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松山ケンイチ「重機の免許も必要」55歳から始めたいことを明かす

松山ケンイチ「重機の免許も必要」55歳から始めたいことを明かす

立川志の輔の新作落語を原作にした『大河への道』(5月20日公開)先行プレミア上映イベントが5月9日(月)に都内で行われ、主演の中井貴一をはじめ、共演の松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、溝口琢矢、平田満、橋爪功がズラリ勢ぞろいした。

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本編上映後の舞台挨拶とあり、作品に感動した観客から拍手喝采で迎え入れられたキャスト一同。企画・主演の中井は「今回の映画は自分も企画から入らせてもらい、今日という日を迎えることができて感無量です」と挨拶した。映画の内容にちなんで「人生で一番鳥肌が立ったこと」を聞かれると、今から約20年前の中国で起こった出来事を回想した。

ゴビ砂漠での撮影がトラブルで上手くいかず、帰国しようかどうか迷いながら荷造りをしていた最中に、ホテルの部屋の電話が鳴ったという。出てみると、その相手は日本にいる高倉健だった。「きいちゃんどうしてる? 高倉ですけど……と。それは日本にいる高倉健さんからでした。まさに荷造りをしていた最中。現在の状況を話して『こらえろ』と言われたりして。そんなタイミングで普通電話なんてありえますか? そういうところが凄い人っていうのは凄いんだなと思った」と名俳優の神通力に感服していた。

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一方、松山はプライベートでも親交のある中井との共演に「普段話している雰囲気そのままというか、こんなに笑わせてくれる方はいない。僕は貴一さんのリアクションや話術でずっと笑っている。その雰囲気が役柄の間柄として出ています。だから仕事をした感じがしない」と楽しそう。それに北川も「二人ともずっと笑っていて、子ども同士がじゃれ合っているみたいで。見ていてうらやましかった」と目を細めて「何を話しているのかなあと思っていた」と興味津々。当の中井は「僕は芝居をやるときに子役や動物たちと仲良くなるような、そのレベルで松山君とはやり取りしていた」と仲睦まじそうだった。

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さらに55歳から地図作りを始めた伊能忠敬にちなんで、「55歳から始めたいことは?」との質問が飛んだ。これに松山は「家を一人で建ててみたい。職人の手を借りず、基礎から作ってみたい。基礎とか作ったことがないので、穴を掘ってやりたいですよね。一人でやってみたいです。そうなると重機の免許も必要」と本格的DIYを希望。北川は「肉体改造をしたい! 55歳を超えるとだんだん体が衰えていくので、そこで私は逆行したい。55歳からさらに若返る。山登とかをして足腰を鍛えて体の中から」とインナーマッスル重視の美ボディにあこがれ。すると岸井が「ムキムキになるのかと思った!」と勘違い爆笑で、北川を「私変なこと言っちゃった!?」と照れさせていた。

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(取材=石井隼人)

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