J-WAVEで放送中の番組『JAM THE WORLD』(ナビゲーター:グローバー)。6月19日(火)のオンエアでは、『JAM THE WORLD ADDITIONAL TIME』と題しお届け! 「(決勝点を決めた)大迫勇也選手にヘディングを仕込んだのは俺だ!」とグローバーから紹介された、サッカー元日本代表の岩政大樹さんが「2018FIFAワールドカップ ロシア」で行われた「日本代表 対 コロンビア代表」を振り返りながら、試合のポイントや2戦目以降の臨み方など解説しました。
■日本代表が勝利! 試合を解説
この日の「日本代表 対 コロンビア代表」は2-1で日本代表が勝利を収め、興奮冷めやらぬグローバー。
試合は、前半6分に香川真司選手がPKで先制。その後、前半39分にはコロンビア代表に直接フリーキックで追いつかれましたが、後半28分にコーナーキックから大迫勇也選手がヘディングで決勝ゴールを決め、日本代表が強敵コロンビア代表に勝ちました。
岩政さんは、この試合をこのように振り返ります。
岩政:試合前には勝つと想定できなかったですけど、前半3分にコロンビア代表に1人退場者が出たわけですから、日本代表が勝たなくてはいけない試合になったわけで。難しさもありましたけど、勝ちきれたことはよかったと思います。
グローバー:コロンビア代表に退場者が出て、勝たなくてはいけない試合になったという選手の気持ちがあるわけですね。
岩政:グループリーグを突破するためには、3試合の中で少なくとも1試合、もしくは2試合勝たなくてはいけないという状況ですから、どの試合に勝たなくてはいけないかは試合をしながら探っていくしかない。当然コロンビア代表に対して(引き分けの)勝ち点1以上を狙っていましたけど、あわよくば(勝利の)勝ち点3を考えていたわけです。それが突然コロンビア代表に退場者が出て、この試合をしっかりと勝ちきったことは日本代表にとって大きいですね。
■「ワールドカップでの得点が夢」が叶った
大迫勇也選手のヘディングが決勝点となりましたが、「大迫選手にヘディングを仕込んだのは俺だ!」という岩政さんはこのように感想を述べます。
岩政:ヘディングも見事でしたけど、それまでに何度かチャンスがありながらもシュートがなかなか入らなかった。そういう試合にもかかわらず、何度もチャレンジしていってシュートまでもって行く。そういう姿勢が、彼のストライカーとしての成長を表していると思いました。チャンスを外すこと自体はストライカーにとって珍しいことではないですが、得点を決めるまで何度もチャレンジすることが大事で。チームを引っ張っていこうという意識になっていくと、次に次にという意識になって、しっかり得点まで結びつけることができた。「ワールドカップでの得点が夢だ」と言っていましたが、それが叶ったというのは本当に素晴らしかったと思います。
■自戦の相手はセネガル代表、今後も勝つために…
今後、日本代表はグループリーグ2戦目でセネガル代表と対戦します。
グローバーが「日本は今後も勝つためにどのようなポイントが重要になるか」と質問すると、「この後行われる『セネガル対ポーランド』でどちらが勝つかがポイントになる」と岩政さん(オンエア後に2-1でセネガル代表が勝利)。
岩政:セネガル代表が勝った場合は、(日本対セネガルは)お互い引き分けでも悪くない試合になるかもしれないので、日本代表がタイミングを見極めて、どこで勝負をかけるかという試合になると思います。
グローバー:セネガル代表はどのようなチームでしょうか。
岩政:タイプで言うと、中盤からディフェンスラインにフィジカルが比較的強くて、しっかりとボールにアタックできる選手がいて、前線に早くてカウンターを打ち込める選手がいます。ボールは日本が握る展開ができやすいと思うんですけど、そこから(セネガルにボールを)取られてカウンター、という流れはコロンビア代表以上に脅威です。長谷部誠選手がコロンビア戦後にコメントしていましたけど、リスクを負うところとバランスを取るところのチームとしてのバランスをしっかりと見極めながら戦うことがより難しくなる試合になりますね。
■グループリーグ3戦目について
続いて、ポーランド代表と対戦するグループリーグ3戦目について伺いました。
岩政:3戦目はすでに2試合が終わった状況なので、ポーランド代表と日本代表が(グループリーグを突破するために)勝てばいいのか引き分ければいいのかなどで戦い方が変わってくると思います。状況によって心理が変わってくるところを、うまく利用しながら戦うことが大事ですね。
グローバー:ポーランド代表はどのような特徴がありますか?
岩政:世界でもトップクラスのストライカー、ロベルト・レヴァンドフスキ選手を中心にチームが作られています。彼にどのようなボールが渡るかがポイントなので、そこを日本代表としては抑えていくという試合になると思います。
グローバー:レヴァンドフスキ選手を日本はどのように抑えることができるのでしょうか。
岩政:レヴァンドフスキ選手は、ゴール前で点を取ることもできますし、ミドルシュートも打てますし、両足で打てるなどバリエーションが豊富な選手です。ですので、そもそもの彼の(攻撃)回数を減らすことが大事になります。そこに至るポーランドの攻め方はサイド攻撃がほとんどなので、サイドを抑えることがレヴァンドフスキ選手を抑えることになりますね。
■「2018FIFAワールドカップ ロシア」の注目ポイント
最後に、連日各国が熱戦を繰り広げる「2018FIFAワールドカップ ロシア」の注目ポイントを、岩政さんに伺いました!
岩政:これまでの試合だと、アイスランド代表とかメキシコ代表など「いい試合をして、チームとしてまとまっているな」という試合は、見る人の感動を呼びますよね。ただここからは、グループリーグに力を100パーセントで持ってきたチームと、大会全体を通してペースを上げていこうというチームに分かれてくるので、この辺は見方を変えないといけないと思います。「優勝候補は軒並み調子が悪い」とか「優勝候補があまり強くないぞ」とか言っていると、彼らはどんどん調子を上げてきて優勝していくので。
クローバー:優勝候補は見ている道のりが少し違うということですか?
岩政:そうですね。例えばメキシコ代表はドイツ代表にかなり対策を打ってましたけど(1-0でメキシコ代表が勝利)、優勝候補のドイツ代表は決勝まで見ているので、まずはチーム作りをしながら勝ち上がることを考えています。各国、目指すところが違うと自然にチーム作りは変わってくるので、その辺を想像しながらグループリーグを見ていくと面白いと思います。
強敵コロンビア代表に勝利した日本代表。この勢いに乗って次戦のセネガル代表戦も勝利をおさめてほしいですね。第2戦は6月25日(月)0時からです。ぜひみんなで応援しましょう!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
■日本代表が勝利! 試合を解説
この日の「日本代表 対 コロンビア代表」は2-1で日本代表が勝利を収め、興奮冷めやらぬグローバー。
試合は、前半6分に香川真司選手がPKで先制。その後、前半39分にはコロンビア代表に直接フリーキックで追いつかれましたが、後半28分にコーナーキックから大迫勇也選手がヘディングで決勝ゴールを決め、日本代表が強敵コロンビア代表に勝ちました。
岩政さんは、この試合をこのように振り返ります。
岩政:試合前には勝つと想定できなかったですけど、前半3分にコロンビア代表に1人退場者が出たわけですから、日本代表が勝たなくてはいけない試合になったわけで。難しさもありましたけど、勝ちきれたことはよかったと思います。
グローバー:コロンビア代表に退場者が出て、勝たなくてはいけない試合になったという選手の気持ちがあるわけですね。
岩政:グループリーグを突破するためには、3試合の中で少なくとも1試合、もしくは2試合勝たなくてはいけないという状況ですから、どの試合に勝たなくてはいけないかは試合をしながら探っていくしかない。当然コロンビア代表に対して(引き分けの)勝ち点1以上を狙っていましたけど、あわよくば(勝利の)勝ち点3を考えていたわけです。それが突然コロンビア代表に退場者が出て、この試合をしっかりと勝ちきったことは日本代表にとって大きいですね。
■「ワールドカップでの得点が夢」が叶った
大迫勇也選手のヘディングが決勝点となりましたが、「大迫選手にヘディングを仕込んだのは俺だ!」という岩政さんはこのように感想を述べます。
岩政:ヘディングも見事でしたけど、それまでに何度かチャンスがありながらもシュートがなかなか入らなかった。そういう試合にもかかわらず、何度もチャレンジしていってシュートまでもって行く。そういう姿勢が、彼のストライカーとしての成長を表していると思いました。チャンスを外すこと自体はストライカーにとって珍しいことではないですが、得点を決めるまで何度もチャレンジすることが大事で。チームを引っ張っていこうという意識になっていくと、次に次にという意識になって、しっかり得点まで結びつけることができた。「ワールドカップでの得点が夢だ」と言っていましたが、それが叶ったというのは本当に素晴らしかったと思います。
■自戦の相手はセネガル代表、今後も勝つために…
今後、日本代表はグループリーグ2戦目でセネガル代表と対戦します。
グローバーが「日本は今後も勝つためにどのようなポイントが重要になるか」と質問すると、「この後行われる『セネガル対ポーランド』でどちらが勝つかがポイントになる」と岩政さん(オンエア後に2-1でセネガル代表が勝利)。
岩政:セネガル代表が勝った場合は、(日本対セネガルは)お互い引き分けでも悪くない試合になるかもしれないので、日本代表がタイミングを見極めて、どこで勝負をかけるかという試合になると思います。
グローバー:セネガル代表はどのようなチームでしょうか。
岩政:タイプで言うと、中盤からディフェンスラインにフィジカルが比較的強くて、しっかりとボールにアタックできる選手がいて、前線に早くてカウンターを打ち込める選手がいます。ボールは日本が握る展開ができやすいと思うんですけど、そこから(セネガルにボールを)取られてカウンター、という流れはコロンビア代表以上に脅威です。長谷部誠選手がコロンビア戦後にコメントしていましたけど、リスクを負うところとバランスを取るところのチームとしてのバランスをしっかりと見極めながら戦うことがより難しくなる試合になりますね。
■グループリーグ3戦目について
続いて、ポーランド代表と対戦するグループリーグ3戦目について伺いました。
岩政:3戦目はすでに2試合が終わった状況なので、ポーランド代表と日本代表が(グループリーグを突破するために)勝てばいいのか引き分ければいいのかなどで戦い方が変わってくると思います。状況によって心理が変わってくるところを、うまく利用しながら戦うことが大事ですね。
グローバー:ポーランド代表はどのような特徴がありますか?
岩政:世界でもトップクラスのストライカー、ロベルト・レヴァンドフスキ選手を中心にチームが作られています。彼にどのようなボールが渡るかがポイントなので、そこを日本代表としては抑えていくという試合になると思います。
グローバー:レヴァンドフスキ選手を日本はどのように抑えることができるのでしょうか。
岩政:レヴァンドフスキ選手は、ゴール前で点を取ることもできますし、ミドルシュートも打てますし、両足で打てるなどバリエーションが豊富な選手です。ですので、そもそもの彼の(攻撃)回数を減らすことが大事になります。そこに至るポーランドの攻め方はサイド攻撃がほとんどなので、サイドを抑えることがレヴァンドフスキ選手を抑えることになりますね。
■「2018FIFAワールドカップ ロシア」の注目ポイント
最後に、連日各国が熱戦を繰り広げる「2018FIFAワールドカップ ロシア」の注目ポイントを、岩政さんに伺いました!
岩政:これまでの試合だと、アイスランド代表とかメキシコ代表など「いい試合をして、チームとしてまとまっているな」という試合は、見る人の感動を呼びますよね。ただここからは、グループリーグに力を100パーセントで持ってきたチームと、大会全体を通してペースを上げていこうというチームに分かれてくるので、この辺は見方を変えないといけないと思います。「優勝候補は軒並み調子が悪い」とか「優勝候補があまり強くないぞ」とか言っていると、彼らはどんどん調子を上げてきて優勝していくので。
クローバー:優勝候補は見ている道のりが少し違うということですか?
岩政:そうですね。例えばメキシコ代表はドイツ代表にかなり対策を打ってましたけど(1-0でメキシコ代表が勝利)、優勝候補のドイツ代表は決勝まで見ているので、まずはチーム作りをしながら勝ち上がることを考えています。各国、目指すところが違うと自然にチーム作りは変わってくるので、その辺を想像しながらグループリーグを見ていくと面白いと思います。
強敵コロンビア代表に勝利した日本代表。この勢いに乗って次戦のセネガル代表戦も勝利をおさめてほしいですね。第2戦は6月25日(月)0時からです。ぜひみんなで応援しましょう!
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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
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