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風邪は薬じゃ治らない! その理由を医師が解説

風邪は薬じゃ治らない! その理由を医師が解説

天気による寒暖差、空気の乾燥、そして年末の慌ただしさの中で、風邪をひく人も多い時期。早く治すつもりで風邪薬を飲んでも、実はウイルスが消えないことをご存知だろうか? 『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)の著者で池袋大谷クリニックの院長・大谷義夫さんが解説した。

【12月23日(月)『JAM THE WORLD』(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「CASE FILE」】


■風邪薬の特効薬がない理由

大谷さんによると、風邪のウイルスは200種類ほどあるため、「今年の風邪の傾向は何か?」と質問されてもなかなか答えにくいのだそう。

大谷:インフルエンザの場合は「A型が流行り、だんだんとB型が流行る」という傾向がわかります。一方で、風邪はライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルスなど代表的なものはいくつかありますが、全部で200種類ほどあるので特効薬を作ることができません。

インフルエンザ用の薬はインフルエンザウイルスを増殖させない、または外に拡散させないための抗インフルエンザ薬が効果的だ。しかし、200種類ひとつひとつの風邪に対して薬を作ることはできない。そのため、症状を抑えるような対処療法が風邪薬だと、大谷さんは解説する。

大谷:咳を止める、痰を出す、鼻水を止める、熱を下げるのが風邪薬であり、それらは症状を抑えている間に自分の免疫でウイルスをやっつけるという仕組みになります。そのため、風邪のウイルスそのものをやっつける薬はないんですね。インフルエンザは風邪とは違い命に関わることもあるので、2000年前後に「タミフル」「リレンザ」という有名な薬が登場しました。


■風邪の特徴をつかむことは難しい

風邪の代表的なウイルスに、ライノウイルスがある。

大谷:これは“鼻風邪ウイルス”と呼ばれ、ウイルスが鼻から入り鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、微熱が出ることもあります。また、コロナウイルスも代表的な風邪のウイルスで、喉の痛みを中心とした鼻から喉のウイルスです。

鼻や喉からくるウイルスの種類によって、「鼻水が強い」「咳が強い」という症状が決まってはくるが、多くのウイルスが風邪を引き起こすので、その特徴を掴むのは極めて難しい。

大谷:風邪は鼻から喉、いわゆる声帯の上の上気道に炎症が起こるものと定義されています。声帯よりも下へ行く炎症は気管支炎、さらには肺炎となり、重症化してしまいます。そのため、風邪のうちに何とかしたい。ただし、風邪であってもつらいし、「たかが風邪」と思っていても人に移してしまったり、仕事や学校を休まなければならなかったりしてしまう。本人はつらいので、なんとか風邪は重症化しないで済ませたいし、その前にできれば予防したいですね。

内閣府は10月、抗菌薬に関する世論調査の結果を発表。それによると「抗菌薬が風邪やインフルエンザなどの原因となるウイルスには効かない」と正しく知っていた日本人は37.8パーセントに留まり、なかなか理解されていないことがわかった。

大谷さんの解説にもある通り、とにかく風邪は重症化しないように処方された薬で症状を抑え、その間に自分の免疫で治すことが重要となる。そのため、しっかりと栄養と睡眠をとることが大切だ。

『JAM THE WORLD』のワンコーナー「CASE FILE」では、時代を映すニュースなキーワードを、リスナーの記憶にファイリングする。放送は月曜~木曜の19時30分頃から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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