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チェンマイで食べたい「絶品の名物料理」とは? リピート旅をするほど魅了される“タイ第2の都市”

画像素材:PIXTA

チェンマイで食べたい「絶品の名物料理」とは? リピート旅をするほど魅了される“タイ第2の都市”

2019年にJ-WAVEのアジア専門音楽番組として誕生した『MUSIX ASIA』が、2023年春から、アジアの国々への「イメージトリップ」に誘う新プログラム『RINREI ASIAN SOUNDSCAPE』(毎週金曜 24:00~24:30)へとリニューアル。毎回アジアの様々な国をフィーチャーし、その土地の人々や文化などとの触れ合いをストーリーに仕立て、音楽とともにお届けする。

旅の水先案内人となるナビゲーターは、『MUSIX ASIA』に引き続き、シンガポールに縁を持つ俳優・金沢雅美が務める。6月23日の放送で訪れた旅先は、タイ第2の都市「チェンマイ」。ここでは、金沢の語りで展開された空想旅行の模様と、イマジネーションの旅に彩(いろどり)を添えた楽曲と併せてテキスト形式にて紹介する。

【これまでのイメージトリップはコチラ】
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<ナビゲーターの金沢雅美>


音声トークは2023年6月30日まで再生可能

名物料理「カオソーイ」に頬を緩める

タイの首都・バンコクから北に720キロ離れたチェンマイへ、飛行機でおよそ1時間10分かけて向かう。久しぶりのチェンマイ……。フライトの最中に思いを馳せれば、懐かしい香りが蘇ってくる。初めて訪れたのは、いつだっただろうか。

「ランナー文化にとても興味があるの」

幼馴染のそんな一言から、この街を知った。

チェンマイはミャンマー・ラオス・中国雲南省とも近く、モン族やタイヤイ族、シャン族などさまざまな民族が交流している。そんな多彩な文化的影響を受けて、ランナー文化と呼ばれる独自の文化および伝統が育まれているのだ。

「実際に街を見に行ってみない?」

誘われて足を運んだ結果、こうして一人でリピート旅をするほどに魅了されてしまった。

チェンマイに着いたら、まずは腹ごしらえ。お気に入りのレストランへ入ると、お店のスタッフが「インディー トーン ラップ(いらっしゃいませ)」と、優しい笑顔で出迎えてくれて、なぜかホッとする。

まずはチェンマイの名物料理であるカレー麺「カオソーイ」を注文する。カリッカリの揚げ麺と、もっちもちのたまご麺。そこに、ココナッツミルクの心地よい甘さととうがらしの刺激を含んだレッドカレーペーストをベースにしたスープがしっかりと絡み合う。

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「最高に相性がいい」

一口食べて思わず頬を緩めると、タイの3ピースバンド・POLYCATのポップなナンバー「FOREVER MATE」が弾むような気持ちを代弁するように軽やかに響き渡る。

22mの黄金に輝く仏塔に魅了される

お腹を満たした後はチェンマイを代表する寺院、ワット・プラタートドーイステープ=ラーチャウォーラウィハーン、通称「ドイ・ステープ寺院」へ行くことにした。チェンマイ市街から約15キロ。標高1080mのステープ山頂にあるこの寺院は、1383年にタイ北部を統治していたクーナ王によって建立されたとされる。

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ケーブルカーに乗り3分少々で、山頂および寺院へと到着。土足厳禁につき、サンダルを脱いで寺院の中に入ると、そびえ立つ高さ22mの黄金に輝く仏塔(チェディー)に目を奪われる。緻密な装飾と見事なまでの美しさ……。その周りでは、多くの現地人が熱心に祈りを捧げている。きっと、数百年前から変わらない、この地の日常風景なのだろう。

そんなタイの歴史を想うひとときを過ごせば、バンコク出身の女性シンガーPALMYのバラード「サニッ・ツァイ」がしっとりと流れ、心地よい浮遊感に浸らせてくれる。

幼馴染へのお土産に選んだのは…

チェンマイは伝統的な工芸品づくりが盛んな場所。ということで街へ戻ってからは、工芸品を求めてショップ巡りをすることにした。手作りの素朴な小物、若手アーテストが手がけたデザイン性の高いアクセサリー、手織りの布など……。旧市街のラーチャダムヌーン通りや、チェンマイ大学から北へと延びるニマンヘミン通り周辺には、多種多様な工芸品が並ぶお店が軒を連ねる。

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ふと目に入ったのは、赤・黄色・オレンジ・グリーンと、カラフルに彩られた大胆なピアス。手の込んだ緻密な細工が施された装飾は、一点モノらしい。なぜか幼馴染の顔が浮かんだ。

「うん。イメージ通り。似合うはず。お土産に買って帰ろう」

大切な人の喜ぶ顔を想像する午後のひとときに寄り添うように、タイの女性歌手BOWKYLIONのミディアムバラード「MINT」が、爽やかなサウンドを響かせる。

タイ古式マッサージで日頃の疲れを癒す

一日の最後、日暮れとともに訪れたのはスパ。身体と心をたっぷり癒してみる。選んだのは、タイの伝統的なヒーリング技術をベースにした癒しのコース。ハーブを使ったボールで指圧しながらタイ古式マッサージを行い、アロマでトリートメントをする人気のコースらしい。そして腕利きのセラピストが付き、90分極上のリラックスタイムへ……。

「コップンカー(ありがとう)」

セラピストの優しい声で目が覚める。眠っていたらしい。ベッドから起き上がると、何だか身体が軽い。さっそく効果が出ているのだろうか。

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あの日、幼馴染から誘われたチェンマイの旅。改めて訪れ、懐かしさとともに新しい発見の時間を味わえた。

「旅はこれだからやめられない」

旅の醍醐味を噛み締める中、タイの男性歌手・NONT TANONTの楽曲「MELT」が温かみのあるサウンドでイメージトリップのフィナーレを飾る。

(構成=小島浩平)

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2023年6月30日28時59分まで

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番組情報
RINREI ASIAN SOUNDSCAPE
金曜
24:00-24:30