
GENERATIONSの佐野玲於が、新曲『Magic Hour』の制作秘話や、自身の活動への思いなどを語った。
佐野が登場したのは、6月13日(金)放送のJ-WAVE『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のコーナー「AWESOME COLORS」だ。
佐野:もともとストリートダンスをやっていたんですけど、高校に入学するときに、いま所属しているLDHが新しいグループを作るということでお話をいただいて入所し、こういう世界の仕事を始めました。
長谷川:ダンスはいつごろから?
佐野:9歳のときに始めました。最初はブレイクダンスがやりたくて、地元でストリートダンスのスタジオを見つけて行って、そこからヒップホップやクランプなどにハマって。なので、結局ブレイクダンスは通らずに来たんですけど、「男の子の憧れ」みたいなところから始めて、部活も入らずにどんどんのめりこんでいきました。それから、EXILEのツアーのサポートダンサーなどの外注みたいなお仕事もいただくようになって、加えてEXILEさんのスクールに「特待生で入らないか」というお話もいただいて、ありがたいことに通わせていただく期間もありました。その後、高校に入学するときに「スクールで教えたりしない?」みたいなお話もいただいたりして、ダンスの道で生計を立てていくことを考えていたときに「LDHに入らないか」というお話もいただきました。
長谷川:目の前のことを好きで追って行ったら、いまにたどり着いた?
佐野:そうですね。けっこう計画性のない性格で、ビジョンもないので、その日暮らしでいたんですけど(笑)。
長谷川:俳優としても大活躍ですが、もともと演じることは好きだったんですか?
佐野:自分が映像の世界に入るということは、もともと頭になかったんです。でも、母と映画館に行ったり、休みの日に地元のレンタルビデオ屋さんで古い映画とかをたくさん借りて観たりするのも好きだったので、映像の世界に興味はありました。あるとき、「やってみないか?」とお話をいただいてドラマに出演したことがきっかけで、そこから機会があれば参加させてもらっています。
長谷川:2014年にEXILE・AKIRAさん主演の『GTO』に出演したことをきっかけに、意識が芽生えた?
佐野:そうですね。初めて連ドラにがっつり出たんですよね。自分の主役の回もいただくみたいな感じで……。
長谷川:私、観ていました!
佐野:本当ですか! あのときはまだ17歳とか18歳とかで、同世代の活躍する子たちが一堂に会していて、みんなわりと芸能慣れしているんですよ。でも、僕は全然慣れていなくて、そのとき共演していた俳優の方たちに立ち振る舞いや用語などをいろいろ教えてもらいました。EXILEのAKIRAさんっていう自分の大先輩やみなさんの姿をすごく魅力的に感じて「映像の世界は本当に面白いな」「挑戦したいな」と、意欲が出ましたね。
長谷川:パフォーマーとして、俳優として、さらに歌い手として、いろいろなことにチャレンジして新たなフェーズに入ってきていると思いますが、意識に変化はありますか?
佐野:自分は“表現”というものが好きなんだなっていうことに、あらためて気づきました。表現するもの、つまりエンタメの世界が自分には魅力的に映っているし、フィットしている。「こういうお仕事がフィットしているんだな」と気づけたので本当に楽しいですし、いまの話だと肩書きがいろいろとあるように思えますが、自分は総じて“表現者”と名乗らせてもらっています。
長谷川:「PRODUCE 6IX COLORS」をやることになったきっかけは何だったのでしょう?
佐野:今年は下半期にツアーも予定していますが、それに向けて「新しい試みで楽曲を作っていきたい」というところから、メンバーのアイデアで始まりました。「6カ月連続で、それぞれでプロデュースしてみない?」っていう話から、中務裕太プロデュースの『True or Doubt』から始まったのですが、これはDa-iCEの花村想太くんに作っていただいた楽曲です。その次は(片寄涼太と)蔦谷好位置さんの「The・R&B J-POPバラード」みたいなところにきて、その次の白濱亜嵐がShintaro Yasudaさんっていう方と作った楽曲はこれまた真逆で、さらにその次はASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤(正文)さん。そして僕っていう、かなりジャンルレス・ボーダーレスなことをやってきています。
長谷川:サウンドプロデュースはineedmorebuxとNvmbrrですが、どんな作品になりましたか?
佐野:僕はもともとのルーツがヒップホップとかR&Bなので、あらためてそういうところをフォーカスした楽曲を作りたいなと思って、今回のチームを何パターンか考えていたときに、最終的にineedmorebuxとNvmbrrのrickyとやることになりました。季節感も意識しながら、お互いにいろいろと意見を出して、ビートも6回くらい変えてメロディを作って、リリックは自分の最近のインスピレーションとかを出しながら、セッションしながら作っていきました。最初は2ボーカルで考えていたんですけど、rickyから「玲於くん、入ったほうがいいっすよ」みたいな感じで言われて、ラップで参加しました。最近はメロディアスなヒップホップサウンドで「歌なの?」「ラップなの?」みたいな楽曲がすごくトレンドで、自分が「この辺、突きたいな」と思ったところがボーカルふたりにもハマるなと思ったので、今回のメロディラインの狙い方になりました。
長谷川:GENERATIONSのなかではパフォーマーですが、今回その型を破って、という感じでしたか?
佐野:今回は制作から入って(楽曲の)イメージがすごくあったので、すんなりできてしまったという感じですけど、別に「これだから、これ」と決めてはいなくて、「そこにチャレンジしたいな」という気持ちもあったので参加させていただきました。あとは、楽曲の色として“自由度”を追求したかったのもありますね。
それぞれの個性が光るプロデュース楽曲。長谷川は「ひとつのグループとして、どう企画を進めていったのか」と、チームワークについて尋ねた。
佐野:「いま、こういうのをやったら面白いんじゃないか」というのを毎月、自分なりにプロデュースするという座組なので(ほかのメンバーには)本当に何も意見を出さず、みたいな感じでしたね。ふたを開けて「よかった」の連続なので、みんなに対してすごく新しい発見もあるというか、あらためて「すごい引き出しを持ってるな」と思います。あとは、ボーカルのレンジの広さ。楽曲が本当にジャンルレスなので、それをものにできてしまうっていう、あらためてボーカリストとしての深さみたいなものをふたりが持っていることに感心するばかりでした。
佐野:「面白いことをフレッシュなときにやりたい」というのは、基本スタンスとして変わらずにあります。エンターテインメントは自分も大好きですし、そこにどういう挑戦をしていくかっていうのが、表現者としてのテーマなのかなと思っています。13年やってはいますが、まだまだバリバリ動ける年齢なので、変わらず挑戦者の気持ちでやっていきたいと思っています。
長谷川:今日の番組メッセージテーマが「私の上半期ベストニュース」なのですが、最後に、佐野さんの個人的ニュースでかまいませんので、教えていただけますか?
佐野:いっぱいあったんですけど、最近ありがたいことにライブ三昧で、とある企画でEXILEのメンバーとしてアリーナツアーにも参加しました。GENERATIONSとしては、ロックフェスに出演させていただくこともすごく多いのですが、フェスってそれぞれルールがあるんですよね。先日、岩手県で1万人くらいが集まるロックフェスに出演したのですが、そこは普通のフェスの形式だったんですよ。そうしたら、前のほうでやたら盛り上がっている男性の集団がいまして、盛り上がってくれていたんですけど、「降りて来いよ!」みたいに煽られているようにも見えたので「ステージに上げちゃおう」と思って。ただ、ひとり上げるつもりが何人も上がってきたという珍事件がありました(笑)。
長谷川:(GENERATIONSの)メンバーよりも多いお客さんが(笑)。
佐野:6人か、8人か……。おそらく、まったく僕らのファンではないであろう男子たちをステージに上げて、最後の曲だったんですけど、一緒にヘドバンするという(笑)。
長谷川:LDHのグループの方がお客さんをステージに上げるって、なかなかないのでは?
佐野:そうですね。でも、すごく素敵な思い出ができました!
GENERATIONSの最新情報は、公式サイトまで。
『START LINE』のコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くゲストが登場する。放送は毎週金曜の17時30分ごろから。
佐野が登場したのは、6月13日(金)放送のJ-WAVE『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のコーナー「AWESOME COLORS」だ。
ダンス、演技、幅広いフィールドで活躍
1996年、東京都出身の佐野は、2012年11月にGENERATIONSのパフォーマーとしてメジャーデビュー。グループでの活動はもちろん、ドラマや映画に多数出演するなど俳優活動にも精力的だ。まずは、デビューのきっかけを訊いた。佐野:もともとストリートダンスをやっていたんですけど、高校に入学するときに、いま所属しているLDHが新しいグループを作るということでお話をいただいて入所し、こういう世界の仕事を始めました。
長谷川:ダンスはいつごろから?
佐野:9歳のときに始めました。最初はブレイクダンスがやりたくて、地元でストリートダンスのスタジオを見つけて行って、そこからヒップホップやクランプなどにハマって。なので、結局ブレイクダンスは通らずに来たんですけど、「男の子の憧れ」みたいなところから始めて、部活も入らずにどんどんのめりこんでいきました。それから、EXILEのツアーのサポートダンサーなどの外注みたいなお仕事もいただくようになって、加えてEXILEさんのスクールに「特待生で入らないか」というお話もいただいて、ありがたいことに通わせていただく期間もありました。その後、高校に入学するときに「スクールで教えたりしない?」みたいなお話もいただいたりして、ダンスの道で生計を立てていくことを考えていたときに「LDHに入らないか」というお話もいただきました。
長谷川:目の前のことを好きで追って行ったら、いまにたどり着いた?
佐野:そうですね。けっこう計画性のない性格で、ビジョンもないので、その日暮らしでいたんですけど(笑)。
長谷川:俳優としても大活躍ですが、もともと演じることは好きだったんですか?
佐野:自分が映像の世界に入るということは、もともと頭になかったんです。でも、母と映画館に行ったり、休みの日に地元のレンタルビデオ屋さんで古い映画とかをたくさん借りて観たりするのも好きだったので、映像の世界に興味はありました。あるとき、「やってみないか?」とお話をいただいてドラマに出演したことがきっかけで、そこから機会があれば参加させてもらっています。
長谷川:2014年にEXILE・AKIRAさん主演の『GTO』に出演したことをきっかけに、意識が芽生えた?
佐野:そうですね。初めて連ドラにがっつり出たんですよね。自分の主役の回もいただくみたいな感じで……。
長谷川:私、観ていました!
佐野:本当ですか! あのときはまだ17歳とか18歳とかで、同世代の活躍する子たちが一堂に会していて、みんなわりと芸能慣れしているんですよ。でも、僕は全然慣れていなくて、そのとき共演していた俳優の方たちに立ち振る舞いや用語などをいろいろ教えてもらいました。EXILEのAKIRAさんっていう自分の大先輩やみなさんの姿をすごく魅力的に感じて「映像の世界は本当に面白いな」「挑戦したいな」と、意欲が出ましたね。
長谷川:パフォーマーとして、俳優として、さらに歌い手として、いろいろなことにチャレンジして新たなフェーズに入ってきていると思いますが、意識に変化はありますか?
佐野:自分は“表現”というものが好きなんだなっていうことに、あらためて気づきました。表現するもの、つまりエンタメの世界が自分には魅力的に映っているし、フィットしている。「こういうお仕事がフィットしているんだな」と気づけたので本当に楽しいですし、いまの話だと肩書きがいろいろとあるように思えますが、自分は総じて“表現者”と名乗らせてもらっています。
プロデュース、ボーカルとして参加した新曲をリリース
佐野が所属するGENERATIONSは、6月2日(月)にニューシングル『Magic Hour』をリリースした。この楽曲は、6カ月連続でメンバー6人それぞれがプロデュースした楽曲をリリースする企画「PRODUCE 6IX COLORS」の第5弾として、佐野がプロデュースを担当したものだ。GENERATIONS『Magic Hour』 (Lyric Video)
佐野:今年は下半期にツアーも予定していますが、それに向けて「新しい試みで楽曲を作っていきたい」というところから、メンバーのアイデアで始まりました。「6カ月連続で、それぞれでプロデュースしてみない?」っていう話から、中務裕太プロデュースの『True or Doubt』から始まったのですが、これはDa-iCEの花村想太くんに作っていただいた楽曲です。その次は(片寄涼太と)蔦谷好位置さんの「The・R&B J-POPバラード」みたいなところにきて、その次の白濱亜嵐がShintaro Yasudaさんっていう方と作った楽曲はこれまた真逆で、さらにその次はASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤(正文)さん。そして僕っていう、かなりジャンルレス・ボーダーレスなことをやってきています。
長谷川:サウンドプロデュースはineedmorebuxとNvmbrrですが、どんな作品になりましたか?
佐野:僕はもともとのルーツがヒップホップとかR&Bなので、あらためてそういうところをフォーカスした楽曲を作りたいなと思って、今回のチームを何パターンか考えていたときに、最終的にineedmorebuxとNvmbrrのrickyとやることになりました。季節感も意識しながら、お互いにいろいろと意見を出して、ビートも6回くらい変えてメロディを作って、リリックは自分の最近のインスピレーションとかを出しながら、セッションしながら作っていきました。最初は2ボーカルで考えていたんですけど、rickyから「玲於くん、入ったほうがいいっすよ」みたいな感じで言われて、ラップで参加しました。最近はメロディアスなヒップホップサウンドで「歌なの?」「ラップなの?」みたいな楽曲がすごくトレンドで、自分が「この辺、突きたいな」と思ったところがボーカルふたりにもハマるなと思ったので、今回のメロディラインの狙い方になりました。
長谷川:GENERATIONSのなかではパフォーマーですが、今回その型を破って、という感じでしたか?
佐野:今回は制作から入って(楽曲の)イメージがすごくあったので、すんなりできてしまったという感じですけど、別に「これだから、これ」と決めてはいなくて、「そこにチャレンジしたいな」という気持ちもあったので参加させていただきました。あとは、楽曲の色として“自由度”を追求したかったのもありますね。
それぞれの個性が光るプロデュース楽曲。長谷川は「ひとつのグループとして、どう企画を進めていったのか」と、チームワークについて尋ねた。
佐野:「いま、こういうのをやったら面白いんじゃないか」というのを毎月、自分なりにプロデュースするという座組なので(ほかのメンバーには)本当に何も意見を出さず、みたいな感じでしたね。ふたを開けて「よかった」の連続なので、みんなに対してすごく新しい発見もあるというか、あらためて「すごい引き出しを持ってるな」と思います。あとは、ボーカルのレンジの広さ。楽曲が本当にジャンルレスなので、それをものにできてしまうっていう、あらためてボーカリストとしての深さみたいなものをふたりが持っていることに感心するばかりでした。
ロックフェスで起きた珍事件
続いて、長谷川は「佐野自身の今後の展望」を訊いた。佐野:「面白いことをフレッシュなときにやりたい」というのは、基本スタンスとして変わらずにあります。エンターテインメントは自分も大好きですし、そこにどういう挑戦をしていくかっていうのが、表現者としてのテーマなのかなと思っています。13年やってはいますが、まだまだバリバリ動ける年齢なので、変わらず挑戦者の気持ちでやっていきたいと思っています。
長谷川:今日の番組メッセージテーマが「私の上半期ベストニュース」なのですが、最後に、佐野さんの個人的ニュースでかまいませんので、教えていただけますか?
佐野:いっぱいあったんですけど、最近ありがたいことにライブ三昧で、とある企画でEXILEのメンバーとしてアリーナツアーにも参加しました。GENERATIONSとしては、ロックフェスに出演させていただくこともすごく多いのですが、フェスってそれぞれルールがあるんですよね。先日、岩手県で1万人くらいが集まるロックフェスに出演したのですが、そこは普通のフェスの形式だったんですよ。そうしたら、前のほうでやたら盛り上がっている男性の集団がいまして、盛り上がってくれていたんですけど、「降りて来いよ!」みたいに煽られているようにも見えたので「ステージに上げちゃおう」と思って。ただ、ひとり上げるつもりが何人も上がってきたという珍事件がありました(笑)。
長谷川:(GENERATIONSの)メンバーよりも多いお客さんが(笑)。
佐野:6人か、8人か……。おそらく、まったく僕らのファンではないであろう男子たちをステージに上げて、最後の曲だったんですけど、一緒にヘドバンするという(笑)。
長谷川:LDHのグループの方がお客さんをステージに上げるって、なかなかないのでは?
佐野:そうですね。でも、すごく素敵な思い出ができました!
GENERATIONSの最新情報は、公式サイトまで。
『START LINE』のコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くゲストが登場する。放送は毎週金曜の17時30分ごろから。
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長谷川ミラ