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『マツコの知らない世界』にも出演した“野崎くん”が語る、動物園の魅力と現状

『マツコの知らない世界』にも出演した“野崎くん”が語る、動物園の魅力と現状

“野崎くん”の愛称で知られる映像クリエイター・野崎浩貴さんが、動物園の動物たちの魅力と、制作中の短編映画を語った。

野崎さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『MAKE MY DAY』のワンコーナー「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」(ナビゲーター・野村友里)。オンエアは10月17日(日)。

動物たちを“個”として見るようになったきっかけ

野崎さんは、菅田将暉が主演の短編フィルム『Summer break』の脚本・監督を手がけるなど、映像クリエイターとして活動。また、大の動物好きとして知られ、『マツコの知らない世界』(TBS)への出演経験も。きゃりーぱみゅぱみゅなど著名人とも親交が深く、しばしば“謎の一般人”としてネット上で話題になっている。以前、映画監督の松居大悟がナビゲートするJ-WAVE『JUMP OVER』でも、ゲストの成田凌と松居が交流を明かしたことがあった。

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そんな野崎さんは、小さな頃から動物園が好き。ある時期を境に動物への“見方”が変化したそうだ。

野崎:年間パスポートを買って頻繁に動物園に行くようになったのは、大学を卒業した年の2011年です。就職が決まらないまま、卒業式もなくふっと大学生活が終わっちゃって。最初は「どうしようかな」と焦っていたのですが、大学院に行く友だちが「井の頭自然文化園の年間パスが安いからおすすめだよ」と言ってくれたんですね。それで、久しぶりに動物園へ一人で行ったんですよ。当時、象のはな子さんが存命のときです。そのときに動物それぞれの個体によって動いている時間も違うから、ぼーっと同じ個体を眺める時間があったんです。そうしたら「また動物園に行きたいな」って思ったんですよ。最初は入園券で入ったんですけど、それからは年間パスポートで通っています。動物たちの顔を拝むためだけに行きたくなります。
野村:何が一番魅力的なんですか?
野崎:野生の動物も好きなんですけども、動物園の動物たちは、個体が生きている限り会いに行くことができるんですよ。お互い「こんにちは」って感じです。

野崎さんは動物園に通い出してから高齢の動物に興味を持つようになったという。

野崎:健康チェックというか、「今日も会えてよかった」という気持ちになります。あと、単純に今の動物園って高齢の動物が増えてきているんですよ。
野村:そうなんですか。
野崎:個体数が減ったから新しい動物を入れよう、っていうことが簡単にできなくなっています。絶滅危惧種の動物も増えていますしね。たとえばですけど、新しいゴリラを入れるのって今は相当難しいことだと思います。今いるゴリラのなかで繁殖させるしかないんですけど、霊長類とかって5、6歳まで育ててから子どもを産むんですね。繁殖に歳月がかかるから、増える数よりも減る数のほうが増えていくんですよ。けっこう大変な状況ですね。

関東圏でおすすめの動物園・水族館は?

野崎さんは、関東圏でおすすめの動物園・水族館を紹介した。

野崎:東京だと多摩動物公園に行くことが多いです。埼玉なら埼玉県こども動物自然公園もおすすめですね。クアッカワラビーとかマヌルネコがいて、広々とした動物園です。水族館だと、栃木県にあるなかがわ水遊園、神奈川県の相模川ふれあい科学館にも淡水の水族館があっていいですよ。関東だけでもいい動物園とか水族館ってけっこうあります。新しくできた水族館もあるんですけど、基本的には減っていっています。好きなものには積極的にお金を落としていかないと、どんどんなくなってしまいますね。
野村:愛あるものには寸暇を惜しんで行動することを、野崎くんを見て学びました。

不思議な生き物が登場する短編映画を制作中

2017年、俳優の山田孝之、阿部進之介、映画プロデューサーの伊藤主税らによって短編映画制作プロジェクトである「MIRRORLIAR FILMS」が発足された。野崎さんは現在、「MIRRORLIAR FILMS」作品の1つとして「変化」をテーマにした映画を制作中だ。

野崎:「MIRRORLIAR FILMS」の第一弾の映画上映は終わったのですが、僕の作品はそのあとのシーズンで劇場公開される予定です。
野村:へえ~! 情報はどこでチェックできますか?
野崎:詳細がわかり次第、私のInstagramやTwitter、「MIRRORLIAR FILMS」のサイトで見られると思います。
野村:楽しみ。今、一番興味があることって何ですか?
野崎:作りたい映画がけっこうあって、今も長編映画の脚本を書いたりしているんですよ。ただ、朝起きたときに気になるのは「多摩動物公園のオランウータンは元気にしているかな?」です(笑)。
野村:へえ~! 今後のビジョンとして、映画と動物園が繋がることってあるんですか?
野崎:僕の人生の大部分を生き物が占めているので、そんなつもりがなくても脚本に動物園が出てきちゃったり、生き物が関係してくる話になりがちなんですよ。たとえフィクションやファンタジーだったとしても、僕が経験したものは、どうしても脚本に入ってきてしまいますね。自転車、動物園、妖怪。水木しげる先生が好きなので妖怪も好きなんですよ。好きなことは要素として入りがちです。今回の短編映画も、生き物系です。予定だと、実在しないクリーチャーが出てきます。そして、子どもが主人公。人生で初めて子役のオーディションをやりました。楽しいですよ。
野村:すごく楽しみにしています。動物園って暮らしの行動プランのなかに入っている人ってあまりいなかったと思うんですよ。そこに気付きを与えたのはすごいと思います。
野崎:嬉しいです。小さい頃に動物園行ったことがある人は多いので、「懐かしい。また行きたい」と思ってくれる人はけっこういます。友だちのなかでも、年間行くか行かないかみたいな感じだったけれど、僕と会ってから年に10回ぐらい行くようになったって人がいます。
野村:動物園がまわり始めましたね。
野崎:そうです。こうやって少しずつ、お金を落としていく人を増やしていきます(笑)。

「MIRRORLIAR FILMS」の最新情報は公式サイトをチェック。

『MAKE MY DAY』のワンコーナー「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」では、さまざまなゲストと野村友里がナチュラルなスタイルで対談をおこなう。放送は毎週日曜の7時40分から。

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