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三代目JSB・今市隆二、洗足学園音楽大学の客員教授として学生に伝えたいことは?

三代目JSB・今市隆二、洗足学園音楽大学の客員教授として学生に伝えたいことは?

三代目 J SOUL BROTHERSのボーカル・今市隆二が、今年度より、洗足学園音楽大学の客員教授に就任。教育に携わることへの想いや、オフの過ごし方など素顔に迫った。

今市が語ったのは、6月15日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。

現役アーティストだからこそ伝えられること

今市隆二は今年度より、洗足学園音楽大学の客員教授に就任。先日、入学式に出席し話題となった本人に、就任の経緯を訊いた。

クリス:今市さん、なんとこの春から洗足学園音楽大学の客員教授に就任したそうですね。

今市:自分は川崎市出身なんですけど、2024年に川崎市が市政100周年を迎えたんですよ。ずっと「いつか川崎に恩返ししたい」って思っていたところで、洗足学園の方との出会いがあって、「これからもっと川崎を盛り上げていきましょう」ってところからスタートした感じです。洗足学園の方々は何度かライブにも来てくださって、自分の音楽の向き合い方に共感してくれました。客員教授って、現役を退いた方や作家さんが就任することが多いと思うんですけど、自分はアーティストとして活動しながら、現役のまま学生に教えられることがたくさんあるんじゃないかと思って。アーティストとしての葛藤や直面している問題をリアルに伝えていきたいですね。

クリス:もう授業は行いましたか?

今市:まだです。普通に講義をするより、まずは学生たちとしっかり向き合って、一緒にいる時間を作れたらと思っています。

クリス:今市さんも昔はボーカルスクールに通われていたことがあるそうですね。そのときの経験は活かせそうですか?

今市:やっぱり専門の方から教えてもらうことって、ためになると思うんですよね。さらに、現役としてやっている自分が教えることで、より一層、学生にも届くかなと思ってます。

クリス:洗足(学園)って、平原綾香さんとか、最近だとSuchmosのメンバーとか、モノンクルの吉田沙良さんとか、たくさんミュージシャン、アーティストを輩出していますよね。今市さんの授業を受けた学生さんが将来デビューするかもしれない。

今市:大いにあり得ると思いますし、そうなってほしいと心から思うので、そこを洗足学園とともに後押しできたらなと思ってます。

三代目JSBは「この7人以外考えられない」

続いて話題は、三代目 J SOUL BROTHERSの近況へ。彼らは5月1日(木)に『ICE BREAKER』を、そして5月24日(土)に新曲『New Page』を配信リリースした。

'New Page' Story Video / 三代目 J SOUL BROTHERS

今市:『ICE BREAKER』はツアー前にリリースしたもので、これから始まるツアーを想像してもらえたらいいなという思いを込めています。ヒップホップ界の注目のトラックメーカー・ZOT on the WAVE & Homunculu$にやってもらったイケイケな攻めてる曲ですね。『New Page』のほうは、情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)のエンディングソングということで、聴きやすいミッドバラードで、1週間の疲れをこの曲で癒してもらって、また次の週から頑張ろうという前向きな気持ちになってもらえたらなという思いで作りました。

クリス:もう三代目 J SOUL BROTHERSとしてデビューして15年だそうですね。こんなに長く続くユニットは貴重かもしれません。

今市:貴重だと思いますね。誰かが辞めたとか、新メンバーが入ったとか一切なく、ずっと同じメンバー7人でやってきました。この絆はデビュー当時から強くて、誰かが抜けるなら「じゃあ、やめようか」というくらい、もう俺ら7人で三代目 J SOUL BROTHERSだっていうのは、メンバー全員が思ってますね。

クリス:メンバーに対して「成長したな」とか「変わったな」とか思いますか?

今市:思いますね。みんなソロ活動をやったり、プロデュース業をやったり、俳優業をやったり、それこそMCをやってる人もいたりして。それぞれが幅広くやりたいことをやっているので、それをみんなグループに持ち帰って、ちゃんと一人ひとり責任を持って発言していて、グループがよりよくなるように考えているなと思います。そういうことを最近、より感じますね。

クリス:グループとして進化したことはありますか。

今市:デビュー当時にみんなで言っていたのが「メンバー全員がそれぞれ立つ」ってことなんですよね。まだその当時ってダンス&ボーカルグループで、やっぱりボーカルが目立ってたんです。いまでも、そのかたちはあったりするんですけど、いまはボーカルもパフォーマーも同じぐらいちゃんと認知されているし、しっかりそれぞれの世界観で立てるようになったかなと。まだまだ全然足りない部分ではあるんですけど、少しずつかたちになってきていると思います。

クリス:見え方としては「7人でひとつのエンターテインメント」ですよね。

今市:はい。個が立っているというか、そういうことです。

休日はヴィンテージデニム探し、バイクいじり

続いて、番組恒例の「ガチャ」がスタート。カプセルに入った質問を今市が読み上げる。

今市:「隆二の休日。そもそもお休みはあるのか? お休みの日にすること、しないこと、何か決まりごとがあれば教えてください」。

クリス:「隆二の休日」っていい響きですね。休みはありますか?

今市:休みはありますよ。もちろん、不定期ですけど。やっぱり趣味に時間を使うことが多いですかね。ヴィンテージのデニムを買いに行ったり、あとはバイクも好きなのでバイクをいじったりとか。

クリス:いいですね。もうひとつ引いてください。

今市:「ライブ中にステージから気になることはありますか? いつもどこを見ていますか? 気になる人はいますか?」。基本的に、ステージから見えるお客さんって本当に全員が笑顔なんですよ。あんなにキラキラしてる人たちを見ていると、こっちも幸せになれるんです。やっている側の人間だけが見られる、素晴らしい光景だなと思っています。

クリス:笑顔のパワーをもらって、またそれを倍返しするんですね。

今市:気になる人で言うと、ライブってゲスト(関係者)を呼ぶじゃないですか。なんとなくゲストの席って決まってるんですよ。サビを歌うときに目の前にいらっしゃったりして。サビを歌っているときに地元のやつがいたりすると、スイッチがオフになっちゃったりします(笑)。

クリス:なんであんなところにヨシオがいるんだよ! みたいなことですね(笑)。そんなに見えてるんだ?

今市:顔はちゃんと見えてます。それこそ、前回のツアーでフロートっていう乗り物に乗って会場の中心に行く演出があって、途中止まって歌ってたら、ちょうど目の前に中学の友人がいて目が合っちゃって、しっかり音を外しちゃいましたからね(笑)。

クリス:そうなんだ(笑)。

今市:歌う前に目が合っちゃって「お前なんでそんなところに居るんだよ!」って。アーティストのスイッチが切れてしまって(笑)。

クリス:現在、三代目 J SOUL BROTHERSは8度目となるドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2025 "KINGDOM"」の最中で、秋にはスタジアムライブ「三代目 J SOUL BROTHERS 15TH ANNIVERSARY STADIUM LIVE "JSB FOREVER 〜ONE〜"」を行うそうですね。

今市:実は、単独でスタジアムでやるのは初めてなんです。長年の自分たちの夢がついに叶いました。15周年をファンの方と一緒にお祝いしたいなと思ってます。メンバーのここにかける思いは非常に強いですし、ファンのみなさんに感謝を伝える場になるはずなので、すごく楽しみですね。

クリス:そういえば、今市さんはJ-WAVEで毎週月曜から木曜の24時から放送されている『SPARK』の木曜ナビゲーターを担当してますよね。こちらも2024年に出演10周年を迎えたそうですが、ラジオのひとり喋りっていかがですか。

今市:とっても楽しいです。やっぱりラジオでしか届けられないものってありますし。10年もやれるなんてまったく思ってなかったんですけど、これからも長く続けていきたいなと思っています。

三代目 J SOUL BROTHERSの最新情報は、公式サイトまで。

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。

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番組情報
SAISON CARD TOKIO HOT 100
毎週日曜
13:00-16:54