないような作品になっているんじゃないかと思います。他のものも含めてZICOさんの楽曲のすごいところは、マニアックなものをマニアックに見せずに上質なポップスとして完成させていること。メロディやコードが非常に音楽的で、すごくレベルが高いなと思いました。
【ZICO『SoulMate(feat. IU)』を聴く】
続いて登場したアーティストは、MAN WITH A MISSIONのジャン・ケン・ジョニー。
ジャン・ケン・ジョニー:私が「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、My Chemical Romanceの『Welcome To The Black Parade』です。非常に有名な楽曲で、巨大なバンドなので大好きな方も多いと思います。初めて聴いたときは、とにかく衝撃的でしたね。真っ当なロックなんだけど、オペラチックな劇場型の大作だと思います。ひたすら気分を鼓舞する歌詞や展開の曲で、本当に衝撃を受けました。My Chemical Romanceのようなメロコアチックなパンクバンドが、クイーン並みの劇場型の楽曲をその時代に新しく生み出したってことで、とんでもない傑作ができたなって感銘を受けて聴いていた記憶があります。彼らのように、好きなジャンルにちょっとした違和感を入れることが大事なのだと、僕自身も痛感させられた一曲です。
【My Chemical Romance『Welcome To The Black Parade』を聴く】
荒田:私が「勝てない!」「やられた!」と思った曲は、Jonsi(ヨンシー)の『Shiver』です。Jonsiは、アイスランドのバンド「Sigur Ros」のVo./Gt.なんですけど、Jonsiとしてソロでも活動しています。この『Shiver』という曲ですが、とにかくすごい! この楽曲が収録されているアルバム全体に言えることですが、サウンドの作り方とか「どうやってこの音作ってんだ!?」と衝撃を受けました。音がごちゃごちゃしすぎると全体の立体感が失われがちなのですが、音圧はありつつも詰め込みすぎず、一つ一つの素材の音を綿密に作って配置することによって、音の立体感があるな~と思いました。本当に一つ一つの音が、どうやって作っているかわからないというか(笑)。鍵盤とかで出せないような音を作る能力がすごいなと思いました。僕も、こういうすごい音を作っていきたいですね。
【Jonsi『Shiver』を聴く】
続いて登場したアーティストは、Ryohu。
Ryohu:僕が「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、J. Coleの『a m a r i』です。この曲は、J. Coleが今年リリースしたアルバム『The Off-Season』に収録されている楽曲なのですが、このアルバム全体通してJ. Coleのラップが上手すぎる! ビートもいろんな年代を残しつつ、いまの時代にアップデートされたサウンドになっているのかなと思いました。プロデューサーやフィーチャリング勢も豪華ですね。彼の半生を歌っていて共感できるところがたくさんあるいいアルバムだなと思いました。余談ですけど、アルバム発売と同じくらいのタイミングでアフリカのプロバスケチームに入団してて。家庭の事情か何かですぐ引退しちゃったんですけど、その辺りも含め自分のやりたいことや思ってることとリンクしてかっこいいと思いましたね。
【J. Cole『a m a r i』を聴く】
マナ:私たちが「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、Superorganismの『Everybody Wants to Be Famous』です。
カナ:この曲は、たぶん初めてSuperorganismを知ったときに聴いた曲だよね。
マナ:そうだね。衝撃的にキャッチーで、衝撃的に自由で、個性も色も強くて。聴いたその日に日本でワンマンするって聞いて、観に行ったよね。
カナ:そうそう。それで、たまたまSuperorganismと一緒になって話せる機会があってインタビューしたら、ボーカルのOronoが日本人でびっくりしたのを覚えてる。
マナ:うんうん。とにかく曲が良すぎるし、私たちもこういうのやりたかったじゃん。
カナ:たぶん世界中が「自分たちもこういうことやりたかった!」と思ったよ!
マナ:いっぱいいたと思う! 本当衝撃だった。自由って、こういうことを言うんだなって思ったよ。私たちがもともと好きだったディズニーのパレードっぽい感じをちゃんと調理して今の音にしてるのがすごい。
カナ:声も大人っぽいしね。
マナ:そうそう! どこで聴いても合うし。もう大リスペクトです!
カナ:ヨーロッパツアーに呼んでくれて毎日見てたけど、毎日楽しくて悔しかったもん。
マナ:悔しかった! 早く曲作りたいって思ったもん。あの後、一年くらい「Superorganismを超える曲を」ってずっと思いながら作ってた(笑)。
【Superorganism『Everybody Wants to Be Famous』を聴く】
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
5組が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは、「これは勝てない!やられた!と思った曲!」をテーマにお届けした、6月14日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
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勝てないと思った曲PART1
最前線で活躍するアーティストが「これは勝てない! やられた!」と思った曲はどんな曲なのだろうか。音楽は勝ち負けではないが、「勝てない!」「やられた!」と思った一曲とその理由を訊いた。まず登場してくれたのは、Awesome City ClubのAtagi。
Atagi:私が「勝てない!」「やられた!」と思った曲は、ZICOの『SoulMate(feat. IU)』です。ZICOさんは、韓国の「Block B」というアイドルグループの一員で、自身でも曲を書いたり、プロデュースしたり、かなりマルチな才能をお持ちの方です。韓国の作曲家や音楽プロデューサーの曲をよく聴く流れで、ZICOさんの楽曲に出会いました。この楽曲は、同じく韓国の女性シンガー・IUさんをフィーチャリングに迎えた楽曲で、かなり完成度が高く、デュエットものとしても、ポップソングとしても最高峰といっても過言ではないような作品になっているんじゃないかと思います。他のものも含めてZICOさんの楽曲のすごいところは、マニアックなものをマニアックに見せずに上質なポップスとして完成させていること。メロディやコードが非常に音楽的で、すごくレベルが高いなと思いました。
【ZICO『SoulMate(feat. IU)』を聴く】
続いて登場したアーティストは、MAN WITH A MISSIONのジャン・ケン・ジョニー。
ジャン・ケン・ジョニー:私が「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、My Chemical Romanceの『Welcome To The Black Parade』です。非常に有名な楽曲で、巨大なバンドなので大好きな方も多いと思います。初めて聴いたときは、とにかく衝撃的でしたね。真っ当なロックなんだけど、オペラチックな劇場型の大作だと思います。ひたすら気分を鼓舞する歌詞や展開の曲で、本当に衝撃を受けました。My Chemical Romanceのようなメロコアチックなパンクバンドが、クイーン並みの劇場型の楽曲をその時代に新しく生み出したってことで、とんでもない傑作ができたなって感銘を受けて聴いていた記憶があります。彼らのように、好きなジャンルにちょっとした違和感を入れることが大事なのだと、僕自身も痛感させられた一曲です。
【My Chemical Romance『Welcome To The Black Parade』を聴く】
勝てないと思った曲PART2
続いて登場したアーティストは、WONKの荒田洸。荒田:私が「勝てない!」「やられた!」と思った曲は、Jonsi(ヨンシー)の『Shiver』です。Jonsiは、アイスランドのバンド「Sigur Ros」のVo./Gt.なんですけど、Jonsiとしてソロでも活動しています。この『Shiver』という曲ですが、とにかくすごい! この楽曲が収録されているアルバム全体に言えることですが、サウンドの作り方とか「どうやってこの音作ってんだ!?」と衝撃を受けました。音がごちゃごちゃしすぎると全体の立体感が失われがちなのですが、音圧はありつつも詰め込みすぎず、一つ一つの素材の音を綿密に作って配置することによって、音の立体感があるな~と思いました。本当に一つ一つの音が、どうやって作っているかわからないというか(笑)。鍵盤とかで出せないような音を作る能力がすごいなと思いました。僕も、こういうすごい音を作っていきたいですね。
【Jonsi『Shiver』を聴く】
続いて登場したアーティストは、Ryohu。
Ryohu:僕が「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、J. Coleの『a m a r i』です。この曲は、J. Coleが今年リリースしたアルバム『The Off-Season』に収録されている楽曲なのですが、このアルバム全体通してJ. Coleのラップが上手すぎる! ビートもいろんな年代を残しつつ、いまの時代にアップデートされたサウンドになっているのかなと思いました。プロデューサーやフィーチャリング勢も豪華ですね。彼の半生を歌っていて共感できるところがたくさんあるいいアルバムだなと思いました。余談ですけど、アルバム発売と同じくらいのタイミングでアフリカのプロバスケチームに入団してて。家庭の事情か何かですぐ引退しちゃったんですけど、その辺りも含め自分のやりたいことや思ってることとリンクしてかっこいいと思いましたね。
【J. Cole『a m a r i』を聴く】
勝てないと思った曲PART3
最後に登場したアーティストは、CHAIのマナとカナ。マナ:私たちが「勝てない!」「やられた!」と思った楽曲は、Superorganismの『Everybody Wants to Be Famous』です。
カナ:この曲は、たぶん初めてSuperorganismを知ったときに聴いた曲だよね。
マナ:そうだね。衝撃的にキャッチーで、衝撃的に自由で、個性も色も強くて。聴いたその日に日本でワンマンするって聞いて、観に行ったよね。
カナ:そうそう。それで、たまたまSuperorganismと一緒になって話せる機会があってインタビューしたら、ボーカルのOronoが日本人でびっくりしたのを覚えてる。
マナ:うんうん。とにかく曲が良すぎるし、私たちもこういうのやりたかったじゃん。
カナ:たぶん世界中が「自分たちもこういうことやりたかった!」と思ったよ!
マナ:いっぱいいたと思う! 本当衝撃だった。自由って、こういうことを言うんだなって思ったよ。私たちがもともと好きだったディズニーのパレードっぽい感じをちゃんと調理して今の音にしてるのがすごい。
カナ:声も大人っぽいしね。
マナ:そうそう! どこで聴いても合うし。もう大リスペクトです!
カナ:ヨーロッパツアーに呼んでくれて毎日見てたけど、毎日楽しくて悔しかったもん。
マナ:悔しかった! 早く曲作りたいって思ったもん。あの後、一年くらい「Superorganismを超える曲を」ってずっと思いながら作ってた(笑)。
【Superorganism『Everybody Wants to Be Famous』を聴く】
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
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