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「足はすくむが、景色は最高」な体験を…マレーシアのビーチリゾート・ランカウイ島を旅する

(画像素材:PIXTA)

「足はすくむが、景色は最高」な体験を…マレーシアのビーチリゾート・ランカウイ島を旅する

アジアの国々への「イメージトリップ」に誘うプログラム『RINREI ASIAN SOUNDSCAPE』(毎週金曜 24:00~24:30)。毎回アジアの様々な国をフィーチャーし、その土地の人々や文化などとの触れ合いをストーリーに仕立て、音楽とともにお届けする。旅の水先案内人となるナビゲーターは、『MUSIX ASIA』に引き続き、シンガポールに縁を持つ俳優・金沢雅美が務める。9月15日の放送で訪れた旅先は、マレーシアの北西部にある「ランカウイ島」。ここでは、金沢の語りで展開された空想旅行の模様と、イマジネーションの旅に彩(いろどり)を添えた楽曲と併せてテキスト形式にて紹介する。

【これまでのイメージトリップはコチラ】

大小99の島が連なる常夏のリゾート

クアラルンプール国際空港から1時間。イマジネーションの旅は、ランカウイ国際空港へ降り立つところから始まる。タラップに出ると、青い空、風の音、空気が纏う香りが五感を心地よく刺激し、時間の流れがとても緩やかなのを感じる。

年間を通して温暖な常夏の島・ランカウイ島は、大小99の島が連なるマレーシアの隠れ家的なビーチリゾート。今回、ビーチはもちろん、島内の観光名所でゆっくりと自然との対話を楽しむつもりだ。

到着時間が遅かったこともあり、ホテルまでは送迎車を予約。「ようこそ、ランカウイ島へ」。そう書かれたプレートを持ったスタッフが笑顔で出迎えてくれた。

何だかこれから、いいことが起こりそうな予感……。そんな南国旅の序章に華やぎを加えるように、女性シンガーCHOMBIの常夏感を感じさせるアップテンポなナンバー「SAYUNK I LOVE YOU」が鳴り響く。

ランカウイ島の海ぶどうのお味は…?

夕飯はシーフードレストランへ。お店には生け簀があり、そこから魚介類を選んで調理してくれるらしい。注文したのはロブスターとカニで、炒め物と蒸し料理をお願いする。何の気なしにメニューを見ていると、「グリーンキャビア=海ぶどう」の文字が。日本でも食べたことがあるが、ランカウイ島の海ぶどうはどんな味なのだろう?

「サラダと一緒に食べると美味しいわよ」

店員さんからそう言われて興味がわき、追加で注文してみることに。テーブルの上には料理がズラリと並んだ。我ながらよいオーダーだとニンマリ。ロブスターとカニの炒め物と蒸し料理は色が鮮やかで、見た目も華やかだ。さてお味は……? 香辛料とのコラボレーションが最高。気になるサラダは? ……海ブドウの塩気とプチプチした食感に頬が緩む。

そんな至福のひと時に彩を添えるように、LUQMAN PODOLSKIの楽曲「MUNGKIN AKU TAK PENTING?(FEAT. TISH ERRDA)」がゆるやかに流れる。

マチンチャン山の頂から絶景を堪能

ホテルの敷地にある白浜のビーチには、パラソルと椅子が置かれ、自由に過ごすことができる。少し遅い朝食を購入し一息。パンとフルーツジュースを味わいながら、午後の予定を考える。今日はちょっと遠出をしてみよう。

目指すのは、マチンチャン山の頂。ランカウイ島が一望できる絶景スポットだ。
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ケーブルカーに乗って標高約700mの山頂へたどり着くと、山頂からせり出すようにスカイブリッジがかかっている。2005年に建設されたこの吊り橋は、全長125mで、谷底からの高さは50mを超える。陸に繋がっている部分は橋の両端と、中央の柱のみだ。
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今日は風があるので少し揺れている。足はすくむが、景色は最高。眼下には、青いビーチと、その周りを取り囲むように深い緑の森が広がっており、自然の中にいることを実感させてくれる。

この美しい景観を背景に、MASDOの楽曲「PUJAANKU(FEAT. AISYAH AZIZ)」が優しく溶け込むように鳴り響く。
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サンセットクルーズで味わう非日常体験

今回の旅ではちょっとした贅沢も味わってみよう。ホテルのコンシェルジュに聞くと、サンセットクルーズがおすすめだというので、迷わず予約した。
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「今日はお天気もいいから最高の時間になると思いますよ」

その言葉を聞いて胸が高鳴る。

ランカウイ南部沿岸の島々の間をヨットで巡るサンセットクルーズがスタート。港を出て数分が経つと、船が帆を上げてエンジンを切った。風と波音だけの世界に身を委ねる。少しずつ沈んでいく夕日……。時のうつろいを感じながらカクテルを一杯。

ランカウイの非日常体験に身も心も癒されれば、女性シンガーGHEA INDRAWARIのバラード「JIWA YANG BERSEDIH」が流れ出し、その甘い歌声が南国の海に沈みゆく夕日を思わせる。

(構成=小島浩平)

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