KIRINJIの堀込高樹がニューアルバム『TOWN BEAT』や音楽活動のこと、プライベートについて語った。
堀込が登場したのは、2025年12月27日(土)放送のJ-WAVE『KDDI LINKSCAPE』(ナビゲーター:TENDRE、田中シェン)の「CONNECTORS AVENUE」。エンターテイメントシーンなどで活躍するゲストを迎え、つながることで生まれる可能性やヒントを探っていくコーナーだ。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。
・ポッドキャストページ
【関連記事】KIRINJI・堀込高樹、アメリカの格言をイメージして作った楽曲は…新作『TOWN BEAT』の制作秘話
TENDRE:これまでたくさんのミュージシャンとのコラボレーションがあったと思いますが、印象的だった出会いやつながりはありますか?
堀込:YonYonはInstagramでフォローされて「これって、あのDJのYonYonかな?」と思って。「あのYonYonですか?」「そうです、私がYonYonです」「今度何かやりましょうね」みたいに話がまとまって。そこは印象的だったかもしれません。
TENDRE:昨今はたしかにインスタとか、そういったDM(ダイレクトメッセージ)でつながることも多いですもんね。
田中:でも、「本物ですか?」とは訊きたくなります。本物だったんですね。
TENDRE:堀込さんのいまのバンドメンバーもそうですが、すばらしいミュージシャンが多くて。ご一緒されているミュージシャンというのは、堀込さんから直接「この人とやりたい」というお声がけをするんですか?
堀込:いろいろな人を日々、YouTubeとかでチェックしています。好きな音源があると、「これ、誰がやってるのかな」と調べて。あとは、そうやってミュージシャンと知り合って「誰かいい人いない?」と言うと「この人いいよ」みたいな感じで推薦してくれたりします。
TENDRE:数珠つなぎみたいな感じですよね。
堀込:それで気をつけないといけないのは、その界隈の人ばかりになっちゃうことですね。世代が違ったり、音楽的な傾向が違う人が集まったほうが、音楽がふくよかになるんじゃないかなという考えがあって。そこは気を遣っているかもしれません。
TENDRE:たしかに、そうですよね。昨今のKIRINJIのバンドメンバーは年齢層の幅が広いというか。いろいろな世代とやることによって、どんどん新しいアイデアが出てくるということも多いのでしょうか。
堀込:やり取りしているのが面白いんですよね。そういう人たちが邂逅(かいこう)していく感じが、楽しいなと思いながら。
堀込:コロナの終わりぐらいのタイミングで、バンドのライブが難しくなってしまって、でもまったくライブをしないのもどうかなと思って。ひとりだったらリスクも少ないからと。弾き語りとかを一切やっていなかったんですが。
TENDRE:意外とそうですよね。イメージがなかったから。
堀込:ちょっとここは踏ん張るかと思って。つっかえ、つっかえでしたけどね。何回も曲を止めて「もう1回頭からやります」と(笑)。
TENDRE:ストイックですね。
堀込:今年で3年ぐらいやっているんですけど、段々とこなれてきました。やると単純に歌とかがよくなりますね。
TENDRE:ブラッシュアップされて、弾き語りだと解釈が変わってくる感じはあります。今年は弾き語りもということですが、かなりライブの本数が多かった印象があります。
堀込:7月の「FUJI ROCK FESTIVAL」に出ることが決まって。その前まではレコーディングの制作期間だったんです。いきなり、制作期間からフジロックはちょっときついなと思って。慣らしておきたい、調子を上げたいというのもあってビルボードのツアーを組んだりしました。ハナレグミとBialystocksとそれぞれツーマンをやったり、中国の広州と上海でライブをやってとか。レコーディングがあるのに「このころには終わっているだろうな」と思って組んだんです。そうしたら終わらなくて(笑)。レコーディングの大詰めのタイミングと中国ツアーがいっぺんに押し寄せて、やばかったですね。
TENDRE:締め切りに追われることは多いんですか?
堀込:大きくズレることはなくて、半年遅れましてみたいなことはないんです。でも1、2カ月遅れることはわりとあるかもね(笑)。けっこう、毎度になってるかもしれない。
TENDRE:仕上げ作業がありますからね。ミックスとかマスタリングがあったりすると、どんどんこだわっていきますよね。
堀込:これでもう最後で、ここから先は全然手をつけられないとなると「とことんやっておかないと」と思うんですよね。ミックスとかも「はい、できました」となるじゃないですか。それで翌日持ち帰って聴いて「やっぱりここをああしたい」となり、エンジニアに「ここだけちょっとやっておいて」というのが何個も出てきます(笑)。
TENDRE:『TOWN BEAT』はどんなアルバムになっていますか?
堀込:ライブをずっとやっていたせいかわからないけど、ライブのなんとなくテンションが上がっている感じというか、気持ちが高ぶっている状態がずっと続いていて。
TENDRE:いいですね。
堀込:それが反映されたかどうかはわからないけど、いつもよりリズミカルというかBPMもちょっと早くて。まったりとしたところが1個もないですね。もちろん、メロウな曲もあるんだけど「ダレ場」になっていないというのかな。ゆったりした曲でもちゃんと気持ちが上がる感じの展開になっています。
TENDRE:バウンス感があるというか。前作(『Steppin' Out』)から2年4カ月ぶりなんですね。
堀込:そんなに空いちゃったんですね。
TENDRE:気づいたらそれぐらいか、という感覚ですよね。
堀込:ライブをやり始めると1年に1枚というのは、なかなか難しいですよね。
TENDRE:期待のアルバムがリリースということで、楽しみです。
堀込:単純に知らないところに行くとかね。すごく遠くとかでなくてもいいんです。駅から家に帰る途中、いつも歩いてる道じゃなくて違う道を通るとか、別の駅から歩いてみるとか。それだけでも気分や視点が変わったりして。あとは近場の旅行。名前は知っているけど意外と知らないとかね。
TENDRE:たしかに、多いですよね。
堀込:このあいだは銚子に行ってきました。息子が「犬吠埼(いぬぼうさき)を見たい」と。犬吠埼は東映の映画のオープニングで波がザパーンとなるところの舞台なんです。あの実物を見たいと言い出して。
TENDRE:それはいいですね。
田中:渋いなあ。
堀込:全然思いもよらないことだったから「じゃあ行ってみようか」と、見てきました。「すごい、ザパーンとなっているわ」と。
TENDRE:息子さんとは仲がいいんですか。
堀込:高校生なんですが、そうかもしれないですね。
TENDRE:たしかに、ふと行ってみたら面白いというのは近場に意外と多いんだろうなと思います。堀込さんの場合は歌詞を書くときに地方で書いたりはしますか? どういうシチュエーションで書くのかが気になります。
堀込:遠回りをして帰るという話をしましたが、そういうときに歩きながらスマホでちくちくまとめる、みたいなことは多いかもしれないです。椅子に座っていても全然できなくて。だいたい、街をぶらぶらしながら、電車に乗りながらとか移動しているときに考えることが多いです。
TENDRE:今後やってみたいことはありますか?
堀込:当たり前ですが、なるべく作品を多く作って、なるべくいいライブをしたいなと。今回のアルバムも2年4カ月空いてしまいましたが、このペースでいくと本当に現役がいつまでできるかわかりませんが、数えるぐらいしか、片手でアルバム足りちゃうじゃんみたいな。そうすると、けっこうゾッととして「そんなに作れる機会がない」と思って。だからなるべく、あいだを空けずに「駄作でもいいから出していこう」と思わないとダメだなと思って。
TENDRE:たとえば、アルバムを完成させた瞬間に、また作りたくなる衝動はあったりしますか?
堀込:今回はわりとそんな気分ではいますね。
TENDRE:すばらしい。
堀込:アルバムの最後に作った曲があって、それがフォークっぽいんですが、ちょっとアンビエントな感じなんです。曲調そのものは『ビーチ・ボーイズ』みたいな感じで「これ、鉱脈あるかも」と思って。アンビエントっぽいフォークだけど、『ビーチ・ボーイズ』的なハーモニーがあるみたいな。それでミニアルバムとか、みたいなことは考えています。まあ、できるかはわからないですね。
TENDRE:でも、できてしまうのかもしれないですよね。いつか一緒に作ってください。
堀込:ぜひ、よろしくお願いします。
KIRINJIの最新情報は公式サイトまで。
人、街、そして、音楽やカルチャーでつながる「ワクワクする未来」を描くプログラム『KDDI LINKSCAPE』の放送は毎週土曜日の16時から。
堀込が登場したのは、2025年12月27日(土)放送のJ-WAVE『KDDI LINKSCAPE』(ナビゲーター:TENDRE、田中シェン)の「CONNECTORS AVENUE」。エンターテイメントシーンなどで活躍するゲストを迎え、つながることで生まれる可能性やヒントを探っていくコーナーだ。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。
・ポッドキャストページ
ミュージシャンとのコラボで堀込が気をつけていることとは
堀込は1996年の活動開始以来、常に独自のサウンドを更新し続けている。今年、2025年はシングル『歌とギター』『ルームダンサー feat. 小田朋美』『素敵な夜』『ベランダから』をリリースした。1月9日(金)にはニューアルバム『TOWN BEAT』がリリースされる。【関連記事】KIRINJI・堀込高樹、アメリカの格言をイメージして作った楽曲は…新作『TOWN BEAT』の制作秘話
TENDRE:これまでたくさんのミュージシャンとのコラボレーションがあったと思いますが、印象的だった出会いやつながりはありますか?
堀込:YonYonはInstagramでフォローされて「これって、あのDJのYonYonかな?」と思って。「あのYonYonですか?」「そうです、私がYonYonです」「今度何かやりましょうね」みたいに話がまとまって。そこは印象的だったかもしれません。
TENDRE:昨今はたしかにインスタとか、そういったDM(ダイレクトメッセージ)でつながることも多いですもんね。
田中:でも、「本物ですか?」とは訊きたくなります。本物だったんですね。
TENDRE:堀込さんのいまのバンドメンバーもそうですが、すばらしいミュージシャンが多くて。ご一緒されているミュージシャンというのは、堀込さんから直接「この人とやりたい」というお声がけをするんですか?
堀込:いろいろな人を日々、YouTubeとかでチェックしています。好きな音源があると、「これ、誰がやってるのかな」と調べて。あとは、そうやってミュージシャンと知り合って「誰かいい人いない?」と言うと「この人いいよ」みたいな感じで推薦してくれたりします。
TENDRE:数珠つなぎみたいな感じですよね。
堀込:それで気をつけないといけないのは、その界隈の人ばかりになっちゃうことですね。世代が違ったり、音楽的な傾向が違う人が集まったほうが、音楽がふくよかになるんじゃないかなという考えがあって。そこは気を遣っているかもしれません。
TENDRE:たしかに、そうですよね。昨今のKIRINJIのバンドメンバーは年齢層の幅が広いというか。いろいろな世代とやることによって、どんどん新しいアイデアが出てくるということも多いのでしょうか。
堀込:やり取りしているのが面白いんですよね。そういう人たちが邂逅(かいこう)していく感じが、楽しいなと思いながら。
ライブとアルバム制作に追われた1年
さまざまなバンドメンバーがいるKIRINJI。今年は楽曲のリリースに加え、「KIRINJI Billboard Live Tour 2025」や弾き語りのライブを開催するなど、精力的な活動を繰り広げた。堀込:コロナの終わりぐらいのタイミングで、バンドのライブが難しくなってしまって、でもまったくライブをしないのもどうかなと思って。ひとりだったらリスクも少ないからと。弾き語りとかを一切やっていなかったんですが。
TENDRE:意外とそうですよね。イメージがなかったから。
堀込:ちょっとここは踏ん張るかと思って。つっかえ、つっかえでしたけどね。何回も曲を止めて「もう1回頭からやります」と(笑)。
TENDRE:ストイックですね。
堀込:今年で3年ぐらいやっているんですけど、段々とこなれてきました。やると単純に歌とかがよくなりますね。
TENDRE:ブラッシュアップされて、弾き語りだと解釈が変わってくる感じはあります。今年は弾き語りもということですが、かなりライブの本数が多かった印象があります。
堀込:7月の「FUJI ROCK FESTIVAL」に出ることが決まって。その前まではレコーディングの制作期間だったんです。いきなり、制作期間からフジロックはちょっときついなと思って。慣らしておきたい、調子を上げたいというのもあってビルボードのツアーを組んだりしました。ハナレグミとBialystocksとそれぞれツーマンをやったり、中国の広州と上海でライブをやってとか。レコーディングがあるのに「このころには終わっているだろうな」と思って組んだんです。そうしたら終わらなくて(笑)。レコーディングの大詰めのタイミングと中国ツアーがいっぺんに押し寄せて、やばかったですね。
TENDRE:締め切りに追われることは多いんですか?
堀込:大きくズレることはなくて、半年遅れましてみたいなことはないんです。でも1、2カ月遅れることはわりとあるかもね(笑)。けっこう、毎度になってるかもしれない。
TENDRE:仕上げ作業がありますからね。ミックスとかマスタリングがあったりすると、どんどんこだわっていきますよね。
堀込:これでもう最後で、ここから先は全然手をつけられないとなると「とことんやっておかないと」と思うんですよね。ミックスとかも「はい、できました」となるじゃないですか。それで翌日持ち帰って聴いて「やっぱりここをああしたい」となり、エンジニアに「ここだけちょっとやっておいて」というのが何個も出てきます(笑)。
ライブで高まった気持ちをのせたニューアルバム
番組ではニューアルバム『TOWN BEAT』に収録される『ルームダンサー feat. 小田朋美』をオンエア。TENDREは、堀込にニューアルバムについて聞いた。ルームダンサー (feat. 小田朋美)
堀込:ライブをずっとやっていたせいかわからないけど、ライブのなんとなくテンションが上がっている感じというか、気持ちが高ぶっている状態がずっと続いていて。
TENDRE:いいですね。
堀込:それが反映されたかどうかはわからないけど、いつもよりリズミカルというかBPMもちょっと早くて。まったりとしたところが1個もないですね。もちろん、メロウな曲もあるんだけど「ダレ場」になっていないというのかな。ゆったりした曲でもちゃんと気持ちが上がる感じの展開になっています。
TENDRE:バウンス感があるというか。前作(『Steppin' Out』)から2年4カ月ぶりなんですね。
堀込:そんなに空いちゃったんですね。
TENDRE:気づいたらそれぐらいか、という感覚ですよね。
堀込:ライブをやり始めると1年に1枚というのは、なかなか難しいですよね。
TENDRE:期待のアルバムがリリースということで、楽しみです。
今後やってみたいことを訊かれた堀込の答えは?
TENDREはプライベートな話題について質問。堀込は「日々の暮らしのなかで感性を刺激してくれるもの」について語った。堀込:単純に知らないところに行くとかね。すごく遠くとかでなくてもいいんです。駅から家に帰る途中、いつも歩いてる道じゃなくて違う道を通るとか、別の駅から歩いてみるとか。それだけでも気分や視点が変わったりして。あとは近場の旅行。名前は知っているけど意外と知らないとかね。
TENDRE:たしかに、多いですよね。
堀込:このあいだは銚子に行ってきました。息子が「犬吠埼(いぬぼうさき)を見たい」と。犬吠埼は東映の映画のオープニングで波がザパーンとなるところの舞台なんです。あの実物を見たいと言い出して。
TENDRE:それはいいですね。
田中:渋いなあ。
堀込:全然思いもよらないことだったから「じゃあ行ってみようか」と、見てきました。「すごい、ザパーンとなっているわ」と。
TENDRE:息子さんとは仲がいいんですか。
堀込:高校生なんですが、そうかもしれないですね。
TENDRE:たしかに、ふと行ってみたら面白いというのは近場に意外と多いんだろうなと思います。堀込さんの場合は歌詞を書くときに地方で書いたりはしますか? どういうシチュエーションで書くのかが気になります。
堀込:遠回りをして帰るという話をしましたが、そういうときに歩きながらスマホでちくちくまとめる、みたいなことは多いかもしれないです。椅子に座っていても全然できなくて。だいたい、街をぶらぶらしながら、電車に乗りながらとか移動しているときに考えることが多いです。
TENDRE:今後やってみたいことはありますか?
堀込:当たり前ですが、なるべく作品を多く作って、なるべくいいライブをしたいなと。今回のアルバムも2年4カ月空いてしまいましたが、このペースでいくと本当に現役がいつまでできるかわかりませんが、数えるぐらいしか、片手でアルバム足りちゃうじゃんみたいな。そうすると、けっこうゾッととして「そんなに作れる機会がない」と思って。だからなるべく、あいだを空けずに「駄作でもいいから出していこう」と思わないとダメだなと思って。
TENDRE:たとえば、アルバムを完成させた瞬間に、また作りたくなる衝動はあったりしますか?
堀込:今回はわりとそんな気分ではいますね。
TENDRE:すばらしい。
堀込:アルバムの最後に作った曲があって、それがフォークっぽいんですが、ちょっとアンビエントな感じなんです。曲調そのものは『ビーチ・ボーイズ』みたいな感じで「これ、鉱脈あるかも」と思って。アンビエントっぽいフォークだけど、『ビーチ・ボーイズ』的なハーモニーがあるみたいな。それでミニアルバムとか、みたいなことは考えています。まあ、できるかはわからないですね。
TENDRE:でも、できてしまうのかもしれないですよね。いつか一緒に作ってください。
堀込:ぜひ、よろしくお願いします。
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