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上白石萌歌×井之脇 海が明かす、忘れられないカップ麺の味。撮影現場や山の上で…

上白石萌歌×井之脇 海が明かす、忘れられないカップ麺の味。撮影現場や山の上で…

J-WAVEの放送中の番組『#LOVEFAV』(ナビゲーター:上白石萌歌)。音楽やアート、読書が好きな女優・上白石萌歌が、SNSやネットを活用しながら、上白石やリスナー、ゲスト、そして世の中の人がLOVEなものや、これから好きになりそうなものをお届けする。

4月17日(土)のオンエアでは、俳優の井之脇 海がゲストに登場。山登りへの愛をたっぷりと語った。

井之脇のLOVEなものは登山

上白石と井之脇は、ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系/通称『ぎぼむす』)や「午後の紅茶」(キリン)CMでの共演経験がある。ラジオで対談するのは初めてで、「仕事なのかプライベートなのか、わからない」(井之脇)、「私にとって兄的存在」(上白石)と、仲の良さを感じさせるトークから番組はスタートした。

井之脇が夢中になっているのは「登山」。雑誌『SPUR(シュプール)』(集英社)で連載を持つほどで、『ぎぼむす』撮影時も上白石と、山で年越しをすると会話したそうだ。

井之脇:最初は都心にいる日常から非日常を求めて行っているところもあったけど、いつの間にか「山にいるほうが日常なんじゃないかな」と思い始めて。年末年始や長期の休みがあったら「山に行きたいな」って。生活の一部みたいになってるね。

父の誘いで始めた登山。最初は富士山だったという。登ったときの達成感や普段あまり話さない父との山での会話が楽しく、のめり込んでいったのだとか。大学で登山好きな友人と出会ったことあり、本格的な趣味となった。

上白石:初めてが富士山ってハードルが高くない?
井之脇:高さという意味では、高所に慣れてないと大変だけど、意外と整備されてるし、山が開いている夏の時期にちゃんとした装備で登れば、歩いていれば着くから。
上白石:あ、そうなんだ!
井之脇:高いから景色もすごくきれいだし、むしろデビューにはおすすめかもしれない。もちろん、なめちゃダメだけど。

上白石が「山登りはトレーニング的要素が強いのかなと思っている」というと、井之脇は「トレーニング的感覚ももちろんある」と同意しつつ、山によって異なる楽しみ方を語った。

井之脇:ひとつの山でも、修行僧のように厳しい断崖絶壁みたいなところを登っていくのもあれば、ちゃんと整備されたところをハイキングみたいにみんなで楽しく登るところもあって。いろいろな登り方ができるからぜひ登ってほしいな。
上白石:いいね。そのあいだは電波を発するものは触らないとか、そういう決まりがあったりする?
井之脇:いまは携帯で地図とかGPSでどこにいるか見られるから、そういうのに頼ったりするけど、基本は触らないかな。黙々と歩き続ける。
上白石:思考の断捨離ができそう。
井之脇:それが山の好きなところのひとつ。都心のせまい空の下より、広い空の下、山のなかのほうが、物事や役について違った視点で考えられる。あとは山で出会う人も、いろいろな人がいるけど、いい人が多くて。夜ごはんを山小屋で知らない人と食べることが多いんだけど、山の話だけじゃなくても「こういう仕事をしてて」とか、すごく出会いの場で、いろいろな話を聞けるから、山小屋での時間は特別かな。
上白石:登ってみたい。山で語ろう。

優しそう、繊細そう…山にも性格がある

上白石は「これまで登ったなかで一番印象的な山は?」と質問を投げかけた。井之脇は作家で登山家の深田久弥の著書『日本百名山』(新潮社)に書かれた山を制覇する野望があり、最近は日本百名山のひとつである霧ヶ峰に登ったという。

井之脇:「一番印象的な山」の答えとは違うかもだけど、とても素敵な山で。いまの季節はあんまり人もいないし、山でひとりぼっちみたいな感じで。
上白石:山にも性格があったりする?
井之脇:言葉にできない、対面したときに感じるパワー、といったら大げさだけど、匂いというか、「優しそうな山だな」「繊細な山だな」というのはちょっと感じる。
上白石:なるほど。
井之脇:話が逸れちゃうけど、萌歌のことですごく覚えているのが、初めて会ったときは熊本でCMを撮ったときで、空を見て「空が甘い」って言ったんだよね。
上白石:そんなこと言った(笑)?
井之脇:そんなこと言った。俺はでもとても素敵だなと思って。
上白石:たとえば仕事で行く現場とかで「この空気あんまり好きじゃない」や「この空気は自分の体に合うな」とか、甘いや苦い、そういうのを肌で感じるみたいな。すごくわかる気がする。
井之脇:なにが言いたいかと言うと、山にいったときもきっと萌歌なりの山の受け取り方ができるんじゃないかなと思って。たぶん俺とはまた違った楽しみができそうだなと。だから今日はこれだけ山のことを語っているんです。山側に巻き込もうとしてね(笑)。
上白石:山に引きずり込まれる(笑)。

世界一おいしいインスタント麺の食べ方

井之脇が山での料理を解説。キャンプとはまた違う楽しみ方があるのだとか。

井之脇:山にいても1日3、4食を食べないといけないから。リュックサック、「ザック」って言うんだけど、ザックのなかに食料を詰め込んで行って、山の上で料理をして食べる。
上白石:たとえばどういうものを?
井之脇:俺は基本麺が多くて、乾麺じゃなくて、そのまま食べられるうどんとかを持って行って、サバみその缶詰を入れて味噌煮込み風うどんみたいにする。簡単で、小さい鍋ひとつで完結するから。キャンプなら車でいろいろなものを持っていけるけど、山はリュックサックだけだから、選んで持って行く。それもまた楽しい作業で、無駄なく自分がどれだけ食べるのかを普段からわかってないとできないから。少なすぎてもダメだし多くてもダメ。
上白石:味は特別だったりする?
井之脇:いやもう感動するよ。普通にインスタント麺でも感じ方が全然違うと思う。世界一おいしいインスタント麺の食べ方は、インスタント麺を買います、リュックに詰めます、山に登ります、山の上で食べてくださいっていう。
上白石:なるほど(笑)。
井之脇:本当におすすめしたい。

上白石はカップ麺の話から、木村拓哉主演のドラマ『教場』(フジテレビ系)を思い出す。井之脇は『教場』、上白石は『教場II』に出演した。警察学校を題材にしたストーリーで、上白石は「外での訓練シーンは体力的にもずっと限界だった」と振り返る。

上白石:そんななかで木村さんがカップ麺を差し入れてくださって、そのときにみんなで食べたカップ麺の味が忘れられなくて。そういう感覚に近いのかなって、いま思った。
井之脇:そうね。山で違ったものを食べるのもおもしろいけど、普段と同じものを山の上で食べて違う味を感じる、違う思い出が残るというのは、特殊な経験だなと思うから。
上白石:じゃあカップ麺を買って私も山を登ってみます。

役作りで体型をコントロールすることで…タンパク質が趣味に!?

続いて「山以外で気になっていること」を訊かれた井之脇は、「タンパク質」と回答。理由は、井之脇が出演したドラマ『俺の家の話』(TBS系)が関係するという。脚本は宮藤官九郎。

井之脇:プロレスラーのプリティ原という役をやっていまして。その前に、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(以下、『いだてん』)で10キロぐらい増量したんです。

『俺の家の話』では、15、6キロも増やしたそうだ。

上白石:『いだてん』のときに10キロ増やして、さらに?
井之脇:戻してから15キロ。

上白石は思わず「本当に役者という仕事は大変ですね」と感想を述べる。

井之脇:ただ食べるだけじゃ脂肪ばかりついちゃうからタンパク質をたくさん摂る生活をしていて。いまは減量に入っています。
上白石:どれくらい落ちた?
井之脇:7、8キロかな、ピークから比べると。食べないとガリガリになっちゃうから、タンパク質を摂ってカロリーを抑える方法をとっていて。そうしたらもう「趣味・特技:タンパク質」って感じ(笑)。食べ物を見たら「タンパク質の含有量はこれぐらいだな」ってなんとなくわかっちゃう。
上白石:それはもう特技だね。

普通の景色がちょっと特別に見えるような音楽

番組では井之脇がいくつか楽曲を紹介した。「最近聴いている音楽」として名前が挙がったのは江沼郁弥。2017年に解散したplentyのボーカルだ。食事をしたこともあり、「考えていることがすごく繊細で、自分の言語をたくさん持っている方」と魅力を述べた。

番組で江沼郁弥『として(another dimension ver.)』をオンエアすると、上白石は「いいね。私は音数が少ない曲がけっこう好き。普通の景色がちょっと特別に見えるような音楽だなとすごく思った」と感想を述べた。



井之脇:言葉選びや音のチョイスがすごくいいな、素敵だなと思って。
上白石:いろいろな音を、耳を澄ませて聴きたくなるような曲だなと思いました。

続いて井之脇が「上白石におすすめしたい曲」として紹介したのは、「踊ってばかりの国」の『光の中に』。



井之脇:ボーカルの下津(光史)さんが出演された、2年前くらいのライブを観に行って。「これだけ魂をすり減らして歌っている人はなかなかいないな」という、こっちもその分を全力で受け止めるみたいな、そういう音楽体験をさせてもらった方で。踊ってばかりの国のなかでも特に好きな曲が『光の中に』です。

楽曲を聴いた上白石は「声が楽器という感じがすごくする」と表現する。

井之脇:CD音源もいいんだけど、ライブで聴くと泣いちゃうのよ。 自分が下津さんのなかに吸い込まれていくような感じがして。本当に下津さん自体が楽器だし、もしかしたらお客さんも楽器なのかもしれない。とても素敵です。

「井之脇海のできる幅を広げたい」

井之脇は「今後の野望」について、俳優としての熱い想いを語った。

井之脇:この前までプロレスラー役、2020年は初主演映画『ミュジコフィリア』でピアノを弾く役をやって。ピアノはもともとやっていたんだけど。次にやる作品が、ドラマー役でドラムの練習をしていて、できることが広がっていくのがとても楽しくて。野望というか、いろいろなことをちょっとずつ研究して、井之脇海のできる幅を広げたいなって思うかな。
上白石:出会う役に自分を広げてもらうってすごく幸せだよね。
井之脇:それと同時に、プリティ原のときに、俺はプロレス技を全部できるわけじゃないから、できるだけ頑張ったけど「井之脇海ができないからプリティ原もできない」みたいになっちゃうのがすごく悲しくて。自分のできる幅を広げることによって、役にそれが還元されるかなって最近思うようになって。いろいろなことを経験したいなと思っています。

J-WAVEで放送中の『#LOVEFAV』では、SNSやネットを活用しながら、上白石萌歌やリスナー、ゲスト、そして世の中の人がLOVEなものや、これから好きになりそうなものをお届け。放送は毎週土曜日22時から。

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2021年4月24日28時59分まで

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#LOVEFAV
毎週土曜
22:00-22:54