J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTÉE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。10月26日(土)のオンエアでは、美容ジャーナリスト・倉田真由美が登場。美しさの秘訣や美容に関するアドバイスを訊いた。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
■自分に合った美容を選択できるようになった時代
倉田は、東京だけにとどまらず、海外へも足を運び、それぞれの場所で美容に対するアプローチや考え方を学んでいる。
倉田:こういう仕事について37~38年ほど経ちますが、最初の頃は海外のほうが美容情報に詳しかったので、日本は教えを乞う姿勢でした。しかし、30年ほどで日本の美容が非常に成熟していき、日本特有の美容文化も出てきました。また、アジア人の肌や体質、嗜好に合わせて、海外のブランドが微調整する時代に変わってきました。
マリエ:個人に合った美容がチョイスできる時代なんですね。
倉田:女性の数だけ正解があります。自分に合った美容を選択できるようになって、本当にいい時代になったと感じます。
倉田に美の秘訣を訊くと「その日の汚れ、疲れ、ストレスは次の日に持ちこさないこと」と回答。
倉田:クレンジングが面倒くさくて、メイクを落とさずに寝てしまったという話をよく聞きます。メイクは、その日の汚れを吸収してくれているようなもの。その日の汚れや疲れを落とすと考えれば、クレンジングをせずにはいられなくなるはず。精神的にも効果があると思います。まっさらな肌になることで、オンからオフへの切り替えになります。そうしたことを念じるようにクレンジングをするといいのではないかと思います。
マリエ:次の日に絶対に後悔しますもんね。それもストレスですよね。
■肌質は変えられるかも! 遺伝2割、環境8割
30代に入ったマリエは、20代から同じ基礎化粧品を継続して使っており「替えるタイミングがわからず、どうしようかと悩んでいます。年齢によってケアアイテムは変えるべきですか?」と倉田に相談する。
倉田:ある程度は変えたほうがいいと思いますが、あまり年齢にとらわれなくてもよいのではと私は考えます。私は20代のとき、肌がブツブツ、ガサガサでひどい状態でした。それが自分の肌質だし、しょうがないと思っていた部分も。でも、いろいろな美容法や有識者にアドバイスをいただいて自分にとっていいものを見つけていくにしたがって、肌が変わっていったんです。今は遺伝学でも「遺伝2割、環境8割」と言われていて、肌って体の中でも一番外側にある細胞なので、ある程度はお手入れや環境で左右できると言われています。そう聞くと、少し希望が持てますよね。だから、年齢にとらわれなくてもいいけれど、「今のお手入れでいいのかしら」と迷ったり、使っているものの効きが悪くなったり手ごたえを感じなくなったら、見直してみるのもいいかもしれませんね。
マリエ:自分のコンディションをよく認識することが問題解決の第一歩になるんですね。
■冬の乾燥! 量が足りていないかも?
最近は冬の気配を感じる気候になり、乾燥が気になる人も多いだろう。そこで、倉田におすすめの乾燥対策を訊いた。
倉田:「保湿=水」と考えがちですが、水だけでは足りません。簡単にざっくりと説明すると、人間の肌は水と脂とタンパク質でできています。だから、化粧水にプラスして美容液やクリームを必ずつけることが大事です。「ちゃんとお手入れしているのに乾燥する」という方がいますが、もし乾燥するのであれば、方法が間違っているか量が足りていないかだと思います。
マリエ:私の場合は、つけすぎてオイリー肌になってしまうことがあります。それは放っておいていいのでしょうか?
倉田:つけすぎて表面に残っているようでしたら、ティッシュで軽くおさえてオフするといいかと思います。男性の場合はヒゲを剃るので、女性より肌を傷めてしまうことがあります。男性が化粧水をつけるということに、まだ抵抗がある方もいるかもしれませんが、化粧水や乳液を少しつけるだけでも変わります。体は服を着ますが、肌は無防備ですからね。
■スキンケアを「面倒」ではなく「贅沢」と捉えて
倉田が、美容の面から見た「ベストな夜時間の過ごし方」を、以下のようにアドバイスした。
倉田:人間の体って、太古から夜は休息する時間でした。しかし今は、忙しくてなかなか休息できない人もいますよね。だけど、寝ている間だけでも心地よく休息できるように、私はスキンケアをしながら自分を労わっています。人間の本能は、可愛がりたい気持ちと可愛がられたい気持ちがあります。スキンケアは一度に両方できるんです。ただスキンケア用品をつけるのではなく、「今日一日を無事に過ごせたね」と自分を労わるようにつけると、うまく気分が切り替わって、休息の時間になるんじゃないかと思います。
マリエ:面倒くさい時間と思うのではなく、贅沢な時間と思うということですね。そういう考え方が素敵ですね。
倉田:スキンケアをしている時間は短いですけど、そのくらいの心の余裕を持ってもいいのかなと思います。
マリエ:最後に、番組恒例の質問「明日を美しくするヒント」を教えてください。
倉田:日本人は真面目な方が多いので、「これがダメ」「あれが足りない」と、つい自分にダメ出しをしがちです。向上するためには大切なことですが、夜に寝るときくらいは感謝すべきことを考えてみるといいのではないかと私は思います。小さなことでもいいので、たとえば「今日のランチがおいしかったな」とか「自分がピンチのときに助けてもらったな」とか。突き詰めていくと、人生は生きているだけでも感謝することばかりです。こうしたことは、行動認知学でもとられる方法で、眠りの質がとてもよくなります。その日の疲れやストレスが寝ている間にリセットされます。
マリエ:科学的にも証明されているんですね!
『SEASONS』のワンコーナー「ESTÉE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」では、ゲストを迎えて明日を美しくするヒントを探る。放送は毎週土曜の13時30分頃から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
■自分に合った美容を選択できるようになった時代
倉田は、東京だけにとどまらず、海外へも足を運び、それぞれの場所で美容に対するアプローチや考え方を学んでいる。
倉田:こういう仕事について37~38年ほど経ちますが、最初の頃は海外のほうが美容情報に詳しかったので、日本は教えを乞う姿勢でした。しかし、30年ほどで日本の美容が非常に成熟していき、日本特有の美容文化も出てきました。また、アジア人の肌や体質、嗜好に合わせて、海外のブランドが微調整する時代に変わってきました。
マリエ:個人に合った美容がチョイスできる時代なんですね。
倉田:女性の数だけ正解があります。自分に合った美容を選択できるようになって、本当にいい時代になったと感じます。
倉田に美の秘訣を訊くと「その日の汚れ、疲れ、ストレスは次の日に持ちこさないこと」と回答。
倉田:クレンジングが面倒くさくて、メイクを落とさずに寝てしまったという話をよく聞きます。メイクは、その日の汚れを吸収してくれているようなもの。その日の汚れや疲れを落とすと考えれば、クレンジングをせずにはいられなくなるはず。精神的にも効果があると思います。まっさらな肌になることで、オンからオフへの切り替えになります。そうしたことを念じるようにクレンジングをするといいのではないかと思います。
マリエ:次の日に絶対に後悔しますもんね。それもストレスですよね。
■肌質は変えられるかも! 遺伝2割、環境8割
30代に入ったマリエは、20代から同じ基礎化粧品を継続して使っており「替えるタイミングがわからず、どうしようかと悩んでいます。年齢によってケアアイテムは変えるべきですか?」と倉田に相談する。
倉田:ある程度は変えたほうがいいと思いますが、あまり年齢にとらわれなくてもよいのではと私は考えます。私は20代のとき、肌がブツブツ、ガサガサでひどい状態でした。それが自分の肌質だし、しょうがないと思っていた部分も。でも、いろいろな美容法や有識者にアドバイスをいただいて自分にとっていいものを見つけていくにしたがって、肌が変わっていったんです。今は遺伝学でも「遺伝2割、環境8割」と言われていて、肌って体の中でも一番外側にある細胞なので、ある程度はお手入れや環境で左右できると言われています。そう聞くと、少し希望が持てますよね。だから、年齢にとらわれなくてもいいけれど、「今のお手入れでいいのかしら」と迷ったり、使っているものの効きが悪くなったり手ごたえを感じなくなったら、見直してみるのもいいかもしれませんね。
マリエ:自分のコンディションをよく認識することが問題解決の第一歩になるんですね。
■冬の乾燥! 量が足りていないかも?
最近は冬の気配を感じる気候になり、乾燥が気になる人も多いだろう。そこで、倉田におすすめの乾燥対策を訊いた。
倉田:「保湿=水」と考えがちですが、水だけでは足りません。簡単にざっくりと説明すると、人間の肌は水と脂とタンパク質でできています。だから、化粧水にプラスして美容液やクリームを必ずつけることが大事です。「ちゃんとお手入れしているのに乾燥する」という方がいますが、もし乾燥するのであれば、方法が間違っているか量が足りていないかだと思います。
マリエ:私の場合は、つけすぎてオイリー肌になってしまうことがあります。それは放っておいていいのでしょうか?
倉田:つけすぎて表面に残っているようでしたら、ティッシュで軽くおさえてオフするといいかと思います。男性の場合はヒゲを剃るので、女性より肌を傷めてしまうことがあります。男性が化粧水をつけるということに、まだ抵抗がある方もいるかもしれませんが、化粧水や乳液を少しつけるだけでも変わります。体は服を着ますが、肌は無防備ですからね。
■スキンケアを「面倒」ではなく「贅沢」と捉えて
倉田が、美容の面から見た「ベストな夜時間の過ごし方」を、以下のようにアドバイスした。
倉田:人間の体って、太古から夜は休息する時間でした。しかし今は、忙しくてなかなか休息できない人もいますよね。だけど、寝ている間だけでも心地よく休息できるように、私はスキンケアをしながら自分を労わっています。人間の本能は、可愛がりたい気持ちと可愛がられたい気持ちがあります。スキンケアは一度に両方できるんです。ただスキンケア用品をつけるのではなく、「今日一日を無事に過ごせたね」と自分を労わるようにつけると、うまく気分が切り替わって、休息の時間になるんじゃないかと思います。
マリエ:面倒くさい時間と思うのではなく、贅沢な時間と思うということですね。そういう考え方が素敵ですね。
倉田:スキンケアをしている時間は短いですけど、そのくらいの心の余裕を持ってもいいのかなと思います。
マリエ:最後に、番組恒例の質問「明日を美しくするヒント」を教えてください。
倉田:日本人は真面目な方が多いので、「これがダメ」「あれが足りない」と、つい自分にダメ出しをしがちです。向上するためには大切なことですが、夜に寝るときくらいは感謝すべきことを考えてみるといいのではないかと私は思います。小さなことでもいいので、たとえば「今日のランチがおいしかったな」とか「自分がピンチのときに助けてもらったな」とか。突き詰めていくと、人生は生きているだけでも感謝することばかりです。こうしたことは、行動認知学でもとられる方法で、眠りの質がとてもよくなります。その日の疲れやストレスが寝ている間にリセットされます。
マリエ:科学的にも証明されているんですね!
『SEASONS』のワンコーナー「ESTÉE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」では、ゲストを迎えて明日を美しくするヒントを探る。放送は毎週土曜の13時30分頃から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons
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