2023年9月29日までJ-WAVEで放送していた、アジアの国々への「イメージトリップ」に誘う新プログラム『RINREI ASIAN SOUNDSCAPE』(毎週金曜 24:00~24:30)。毎回アジアの様々な国をフィーチャーし、その土地の人々や文化などとの触れ合いをストーリーに仕立て、音楽とともにお届けする。
旅の水先案内人となるナビゲーターは、シンガポールに縁を持つ俳優・金沢雅美が務める。9月29日の放送で訪れた旅先は、「シンガポール共和国」。ここでは、金沢の語りで展開された空想旅行の模様と、イマジネーションの旅に彩(いろどり)を添えた楽曲と併せてテキスト形式にて紹介する。
【これまでのイメージトリップはコチラ】
街には、古風なショップハウスをはじめ、ヨーロッパ文化の名残が今なお残っている。また、住宅エリアもあり、一部では「シンガポールの代官山」と呼ばれているらしい。たしかに、緑ある街並みと落ち着いた雰囲気がどことなく似ている。地元のアーティストやミュージシャン、起業家からの人気が高く、クリエイティブなコミュニティーとしても注目されているそうだ。
そんな、シンガポールの今を知るには外せない場所を散策すれば、同国の3人組バンドSOBSの「AIR GUITAR」が流れ、軽快なサウンドで旅の始まりを盛り上げる。
スマホにメモしている「行きたい場所リスト」と地図を確認しながら行き交う人を観察。ここは、欧米から来た人たちが多く住んでいる。今も大型犬を連れた金髪の男性が通り過ぎた。
一休みした後、ローカルなムードが流れる「ホーランドロードショッピングセンター」へとやってきた。美しい生地を縫い合わせた雑貨が並ぶ中華系のお店、ヨーロッパの置物を取り扱う歴史を感じさせるお店、シンガポールのご当地土産を販売するお店など、様々な商店がズラリ。異文化が共存するシンガポールの縮図のような場所で、この街の多彩なレパートリー、幅の広さを再確認した。
ここで流れるのは、4人組ポップバンドSAM WILLOWSのナンバー「TAKE HEART」。疾走感のある曲調が、街歩きをさらに楽しくしてくれる。
2015年に世界遺産に登録されたシンガポール植物園は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ並ぶ、シンガポールの二大植物園。シンガポール最古の原生林であり、長い年月愛されてきた市民の憩いの場だ。
見どころは、シンガポールの国花でもある蘭。植物園では長年にわたって蘭の交配に関する研究も行っていて、これまでに2000種類が誕生しているという。華麗で清楚。それでいて、エキゾチックな面も持ち合わせているこの花を見ていると、芯の強さを感じる。
噴水やアーチ形のフラワートンネル、小路に植えられている数々の蘭が飾られるこの場所は、贅沢な気分が味わえる、とっておきのスポットだ。
そんな、美しい花の世界に浸るひとときに寄り添うように、女性シンガーソングライターJASMINE SOKKOの楽曲「HOME IS A FEELING (MANDARIN VERSION) 」が、幻想的なメロディーを響かせる。
お店に入った瞬間、ドリアンの独特の香りがする。アイスクリーム店には、バニラやチョコレートといった定番のアイスも並んでいるのに、やはりそこは果物の王様。存在感は群を抜いている。味は濃厚、香りは芳醇、色は熟したドリアンの黄色……。三拍子揃った上に、滑らかな舌触りで大満足の味だ。
こうしてシンガポール旅は幕を閉じた。明日は陸路でマレーシアへ。どんな出会いがあるだろう。新たな発見を求めて、旅はまだまだ続く――。
最後に流れるのは、女性シンガーJACINTHAのジャズナンバー「IN THE WEE SMALL HOURS」。しっとりとした歌声・メロディーが、旅情をかきたてる。
(構成=小島浩平)
旅の水先案内人となるナビゲーターは、シンガポールに縁を持つ俳優・金沢雅美が務める。9月29日の放送で訪れた旅先は、「シンガポール共和国」。ここでは、金沢の語りで展開された空想旅行の模様と、イマジネーションの旅に彩(いろどり)を添えた楽曲と併せてテキスト形式にて紹介する。
【これまでのイメージトリップはコチラ】
ヨーロッパ文化が香る「ホーランド・ビレッジ」
シンガポールの魅力的なエリアを巡る旅。今日はホーランド・ビレッジからスタートする。1900年代前半にシンガポールのオランダ人コミュニティーによって創設されたこの街は、かつてイギリス軍やその家族が居住していたエリアだ。街には、古風なショップハウスをはじめ、ヨーロッパ文化の名残が今なお残っている。また、住宅エリアもあり、一部では「シンガポールの代官山」と呼ばれているらしい。たしかに、緑ある街並みと落ち着いた雰囲気がどことなく似ている。地元のアーティストやミュージシャン、起業家からの人気が高く、クリエイティブなコミュニティーとしても注目されているそうだ。
そんな、シンガポールの今を知るには外せない場所を散策すれば、同国の3人組バンドSOBSの「AIR GUITAR」が流れ、軽快なサウンドで旅の始まりを盛り上げる。
ショッピングセンターで異文化の共存を実感
ホーランド・ビレッジ駅の通り沿いにあるカフェで一息。異国情緒あふれる店内の雰囲気を楽しみながら、カフェラテを注文する。日本にいるときとは違う、時計を気にしないひとときだ。スマホにメモしている「行きたい場所リスト」と地図を確認しながら行き交う人を観察。ここは、欧米から来た人たちが多く住んでいる。今も大型犬を連れた金髪の男性が通り過ぎた。
一休みした後、ローカルなムードが流れる「ホーランドロードショッピングセンター」へとやってきた。美しい生地を縫い合わせた雑貨が並ぶ中華系のお店、ヨーロッパの置物を取り扱う歴史を感じさせるお店、シンガポールのご当地土産を販売するお店など、様々な商店がズラリ。異文化が共存するシンガポールの縮図のような場所で、この街の多彩なレパートリー、幅の広さを再確認した。
ここで流れるのは、4人組ポップバンドSAM WILLOWSのナンバー「TAKE HEART」。疾走感のある曲調が、街歩きをさらに楽しくしてくれる。
2000種類の蘭が誕生した植物園へ
次に、シンガポール植物園へ向かう。今回は、シンガポールの公共交通機関が乗り放題になる「シンガポールツーリストパス」を購入しているので、快適に移動できている。バスも乗れるこのパス。バスを使うことができれば、旅の上級者だ。2015年に世界遺産に登録されたシンガポール植物園は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ並ぶ、シンガポールの二大植物園。シンガポール最古の原生林であり、長い年月愛されてきた市民の憩いの場だ。
見どころは、シンガポールの国花でもある蘭。植物園では長年にわたって蘭の交配に関する研究も行っていて、これまでに2000種類が誕生しているという。華麗で清楚。それでいて、エキゾチックな面も持ち合わせているこの花を見ていると、芯の強さを感じる。
噴水やアーチ形のフラワートンネル、小路に植えられている数々の蘭が飾られるこの場所は、贅沢な気分が味わえる、とっておきのスポットだ。
そんな、美しい花の世界に浸るひとときに寄り添うように、女性シンガーソングライターJASMINE SOKKOの楽曲「HOME IS A FEELING (MANDARIN VERSION) 」が、幻想的なメロディーを響かせる。
意外においしい、ドリアンのアイスクリーム
今回の旅で味わっておきたかったものが、ドリアンアイスクリームだ。日本ではあまり食べる機会がないドリアン。しかし、その品種はなんと500種類以上と言われており、フルーツ大国のシンガポールでは専門店が数多く存在する。お店に入った瞬間、ドリアンの独特の香りがする。アイスクリーム店には、バニラやチョコレートといった定番のアイスも並んでいるのに、やはりそこは果物の王様。存在感は群を抜いている。味は濃厚、香りは芳醇、色は熟したドリアンの黄色……。三拍子揃った上に、滑らかな舌触りで大満足の味だ。
こうしてシンガポール旅は幕を閉じた。明日は陸路でマレーシアへ。どんな出会いがあるだろう。新たな発見を求めて、旅はまだまだ続く――。
最後に流れるのは、女性シンガーJACINTHAのジャズナンバー「IN THE WEE SMALL HOURS」。しっとりとした歌声・メロディーが、旅情をかきたてる。
(構成=小島浩平)
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2022年10月6日28時59分まで
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番組情報
- RINREI ASIAN SOUNDSCAPE
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金曜24:00-24:30
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金沢雅美