俳優・井之脇 海が、芸術の秋におすすめの映画を紹介した。
井之脇が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)のワンコーナー「YOUR WELLNESS」。オンエアは11月7日(日)。
井之脇は『義母と娘のブルース』『プロミス・シンデレラ』(ともにTBS系)など、数々のドラマや映画に出演。子役からキャリアをスタートした井之脇が、本格的に役者の道を進もうと思ったきっかけは?
井之脇:12歳のときに黒沢 清監督の『トウキョウソナタ』という作品に参加させていただきました。9歳から子役をしていたのですが、それまではどこか“習い事”感覚と言いますか、本気じゃない感覚でお芝居と関わっていたんです。
『トウキョウソナタ』に出演したとき、井之脇は自分の芝居がアマチュアだと感じたという。
井之脇:周りにプロフェッショナルな方がたくさんいるなかで、自分が何もできなかったなと思い、そこでけっこう意識が変わりました。せっかくドラマや映画とかに関われる環境にいるのであれば、ちゃんと役者を極めてみたいなと思いました。
【関連記事】井之脇海、役者を本気で志すようになったきっかけは…
井之脇:役の年齢の心の状態は常に考えています。最近は、それと同時に見た目と言いますか、その役が選ぶ服装や髪型も大切にしたいなというふうに思っています。日常生活でも、最初にお会いする人って“見た目が9割”って言うじゃないですか。それと同じで、スクリーンで「初めまして」をしたときに、パッと見での印象ってとても大切だなって思ったんですね。「体づくりや服装選びは撮影の準備段階でやる」っていうのを、最近特に心掛けていますね。
前田:ドラマ『俺の家の話』(TBS系)では、プロレスラー役を演じるために15キロも体重を増やしたそうです。“七変化俳優”とお呼びしてもいいんじゃないでしょうか。
【関連記事】井之脇 海、10キロ増やして、戻して、15キロ増量
井之脇:好きな映画は、登場人物が悩みや葛藤など心の揺れがスクリーンを通してお客さんに伝わるものです。ジャンルで言ったらヒューマン系になるんですかね。
17歳の頃にレオス・カラックス監督の『ポンヌフの恋人』に触れたことがきっかけとなり、さらに映画にのめりこむようになったという。『ポンヌフの恋人』は1991年に公開されたフランス映画であり、ポンヌフ橋で繰り広げられるホームレスの青年と女画学生の純愛を描いた作品だ。
井之脇:衝撃を受けました。これまで僕が手に取ってきた映画とは全然違う世界がそこには存在していて。この作品を観たおかげで、映画の奥深さ、あるいは幅のようなものを知ることができました。そこから映画好きに拍車がかかっていったので、僕にとって大きな衝撃を与えてくれた作品ですね。作品では突拍子もないことが起こるのですが、自分と重ねることができるんですね。それはカラックス監督の切り取り方、ジュリエット・ビノシュやドニ・ラヴァンのお芝居によって、そこに“真実”が存在していたと言いますか。観ていて嬉しくもあり、ちょっと羨ましくもありました。「こんなお芝居ができるようになりたいな」と思いましたね。
前田:『ポンヌフの恋人』は、今の季節に観るのもおすすめの作品とのことです。ほかにも、秋におすすめの映画としてはソフィア・コッポラ監督作の『ロスト・イン・トランスレーション』を挙げてくださいました。
『MAKE MY DAY』のワンコーナー「YOUR WELLNESS」では、テーマに沿った専門家をゲストに招き、ヘルスケア情報やライフスタイル、ルーティーンなどを訊く。放送は毎週日曜の7時5分から。
井之脇が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)のワンコーナー「YOUR WELLNESS」。オンエアは11月7日(日)。
役者の道を極めていこうと決めたきっかけ
毎月一つのテーマに沿ったゲストを迎え、ココロとカラダが喜ぶ情報をお届けするコーナー「YOUR WELLNESS」。11月の放送では「映画の秋」をテーマに、俳優の井之脇海がゲスト出演する。井之脇は『義母と娘のブルース』『プロミス・シンデレラ』(ともにTBS系)など、数々のドラマや映画に出演。子役からキャリアをスタートした井之脇が、本格的に役者の道を進もうと思ったきっかけは?
井之脇:12歳のときに黒沢 清監督の『トウキョウソナタ』という作品に参加させていただきました。9歳から子役をしていたのですが、それまではどこか“習い事”感覚と言いますか、本気じゃない感覚でお芝居と関わっていたんです。
『トウキョウソナタ』に出演したとき、井之脇は自分の芝居がアマチュアだと感じたという。
井之脇:周りにプロフェッショナルな方がたくさんいるなかで、自分が何もできなかったなと思い、そこでけっこう意識が変わりました。せっかくドラマや映画とかに関われる環境にいるのであれば、ちゃんと役者を極めてみたいなと思いました。
【関連記事】井之脇海、役者を本気で志すようになったきっかけは…
あらゆる役も演じきるためにキャラクターの“第一印象”を重視
井之脇は現在25歳ながら、学生役、教師役、サラリーマン役など、年齢もキャラクターも違う役どころを見事に演じている。役作りで心がけていることを訊いた。井之脇:役の年齢の心の状態は常に考えています。最近は、それと同時に見た目と言いますか、その役が選ぶ服装や髪型も大切にしたいなというふうに思っています。日常生活でも、最初にお会いする人って“見た目が9割”って言うじゃないですか。それと同じで、スクリーンで「初めまして」をしたときに、パッと見での印象ってとても大切だなって思ったんですね。「体づくりや服装選びは撮影の準備段階でやる」っていうのを、最近特に心掛けていますね。
前田:ドラマ『俺の家の話』(TBS系)では、プロレスラー役を演じるために15キロも体重を増やしたそうです。“七変化俳優”とお呼びしてもいいんじゃないでしょうか。
【関連記事】井之脇 海、10キロ増やして、戻して、15キロ増量
おすすめのヒューマン系映画を2本紹介
俳優の傍、日本大学芸術学部映画学科を卒業。自身で脚本、監督、出演を手掛ける井之脇は、好きな映画のジャンルをヒューマン系だと語る。井之脇:好きな映画は、登場人物が悩みや葛藤など心の揺れがスクリーンを通してお客さんに伝わるものです。ジャンルで言ったらヒューマン系になるんですかね。
17歳の頃にレオス・カラックス監督の『ポンヌフの恋人』に触れたことがきっかけとなり、さらに映画にのめりこむようになったという。『ポンヌフの恋人』は1991年に公開されたフランス映画であり、ポンヌフ橋で繰り広げられるホームレスの青年と女画学生の純愛を描いた作品だ。
井之脇:衝撃を受けました。これまで僕が手に取ってきた映画とは全然違う世界がそこには存在していて。この作品を観たおかげで、映画の奥深さ、あるいは幅のようなものを知ることができました。そこから映画好きに拍車がかかっていったので、僕にとって大きな衝撃を与えてくれた作品ですね。作品では突拍子もないことが起こるのですが、自分と重ねることができるんですね。それはカラックス監督の切り取り方、ジュリエット・ビノシュやドニ・ラヴァンのお芝居によって、そこに“真実”が存在していたと言いますか。観ていて嬉しくもあり、ちょっと羨ましくもありました。「こんなお芝居ができるようになりたいな」と思いましたね。
前田:『ポンヌフの恋人』は、今の季節に観るのもおすすめの作品とのことです。ほかにも、秋におすすめの映画としてはソフィア・コッポラ監督作の『ロスト・イン・トランスレーション』を挙げてくださいました。
『MAKE MY DAY』のワンコーナー「YOUR WELLNESS」では、テーマに沿った専門家をゲストに招き、ヘルスケア情報やライフスタイル、ルーティーンなどを訊く。放送は毎週日曜の7時5分から。
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毎週日曜6:00-9:00
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前田智子