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藤原ヒロシ、故アラン・パーカーの名作映画を振り返る

藤原ヒロシ、故アラン・パーカーの名作映画を振り返る

J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:藤原ヒロシ)のワンコーナー「JUN THE CULTURE」。9月5日(土)のオンエアでは、10月に発売予定の藤原の書籍『Hiroshi Fujiwara:Fragment, #2』や、7月に死去した映画監督のアラン・パーカーの名作について語った。

『Hiroshi Fujiwara:Fragment, #2』発売予定

藤原はニューヨークを拠点とする出版社「Rizzoli(リッゾーリ社)」から、書籍『Hiroshi Fujiwara:Fragment, #2』を10月20日に発売予定。同書は、藤原が手掛けたアートワークなどを収録した2014年発売の書籍『Hiroshi Fujiwara:Fragment』の第2弾となる。

藤原:一冊の本になると「こういうこともあったな」と思い返すことができておもしろいというか、不思議な感覚になりますね。まだちゃんと世に出ていないものもあるので、なかなかおもしろい本だと思いますよ。今やっているモンクレールの仕事や、ルイ・ヴィトン、ナイキで手掛けたもの、車や船のデザインなどが収録されています。よかったら買ってみてください。

故アラン・パーカーを偲ぶ

『ミッドナイト・エクスプレス』や『エビータ』などの名作を輩出した映画監督のアラン・パーカーが7月31日に死去。藤原がアラン・パーカーの死を偲び、彼の作品にまつわる思い出を振り返った。

藤原:大好きな映画監督が亡くなってしまいました。アラン・パーカーは『ミッドナイト・エクスプレス』という社会派映画を撮って脚光を浴びました。僕は『ミッドナイト・エクスプレス』も大好きなのですが、昨今のBlack Lives Matterに通ずるものを感じる映画『ミシシッピー・バーニング』がすごく好きなんです。実は先週も観直したばかりでした。1960年代、アメリカの公民権運動に関する映画で、黒人差別をなくそうという内容です。

藤原は、その映画を黒人の友人と観に行ったそうだ。

藤原:鑑賞後に友だちが「おもしろかったけど、あれは白人目線の映画」だと言ったんです。その言葉がずっと頭のなかに引っかかっていて、その言葉を意識しながら先週もう一度観ることにしたんです。すると、彼の言っていたことがよくわかりました。映画そのものが黒人を差別している白人に焦点が当てられていて、主役も悪役も白人なんですよ。問題定義としていい作品だと思ったのですが、映画の作りとしては気になってしまいましたね。黒人の友だちが言った言葉を、ようやく理解することができました。だけど、映画の内容はとてもいいですよ。『ミシシッピー・バーニング』は配信サービスに全然入っていないのでDVDで観たのですが、こういう作品こそBlu-rayで発売してほしいですね。

「JUN THE CULTURE」は藤原ヒロシが独自の視点で選んだアートやデザイン、ファッショントピックを語り、ジャンルレスな音楽を提供する。オンエアは14時10分頃から。

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2020年9月12日28時59分まで

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毎週土曜
12:00-15:00