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蚊が集まる人と集まらない人は「100倍の差」があった!最新の研究によると、原因は…?

『STEP ONE』ナビゲーターのサッシャ(左)、ノイハウス萌菜(右)。中央はCHINTAIマスコットキャラクターのチンタイガー

蚊が集まる人と集まらない人は「100倍の差」があった!最新の研究によると、原因は…?

J-WAVEの番組『STEP ONE』には、ナビゲーターのサッシャとノイハウス萌菜が気になった海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは10月にオンエアされた同コーナーから、イチオシトピックを紹介する。

【オンエア:2022年10月20日(木)】

蚊が集まる匂いに生まれてしまった人は…

夏場に多くの人を悩ます蚊だが、蚊を引き付けやすい人にはどんな特徴があるのか?

英国紙「ガーディアン」のデジタル版が公開した「Some people really are ‘mosquito magnets’, study finds」と題した記事をもとに、ノイハウスが説明する。

ノイハウス:よく言われる蚊に刺されやすい要素として、「体温が高い」「汗をよくかく」など色々あると思います。

サッシャ:あと、黒い服を着ている人も蚊に刺されやすいとか言われてますよね。

ノイハウス:とはいえ、今までのエビデンスはあまり強くないみたいで。最新の研究では、mosquito magnets=蚊を磁石のように引き付ける人は、匂いが違うということがわかったそうです。調査の方法としては、64人の被験者にナイロンのストッキングをスリーブのように腕に装着してもらった後、それぞれの匂いが付着したストッキングをチューブの中に入れ、蚊がどこに集まるかをチェックしたとのこと。その結果、一番蚊が集まる人の匂いと一番集まらない人の匂いには、なんと100倍の差があったらしいです。

サッシャ:え、そんなに!? たとえば、10匹の蚊が僕のところに来たとしたら、1000匹の蚊が萌菜ちゃんのところに行く可能性もあると……(笑)。

ノイハウス:そんなこと言わないで(笑)。で、さらにバッドニュースなのは、蚊が集まる匂いに生まれてしまった人は、今後もずっと好かれる可能性が高いみたいで。なんでも、数年かけてこの64人を対象に調査を継続しても、蚊からの好まれやすさに変化は見られなかったと言います。

サッシャ:変わらないんだ。

ノイハウス:もっとバッドニュースなのが、遺伝子レベルで香りを察知する機能にダメージを与えた蚊で実験をしても、好みは変わらなかったとか。つまり、あれこれと手を施しても、蚊の好き嫌いに変化はないそうなんです。

肌を守る「酸」が蚊を引き付ける原因か

研究では、蚊を引き付ける被験者の皮膚には高レベルの肌を守る「酸」が確認されたと報告しているという。

ノイハウス:ということで今後、虫よけスプレーなどの開発の際に、肌の酸に紐づく匂いをどう変えていくかという点に目が向けられるかもしれないというわけです。希望はまだあるんですけど、化学の進歩を待たなければ、蚊に一度好かれてしまった人にとって、その状況はなかなか変わらないかもしれません。

サッシャ:デオドラントで消臭すれば、何とかならないのかな?

ノイハウス:でも、消臭剤って腕、指、足、全部は付けないじゃないですか。

サッシャ:それか蚊の嫌いな匂いを身体に振りかけるとか。

ノイハウス:蚊取り線香の匂いとか?(笑)

サッシャ:あとは、人間の鼻では感じられない匂いを蚊が嫌がる可能性もあるもんね。

ノイハウス:まぁ、蚊もどんどん変化していって、私たちをどんどん刺していくそうなので、蚊に刺されやすいというタイプの方は、これから新しい防虫スプレーなどが開発されることを願いましょう。

サッシャ:蚊だけに、課題は多いということですね(笑)。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。

(構成=小島浩平)

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