J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「AWESOME COLORS」。1月22日(金)のオンエアではダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz(シットキングス)のNOPPOが登場。これまでの道のりを語った。見るダンス映像アルバム『FLYING FIRST PENGUIN』1月27日(水)にリリース。
NOPPO:もともとメンバーのkazukiが、YouTubeが始まって間もないころにアメリカのダンスグループのダンス映像を観て影響されたことが始まりです。当時はヒップホップの歌詞に合わせて踊ったり、その作品にストーリー性を持たせたりするダンスが日本では少なかったんです。だから「こういうダンスを日本でやりたいね」ということから、Kazukiが3人を集めてs**t kingzになったという感じですね。
長谷川:日本のダンスはどういうスタイルが多かったんですか?
NOPPO:ヒップホップやポップ、ロックなどの音楽のビートに合わせて踊るというのは、アメリカの影響で昔からあるものだったんです。だけど、僕らが高校生ぐらいかな、アッシャーとかオマリオンといった、歌って踊るカッコいいアーティストがたくさん出てきて、そういうのに影響されてダンス界もいろいろと変わった、という感じですかね。
長谷川:グループを結成される前は、それぞれどういった活動をされていたんですか?
NOPPO:僕とkazukiは小学校4年生から幼なじみというか、ずっとダンスをやっていて、Oguriは高校生からダンスを始めて、shojiは大学生からダンスを始めたので、バラバラなんですけど、kazukiを介して集まれた奇跡の4人です(笑)。
長谷川:アマチュアのころからコンテストなどに出場されていたんですか?
NOPPO:そうですね。小さいころから。コンテストしか出るものがなくて、小中高はコンテストに出まくっていました。だからショーというより「勝つために踊るダンス」をずっと毎日練習してました。
長谷川:それは個人というよりダンスグループで?
NOPPO:スタジオに通っていたので、そのスタジオの仲のいい子たちと集まってチームを組んで出ていました。
NOPPO:アメリカでは1年にいくつか大会があるんですけれど、その大会のなかでも「Body Rock」は最後におこなわれるものです。ほかの大会で優勝した方や名前があがってきたチームが招待制で出られる大会で、憧れもあって「これは出ないとダメでしょ」ということで出ました。
長谷川:招待されて出られたんですか?
NOPPO:オーガナイザーの方に声をかけていただいて、出させていただきました。
長谷川:連続優勝するというのは本当にすごいと思います。
NOPPO:僕らも「あ、優勝できたんだ」というぐらい。僕は小さいころから「勝つためのダンス」をしていて、kazukiもそういうグループをたくさん組んでいました。「勝つためのダンス」も楽しいんですけど、自分のなかでダンスに対して「遊び」がなくなるという感覚があって。もうちょっとダンスをいろいろな遊びで楽しんでいきたいという思いからs**t kingzを組んだので、「Body Rock」に出るときも、当時やっていたみんなを楽しませるショーをちゃんとクオリティの高いものに仕上げて、「勝つためのダンス」より「みんなを楽しませるダンス」を固めて出たら、優勝できたという感じです。
長谷川:へえ! ダンスってあまり勝負のイメージがないのですが、ダンスを習っていると大会がコアになってきて、楽しいだけじゃなくて「競う」ということがメインになってくるものなんですか?
NOPPO:そうですね。もちろん大会がつまらないというわけではないんです。構成や体の動きをみんなで練習して「このチームにしかできない表現」というものは大会で得られると思うんですけど、僕らは「この衣装でこういう雰囲気の、こういう時代のダンスも組み合わせておもしろいことをやろう」とか、もうちょっと自由度が高いダンスを目指してやっていました。どっちもダンスのいいところがあると思います。
長谷川:2010年の衣装はチャールズ・チャップリンみたいなかわいい衣装でしたね。
NOPPO:そうです。まさしくチャップリンやバスター・キートン、フレッド・アステア、ジーン・ケリーといった昔の方たちの映像を観て影響されて、今のスタイルに混ぜるということをやっていて。気づいていただけてうれしいです。
長谷川:ダンスだけじゃなく、ひとつのエンターテインメント作品を観ているような、すべてが詰まった5分間だったなと思います。
長谷川:ワークショップでも「楽しさ」を意識されていたんですか?
NOPPO:そうですね。でも意識しなくてもみんなが楽しみすぎていて。鏡の前に先生が立つんですけど、スペインとか情熱的な国では、気づいたら僕らよりも前に出ていたりして(笑)。
長谷川:へえ!
NOPPO:僕らが「最後にみんなのためにパフォーマンスをするね」と言ってパフォーマンスをしたあとも、声援が鳴りやまなくて。
長谷川:さすがラテン系のエナジー。世界を回っていてスペイン以外に印象的な場所はありましたか?
NOPPO:でもやっぱり一番はスペインですかね。本当にビックリしました。ダンス熱もすごいし、普段からテンションが高いというか(笑)。
長谷川:これからもっともっと日本も「楽しむダンス」をするべきだと思いますか?
NOPPO:当時はそういうことを意識しながら、僕らがそういう存在として目立っていたんですけど、もういまはTikTokとかでみんなが自由に楽しむスタンスでやっていて「流行っている踊りはあるけど私はこう踊る」っていう、それぞれに違うので、今はすごくダンスの自由度が上がっていてステキだなと思います。
s**t kingzの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『START LINE』のワンコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
s**t kingzは奇跡の4人?
s**t kingzはNOPPO、shoji、kazuki、Oguriからなる4人組ダンスパフォーマンスグループ。ダンス以外にも俳優や演出など幅広く活動している。NOPPOがs**t kingzのルーツについて語った。NOPPO:もともとメンバーのkazukiが、YouTubeが始まって間もないころにアメリカのダンスグループのダンス映像を観て影響されたことが始まりです。当時はヒップホップの歌詞に合わせて踊ったり、その作品にストーリー性を持たせたりするダンスが日本では少なかったんです。だから「こういうダンスを日本でやりたいね」ということから、Kazukiが3人を集めてs**t kingzになったという感じですね。
長谷川:日本のダンスはどういうスタイルが多かったんですか?
NOPPO:ヒップホップやポップ、ロックなどの音楽のビートに合わせて踊るというのは、アメリカの影響で昔からあるものだったんです。だけど、僕らが高校生ぐらいかな、アッシャーとかオマリオンといった、歌って踊るカッコいいアーティストがたくさん出てきて、そういうのに影響されてダンス界もいろいろと変わった、という感じですかね。
長谷川:グループを結成される前は、それぞれどういった活動をされていたんですか?
NOPPO:僕とkazukiは小学校4年生から幼なじみというか、ずっとダンスをやっていて、Oguriは高校生からダンスを始めて、shojiは大学生からダンスを始めたので、バラバラなんですけど、kazukiを介して集まれた奇跡の4人です(笑)。
長谷川:アマチュアのころからコンテストなどに出場されていたんですか?
NOPPO:そうですね。小さいころから。コンテストしか出るものがなくて、小中高はコンテストに出まくっていました。だからショーというより「勝つために踊るダンス」をずっと毎日練習してました。
長谷川:それは個人というよりダンスグループで?
NOPPO:スタジオに通っていたので、そのスタジオの仲のいい子たちと集まってチームを組んで出ていました。
「みんなを楽しませるダンス」で達成した快挙
s**t kingzはアメリカ最⼤のダンスコンテスト「Body Rock」で2010年、2011年と連続で優勝を果たした。S**t KINGZ / Body Rock 2010 [Official HD]
s**t kingz @ Body Rock 2011 [HD] (thatsfresh.com)
長谷川:招待されて出られたんですか?
NOPPO:オーガナイザーの方に声をかけていただいて、出させていただきました。
長谷川:連続優勝するというのは本当にすごいと思います。
NOPPO:僕らも「あ、優勝できたんだ」というぐらい。僕は小さいころから「勝つためのダンス」をしていて、kazukiもそういうグループをたくさん組んでいました。「勝つためのダンス」も楽しいんですけど、自分のなかでダンスに対して「遊び」がなくなるという感覚があって。もうちょっとダンスをいろいろな遊びで楽しんでいきたいという思いからs**t kingzを組んだので、「Body Rock」に出るときも、当時やっていたみんなを楽しませるショーをちゃんとクオリティの高いものに仕上げて、「勝つためのダンス」より「みんなを楽しませるダンス」を固めて出たら、優勝できたという感じです。
長谷川:へえ! ダンスってあまり勝負のイメージがないのですが、ダンスを習っていると大会がコアになってきて、楽しいだけじゃなくて「競う」ということがメインになってくるものなんですか?
NOPPO:そうですね。もちろん大会がつまらないというわけではないんです。構成や体の動きをみんなで練習して「このチームにしかできない表現」というものは大会で得られると思うんですけど、僕らは「この衣装でこういう雰囲気の、こういう時代のダンスも組み合わせておもしろいことをやろう」とか、もうちょっと自由度が高いダンスを目指してやっていました。どっちもダンスのいいところがあると思います。
長谷川:2010年の衣装はチャールズ・チャップリンみたいなかわいい衣装でしたね。
NOPPO:そうです。まさしくチャップリンやバスター・キートン、フレッド・アステア、ジーン・ケリーといった昔の方たちの映像を観て影響されて、今のスタイルに混ぜるということをやっていて。気づいていただけてうれしいです。
長谷川:ダンスだけじゃなく、ひとつのエンターテインメント作品を観ているような、すべてが詰まった5分間だったなと思います。
情熱の国・スペインでの思い出
「Body Rock」での優勝後、s**t kingzには世界中からオファーが殺到。世界中でダンスのワークショップツアーを実施した。長谷川:ワークショップでも「楽しさ」を意識されていたんですか?
NOPPO:そうですね。でも意識しなくてもみんなが楽しみすぎていて。鏡の前に先生が立つんですけど、スペインとか情熱的な国では、気づいたら僕らよりも前に出ていたりして(笑)。
長谷川:へえ!
NOPPO:僕らが「最後にみんなのためにパフォーマンスをするね」と言ってパフォーマンスをしたあとも、声援が鳴りやまなくて。
長谷川:さすがラテン系のエナジー。世界を回っていてスペイン以外に印象的な場所はありましたか?
NOPPO:でもやっぱり一番はスペインですかね。本当にビックリしました。ダンス熱もすごいし、普段からテンションが高いというか(笑)。
長谷川:これからもっともっと日本も「楽しむダンス」をするべきだと思いますか?
NOPPO:当時はそういうことを意識しながら、僕らがそういう存在として目立っていたんですけど、もういまはTikTokとかでみんなが自由に楽しむスタンスでやっていて「流行っている踊りはあるけど私はこう踊る」っていう、それぞれに違うので、今はすごくダンスの自由度が上がっていてステキだなと思います。
s**t kingzの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『START LINE』のワンコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
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2021年1月29日28時59分まで
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- START LINE
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毎週金曜16:30-20:00
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長谷川ミラ