
シンガーソングライターのBONNIE PINKが、母になってからの意識の変化や、新曲『Like Gravity』にまつわるエピソードなどを語った。
BONNIE PINKが登場したのは、10月12日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
クリス:覚えてますよ。昔のJ-WAVEに来てくれたとき、BONNIE PINKだったのに赤毛だったんですけど、今日も初心に戻ってデビュー当時のヘアカラーに。
BONNIE PINK:レアな感じで。25年ぶりくらいに染めて。全部赤っていうのもひさしぶりなのでドキドキしてます(笑)。前のよりは少しシックで、前のはハッって思うくらいビビッドでした。
クリス:人間のナチュラルな髪色ではなかったですよね。
BONNIE PINK:そうです。赤とピンクとオレンジが混ざったみたいな。
クリス:『TOKIO HOT 100』には10年ぶりの出演。そのあいだにお母さんになって、娘さんは8歳。ママシンガーはいかがですか?
BONNIE PINK:産後の数年はお休みして、復帰したときはまだ子どもも小さくて、バランスの取り方がわからなかったけど、いまはひとりで遊んでくれるからずいぶん楽になって。ライブとか観に来てますね。
クリス:生活は変わりますよね。
BONNIE PINK:そうですね。ほとんど自分の時間がないし、自分は適当なごはんでいいと思っていても子どもはそういうわけにはいかないので。変わったけど慣れていくしかないかなってことで、いまは忙しいなりに隙間を見つけて趣味のアクセサリー作りとかもやってみたり。時間の刻み方が細かくなって器用になったかもしれないですね。
BONNIE PINKは子育て初期を思い出し、「すごく疲れちゃって、時間があったら寝たかった」と振り返った。
BONNIE PINK:夜な夜な作曲してた20代、30代とかは元気だったなと思って。
クリス:噂によると、夢の中でも作曲していたっていう。
BONNIE PINK:それは職業病って感じで、起きても夢の延長で歌ってて。夢の中で作ってたんだって思って。ずっと残ってるメロディーだった場合もあるから、そういうときは録音したりするんですけど。
クリス:ちなみに、新曲は夢の中で生まれたんですか?
BONNIE PINK:違います(笑)。これはアニメのエンディングで書き下ろしたんですけど、さすがにテーマがいろいろあるので、資料とかを読みながら自分自身とリンクできる部分を探して書き下ろしました。アニメのヒロインのアメリアちゃんっていう女の子が「重力魔法」っていう技を使うんです。それで、「Gravity」っていいかもしれないって。いままでいろいろ作曲してきたけど、「Gravity」はまだ使ってないと思って、『Like Gravity』ってタイトルでラブストーリーにしようかなってことで書きました。
『Like Gravity』は、9月21日(日)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催されたデビュー30周年記念ライブ「30th Anniversary LIVE “Grand Kitchen”」で初披露された。
クリス:お客さんの反応はいかがでしたか?
BONNIE PINK:すごくみなさん盛り上がってくださって。ライブで歌うのはけっこうドキドキしてたんですけど、意外と歌うとすごく気持ちよくて。キーはちょっと高いけど、ライブで気持ちいいやつだっていうのがわかったので、いまは声を大にして「カラオケでぜひ歌ってみて」って言ってます(笑)。スカッとするので。
クリス:高らかに、天に昇るようなメロディーですよね。
BONNIE PINK:Aメロ、Bメロの落ち着いた感じから、バンってサビで爆発するようなダイナミクスが激しいんですけど、その歌い分けをするとすごく楽しいので、ぜひ歌ってみてほしいですね。
クリス:娘さんはライブを観に来たんですか?
BONNIE PINK:このあいだも来ました。双眼鏡でじっくり観ていたみたいです。
クリス:いろいろ感想とか言ってくれるんですか?
BONNIE PINK:そうですね。家でミックスチェックとかしてると「あ、これ新曲?」とか言われたり、曲順を考えてるときに「1曲目それでいくんだ」とか言って、ちょっとプロデューサーみたいになって(笑)。「マネージャーだっけ?」くらいわかった感じで言ってきます。
BONNIE PINK:やっぱり子どもが寝たあとは至福の時間ですね。あえて夜更けにコーヒーを飲んじゃって、チョコレートをかじってみようかなみたいな。
クリス:わかりますね。
BONNIE PINK:「1日お疲れ」ってちょっとお酒を飲むこともありますし。それか早朝、娘がまだ起きてこない、戦争がはじまる前。
クリス:戦争なんですね。
BONNIE PINK:朝、ドタバタなんです。お弁当やら何やらいろいろ準備があるので。
続いての質問は「私の味方。常にストックしているものや持ち歩いているものは?」。
BONNIE PINK:コストコのスルメ(笑)。すごい量で入ってるんですよ。いつまでもなくならないスルメがお気に入りで、だいたい家にあります。意外とワインと合わせちゃう。
クリス:スルメを!? もちろん白ワインですよね?
BONNIE PINK:白です。
クリス:赤でスルメはヤバいですからね。
BONNIE PINK:それはヤバい。
クリス:コストコにかけあって「BONNIE スルメ」とか出してくださいよ。
BONNIE PINK:グッズ(笑)?
クリス:ピンクのスルメとか。
BONNIE PINK:おいしくなさそう(笑)。
クリス:これは2003年にリリースした6枚目のアルバム『Present』の再現ライブになります。再現ツアーは今回で2回目ですね。
BONNIE PINK:アルバムは全部で13枚あるんですけど、みんなアルバムつるっと聴きたいっていう声をいただくこともあったので、2024年に初めて『Let go』ってアルバムの再現ライブをやったんですけど、自分としてもすごく達成感があって。アルバムと同じ流れでやるので緊張感もあるんですけど、そのままやるって自分にとってもチャレンジだし、いいかもしれないと思って。
クリス:ファンのみなさんもうれしいですよね。セットリストってわからないけど、今回はアルバムと曲順が同じでしょ?
BONNIE PINK:そう。だから、予習して来ていただければ確実に楽しめます。 それこそ、アルバムを聴いていたときが思い起こされたりするので。
最後に、今後の密かな野望を訊かれたBONNIE PINKは、こう答える。
BONNIE PINK:ビヨンセが娘さん(ブルー・アイビー・カーター)と一緒にステージに立ってる映像を観て、一瞬、自分の娘をステージに上げるって考えたんです。でも、まだ早いし、本人が何を望むかもわからないので、ないかなとも思ってるんですけど、そんな時代も来たらいいなって。
クリス:娘さんは音楽がお好きなんですか?
BONNIE PINK:大好きです。踊ったり歌ったり、アイドルっぽいのとか、かわいいものとかも好きだし、私のライブもいろいろフィードバックをくれるくらいなので、ちょっとだけの野望ですね。あと、このあいだ、富士山に一緒に登って、それは私のひとつの夢だったんですけど。富士山登頂は生きてるうちにやりたいって思っていて、そのチャンスが巡ってきて。娘も頑張ったらいける背格好かってことで連れて行ったらなんとか登れたので、夢が1個クリアできてうれしいなって。
クリス:次は娘さんとステージに。
BONNIE PINK:ちょっとね。いつか。
BONNIE PINKの最新情報は公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
BONNIE PINKが登場したのは、10月12日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
夢の中でも作曲、起きても夢の延長で歌ってる
BONNIE PINKは今年でデビュー30周年を迎えた。クリス:覚えてますよ。昔のJ-WAVEに来てくれたとき、BONNIE PINKだったのに赤毛だったんですけど、今日も初心に戻ってデビュー当時のヘアカラーに。
BONNIE PINK:レアな感じで。25年ぶりくらいに染めて。全部赤っていうのもひさしぶりなのでドキドキしてます(笑)。前のよりは少しシックで、前のはハッって思うくらいビビッドでした。
クリス:人間のナチュラルな髪色ではなかったですよね。
BONNIE PINK:そうです。赤とピンクとオレンジが混ざったみたいな。
クリス:『TOKIO HOT 100』には10年ぶりの出演。そのあいだにお母さんになって、娘さんは8歳。ママシンガーはいかがですか?
BONNIE PINK:産後の数年はお休みして、復帰したときはまだ子どもも小さくて、バランスの取り方がわからなかったけど、いまはひとりで遊んでくれるからずいぶん楽になって。ライブとか観に来てますね。
クリス:生活は変わりますよね。
BONNIE PINK:そうですね。ほとんど自分の時間がないし、自分は適当なごはんでいいと思っていても子どもはそういうわけにはいかないので。変わったけど慣れていくしかないかなってことで、いまは忙しいなりに隙間を見つけて趣味のアクセサリー作りとかもやってみたり。時間の刻み方が細かくなって器用になったかもしれないですね。
BONNIE PINKは子育て初期を思い出し、「すごく疲れちゃって、時間があったら寝たかった」と振り返った。
BONNIE PINK:夜な夜な作曲してた20代、30代とかは元気だったなと思って。
クリス:噂によると、夢の中でも作曲していたっていう。
BONNIE PINK:それは職業病って感じで、起きても夢の延長で歌ってて。夢の中で作ってたんだって思って。ずっと残ってるメロディーだった場合もあるから、そういうときは録音したりするんですけど。
新曲は「カラオケでぜひ歌ってほしい」
BONNIE PINKは9月22日(月)に新曲『Like Gravity』を配信リリース。この曲はテレビアニメ『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』(テレビ東京系)のエンディングテーマになっている。BONNIE PINK - Like Gravity
BONNIE PINK:違います(笑)。これはアニメのエンディングで書き下ろしたんですけど、さすがにテーマがいろいろあるので、資料とかを読みながら自分自身とリンクできる部分を探して書き下ろしました。アニメのヒロインのアメリアちゃんっていう女の子が「重力魔法」っていう技を使うんです。それで、「Gravity」っていいかもしれないって。いままでいろいろ作曲してきたけど、「Gravity」はまだ使ってないと思って、『Like Gravity』ってタイトルでラブストーリーにしようかなってことで書きました。
『Like Gravity』は、9月21日(日)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催されたデビュー30周年記念ライブ「30th Anniversary LIVE “Grand Kitchen”」で初披露された。
クリス:お客さんの反応はいかがでしたか?
BONNIE PINK:すごくみなさん盛り上がってくださって。ライブで歌うのはけっこうドキドキしてたんですけど、意外と歌うとすごく気持ちよくて。キーはちょっと高いけど、ライブで気持ちいいやつだっていうのがわかったので、いまは声を大にして「カラオケでぜひ歌ってみて」って言ってます(笑)。スカッとするので。
クリス:高らかに、天に昇るようなメロディーですよね。
BONNIE PINK:Aメロ、Bメロの落ち着いた感じから、バンってサビで爆発するようなダイナミクスが激しいんですけど、その歌い分けをするとすごく楽しいので、ぜひ歌ってみてほしいですね。
クリス:娘さんはライブを観に来たんですか?
BONNIE PINK:このあいだも来ました。双眼鏡でじっくり観ていたみたいです。
クリス:いろいろ感想とか言ってくれるんですか?
BONNIE PINK:そうですね。家でミックスチェックとかしてると「あ、これ新曲?」とか言われたり、曲順を考えてるときに「1曲目それでいくんだ」とか言って、ちょっとプロデューサーみたいになって(笑)。「マネージャーだっけ?」くらいわかった感じで言ってきます。
ひと息つける至福の時間は…
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、ゲストの素顔を引き出すランダムな質問を用意。恒例の「ガチャ」でBONNIE PINKが引いた質問は「ホッとひと息タイム。デビュー30周年で忙しいなか、ママでもあるBONNIE PINKがひと息つける時間は?」。BONNIE PINK:やっぱり子どもが寝たあとは至福の時間ですね。あえて夜更けにコーヒーを飲んじゃって、チョコレートをかじってみようかなみたいな。
クリス:わかりますね。
BONNIE PINK:「1日お疲れ」ってちょっとお酒を飲むこともありますし。それか早朝、娘がまだ起きてこない、戦争がはじまる前。
クリス:戦争なんですね。
BONNIE PINK:朝、ドタバタなんです。お弁当やら何やらいろいろ準備があるので。
続いての質問は「私の味方。常にストックしているものや持ち歩いているものは?」。
BONNIE PINK:コストコのスルメ(笑)。すごい量で入ってるんですよ。いつまでもなくならないスルメがお気に入りで、だいたい家にあります。意外とワインと合わせちゃう。
クリス:スルメを!? もちろん白ワインですよね?
BONNIE PINK:白です。
クリス:赤でスルメはヤバいですからね。
BONNIE PINK:それはヤバい。
クリス:コストコにかけあって「BONNIE スルメ」とか出してくださいよ。
BONNIE PINK:グッズ(笑)?
クリス:ピンクのスルメとか。
BONNIE PINK:おいしくなさそう(笑)。
Billboardアルバム再現ライブへの思いとは
BONNIE PINKは、年末恒例となったビルボードライブ公演で、「アルバム1枚を再現」する第2弾ライブ 「BONNIE PINK 30th Anniversary Billboard Live 2025 アルバム再現ツアー Vol.2『Present』」を開催する。12月7日(日)に大阪、12月12日(金)に東京、12月19日(金)に横浜でそれぞれ行われる。クリス:これは2003年にリリースした6枚目のアルバム『Present』の再現ライブになります。再現ツアーは今回で2回目ですね。
BONNIE PINK:アルバムは全部で13枚あるんですけど、みんなアルバムつるっと聴きたいっていう声をいただくこともあったので、2024年に初めて『Let go』ってアルバムの再現ライブをやったんですけど、自分としてもすごく達成感があって。アルバムと同じ流れでやるので緊張感もあるんですけど、そのままやるって自分にとってもチャレンジだし、いいかもしれないと思って。
クリス:ファンのみなさんもうれしいですよね。セットリストってわからないけど、今回はアルバムと曲順が同じでしょ?
BONNIE PINK:そう。だから、予習して来ていただければ確実に楽しめます。 それこそ、アルバムを聴いていたときが思い起こされたりするので。
最後に、今後の密かな野望を訊かれたBONNIE PINKは、こう答える。
BONNIE PINK:ビヨンセが娘さん(ブルー・アイビー・カーター)と一緒にステージに立ってる映像を観て、一瞬、自分の娘をステージに上げるって考えたんです。でも、まだ早いし、本人が何を望むかもわからないので、ないかなとも思ってるんですけど、そんな時代も来たらいいなって。
クリス:娘さんは音楽がお好きなんですか?
BONNIE PINK:大好きです。踊ったり歌ったり、アイドルっぽいのとか、かわいいものとかも好きだし、私のライブもいろいろフィードバックをくれるくらいなので、ちょっとだけの野望ですね。あと、このあいだ、富士山に一緒に登って、それは私のひとつの夢だったんですけど。富士山登頂は生きてるうちにやりたいって思っていて、そのチャンスが巡ってきて。娘も頑張ったらいける背格好かってことで連れて行ったらなんとか登れたので、夢が1個クリアできてうれしいなって。
クリス:次は娘さんとステージに。
BONNIE PINK:ちょっとね。いつか。
BONNIE PINKの最新情報は公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
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番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
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毎週日曜13:00-16:54
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クリス・ペプラー