J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTEE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。9月29日(土)のオンエアでは、俳優・井之脇海さんをお迎えして、今までの経歴についてお話を伺いました。
■子役になった当初は「親に注目されたかった」
現在22歳の井之脇さんは、子役からキャリアをスタートし、これまでに数々のCM、映画、ドラマなどに出演。最近ではヒットドラマ『義母と娘のブルース』(TBS)への出演が話題となりました。俳優になったきっかけはなんだったのでしょうか。
井之脇:劇団ひまわりでエキストラをやっていて、はじめたきっかけは、すごく簡単に言うと「親に注目されたかった」。自分がドラマに出るとか、誰かに見てもらうのではなく、親に見てもらいたくてはじめたのがきっかけで、やっていくなかで、お芝居の楽しさに気づきはじめて、気づいたときには「役者になりたい」というふうになってました。
役者に目覚めたのは、12歳のころに、映画の現場で香川照之さんに出会ったからだと言います。
井之脇:映画『トウキョウソナタ』という作品で、香川照之さんに12歳のときに出会いました。そのときに言葉じゃないところで、お芝居のあり方とか、「役者はこういうものだぞ」と体現してくださいました。それまでは“習いごと感覚”もあったんですけど、『トウキョウソナタ』の現場に行ったら、みんながプロフェッショナルでかっこよくて、自分の作業を淡々とやっていく。そのときに「自分はこの場にいるのに演技のプロフェッショナルじゃないな」と思いました。「ここに参加させてもらっているのに自分は何をやっているんだろう」「仕事で関わるからにはちゃんと極めないといけないんだな」と思うようになった現場です。
■大学生時代に映画監督に挑戦
井之脇さんは監督という肩書きでも活動。大学時代に撮影した初監督作品『言葉のいらない愛』が、ユーロスペースにて現在、上映中です。
井之脇:監督と名乗っていいのかわからないですけど、趣味で大学の授業を兼ねて映画を何本か撮っていました。
マリエ:『言葉のいらない愛』は、どんなストーリーなのでしょう?
井之脇:山奥でひとり寂しく暮らしていた男がいて、その男のもとにある日、言葉をしゃべれない少年が迷い込んできます。ふたりの間には言葉の垣根を超えた友情なのか愛情なのかが、生まれるのか……という話です。
マリエ:なぜ「言葉」という愛情表現にたどり着いたんですか?
井之脇:僕はSNSとかメールとかがあまり得意ではなくて、人と会っている時間を大事にしたいというか、会っていない時間は相手のことを想像するのが好きで、今その人が何をしているとかをあんまり知りたくないんです。言葉が溢れてる世の中で、言葉とかメールじゃない部分で、人と人は離れててもつながっていたいなという僕の希望を、映画にしたいと思いました。
井之脇さんが監督、脚本、出演も全てこなしています。映画を撮りたいというビジョンは、もともとあったのでしょうか?
井之脇:「撮りたい」という欲は、役者をやっているなかでありました。役者をやっているときに、監督の意図がわからないときとかがあって。また、言葉の伝え方が僕たち(役者)と監督とで“言語”が違ったり。その言語を学ぶために撮りたかったんです。大学に入って撮れる環境になったので、制作しました。
マリエ:ご自身でのなかで、何かわかったことや変わったことはありますか?
井之脇:青天の霹靂というか、こんなに大変なものなのかと改めて認識しました。僕らは普段、撮られることや役を表現することを考えているんですけど、監督になるとその役を活かすことも考えて、全体を見たうえで、登場人物がふたりいたら、「この人だけ好きに活かしちゃいけない」とか、たまには殺すことも必要で、バランスとか、監督が考えることは多いんだなと思いました。
■今後は「がむしゃらに、ひとつでも多くの作品に」
井之脇さんに、今後の展望を聞くと……。
井之脇:今後も監督業に挑戦したいです。でも、あまり職業にしたくなくて、本業の人がたくさんいるので、言葉は難しいですが、趣味とか……。僕の趣味は音楽や映画を観るくらいしかないので、空いた時間に物語を考えて書いて、1週間お休みいただいて撮影するみたいな、そういう感じでやっていけたらいいなと思います。僕にとっての発信ツールというか、SNSのような感覚です。
役者業については、「『義母と娘のブルース』で注目してもらったので、波に乗って、1~2年でいろいろな作品に関わって成長したいです。今はがむしゃらにひとつでも多くの作品に関わりたい」と明かしました。今後の活躍にも注目です!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/
■子役になった当初は「親に注目されたかった」
現在22歳の井之脇さんは、子役からキャリアをスタートし、これまでに数々のCM、映画、ドラマなどに出演。最近ではヒットドラマ『義母と娘のブルース』(TBS)への出演が話題となりました。俳優になったきっかけはなんだったのでしょうか。
井之脇:劇団ひまわりでエキストラをやっていて、はじめたきっかけは、すごく簡単に言うと「親に注目されたかった」。自分がドラマに出るとか、誰かに見てもらうのではなく、親に見てもらいたくてはじめたのがきっかけで、やっていくなかで、お芝居の楽しさに気づきはじめて、気づいたときには「役者になりたい」というふうになってました。
役者に目覚めたのは、12歳のころに、映画の現場で香川照之さんに出会ったからだと言います。
井之脇:映画『トウキョウソナタ』という作品で、香川照之さんに12歳のときに出会いました。そのときに言葉じゃないところで、お芝居のあり方とか、「役者はこういうものだぞ」と体現してくださいました。それまでは“習いごと感覚”もあったんですけど、『トウキョウソナタ』の現場に行ったら、みんながプロフェッショナルでかっこよくて、自分の作業を淡々とやっていく。そのときに「自分はこの場にいるのに演技のプロフェッショナルじゃないな」と思いました。「ここに参加させてもらっているのに自分は何をやっているんだろう」「仕事で関わるからにはちゃんと極めないといけないんだな」と思うようになった現場です。
■大学生時代に映画監督に挑戦
井之脇さんは監督という肩書きでも活動。大学時代に撮影した初監督作品『言葉のいらない愛』が、ユーロスペースにて現在、上映中です。
井之脇:監督と名乗っていいのかわからないですけど、趣味で大学の授業を兼ねて映画を何本か撮っていました。
マリエ:『言葉のいらない愛』は、どんなストーリーなのでしょう?
井之脇:山奥でひとり寂しく暮らしていた男がいて、その男のもとにある日、言葉をしゃべれない少年が迷い込んできます。ふたりの間には言葉の垣根を超えた友情なのか愛情なのかが、生まれるのか……という話です。
マリエ:なぜ「言葉」という愛情表現にたどり着いたんですか?
井之脇:僕はSNSとかメールとかがあまり得意ではなくて、人と会っている時間を大事にしたいというか、会っていない時間は相手のことを想像するのが好きで、今その人が何をしているとかをあんまり知りたくないんです。言葉が溢れてる世の中で、言葉とかメールじゃない部分で、人と人は離れててもつながっていたいなという僕の希望を、映画にしたいと思いました。
井之脇さんが監督、脚本、出演も全てこなしています。映画を撮りたいというビジョンは、もともとあったのでしょうか?
井之脇:「撮りたい」という欲は、役者をやっているなかでありました。役者をやっているときに、監督の意図がわからないときとかがあって。また、言葉の伝え方が僕たち(役者)と監督とで“言語”が違ったり。その言語を学ぶために撮りたかったんです。大学に入って撮れる環境になったので、制作しました。
マリエ:ご自身でのなかで、何かわかったことや変わったことはありますか?
井之脇:青天の霹靂というか、こんなに大変なものなのかと改めて認識しました。僕らは普段、撮られることや役を表現することを考えているんですけど、監督になるとその役を活かすことも考えて、全体を見たうえで、登場人物がふたりいたら、「この人だけ好きに活かしちゃいけない」とか、たまには殺すことも必要で、バランスとか、監督が考えることは多いんだなと思いました。
■今後は「がむしゃらに、ひとつでも多くの作品に」
井之脇さんに、今後の展望を聞くと……。
井之脇:今後も監督業に挑戦したいです。でも、あまり職業にしたくなくて、本業の人がたくさんいるので、言葉は難しいですが、趣味とか……。僕の趣味は音楽や映画を観るくらいしかないので、空いた時間に物語を考えて書いて、1週間お休みいただいて撮影するみたいな、そういう感じでやっていけたらいいなと思います。僕にとっての発信ツールというか、SNSのような感覚です。
役者業については、「『義母と娘のブルース』で注目してもらったので、波に乗って、1~2年でいろいろな作品に関わって成長したいです。今はがむしゃらにひとつでも多くの作品に関わりたい」と明かしました。今後の活躍にも注目です!
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【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/
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