塩谷 瞬、人生でいちばん苦労した撮影中に「心の底から感動した」楽曲は？

俳優の塩谷 瞬が、出演する映画について語り、リスナーにシェアしたい洋楽ナンバーを選んだ。

塩谷が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『～JK RADIO～ TOKYO UNITED』（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「PLAY IT LOUD!」。オンエアは6月23日（金）。

1人2役を熱演

塩谷は6月16日から期間限定上映されているVシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる！ シュシュッと20th Anniversary』に出演。同作は10月25日（水）にBlu-rayとDVDが発売される。 ＜あらすじ＞
時は江戸時代、無限斎（西田健）に仕える疾風流の忍者・鷹之介（塩谷 瞬）、なみ（長澤奈央）、吼太郎（山本康平）と迅雷流の一角（白川裕二郎）、一牙（姜 暢雄）の前に“ウラ七本槍”のオイランダ、アウンジャが出現し、迅雷流の二人が護衛する照姫（羽瀬川なぎ）が襲われる。照姫のもつ世界を滅ぼすと言われる“天翔石”を狙っていたのだ。一角、一牙では全く歯が立たず、万事休すかと思われた瞬間、おぼろ（高田聖子）とその助手・雲母坂（木村葉月）が送り出したハリケンジャー、ゴウライジャーたちが突如現れ、激闘を繰り広げる。現代から江戸時代へタイムスリップしてきたハリケンジャーたちは鷹之介たちを救い出すが、過去時空での滞在時間が限られており、鷹之介たちに願いを託し現代へと戻っていく。絶体絶命、再度オイランダの攻撃に全滅しかける鷹之介たちの目の前に「大江戸ハリケンジャイロ」が出現する。
（東映ビデオオフィシャルサイトより）

塩谷：特撮ドラマの『忍風戦隊ハリケンジャー』の20周年を記念した、新作のオリジナル作品になっています。今回はオリジナルでやった椎名鷹介／ハリケンレッドという役ももちろんあるんですが、今回初めて誕生した鷹之介という200年前の忍、隠密という職業で江戸の時代を耐え苦しみ、忍んできた人間たちにどうスポットライトを浴びて地球のピンチを救っていくかというような役になります。いま時代劇がテレビや映画のなかで観られないなかで、こういう作品を演じて楽しんでもらうことで、往年の僕らのファンも「時代劇いいね」とか「歌舞伎かっこいいね」と言ってもらえれば。いまの子どもたちは時代劇に触れることがないので、そういう人たちにこういう忍者や侍、時代劇や歌舞伎を知ってもらえたらうれしいなと思って、芝居をやらせていただきました。

人生のなかで大切な曲

塩谷がリスナーとシェアしたい曲は、チック・コリア『スペイン』。同曲はアメリカのジャズピアニスト、キーボーディストのチック・コリアが、1972年に自身が率いるバンド、リターン・トゥ・フォーエヴァーで発表した楽曲。 塩谷：京都で映画『パッチギ』という映画の撮影のときに、人生のなかでいちばん苦労しながら毎日撮影をして挫折を重ねていました。そのとき僕の親友が「滋賀でバンドのライブをやるから息抜きに来ないか」ということで行ったんです。そのときに還暦バンドという60歳を超える方々が演奏されたのが『スペイン』のスキャット版でした。大人の人たちが全力で『スペイン』を最高に、音も合わせてやっていることに、心の底から、すごく感動しまして。そのときは曲名を知らなかったんです。「あの曲ってなんなんだろうな？」とずっと思っていて、音楽プロデューサーさんから「それはチック・コリアの『スペイン』じゃないか」と言っていただいて。すごく僕の人生のなかで大切な曲になって、なにかインスピレーションを得たいときや心を静寂にしながらもなにか沸き立たせたいときとか、そういうときにこの曲をかけています。すごく勇気をもらえるし、希望や未来の螺旋を描けるという、そんな曲に僕のなかではなっています。

『～JK RADIO～TOKYO UNITED』のワンコーナー「PLAY IT LOUD!」では、ゲストがおすすめの曲を紹介。放送は毎週金曜7時45分ごろから。