KEYTALKの首藤義勝(Vo./Ba.)がアユニ・D(PEDRO/BiSH)と対談。お互いの曲作りについて語り合った。
このトークをお届けしたのは、J-WAVEで11月15日(月)に放送された『THE KINGS PLACE』のワンコーナー「KINGS MEETING~BACK TO LIVE HOUSE~」。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、11月の月曜ナビゲーターはアユニ・D のソロプロジェクト・PEDROが担当。
アユニ・D:いちリスナーだった私がこうして(首藤)義勝さんをゲストにお迎えできて恥ずかしいです……(笑)。
首藤:キンプレ(『THE KINGS PLACE』)のリスナーさんだったアユニさんがこうしてナビゲートしているって感慨深いですね。
意外なエピソードが飛び出したあと、早速本題へ。先日KEYTALKは2年ぶりの全国ツアーを終えた。
アユニ・D:どうでしたか?
首藤:ツアーどころかお客さんを入れたライブも久しぶりだったので。お客さんみんなの「待ってました」感もすごく伝わってきて、めちゃくちゃ楽しかったですね。
アユニ・D:対バンさせていただいたときにKEYTALKを客席で観させていただいたんですけど、お客さんはみんな踊りますよね。
首藤:声とかまだ出せないながらも、その分は体を揺らして盛り上がってくれて、ホント生きてるって感じでしたね。
アユニ・D:生命ですね。
首藤:ライブって生命ですからね。
アユニ・D:今回のツアーではKEYTALKが夏にリリースしたアルバム『ACTION!』の楽曲を初披露されたんですよね。
首藤:そうですね。『ACTION!』の曲を中心に披露させてもらいました。結構新曲ってお客さんも探り探りだったりしがちだけど、今回は発売からツアーまで1カ月くらい時間があったりもしたから、最初から盛り上がってくれている感じがして。
アユニ・D:みんな聴き込んでくれたんですね。
首藤:だから楽しかったですね。リリース前にミュージックビデオもいろいろ公開して、なるべく曲を知ってもらいたいなと思って。それくらいいいものができたなって思いながら発売させてもらいました。
アユニ・D:アレンジとかもライブごとに変えてみるとかも、バンドをやってみて初めてわかったので新曲も今は音源に近いアレンジでやってるんですけど、またツアーでどんどん変わって行くのかなって。KEYTALKはそうやってアレンジとか変わりますか?
首藤:全然変わりますね。演奏内容も変わるし、歌の声の出し方とかどんどん変わっていくし、KEYTALKもツアーのMCでたびたび言ったんですけど、ライブによって曲が育っていくというか、お客さんと一緒に曲がどんどん変化していくみたいなことってツアーの醍醐味ですよね。
アユニ・D:ちなみに自分たち以外のバンドのライブに行って、見てしまうポイントとかありますか?
首藤:やっぱり自分のパートのボーカルとベースはすごく目がいっちゃうかな。負けたくないじゃないけど、何かしら尊敬する部分が同じパートの人に見つかって「いいな」「かっこいいな」って思うみたいな。あと全体の音作りとかですかね。それこそ、この前PEDROのライブを観させてもらったときにめちゃくちゃカッコいいと思いました。
アユニ・D:いやいや、とんでもないですよ。
首藤:音デカくていいですよね。
アユニ・D:音デカいっすか(笑)。
首藤:そういうバンドが大好きで、音がデカいだけじゃなくて歌も抜けてきていて、めっちゃカッコいいなと思いました。
首藤:もともとはギターでコードを鳴らしながら鼻歌を口ずさんでってやり方が多かったんですけど、最近は楽器を持たないで、そこら辺を歩いているときに思いついたメロディーをボイスメモに録っておいて家に帰ってそれをかたちにするみたいな原始的な方法に戻って作ってますね。
アユニ・D:それをスタジオに持っていってメンバーに聴いてもらうんですか?
首藤:そうですね。ある程度かたちにしてそれをメンバーに共有して、それをいじくってきてもらってみたいな感じですね。
アユニ・D:すごい。歌割りってどうやって決めてますか?
首藤:作曲した人が決めますね。
アユニ・D:へえ。「これは全部俺が歌う」とか。
首藤:そうです。逆に僕が曲を作っても巨匠(寺中友将)に歌ってもらうってこともありますし。でもおいしいところは自分で歌いたいみたいなのはやっぱりありますね(笑)。人間なので。
アユニ・D:いい人間ですね。
首藤:ははは(笑)。
一方、首藤はアユニ・Dが書く歌詞が好きだと伝え、その作り方を訊いた。
アユニ・D:日頃思ったことをメモするようにしていて、そこから「これは曲にしてみよう」とか思ったり、曲を先に作ってから曲に合う言葉を入れてみたりとか。ちょっと激し目のサウンドだったら自分の斜に構えている態度の言葉を入れたりとかもしたりするんですけど、義勝さんみたいに言葉を音でというか、単語ごとに入れるのがすごく上手じゃないですか。
首藤:メロディーに合うようにというかね。
アユニ・D:私は文章でしか曲に入れられなくて。
首藤:僕からしたらそれがうまいなって思うんですよね。
アユニ・D:そうですか。
首藤:歌詞カードを読んでいても面白いというか、曲を聴きながら歌詞を聴くのと違う風に読めるみたいなこともあって、すごくすてきな歌詞を書くなって思いながら、新しいアルバムも全曲聴かせてもらいました。
アユニ・D:ありがとうございます。
首藤:本当によかったので、みなさんにも聴いてほしいですね。
KEYTALKは11月23日(火・祝)に配信ライブ「JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn」に出演。同日BiSHも出演する。
KEYTALKの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。
このトークをお届けしたのは、J-WAVEで11月15日(月)に放送された『THE KINGS PLACE』のワンコーナー「KINGS MEETING~BACK TO LIVE HOUSE~」。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、11月の月曜ナビゲーターはアユニ・D のソロプロジェクト・PEDROが担当。
久々のライブは観客の「待ってました」感が伝わってきた
アユニ・DはかつてKEYTALKがナビゲーターを担当した『THE KINGS PLACE』のリスナーだったと告白。「7、8年くらい前、番組にメールも出したこともある」と明かした。アユニ・D:いちリスナーだった私がこうして(首藤)義勝さんをゲストにお迎えできて恥ずかしいです……(笑)。
首藤:キンプレ(『THE KINGS PLACE』)のリスナーさんだったアユニさんがこうしてナビゲートしているって感慨深いですね。
意外なエピソードが飛び出したあと、早速本題へ。先日KEYTALKは2年ぶりの全国ツアーを終えた。
アユニ・D:どうでしたか?
首藤:ツアーどころかお客さんを入れたライブも久しぶりだったので。お客さんみんなの「待ってました」感もすごく伝わってきて、めちゃくちゃ楽しかったですね。
アユニ・D:対バンさせていただいたときにKEYTALKを客席で観させていただいたんですけど、お客さんはみんな踊りますよね。
首藤:声とかまだ出せないながらも、その分は体を揺らして盛り上がってくれて、ホント生きてるって感じでしたね。
アユニ・D:生命ですね。
首藤:ライブって生命ですからね。
アユニ・D:今回のツアーではKEYTALKが夏にリリースしたアルバム『ACTION!』の楽曲を初披露されたんですよね。
首藤:そうですね。『ACTION!』の曲を中心に披露させてもらいました。結構新曲ってお客さんも探り探りだったりしがちだけど、今回は発売からツアーまで1カ月くらい時間があったりもしたから、最初から盛り上がってくれている感じがして。
アユニ・D:みんな聴き込んでくれたんですね。
首藤:だから楽しかったですね。リリース前にミュージックビデオもいろいろ公開して、なるべく曲を知ってもらいたいなと思って。それくらいいいものができたなって思いながら発売させてもらいました。
お客さんと一緒に曲がどんどん変化していく
PEDROは11月17日にニューアルバム『後日改めて伺います』をリリース。アユニ・Dは「今までBiSHとかだと振り付けもしっかり決まってて。でもPEDROをやってからバンドの成長とともに曲も成長する」と実感したようで、その言葉を聞き首藤がうなずく。アユニ・D:アレンジとかもライブごとに変えてみるとかも、バンドをやってみて初めてわかったので新曲も今は音源に近いアレンジでやってるんですけど、またツアーでどんどん変わって行くのかなって。KEYTALKはそうやってアレンジとか変わりますか?
首藤:全然変わりますね。演奏内容も変わるし、歌の声の出し方とかどんどん変わっていくし、KEYTALKもツアーのMCでたびたび言ったんですけど、ライブによって曲が育っていくというか、お客さんと一緒に曲がどんどん変化していくみたいなことってツアーの醍醐味ですよね。
アユニ・D:ちなみに自分たち以外のバンドのライブに行って、見てしまうポイントとかありますか?
首藤:やっぱり自分のパートのボーカルとベースはすごく目がいっちゃうかな。負けたくないじゃないけど、何かしら尊敬する部分が同じパートの人に見つかって「いいな」「かっこいいな」って思うみたいな。あと全体の音作りとかですかね。それこそ、この前PEDROのライブを観させてもらったときにめちゃくちゃカッコいいと思いました。
アユニ・D:いやいや、とんでもないですよ。
首藤:音デカくていいですよね。
アユニ・D:音デカいっすか(笑)。
首藤:そういうバンドが大好きで、音がデカいだけじゃなくて歌も抜けてきていて、めっちゃカッコいいなと思いました。
曲作りは原始的な方法に戻っている
続いて、アユニ・Dは首藤に「どうやって曲を作っている?」と質問した。首藤:もともとはギターでコードを鳴らしながら鼻歌を口ずさんでってやり方が多かったんですけど、最近は楽器を持たないで、そこら辺を歩いているときに思いついたメロディーをボイスメモに録っておいて家に帰ってそれをかたちにするみたいな原始的な方法に戻って作ってますね。
アユニ・D:それをスタジオに持っていってメンバーに聴いてもらうんですか?
首藤:そうですね。ある程度かたちにしてそれをメンバーに共有して、それをいじくってきてもらってみたいな感じですね。
アユニ・D:すごい。歌割りってどうやって決めてますか?
首藤:作曲した人が決めますね。
アユニ・D:へえ。「これは全部俺が歌う」とか。
首藤:そうです。逆に僕が曲を作っても巨匠(寺中友将)に歌ってもらうってこともありますし。でもおいしいところは自分で歌いたいみたいなのはやっぱりありますね(笑)。人間なので。
アユニ・D:いい人間ですね。
首藤:ははは(笑)。
一方、首藤はアユニ・Dが書く歌詞が好きだと伝え、その作り方を訊いた。
アユニ・D:日頃思ったことをメモするようにしていて、そこから「これは曲にしてみよう」とか思ったり、曲を先に作ってから曲に合う言葉を入れてみたりとか。ちょっと激し目のサウンドだったら自分の斜に構えている態度の言葉を入れたりとかもしたりするんですけど、義勝さんみたいに言葉を音でというか、単語ごとに入れるのがすごく上手じゃないですか。
首藤:メロディーに合うようにというかね。
アユニ・D:私は文章でしか曲に入れられなくて。
首藤:僕からしたらそれがうまいなって思うんですよね。
アユニ・D:そうですか。
首藤:歌詞カードを読んでいても面白いというか、曲を聴きながら歌詞を聴くのと違う風に読めるみたいなこともあって、すごくすてきな歌詞を書くなって思いながら、新しいアルバムも全曲聴かせてもらいました。
アユニ・D:ありがとうございます。
首藤:本当によかったので、みなさんにも聴いてほしいですね。
KEYTALKは11月23日(火・祝)に配信ライブ「JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn」に出演。同日BiSHも出演する。
KEYTALKの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。
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2021年11月22日28時59分まで
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番組情報
- THE KINGS PLACE
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月・火・水・木曜25:00-26:00
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PEDRO