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クレカが作れない若者が“機会損失”しない。スマホ上に作れる「バンドルカード」とは

(画像素材:PIXTA)

クレカが作れない若者が“機会損失”しない。スマホ上に作れる「バンドルカード」とは

誰でもスマホ上に作れるVisaプリペイドカード「バンドルカード」とは? 新規事業を生み出すための知財データベース「知財図鑑」代表であり、越境クリエイター集団「Konel」代表でもある出村光世さんが解説した。

出村さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「DREAM PITCH」。オンエアは1月21日(金)。

スマホ上に作れる「バンドルカード」とは

「バンドルカード」という、お金に関する新しいサービス。いったいどういうものなのだろうか。

出村:ざっくり言うと、スマホを持っている人なら誰でも、Visaプリペイドカードをスマホ上に作れるサービスです。銀行口座の開設が不要で、最速1分で発行できてしまうスピード感で、いま10代から30代を中心に幅広く使われています。

川田:特に10代はカードが作りにくいよね。

出村:就労できない年齢の人がたくさんいるのも事実ですし。それ以外にもカードが作れなくて困っている人って世の中にいるんじゃないかなと思います。

川田:それが簡単に作れると大きいね。

バンドルカード - WEBCM - NON STYLE「楽屋でお買物」編

若者が機会損失をしないために

出村さんは現在、「eコマース(EC/電子商取引)」が当たり前の世の中になってきているとして「バンドルカード」の必要性を解説した。

出村:コロナ禍で衣食やエンタメ、なんでも家から出ずに経済活動をおこなう必要が出てきました。そこでカードがないと苦しいことが多いなと。

川田:窮屈だよね。それでけっこう機会損失もしているだろうからね。

出村:そうなんですよね。ただ不便という話だけじゃないと思っていて。学生の場合、日常的なお小遣いやバイト代は現金であるんですけど、友だちがいい感じのLINEスタンプを作ったとして「私は現金しかないので買えない」となると寂しくないですか、とか。アーティストのライブがオンラインでしか開催されないんだけど現金しかないから観られないとか、すごく機会損失だなという気がしますよね。

川田:「バンドルカード」があれば若者もちゃんと使いたいときに使える。いまはほとんどカード決済だから、ずいぶん窮屈だろうからね。

お小遣いの範囲で使用可

「バンドルカード」はチャージ方法もいろいろあるという。

出村:手元にある現金をコンビニに持って行って、スマホ上のバーチャルカードにチャージをしていく、ということが手軽にできます。現在のインフラに乗っかった形ですぐにでも始められる点はイノベーティブなんじゃないかなと思って着目しました。

川田:チャージできるなら親御さんもそんなに心配なく負荷は軽くなるかもね。

出村:いわゆるデビットカードに近い分類になっていると思います。僕も小学生の息子がいますけど、早いうちからオンラインでの買い物とか、カードを使う体験はしてほしいなと思います。クレカだと上限が高いなどの問題が出てきちゃうと思いますが、普通にあげているお小遣いの範囲でやってもらうので全然心配ないかなと。

川田:いいね。そこから生まれそうな次の一手もありそうだよね。子どもだけしかできない「子どもファンディング」とかよさそうだよね。子どもたちがいいと思っているものに、1人10円や20円でもお金が貯まっていって、それかける10を大人が支援してあげるとかね。

出村:ハラハラしていいですね(笑)。

『INNOVATION WORLD』のワンコーナー「DREAM PITCH」は、起業家や学生など明日のイノベーターを発掘。ユニークなビジネスモデルを1分間でプレゼンする。放送は毎週金曜の20時33分頃から。

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2022年1月28日28時59分まで

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番組情報
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毎週金曜
20:00-22:00