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夏のバーベキューは食中毒の危険がいっぱい! 予防のためにするべきこと

画像素材:PIXTA 

夏のバーベキューは食中毒の危険がいっぱい! 予防のためにするべきこと

夏はアウトドアが盛んになる季節。友人や家族とバーベキューを楽しむ人も多いのでは? そこで今回は、バーベキューなどで気をつけたい夏の感染症について、白鴎大学教育学部の教授・岡田晴恵さんが解説した。

【8月22日(木)『JAM THE WORLD』の「KODANSHA CASE FILE」(ナビゲーター:グローバー)】


■肉の前に野菜を切る!

バーベキューには欠かせない牛肉。しかし、岡田さんは腸管出血性大腸菌O-157に注意したいと話します。

岡田:牛肉をはじめ、どの肉に関しても、菌を死滅させるために表面はもちろん中までじっくり焼くことが大事です。鶏肉はカンピロバクターという菌を持つので、中がピンクから完全に白くなるまでよく焼くことを心がけてください。

調理のポイントとして、肉料理に取りかかる前にサラダなどを作ることが挙げられる。

岡田:先に肉料理に取りかかると手やまな板、包丁などが肉の菌で汚染してしまうので、生で食べるものは肉料理の前に作ることが大切です。そうすることで、カンピロバクターやO-157などによる食中毒の予防になります。肉を使ったまな板や包丁は熱湯消毒するとは思いますが、それでも肉料理の前に生野菜の調理を終えることが、食中毒を防ぐ大事なポイントです。


■O-157は感染力が非常に強い

また、調理後にも注意するポイントがあると岡田さん。「生肉に触れた箸でサラダや肉を口に入れることは避けるべき」と注意を促す。

岡田:生肉に触れた箸などは少量の菌が付着していることがあるため、箸やトングを調理用と飲食用に完全に分けることもポイントです。O-157は少数の菌で感染が成立するという怖い性質を持っています。普通の食中毒だと数千数万の菌やウイルスが体内に入らなければ感染しないのですが、O-157は感染力が非常に強いので50~100個と少数の菌でも私たちを病気にしてしまいます。そのため「生肉に触れた箸で食べない」「生肉を切ったまな板で野菜を切らない」といったことに神経を使ってもらいたいと思います。

岡田さんの話す感染症予防に心がけ、夏のバーベキューを安全に楽しんでほしい。

『JAM THE WORLD』のワンコーナー「KODANSHA CASE FILE」では、時代を映すニュースなキーワードを、リスナーの記憶にファイリングする。放送は月曜~木曜の19時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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