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プロフィギュアスケーター・村上佳菜子「あ、この島、私の島だ」 心を浄化できる地方とは?

プロフィギュアスケーター・村上佳菜子「あ、この島、私の島だ」 心を浄化できる地方とは?

プロフィギュアスケーターの村上佳菜子が好きな街や気になる街、そして「家族でつながる力」について語った。

村上が登場したのは、6月7日(土)放送のJ-WAVE『KDDI LINKSCAPE』(ナビゲーター:TENDRE、田中シェン)のコーナー「CONNECTORS AVENUE」。人、街、そして、音楽やカルチャーでつながる新感覚のエンターテインメントプログラムだ。

6月14日までradikoタイムフリー機能で再生可能だ。また、その後は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。


・ポッドキャストページ

宮古島は心が浄化する街

村上は1994年生まれ、愛知県出身。2014年にソチ五輪に出場し、同年の四大陸選手権で初優勝するなど、世界で活躍。2017年に現役を引退し、現在はプロフィギュアスケーターとしてアイスショーに出演。タレントとしても活動している。村上と田中は友人同士ということもあり、なごやかな空気でトークはスタートした。

TENDRE:村上さんと街のつながりについてお伺いします。好きな街はありますか?

村上:あります! 宮古島です。

田中:沖縄ですね。

TENDRE:普段はなにをしに行くんですか?

村上:心のリセット、浄化をしに行く場所です。最初に宮古島に降り立ったときに「あ、この島、私の島だ」って。

田中:コネクトしたんだ。

村上:つながっちゃいました。

TENDRE:最初のきっかけは?

村上:最後の試合から引退を発表するまで、3、4カ月あったんです。たまたま浅田真央さんも同じタイミングで最後の試合を迎えて、引退を発表するまでに時間があったんです。だから「ふたりで旅行に行こう」という提案があって。沖縄に行こうとなって沖縄本島と宮古島に行くことを決めて、それが初めてでした。だから、真央ちゃんと行ったのが初めてです。

TENDRE:かなり回数は行っているんですか?

村上:1年に5回とか行ったりします。

TENDRE:宮古島に行ったとして、1日はどういうふうに過ごすんですか?

村上:東京で仕事をしているときは本当にせっかちで、スケジュールに追われているんです。だから、宮古に行ったときは携帯を見ない、時間も見ないという感じの過ごし方です。朝起きたら、朝日を見ながらヨガをして、そのあとは現地の子どもたちがたくさんいるので遊んだり、仲よくしている家族と一緒に息子たちのお迎えに一緒に行ったりとか。

田中:お迎えに行くの?

村上:幼稚園や小学校のお迎えに。あとは、現地の“おっちゃんたち”と畑に一緒に行って野菜を採ります。あと「オトーリ」という泡盛の飲み方があるんです。泡盛の水割りが一升瓶の中に入っていて、それがなくなるまで飲み回すという飲み方です。

田中:なかなか豪快(笑)。

村上:私が強いお酒が大好きで。だからそれをやって、みんなひと言ずつしゃべりながら回していくんです。それがめちゃ楽しくて、現地のおっちゃんたちとも仲よくなれる。みんなハッピーバイブスだから、超楽しいです。

田中:現地の人から教わることがめちゃくちゃ多そう。

村上:本当に多い。こうやって人に優しくできたりとか、いつもポジティブにいられたら最高だろうなというのを宮古島でいつも感じて、帰ってきます。

田中:ある種、心の浄化というかね。

村上:本当にそうで、きれいになって帰ってくる感じ。

『リメンバー・ミー』を観てから行きたくなった国

続いて、「気になる街」について尋ねたところ、村上はまだ訪れたことがないというメキシコの名前を挙げた。

TENDRE:メキシコは街がカラフルなイメージがありますね。

田中:カラフルといえば佳菜子です。着ている服とかも、ハッピーなものが好きなんだよね。

村上:大好きで『リメンバー・ミー』を観てから行きたくなって。

TENDRE:ラストシーンが泣けますよね。きっと魅力的な街なんでしょうね。食べ物とかも絶対においしいじゃないですか。

村上:私はメキシカンにいますごくハマっていて。週3ぐらいでメキシカンを食べているんです。

田中:メキシカンといえばなに?

村上:タコス。タコスって皮の部分がグルテンフリーのものがあったりするし、私は牛肉をあまり食べないんですけど、それ以外のチキンもポークもフィッシュもあるし、お野菜だけもある。いろいろなジャンルで楽しめるから大好きで。

TENDRE:現地の味はまた全然違うのかな? どうなんだろう。

村上:絶対に違うと思う。

TENDRE:佳菜子さんは暑い国が好き?

村上:そうなんです。やっぱりずっと寒かったから(笑)。

TENDRE:氷上でね。

村上:寒い国はもう大丈夫です。フィンランドとかは小学生のときとかに4回行きましたが寒くて。ダウンとかかさばるし、薄着で行きたい!

TENDRE:たしかに(笑)。

村上:宮古も薄い服で行けるし、こっちが寒くても向こうは1枚羽織れるものがあればいいかな、ぐらいで行けたりもするので。

「愛情大好き」な村上佳菜子の家族とのつながり

村上の「家族でつながる力」について話を訊くことに。村上は「お母さん、お父さんはもちろん」と前置きして、身近にいる家族について語った。

村上:ViViとChicoというワンちゃんたちと、あとは旦那さんですね。

TENDRE:なんかもう、家族が好きそうなのが伝わってきますよ。シェンシェン(田中の愛称)は会ったことがある?

田中:あります。それこそ、いつも一緒にいるから、連れて行けるところは自転車のかごに乗せてきてくれるんです。ふたりとも性格が全然違うよね。

村上:全然違う。ViViは女の子でキャバリアという犬種ですごく社交的で、みんなに「イエーイみんな大好き」というギャルマインドなんです。Chicoというチワワの男の子はすごくシャイで。1回慣れればずっと好きなんですが、そうなるまでに時間がかかって。お散歩は基本、左端しか歩いてくれなくて、いつもスレスレのところを歩いています。

TENDRE:そうなんだ。おもしろい。愛犬たちは競技をされていたときも一緒に暮らしていた?

村上:競技をしていたときは先住犬がいて、もう亡くなっちゃったんです。15歳ですごく長生きしてくれて。チワワのワンちゃんで、私のスケートを一生懸命に応援してくれて、家で練習する姿も観ていてくれたりして、支えてもらいました。なにか恩返しをしたいなと思って。保護犬ちゃんから引き受けられたらいいなと思ってViViとまず出会い、そのあとに同じところでChicoと出会いました。そこを私はみなさんに宣伝させてもらって、いろいろなお友だちがそこからワンちゃんを引き受けてくれて、つながっていってます。

かき氷が大好きだという村上は、かき氷屋での縁がきっかけで結婚したことが話題となった。現在は自らが、かき氷を提供する立場になったそう。

田中:自分のお店もやっていくんだよね。

村上:2024年の5月から、共通の友だちの誕生日イベントで始めました。シェンちゃんも食べてくれて。

田中:私は写真を撮ったりとかしたいんだけど、佳菜子的には出たらすぐに食べてほしいという「佳菜子ルール」があって。

村上:そうなんです。

田中:しかも盛り盛りなの。サービス精神が豊富で器からあふれ出るぐらいのソースだったり。

TENDRE:それはちなみに何味?

村上:あのときはたぶん甘夏だったかな。バジルミルクに甘夏で、たぶんオリーブオイルをかけて。

田中:もうフランス料理でしょ?

村上:ピンクペッパーも乗せて、みたいな。

TENDRE:すごいですね。

田中:かき氷なんだけど、かき氷じゃないの。

TENDRE:無限の可能性がありそうですね。

村上:お惣菜かき氷を出しているところもあるぐらい。味変でドライカレーが入っているところとか。

田中:真ん中に入っているということ?

村上:そう。いいか悪いかはその人次第だけど、そういうかき氷も出てくるぐらい進化しています。私もいま旦那さんとふたりでかき氷屋さんを始めました。

TENDRE:僕は勉強不足だったので、ぜひ行かせてください。

村上:ぜひ来てください!

心に残る挑戦とは?

村上は「夢や目標を叶えるために実践していること」について語った。

村上:常に挑戦し続けるということは、すごく大事だなと思っていて。挑戦することってすごく怖いことでもあるから、もちろん不安にもなります。だけど、1パーセントでもワクワクがあったら、私はそれは挑戦するべきだと思っていて。周りから言われて挑戦しなきゃいけないことが出てきて、1パーセントもワクワクしないんだったら、それはやるべきではないと思います。自分の感情をすごく大事にしながら新しいことに挑戦する、ということを私は大事にしているし、しなきゃいけないなと思います。

TENDRE:心に残る挑戦があったという話を聞きました。

村上:もちろん、現役時代は五輪もそうだし、世界ジュニアに優勝したこともそうです。だけど、いちばん大きかったのは、事務所を移籍したときです。ちょうど引退してからコロナのときに決断して動き、移籍したんですが、初めて人生で自分で選択して変わるという行動を起こしました。いままでは全部お母さんや先生が敷いてくれたレールの上を歩いていたけど、初めて(自分で)選択したことで、タレントとしてもこうやって活動させていただいています。フィギュアスケーターとしても新たにまたスケートを見つめ直すことができたきっかけでもあって。いまスケートと向き合うときは心から向き合っていけています。この決断をして、どちらにおいてもすごくよかったなと思っています。

TENDRE:それがあったからこそ、今日集まったわけですからね。ちょっとした挑戦がこういう未来になるんだと、自分でもびっくりしますよね。

村上:それが失敗だったとしても、絶対に未来には活きていくと思っているので、いい挑戦だったなと思います。

TENDRE:村上さんにとってワクワクする未来とは?

村上:自分に携わる人たちに「ありがとう、大好き、愛してる」と言える心の余裕があること。これは本当に大事だなと思うし、あとは「私が私だから、大丈夫」と自分を好きでいて、自分がいちばんの自分の味方でいられる、ということが輝く未来なんじゃないかなと思います。

村上佳菜子の最新情報は公式ホームページから。

人、街、そして、音楽やカルチャーでつながる

J-WAVE『KDDI LINKSCAPE』は毎週土曜16時からオンエア。ポッドキャストでも配信中だ。あらゆる分野で活躍するゲストが登場し、TENDRE&田中シェンと語り合う。

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毎週土曜
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