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長濱ねる、家族について考えさせられた映画は? 仕事がつらくても、家庭で頼れる父として…

長濱ねる、家族について考えさせられた映画は? 仕事がつらくても、家庭で頼れる父として…

長濱ねるが、気になるニュースや映画『家族を想うとき』の魅力を、ハリー杉山と語った。

トークが繰り広げられたのは、ふたりがナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは10月16日(土)のオンエアをテキストで紹介する。

全員騙されちゃった!? イカゲーム事件

まずは長濱が気になるニュースをピックアップ。アメリカのNetflixオリジナルシリーズで過去最大のヒット作品になったと発表された韓国ドラマ『イカゲーム』のニュースだ。

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『イカゲーム』に登場するナイスキャラのおじいさん、オ・イルナム役を演じた俳優オ・ヨンスがInstagramを開設したと韓国メディアが報道し、フォロワー数は一瞬で6万人を超え、フォロワーのなかにはイ・ジョンジェ、パク・ヘス、チョン・ホヨンなど、ドラマのなかで主要キャラを演じた俳優陣もたくさんいた。しかし、アカウント管理人が「これはファンによるアカウントです。誤解のないようお願いいたします」とストーリーズを更新した。

ハリー:やっぱりそこはフォローしちゃうよね。おじいちゃん、あまりにもキャラが濃いじゃん。あと「001番」っていうね、観た人はいろいろわかると思うけど、友情とか人生の歩み方とか、人生の大先輩なわけですから。
長濱:私もSNSをいろいろ見ていたら、ザ・ウィークエンドもストーリーズに「『イカゲーム』を観た」って上げていて。ちなみにオ・ヨンスに最近ソウルで人気のチキンチェーン店「カンブチキン」からCMのオファーがあったそうですが、まだまだ俳優の道を進みたいという理由で断ったそうです。

ティモシー・シャラメのウィリー・ウォンカが似合いすぎ?

イギリスの児童文学作家ロアルド・ダールによる小説『チョコレート工場の秘密』に登場するウィリー・ウォンカの若かりし頃を描く映画『Wonka(原題)』の撮影が現在進行中だ。同じ作品を原作とした映画では、1971年の『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダーが、2005年の『チャーリーとチョコレート工場』でジョニー・デップが、個性的なウィリー・ウォンカ役を演じた。

今回ウィリー・ウォンカを演じるのは、ティモシー・シャラメだ。先日、ティモシー・シャラメが自身のInstagramで茶色のシルクハットに赤いベルベットジャケットを着て、ウィリー・ウォンカに変身した姿を公開。さらにこの作品では、ティモシー・シャラメの歌声を聴くことができるという噂もある。

ハリー:ティモシー・シャラメの情報が入ってくるたびに、ねるちゃんがずっとニヤニヤしてるっていうね。
長濱:シャラメさま、ありがとうございます。ウィリー・ウォンカ役で歌声を聞くことができるかも、という噂なんですけど、歌の録音はロンドンのアビー・ロード・スタジオでしたらしいですね。楽しみにしています。ハリーさんは、ティモシー・シャラメ主演の公開中の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』を観に行ってきたそうですが、いかがでしたか?
ハリー:ザ・ハリウッドの超大作なんですけど、宇宙にまつわる作品で、西暦1万年超えなんですね。とにかく壮大で、映像美がたまらない2時間30分だったかな。今までも『スター・ウォーズ』シリーズとか、いろんな宇宙にまつわる作品があったと思うんですけど、そこで持っていた固定観念を全部吹き飛ばすような作品です。あと、シャラメが異常にかっこいい。もう異次元。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』日本版本予告 2021年10月15日(金)全国公開

家族の役割や思いを考えさせられる作品

最後に、U-NEXTで見放題配信がスタートした映画『家族を想うとき』を紹介した。

ケン・ローチ監督最新作『家族を想うとき』12.13(金)公開/90秒予告篇

長濱:イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家のお父さんリッキーは、フランチャイズの宅配ドライバーとして、過酷な現場で時間に追われながらも、マイホーム購入という夢を叶えるために一生懸命働いています。そんな夫をサポートする妻のアビーも、パートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いています。両親とも家族の幸せを思って仕事をしているんですけど、忙しいがゆえに家族が顔を合わせる時間がなくなっていき、高校生の息子セブ、小学生の娘ライザ・ジェーンは寂しさを募らせていきます。そんななか、お父さんがある事件に巻き込まれてしまいます。この作品は『麦の穂をゆらす風』と『わたしは、ダニエル・ブレイク』で2度「カンヌ国際映画祭」の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠、ケン・ローチ監督の作品で、ケン・ローチが引退するというのを撤回してまでも描きたかった作品みたいです。

リスナーからは「最初に邦題を見たときハートフルな映画かと思ったのですが、実際は重く厳しい現実を描いたもので正直心が沈みました」「(兄が傷害事件を起こし、父が駆けつけた際に)警官がいった『君には人生最高のものがある、君を想う家族だ』という言葉に心を打たれました」といったメッセージが寄せられた。

長濱は作品を観ていて、「家族とは何なんだろう」と考えさせられたという。

長濱:お父さんとお母さんは、他人から始まるわけじゃないですか。でもこんなにみんながみんなを思い合っていて、誰も悪くないのにうまくいかないし、そのループから抜け出せなくて。お父さんは宅配会社で強い言葉を言われたりするけれど、家では頼りがいのあるお父さんじゃなきゃいけないし、お母さんもお仕事の現場でいろんなことをいわれたりしても、家ではお母さんとして優しくみんなを守らなきゃっていう。自分の親を想像してみると、あんまり仕事のことを持ち込むことがなかったから、それってすごいことなんだなって思いました。
ハリー:我々子どもはそういうことはわかんないんだよね。父親の顔、家族の大黒柱の顔、そして外で仕事をする人としての顔っていうのは別々であって、でも子どものときは何にも知らなかった。そのスイッチの切り替えっていうのも、自分がもし父親になる日が来るんだったら絶対に持ってないと無理で。改めて家族の大切さを感じさせるような作品だよね。
長濱:終わり方がすごく好きで、「え、ここで終わるんだ!?」っていう感じなので、まだ観ていない方はぜひ終わり方にも注目してほしいなと思います。
ハリー:この作品を通して、何を感じましたか?
長濱:生活の何かのループに陥ってしまったときに、抜け出すのって難しいよなと思いました。ひとつかみ合わなくなっちゃったら抜け出すのが難しいし、全員が抜け出したいって思っているのに現実との揺れもあったり。あと、私は宅配を不在票でもう1回配達してもらうことが多いのですが、お父さんが何回も宅配で行って「いない、また行かなきゃ」と言っている姿を見て、「やめよう」とすごく反省しました。

『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。

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2021年10月23日28時59分まで

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