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KEYTALK、レコーディング初日の意外な「ゲン担ぎ」とは? 小野武正が明かす

KEYTALK、レコーディング初日の意外な「ゲン担ぎ」とは? 小野武正が明かす

KEYTALKのギター・小野武正が、8月25日にリリースしたニューアルバム『ACTION!』について語った。

小野がリモートで登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは8月26日(木)。

コロナ禍で変化したレコーディング方法

KEYTALKは8月25日にニューアルバム『ACTION!』をリリース。小野は「コロナ禍だけど、何かできることをアクションしていこうという思いを込めた」と語る。

出前の話題になり、小野はレコーディング初日はカレーハウスCoCo壱番屋のカレーをみんなで食べると話を切り出した。

小野:そういうジンクスがあるんです。ドラムの八木(優樹)くんがCoCo壱大好きなんですけど、初日はCoCo壱のカレーを食べて、ゲン担ぎします。
西沢:マイクはカレーくさいんだ。
小野:ははは(笑)。マイクは相当カレーくさいですね。スパイシーです。

KEYTALKのアルバム制作について、西沢は質問を投げかける。

西沢:ドラムって最初に終わっちゃうじゃん。それから八木くんは何してるの?
小野:今までだったら歌録りとかリードギターとか上もの録りも参加してたんですけど、今回はコロナ禍でもあるので、スタジオの人数制限があったんです。もともとKEYTALKは一斉に録ってたんですけど、それも今回はなくして、ドラムとベースを録って、その後にリズムギターを録って、別日にリードギターを録ってみたいにバラバラな録り方を久しぶりにやりました。
西沢:なんかプロっぽいじゃない(笑)。いつもKEYTALKはいい意味で学祭っぽいから。それでいくと別々に録るとバランスを合わせやすいのかな。
小野:とはいえ、僕のリードギターも最後に録るんですけど 、頭から最後まで録っちゃって、それを採用したりとかもしてますね。そういうバンド感とかドライブ感っていうのはけっこう必要かなと思っていて。
西沢:きれいにやるだけがバンドじゃないからね。
小野:そうなんですよ。なんでも編集できる時代だからこそ、一発で録った自分のアイデンティティを残していきたいんですよね。
西沢:ギターソロも欲を出すといっぱいやっちゃうからね。
小野:そう。それこそパンチインして、ここから録り直してってやると、なんでも出来ちゃうけど、それはやっぱり違うんじゃないかって。結局は一発で録れるものが正解だと思うんですよね。

メジャーの初期を回帰するような曲も

小野はニューアルバム『ACTION!』について「音を整理しながらも、過度な編集はしない。バラバラに録ってはいるもののナチュラルなかたちでバンド感を残そうというコンセプトがあった」と語る。

西沢:じゃあ、ライブでの再現はバッチリ?
小野:先日、『ACTION!』のリリース・パーティーをして、新曲だけのライブをやったんですけど、昔からある曲かのように演奏出来ちゃって、すでに馴染んじゃってますね。
西沢:へえ。たまにハーモニーとかきれいだなって思ったら、女声コーラスを雇ってたりするバンドも中にはあるよね。
小野:それはそれでいいと思うんですけど、KEYTALKに関しては基本的に自分たちだけの音でやって、できないものは足していこうってスタンスだったんですけど、今回のアルバムはそれ以上に4人の音を大事にするっていう感じで作りました。

『ACTION!』ではバンド初期を回帰したようなイメージの曲も多数収録するという。

小野:メジャーの初期に『OVERTONE』ってアルバムがあって、「そのときくらいの音の質感とかリファレンスにして作っても面白いよね」って、ベース・ボーカルの(首藤)義勝が言ってくれたがきっかけだったんですけど。
西沢:KEYTALKは昔ながらのバンドのようにギターソロが入っていたり、そういうロック本来のカッコよさが色濃く残っていて、世代的には今のバンドなんだけど、昔のスタイルも残ってますよね。
小野:そういうオーセンティックなスタイルは好きだから残しつつも、音の抜き差しとかは今回こだわっていて、そういうのはわりと今のアレンジに影響を受けているのかなって。そのへんは今と昔の融合感はありますよね。
西沢:ギターの弾き方も今の子と違うよ。
小野:あはは(笑)。それはそうかもしれないですね。僕は古いロックが好きなので。
西沢:俺もずっとメタルギターを弾いていたから。
小野:なるほど。僕も高校生のときけっこう昔のメタルとか好きで聴いてたので、そういうちょっとした、なんちゃって早弾きみたいなものを取り入れてたりしてます。そういうちょっとした小ネタは挟んでますね。

コロナ禍での初ツアーは、ビシッと気合い入れて挑みたい

『ACTION!』の初回限定盤AのDVDには、2019年にZepp Tokyo で行われた「DON'T STOP THE MUSIC TOUR 熱狂パワフル KEYTALK 2019 ~本当にダイジョーブ?? 爆発寸前!! 武正の足爆弾~」のライブ映像(セレクト楽曲)を収録。

また、初回限定盤BのDVDには2020年オンラインライブ「4密サウンドでSUTEKI HOME ~甘い甘い蜜のよう~」ライブ映像(セレクト楽曲)とKEYTALK TV 特別編を収録されている。

小野:KEYTALK TVの特別編はメンバーで軽井沢に行ってキャンプした様子を収録してます。
西沢:そうなの(笑)。
小野:基本的にはおちゃらけているけど、みんなで遊びながら最後はたき火を囲んでアルバムについて語るみたいなDVDになってます。
西沢:俺の世代だとたき火を囲んで生ギターで歌わなきゃいけないんだけど、それはやってないの?
小野:それはできなかったので、次やります(笑)。
西沢:それをやってくれないと、白いギターで。
小野:わかりました。白いギターですね(笑)。すぐ手配します。

10月からKEYTALKの全国ツアー「KEYTALK 全国ツアー2021最高の笑顔でいきますよ!よーい!ACTION! ~お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれませんね。~」がスタートする。

小野:金沢を皮切りに全15本やらせてもらうんですけど、コロナ禍においては初めてのツアーなので、まずは無事に開催されることを祈りつつ挑みたいと思います。

KEYTALKはJ-WAVEで放送中の番組の『THE KINGS PLACE』の月曜ナビゲーターを8月まで担当している。

小野:8月30日(月)で僕たちの『THE KINGS PLACE』は最終回ですけど、シーズン3が終わるだけなので、シーズン4がありますよって僕は強く訴えていきたいと思っています。

KEYTALKの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

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