KANA-BOONのボーカル・ギターを務める谷口 鮪が、最新アルバム『Honey & Darling』の制作エピソードを語った。
谷口が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは4月15日(金)。
谷口:休養期間に入って大好きな音楽に触れられない時間が続き、いろんな深い悲しみや寂しさがあり、マイナスの状態に落ちてしまっていました。
そんなとき、仲間やメンバーの支えがあったそうだ。
谷口:メンバーは本当に親身になってくれて。僕は休養中ずっと家にいたんですけど、そのときもメンバーが家に遊びに来てくれました。なかなか人の傷ついた部分に踏み込むって難しいことですけど、メンバーはあくまでも“十何年の付き合いの友だち”としてそばにいて、寄り添ってくれた感じですね。
そしてアルバム9番目のナンバー『alone』は、寂しさに向き合って制作されたものだという。
谷口:すごく大切な友人を亡くしたこともあって、その友人に向けて生み出した歌詞です。でも実際レコーディングをして、改めて聴く側としてこの曲に向き合ったとき、僕と友人の、僕たちだけの歌ではあるんですけど、「もしかしたらこの曲に共感したり、自分と誰かを重ねたりする人もいるのかな」なんてことは思いましたね。
同楽曲は古賀隼斗のギターソロも印象だ。
谷口:『alone』のギターソロは、エフェクターといってギターの音色を変える機材があるんですけど、僕がリアルタイムでつまみを操作しながら古賀がソロを弾いて、ギターのひずみ具合を調整しました。ソロの後半に向かっていくにつれて、どんどんひずみを増していくっていう、そのときにしか録れないテイクを今回はやってみました。
谷口:唯一「死」という言葉を用いている曲ですね。生きることの力強さを描きたかったから、その反対にある死に、ちゃんと覚悟を持って触れようと思って書きあげました。
レコーディング中、谷口は自身のなかにある望みに気付けたという。
谷口:レコーディングの最後に、すごく自分の生きたい願望に気づけたというか。休養期間を経て、いろんな人たちの声を聞いて、姿を見て、「自分は誰かにとって特別な人であり、だからこそこれからも生き続けなければいけない」っていう責任感みたいなものに突き動かされてやってきたところもあるんです。だけど、そうじゃなくって。最後の一節を歌っているときに、自分自身、生きたいから生きているっていう、そういう根本的な気持ちがあることにしっかり気づけたんですよね。このアルバムのなかで最も重要な存在だと思ったので、最後に収録しました。このアルバムのテーマをもっともリアルに、そして高い純度で歌っている曲かなと思います。
アルバムをリリースしてから、谷口はどのような気持ちを抱いているのだろう?
谷口:『Honey & Darling』は、休養期間の1日1日を生き延びた記録でもあります。このアルバムができて、本当に「生きることを選んでよかったな」と思う。聴く人にとっても、そういう崖っぷちにいる人や、毎日が楽しくて仕方ないわけじゃない人たちにとって、何か重なる瞬間があるものになればいいなって思っています。
KANA-BOONの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
谷口が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは4月15日(金)。
休養期間を経てニューアルバムをリリース
3月30日、KANA-BOONは4年半ぶりのフルアルバム『Honey & Darling』をリリースした。谷口は2020年10月からおよそ半年間、体調不良によって休養。そのため同アルバムは厳しい状況を乗り越えて制作された。KANA-BOON 『Honey & Darling』 初回生産限定盤 Live Blu-rayトレーラー
そんなとき、仲間やメンバーの支えがあったそうだ。
谷口:メンバーは本当に親身になってくれて。僕は休養中ずっと家にいたんですけど、そのときもメンバーが家に遊びに来てくれました。なかなか人の傷ついた部分に踏み込むって難しいことですけど、メンバーはあくまでも“十何年の付き合いの友だち”としてそばにいて、寄り添ってくれた感じですね。
亡き友人を偲ぶ楽曲を制作
休養期間に入ったあと、最初にできた楽曲が『HOPE』だった。KANA-BOON 『HOPE』Music Video
谷口:すごく大切な友人を亡くしたこともあって、その友人に向けて生み出した歌詞です。でも実際レコーディングをして、改めて聴く側としてこの曲に向き合ったとき、僕と友人の、僕たちだけの歌ではあるんですけど、「もしかしたらこの曲に共感したり、自分と誰かを重ねたりする人もいるのかな」なんてことは思いましたね。
同楽曲は古賀隼斗のギターソロも印象だ。
谷口:『alone』のギターソロは、エフェクターといってギターの音色を変える機材があるんですけど、僕がリアルタイムでつまみを操作しながら古賀がソロを弾いて、ギターのひずみ具合を調整しました。ソロの後半に向かっていくにつれて、どんどんひずみを増していくっていう、そのときにしか録れないテイクを今回はやってみました。
自身のなかの「生きたい」に気付けた
アルバムのリードトラックは、ラストに収録された『メリーゴーランド』。アルバムを通して“生きること”について歌っていると谷口は語る。KANA-BOON 『メリーゴーランド』Music Video
レコーディング中、谷口は自身のなかにある望みに気付けたという。
谷口:レコーディングの最後に、すごく自分の生きたい願望に気づけたというか。休養期間を経て、いろんな人たちの声を聞いて、姿を見て、「自分は誰かにとって特別な人であり、だからこそこれからも生き続けなければいけない」っていう責任感みたいなものに突き動かされてやってきたところもあるんです。だけど、そうじゃなくって。最後の一節を歌っているときに、自分自身、生きたいから生きているっていう、そういう根本的な気持ちがあることにしっかり気づけたんですよね。このアルバムのなかで最も重要な存在だと思ったので、最後に収録しました。このアルバムのテーマをもっともリアルに、そして高い純度で歌っている曲かなと思います。
アルバムをリリースしてから、谷口はどのような気持ちを抱いているのだろう?
谷口:『Honey & Darling』は、休養期間の1日1日を生き延びた記録でもあります。このアルバムができて、本当に「生きることを選んでよかったな」と思う。聴く人にとっても、そういう崖っぷちにいる人や、毎日が楽しくて仕方ないわけじゃない人たちにとって、何か重なる瞬間があるものになればいいなって思っています。
KANA-BOONの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
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- ~JK RADIO~TOKYO UNITED
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毎週金曜6:00-11:30
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ジョン・カビラ