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MASHIHO「12時間くらいスタジオに」 韓国での濃い高校時代を振り返る

MASHIHO「12時間くらいスタジオに」 韓国での濃い高校時代を振り返る

アーティストのMASHIHOが、1st写真集の制作エピソードや、ソロ活動への想いなどを語った。

MASHIHOが登場したのは、6月27日(金)放送のJ-WAVE『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のコーナー「AWESOME COLORS」だ。

1st写真集の撮影地・台湾の印象

MASHIHOは2001年3月25日、日本生まれの現在24歳。2020年にK-POPボーイズグループ・TREASUREのメンバーとしてデビューし、2022年11月にグループを離れた。その後、1年の充電期間を経て、2024年3月にソロ活動をスタート。2025年3月にリリースした1stアルバム『ULTRA VIOLET』は、タイ、インドネシア、シンガポールのiTunes R&Bソウル部門で1位を獲得した。Instagramのフォロワーは120万人にのぼり、日本語、英語、韓国語を操る、いま大注目のグローバルアーティストだ。

そんなMASHIHOは、6月20日(金)に1st写真集『Dear Ü』(ワニブックス)を発売した。ファン待望の写真集を撮影した台湾は、どんなところだったのだろうか。

MASHIHO:人生で初めて行ったんですけど、日本のお店もけっこうたくさんあって、海外に来ている感覚があまりなく、自然体で楽しめました。

長谷川:なぜ、台湾をロケ地に選んだのでしょう?

MASHIHO:もともと、台湾でファンミーティングをする機会があって「せっかくなら海外で写真集を撮りたい」という気持ちもあったので、そのタイミングに合わせて台湾になりました。

長谷川:ファンミーティングはどうでしたか?

MASHIHO:ファンの方々がたくさん来てくれて、アットホームな雰囲気でした。しかも、日本から来てくれた人もいて、楽しかったです。

長谷川:写真集の衣装は、ご自身で提案したり、私服も混ざっていたりしますか?

MASHIHO:そうですね。私服も混ざっています。「こういう服はあんまり着たことがないから着たほうがいいよね」とか、「ここは自分の好きな服のコーデでいこうか」と、スタイリストさんともいろいろ話し合って決めました。

長谷川:ちなみに、どのような服装がご自身らしいと感じますか?

MASHIHO:いろいろなスタイルを着ていて、日によってコロコロ変わるので、表現するのは難しいですね。写真集のなかでいうと、赤い服、ちょっとスポーティな系統はあまり着たことがなかったので、チャレンジしてみました。

長谷川:衣装選びや楽曲制作などでは、どういったところからインスピレーションが湧いてきますか?

MASHIHO:自分のこれまで経験してきたことですね。わざわざインスピレーションを受けようと思って、いろいろなところに出向くことはしていなくて、「自分の人生を物語れるのが、音楽とファッション」という感じですかね。

長谷川:練習生の期間を経て、いまここにいらっしゃると思いますが、振り返ってみると、よくインスピレーションに出てくる時期や場所は、どのようなもの多いですか?

MASHIHO:たとえば曲を書くときは、楽しい曲だったら高校生活です。小中高では、高校がいちばん楽しかったので、高校のときの思い出や、あとは家族旅行に行ったときの思い出、ステージに立っているときの思い出などが多いですね。

音楽番組で見つけたアーティストに憧れを抱いて

韓国の事務所と初めて契約をした当時、MASHIHOは小学6年生。ダンスやボイストレーニングを行いながら、高校は芸能コースながらも全日制に通ったという。

長谷川:学校にも通いながら韓国にも渡って、濃い高校生活だったのかなと想像します。

MASHIHO:朝から学校に行って、終わったらそのままスタジオに向かって夜まで練習して、の繰り返しでした。

長谷川:韓国の事務所のトレーニングは、かなり厳しいと聞きますが、いかがでしたか?

MASHIHO:そうですね。でも、練習しやすい環境は整っているので、きつかったですけど、いま思えばあっという間でした。

長谷川:具体的に、どういった施設が整っているのでしょう?

MASHIHO:スタジオが人数よりも倍の数があったり、一人ひとり自由に出入りできるように認証制を採用していたり、ジムもあって、シャワー室もレコーディングルームもあったし、いろいろな設備が整っていました。自分は、基本的に12時間くらいスタジオにいました。

長谷川:12時間!? そこには、自由時間も含まれている?

MASHIHO:そうです。ごはんとかも含まれているけど、スタジオにいる時間でいうと、だいたい12時間が基本という感じでしたね。

厳しい練習生期間も長かったMASHIHOだが、そもそもアーティストになろうと思ったきっかけは何だったのだろうか。

MASHIHO:小学生のころに『Mnet』という音楽番組を見ていたときに、SE7ENさんというソロアーティストを見つけて「うわ、かっこいい!」と感じたのがきっかけです。それまでもずっとダンスはしていたものの「アーティストになろう」という考えは特になかったのですが、その方を見て「自分もこうなりたい」と思いました。

長谷川:そして2020年にデビューしましたが、デビューまでの期間が7年。すごく長いですね。

MASHIHO:長かったですし、韓国の事務所は「いつデビューできる」というのが決まっていないので、「いつできるんだろう?」とずっと思っていました。でも、ここで辞めたらもったいないし、叶えたい目標もあったので頑張って耐えましたね。

番組では、3月25日にリリースした1stアルバム『ULTRA VIOLET』のリード曲『UV』をオンエアした。楽曲に込めた思いをMASHIHOは次のように語る。

MASHIHO『UV』 (Official Music Video)

MASHIHO:みなさん、「UV」というと紫外線を思い出しますよね。紫外線は目に見えないし、悪いイメージがあるかもしれません。しかし、音楽も、感情、人の言葉も全部目に見えない。紫外線は視点を変えればいいイメージもあるので、そういったものが相手の心を揺さぶるということを曲に落とし込ませていただきました。

アルバムを引っさげたツアーを開催

長谷川:先ほど「過去の経験からインスピレーションを受けることが多い」とおっしゃっていましたが、ご自身の楽曲のソングライティングも手がけるようになったと伺いました。ここは、新しい試みなのではないですか?

MASHIHO:そうですね。グループとなると“個性”よりも“まとまり”が大事ですが、ソロになったときに「曲やパフォーマンスを通して、もっとみんなに自分を知ってもらいたい」と思ったので、楽曲も自分で頑張ろうという気持ちで作っています。また、ソロになってからは音楽面だけではなく、たとえばグッズ制作やイベントの企画などにも、ミーティングから一緒に入っていて、裏の部分の1からこだわるようにはしています。

長谷川:ソングライティングはなかなか難しい作業だと思いますが、どういった場所・環境でされることが多いですか?

MASHIHO:スタジオか家が基本ですね。外に出ているときも、たまに歌詞が思い浮かんだらメモをしています。

長谷川:ソロアーティストとして、いまは常に「インプットできるものはして」というフェーズですか?

MASHIHO:意識をしすぎてはいませんが、急にパっと(詞が)出てくるときが増えましたね。

続いて長谷川は、台湾で撮影されたファースト写真集『Dear Ü』に隠された、ある“仕掛け”についてMASHIHOに訊く。

長谷川:写真集にはQRコードがついていて、読み取るとMASHIHOさんの未発表の新曲『P.S.』を楽しめるそうです。これはワニブックス初となる試みということですが、私、素敵な写真やインタビューを拝見して、「QRコードがある」と言われていたのですが、見当たりませんでした。「サンプルだからかな?」と思ったのですが、しっかり読み込まないと、わらかない場所にあるんですか?

MASHIHO:そうですね。(読者に)見つけてもらいたいので、場所は内緒です。みんなが思っているようなところには、ないと思います。

長谷川:なぜ、見えにくいところにQRコードを置いたんですか?

MASHIHO:「隅々まで見てください」という感じです!

長谷川:『P.S.』は、映像も(公には)出ていないということですか?

MASHIHO:「いまのところは」という感じですが、映像も(写真集を)買った人しか見られないですね。(ファンに)いち早く届けて見てもらいたいし、聴いてもらいたかったので、このような形式にしました。

長谷川:そもそも、このアイデアはどこから出たのでしょうか?

MASHIHO:どこから出たんでしょう……? 話しているうちに「そういうのいいね」となった気がします。

MASHIHOは8月より初のツアー「MASHIHO ULTRA VIOLET TOUR 2025」を開催し、東京・大阪・愛知を回る。東京公演は8月23日(土)にZepp Hanedaにて行われる。

MASHIHO:いままでファンミーティングをたくさんさせてもらっていますが、それとはもうガラッと変わって、だいぶ音楽性に富んだツアーとなっています。自分のことをある程度知っているよ、音楽も好きだよという方は、ぜひお越しいただけたらなと思います。

長谷川:ファンミーティングは、もうちょっとイベントっぽい感じですか?

MASHIHO:はい。ファンミーティングがファンとの関わりを大切にするような会だとしたら、今回のツアーはミュージシャンのMASHIHOが見られる“音楽”という感じなので、楽しみに来てください。

長谷川:最後に、今後のMASHIHOさんの目標やゴール、ソロとしての意気込み、展望などをぜひ聞かせてください。

MASHIHO:まずは、もっと日本でも知名度を上げなければいけないですが、タイのバンコクでのツアーも決まっているので、グローバル的にももっと活躍して、みんなと世界旅行ができたらと思っています。

MASHIHOの最新情報は、公式サイトまで。

『START LINE』のコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くゲストをお迎え。放送は毎週金曜の17時30分ごろから。

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