CHAIのマナ(Vo/Key)が「夜の環七」をテーマに曲をセレクトした。
マナが登場したのは、J-WAVEで放送された『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、藤原麻里菜)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは1月11日(水)。
マナ:今回私がテーマにしたのは「夜の環七」です。三軒茶屋から大岡山ぐらいをよく歩くんだよね。歩くのが好きで1時間とか1時間半、毎日歩いています。では、そんな「夜の環七」をテーマにまずは1曲。
マナは1曲目にYoshi T.の『McQueen』をセレクトした。
マナ:Yoshi T.は、最近日本に遊びにきとった、ニューヨークの日本人のラッパーで友だちになりました。すごくかわいい男の子で、パワフルなニューヨークに住んでいる、マジでニューヨークって感じの男の子。曲の作り方とかも話をしていたら、同じようなバイブスをすごく感じたんです。曲に対してとか音楽に対してとか「こういう風になっていきたい」とかっていうテーマとかも、けっこう共通点がCHAIと多くて、シンパシーを感じた最近のアーティストです。
マナ:音楽をゆっくり聴きたいなとか、自分の作った曲の完成が見えるときとか。ミックスが上がってきた段階とかで、よく夜の環七をふと歩いて帰るという。音楽とともに環七がある。というのも、名古屋出身だもんで、環七という呼び名のつく道路は、東京っぽいの。東京を環七に感じます。環七を、最初は車で通ったかな? 「うるせー」って思った。あまりにも車の量が多くて「これが東京なんだ」って。名古屋よりも単純に人口が多いから。歩く人も多いし車も多くて「うるさい場所だな」と思ったんだけど、いざ歩いてみると、音楽を聴いたり歩いたりするのにピッタリだから、寂しくないぐらいうるさいんだよね。だもんで、歩くのが好きです。
マナは自分流の音楽の聴き方についても語った。
マナ:その気分によって曲は全然変わるんだけど、まずスピード感のある曲を聴いて、そのあとだんだんと落ち着いていく。で、またスピード感のある曲を聴いて落ち着いていくという。私はご飯を食べるときも同じなんだけど、しょっぱいものを食べて甘いものを食べてというのを繰り返して、延々ループができるという感じで(笑)。音楽も激しいのを聴いてゆっくりなのを聴いてとやっていると、人生を長く感じて楽しいんです。その瞬間がすごく幸せ。
2曲目にマナがチョイスしたのは、Rosaliaの『HENTAI』。この曲を聴くと「泣きたくなる」のだとか。
マナ:その気持ちというのがネガティブとかじゃなくて「あ、泣きたいな」と思ったときにちゃんと泣かせてくれる曲。誰だって泣くとすごくリフレッシュできるときってあるじゃん? 「すごく今日は元気だったんだけど、1日の終わりに泣いたほうが明日がハッピーになるな」みたいなときに、ちゃんと泣かせてくれる。それでちゃんと笑わせてくれる曲。『HENTAI』という言葉が入ってくることによって明日を幸せに生きられる、そんな曲です。
番組ではマナがセレクトしたRosaliaの『HENTAI』と、Louis Coleの『Park Your Car on My Face』をオンエアした。
マナ:Louis Coleは去年、来日したときにライブを観に行って、あまりにも衝撃的で。「音楽を遊ぶ」ということをこの人ひとりで実体験している感じなんだよね。歌も歌えばキーボードも弾くし、まずドラムがすごいし音色がすごい。これを聴くと「あ、私オシャレだな」ってテンションが上がる、そんなアーティストです。
マナ:東京に上京してきて、初めて「街を歩く」ということを始めたの。で、一番好きなのが環七を歩くこと。いろいろなところを歩いてきたんだけど、というのもいろいろな駅を通過できるし、いろいろな区も通過できる(笑)。だもんで1時間とか1時間半歩きたいときにちょうどよくて。東京ってどこにでも歩いて行けるし、いざとなれば歩いて帰れるしとか、その近さが一番魅力的だなって思う。それこそ三茶は賑やかだから、賑やかな曲は聴きたくない。逆に落ち着いたものを求めて、さっきのRosaliaの『HENTAI』とか、最初に流したYoshi T.の曲とかを聴いて。そうしたら多分、三茶を通り過ぎるとだんだんと静かになってくるんだよね。そのへんになってきたときに、激しめの4つ打ちの曲を聴いて自分のテンションを上げてくれる曲を聴く。「上がってきた!」と思ったら周りが落ち着いてくる、というのが一番心地いい。ちょうどいま中間ぐらいかな、三茶と大岡山の中間地点で上げてもらいたいと思います。
マナはBasement Jaxxの『Jump 'N Shout』をセレクトした。
マナ:街と音楽ってどの瞬間もどの時代もどんな人もどんな動物も植物も食べ物も、全部つながると思っていて。だもんで、自分が音楽を作ることとか、音楽をチェックすることに全部つながってくる。生き方を作ってくれるぐらい、街と音楽って共通しとると思っていて。だもんで、音楽を作れてすごく幸せだなと思う瞬間です。では、この時間の最後にお送りするのはQの『Stereo Driver』。このQの曲はまさに、大岡山あたりに着くときにちょうどいいテンポ感。「よし、今日1日終わるぞ」というタイミング。それは大岡山でなくてもどこでもいいんだけど。今日1日が終わるぞというタイミングで、すごく悲しくもなければすごいアゲでもない、ちゃんと寄り添ってくれる、街と道路と自分にちゃんと寄り添ってくれる、すごく優しい男の子の曲です。
番組では、マナが最後にセレクトしたQの『Stereo Driver』をオンエアした。
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東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
マナが登場したのは、J-WAVEで放送された『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、藤原麻里菜)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは1月11日(水)。
環七を歩きながら
ツアー目前のため、多忙な日々を送っていると話しつつ挨拶をしたマナ。マナはまず、テーマに「環七」こと東京都道318号環状七号線を選んだ理由について語った。マナ:今回私がテーマにしたのは「夜の環七」です。三軒茶屋から大岡山ぐらいをよく歩くんだよね。歩くのが好きで1時間とか1時間半、毎日歩いています。では、そんな「夜の環七」をテーマにまずは1曲。
マナは1曲目にYoshi T.の『McQueen』をセレクトした。
寂しくないぐらいの“うるささ”
マナが環七を歩くタイミングは1日の終わりが多いそう。東京ならではの「うるささ」が音楽を聴くのにちょうどよいのだとか。マナ:音楽をゆっくり聴きたいなとか、自分の作った曲の完成が見えるときとか。ミックスが上がってきた段階とかで、よく夜の環七をふと歩いて帰るという。音楽とともに環七がある。というのも、名古屋出身だもんで、環七という呼び名のつく道路は、東京っぽいの。東京を環七に感じます。環七を、最初は車で通ったかな? 「うるせー」って思った。あまりにも車の量が多くて「これが東京なんだ」って。名古屋よりも単純に人口が多いから。歩く人も多いし車も多くて「うるさい場所だな」と思ったんだけど、いざ歩いてみると、音楽を聴いたり歩いたりするのにピッタリだから、寂しくないぐらいうるさいんだよね。だもんで、歩くのが好きです。
マナは自分流の音楽の聴き方についても語った。
マナ:その気分によって曲は全然変わるんだけど、まずスピード感のある曲を聴いて、そのあとだんだんと落ち着いていく。で、またスピード感のある曲を聴いて落ち着いていくという。私はご飯を食べるときも同じなんだけど、しょっぱいものを食べて甘いものを食べてというのを繰り返して、延々ループができるという感じで(笑)。音楽も激しいのを聴いてゆっくりなのを聴いてとやっていると、人生を長く感じて楽しいんです。その瞬間がすごく幸せ。
2曲目にマナがチョイスしたのは、Rosaliaの『HENTAI』。この曲を聴くと「泣きたくなる」のだとか。
マナ:その気持ちというのがネガティブとかじゃなくて「あ、泣きたいな」と思ったときにちゃんと泣かせてくれる曲。誰だって泣くとすごくリフレッシュできるときってあるじゃん? 「すごく今日は元気だったんだけど、1日の終わりに泣いたほうが明日がハッピーになるな」みたいなときに、ちゃんと泣かせてくれる。それでちゃんと笑わせてくれる曲。『HENTAI』という言葉が入ってくることによって明日を幸せに生きられる、そんな曲です。
番組ではマナがセレクトしたRosaliaの『HENTAI』と、Louis Coleの『Park Your Car on My Face』をオンエアした。
街の雰囲気に合わせて選曲
名古屋出身のマナは車文化だったこともあり、街歩きは東京に来てからするようになったそう。また、街の雰囲気に合わせて楽曲を選んで聴いているという。マナ:東京に上京してきて、初めて「街を歩く」ということを始めたの。で、一番好きなのが環七を歩くこと。いろいろなところを歩いてきたんだけど、というのもいろいろな駅を通過できるし、いろいろな区も通過できる(笑)。だもんで1時間とか1時間半歩きたいときにちょうどよくて。東京ってどこにでも歩いて行けるし、いざとなれば歩いて帰れるしとか、その近さが一番魅力的だなって思う。それこそ三茶は賑やかだから、賑やかな曲は聴きたくない。逆に落ち着いたものを求めて、さっきのRosaliaの『HENTAI』とか、最初に流したYoshi T.の曲とかを聴いて。そうしたら多分、三茶を通り過ぎるとだんだんと静かになってくるんだよね。そのへんになってきたときに、激しめの4つ打ちの曲を聴いて自分のテンションを上げてくれる曲を聴く。「上がってきた!」と思ったら周りが落ち着いてくる、というのが一番心地いい。ちょうどいま中間ぐらいかな、三茶と大岡山の中間地点で上げてもらいたいと思います。
マナはBasement Jaxxの『Jump 'N Shout』をセレクトした。
番組では、マナが最後にセレクトしたQの『Stereo Driver』をオンエアした。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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