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本番への緊張や不安は、「ちゃんとやってきた」からこそ生まれる…尾崎世界観が語る

本番への緊張や不安は、「ちゃんとやってきた」からこそ生まれる…尾崎世界観が語る

J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜担当ナビゲーター:尾崎世界観<クリープハイプ>)。7月2日(月)のオンエアでは、尾崎が「緊張」について持論を展開しました。

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■緊張するのは「いいこと」

きっかけはリスナーからのメッセージです。教員になるため大学に通っており、試験に備えて勉強していても、すればするほど「本番で、できなかったらどうしよう」と不安になってしまうとか。

「勉強に集中したいのに、胸がザワザワしてなかなか集中できません。尾崎さんはライブ前に練習すればするほど不安になったりしますか? そんなとき心をどう落ち着かせていますか?」

尾崎は「すごいわかりますね」と共感し、自身のライブ前の心境を明かしました。

尾崎:練習がよければ、それだけ不安になりますからね。リハーサルが調子よかったときは逆に嫌ですね。余白を残しておいたほうがいいですよね。100%を出してしまうと、もう1回同じところに行こうとして体が硬くなりますからね。

尾崎はこれを「ゴミ箱に何気なくゴミを投げる」のと、「代々受け継がれた大事な花瓶を、周りがコンクリートでちょっとだけスポンジみたいになってる柔らかい所に投げないといけない」のとではどっちのほうが緊張するか……という話で例えました。

尾崎:(緊張するのは)もちろん後者ですよね。それで体が硬くなってしまうのと一緒で、リハーサルなんて、言い方悪いですけどゴミ箱にゴミを投げるようなもんなんですよ。お客さんいないし。誰もいないライブ会場なんてゴミ箱みたいなもんですから。そこにお客さんが来てくれるからもっと大事な場所になるわけで。お客さんがいなかったらやる意味もないし。

しかし、尾崎自身は「緊張は、すごくいいこと」と考えています。

尾崎:緊張するだけの場面に立てるのは、いいことですよね。お客さんがいるから緊張する。「自分はこれだけやってきた」と緊張できるだけの状況で音楽をやれてるんだな、ということに感謝しなきゃいけない。それによってうまく歌えなかったり、納得できるライブができないというのは悔しいですが、ある種、恵まれてるなとも思います。

最後に、リスナーにこんなエールを送りました。

尾崎:不安に思うかもしれないですけど、そういう場所にいられることが幸せですよね。あとは勉強したからこそ「できなかったらどうしよう」と思うわけですから。やってるからそう思うわけで、緊張する・不安になるということは「やってる」ってことなんですよ。だからどっちを信じるかですね。逆に緊張しないってことは「やってない」ってことですからね。(このリスナーさんも)成功すればいいなと思います。またどうなったか教えてください。

本番に向けて、緊張に悩んでいる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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