Da-iCEの工藤大輝が活動を続けてこられたモチベーションの源やライブ中のエピソードなどについて語った。
工藤が登場したのは、J-WAVEで2022年9月末まで放送していた『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」(ナビゲーター:ピストン西沢)。
【オンエア:2022年9月15日(木)】
【前回の出演時】Da-iCE・工藤大輝「きちんとした言葉遣い」で驚かれる メンバー同士の会話は?
西沢:Da-iCE自体がいろいろと苦労しながらやってきているので、非常に社会性に富んでいる感じがしたんです。
工藤:ありがとうございます。
西沢:そういうグループってなかなか珍しいというか。みんな若いうちからボーンと売れて、昔は勘違いしている若造も多かったけど。あなたたちの地盤は厚みが違います。
工藤:いやいや(笑)、そう言っていただけたらありがたいです。そういうつもりでやってきたわけではないんですが。はやく売れたかったですけどね。
西沢:そうでしょ(笑)。
工藤:いまでも「売れてる?」といったら微妙なラインですから。
西沢:これ、同じことをスガ シカオにも聞いちゃったんだよなあ。「なんでもっとはやくやらなかったの?」って聞いたら「売れなかったんですよ」って。
工藤:売れたいですねえ。
西沢:でもそれをやり続けるというのもすごいです。僕も30年近くこの時間帯にしゃべっていて、今度終わるわけなんですが。よく考えるとあっという間でした。
工藤:30年間のなかで、途中でダレたりとかはなかったんですか?
西沢:一番の敵は自分です。自分が飽きること。だって台本もなにもなくて、なにも刺激がなかったらこんなマイク相手にできないじゃないですか。
工藤:確かにそうですね。
西沢:音楽だって客がいたらまだ燃えるけど「これが受けるかな、ヒットするかな」って思いながら作っているときって、迷いがすごくあるじゃないですか。それをずっとやり続けるのも精神力ですよね。
工藤:ギリギリ右肩上がりだったので。
西沢:次に希望が持てるような。
工藤:「次はあそこだぞ」みたいな。
西沢:LIQUIDROOMきたから(次は)Zeppいけるぜみたいな。
工藤:そういうことをやれていたから、ギリギリやれているというところもあるかもしれないです。
西沢:いままでで一番デカいところはどこですか?
工藤:フェスだとスタジアムとかあるんですけど、ワンマンだとアリーナが最大なので。
西沢:アリーナだって十分じゃない。
工藤:いやでも、先にもう1個大きいドームがあるので。それがある以上「やめよっか」という感じにはならないなと。
西沢:ドームのあとはGLAYが20万人集めた千葉の会場とか。
工藤:そういうクラスですよね。
西沢:俺がいままで観たので一番すごかったのがTUBEが茅ヶ崎の海岸をフリーでライブやったとき。俺はそこでTUBEのメンバーとしてバックで参加したんだけど、海岸を人がズラーっと埋め尽くしていて。
工藤:それはもう箱じゃない、地帯ですもんね(笑)。
西沢:海岸だったね(笑)。
工藤:楽しそう。その絵面はすごいです。
西沢:でも、そこまで大きい会場にいってるんだったら本当に大したものですよ。
工藤:ありがとうございます。
西沢:今回のライブはちょっと小さ目なのかな? 「Da-iCE FUN MEETING TOUR 2023」が来年あります。
工藤:行けてなかった地域を細かく回って、ちょっと距離感近めに楽しみましょうと。
西沢:ライブとは違う、トークバラエティで見せる90分。これはちょっと純烈と勝負しようとかって感じですか?
工藤:いやいや(笑)、全然およばないので。
西沢:純烈さんのトークとお客さんを喜ばせるような部分というのは、勝負する?
工藤:だとしたら3か月ぐらい、純烈さんに弟子入りしないと無理です。
西沢:まず銭湯で経験を積まないとね。
工藤:ボーカルがちょっと水飲んで休んでいるときって無音になるじゃないですか。
西沢:なるほど(笑)。
工藤:そのときのつなぎはパフォーマーがやらないといけないので、しゃべらざるを得ないということにはなります。
西沢:5人もいるとね。
工藤:「空気がシーンとなったらしゃべらなきゃ」みたいな、みんなで「なにしゃべろうかな?」って間の読み合いはしています(笑)。
西沢:なるほど(笑)。小さい会場からずっとやってきた賜物ですね。
工藤:それはあるかもしれないです。
西沢:小さい会場だとさ、アンプがジーっていっている音だけ聞こえちゃうのがね。
工藤:あれはすごい空気になります。
西沢:なんか空虚だよね。お客さんも「なにが起こるのかな?」って固唾を飲んでいるから誰もしゃべらないみたいな。
工藤:MCならまだしも、僕らライブの途中で音が止まったりしたので。機材トラブルとかで。
西沢:お金がかかってないからかな。
工藤:それもあります。
西沢:(笑)。
工藤:パソコン1台で出していたもので、お客さんがジャンプとかすると振動で止まっちゃうという。
西沢:パソコンはダメだよね。
工藤:そのときはお金なかったので。
西沢:鬼龍院翔が「iPodが一番だ」って言ってた。
工藤:それはそうかもしれない。
西沢:iPodでいまだにやってるって。
工藤:やってるんですか? じゃあヘッドフォンジャックを1個繋げてということですよね?
西沢:そうそう(笑)。
工藤:かなり危うい……。
西沢:旧型のiPodを何台も持っていって。でも信頼性が高いからトラブったことないって。
工藤:パソコンはダメなんですよ。落ちるんです(笑)。
西沢:あと風吹かせてないと温かくなってね。
工藤:熱でもやっぱり飛んだらしいです。野外フェスもけっこうそれがありました。
西沢:そういう場合にやっぱり生きるのはパフォーマーのトークだよね。
工藤:そうですね。ボーカルもそうですけど、トラブルシューティング能力みたいなものはそれで培ったかもしれないです(笑)。
西沢:現場に強い、これはいいですね。
工藤:そう思いたいです。
Da-iCEの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
工藤が登場したのは、J-WAVEで2022年9月末まで放送していた『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」(ナビゲーター:ピストン西沢)。
【オンエア:2022年9月15日(木)】
Da-iCEは社会性に富んでる?
工藤は前回、リモート出演だったが今回はスタジオに登場。西沢はまずDa-iCEの苦労人としての一面に触れた。【前回の出演時】Da-iCE・工藤大輝「きちんとした言葉遣い」で驚かれる メンバー同士の会話は?
西沢:Da-iCE自体がいろいろと苦労しながらやってきているので、非常に社会性に富んでいる感じがしたんです。
工藤:ありがとうございます。
西沢:そういうグループってなかなか珍しいというか。みんな若いうちからボーンと売れて、昔は勘違いしている若造も多かったけど。あなたたちの地盤は厚みが違います。
工藤:いやいや(笑)、そう言っていただけたらありがたいです。そういうつもりでやってきたわけではないんですが。はやく売れたかったですけどね。
西沢:そうでしょ(笑)。
工藤:いまでも「売れてる?」といったら微妙なラインですから。
西沢:これ、同じことをスガ シカオにも聞いちゃったんだよなあ。「なんでもっとはやくやらなかったの?」って聞いたら「売れなかったんですよ」って。
工藤:売れたいですねえ。
西沢:でもそれをやり続けるというのもすごいです。僕も30年近くこの時間帯にしゃべっていて、今度終わるわけなんですが。よく考えるとあっという間でした。
工藤:30年間のなかで、途中でダレたりとかはなかったんですか?
西沢:一番の敵は自分です。自分が飽きること。だって台本もなにもなくて、なにも刺激がなかったらこんなマイク相手にできないじゃないですか。
工藤:確かにそうですね。
西沢:音楽だって客がいたらまだ燃えるけど「これが受けるかな、ヒットするかな」って思いながら作っているときって、迷いがすごくあるじゃないですか。それをずっとやり続けるのも精神力ですよね。
“箱”のサイズアップがモチベーションに
2011年から活動を続けるDa-iCEについて、工藤は「ライブの箱の大きさが変わってなかったら、(心が)折れちゃっていたかもしれない」と会場の大きさがモチベーションになってきたと振り返った、」工藤:ギリギリ右肩上がりだったので。
西沢:次に希望が持てるような。
工藤:「次はあそこだぞ」みたいな。
西沢:LIQUIDROOMきたから(次は)Zeppいけるぜみたいな。
工藤:そういうことをやれていたから、ギリギリやれているというところもあるかもしれないです。
西沢:いままでで一番デカいところはどこですか?
工藤:フェスだとスタジアムとかあるんですけど、ワンマンだとアリーナが最大なので。
西沢:アリーナだって十分じゃない。
工藤:いやでも、先にもう1個大きいドームがあるので。それがある以上「やめよっか」という感じにはならないなと。
西沢:ドームのあとはGLAYが20万人集めた千葉の会場とか。
工藤:そういうクラスですよね。
西沢:俺がいままで観たので一番すごかったのがTUBEが茅ヶ崎の海岸をフリーでライブやったとき。俺はそこでTUBEのメンバーとしてバックで参加したんだけど、海岸を人がズラーっと埋め尽くしていて。
工藤:それはもう箱じゃない、地帯ですもんね(笑)。
西沢:海岸だったね(笑)。
工藤:楽しそう。その絵面はすごいです。
西沢:でも、そこまで大きい会場にいってるんだったら本当に大したものですよ。
工藤:ありがとうございます。
西沢:今回のライブはちょっと小さ目なのかな? 「Da-iCE FUN MEETING TOUR 2023」が来年あります。
工藤:行けてなかった地域を細かく回って、ちょっと距離感近めに楽しみましょうと。
西沢:ライブとは違う、トークバラエティで見せる90分。これはちょっと純烈と勝負しようとかって感じですか?
工藤:いやいや(笑)、全然およばないので。
西沢:純烈さんのトークとお客さんを喜ばせるような部分というのは、勝負する?
工藤:だとしたら3か月ぐらい、純烈さんに弟子入りしないと無理です。
西沢:まず銭湯で経験を積まないとね。
トークは空気の読み合い
ライブ中のトークについての話題に。ライブ中にはどうしても「つながなくてはいけない時間」があるため、メンバーで協力し合っているという。工藤:ボーカルがちょっと水飲んで休んでいるときって無音になるじゃないですか。
西沢:なるほど(笑)。
工藤:そのときのつなぎはパフォーマーがやらないといけないので、しゃべらざるを得ないということにはなります。
西沢:5人もいるとね。
工藤:「空気がシーンとなったらしゃべらなきゃ」みたいな、みんなで「なにしゃべろうかな?」って間の読み合いはしています(笑)。
西沢:なるほど(笑)。小さい会場からずっとやってきた賜物ですね。
工藤:それはあるかもしれないです。
西沢:小さい会場だとさ、アンプがジーっていっている音だけ聞こえちゃうのがね。
工藤:あれはすごい空気になります。
西沢:なんか空虚だよね。お客さんも「なにが起こるのかな?」って固唾を飲んでいるから誰もしゃべらないみたいな。
工藤:MCならまだしも、僕らライブの途中で音が止まったりしたので。機材トラブルとかで。
西沢:お金がかかってないからかな。
工藤:それもあります。
西沢:(笑)。
工藤:パソコン1台で出していたもので、お客さんがジャンプとかすると振動で止まっちゃうという。
西沢:パソコンはダメだよね。
工藤:そのときはお金なかったので。
西沢:鬼龍院翔が「iPodが一番だ」って言ってた。
工藤:それはそうかもしれない。
西沢:iPodでいまだにやってるって。
工藤:やってるんですか? じゃあヘッドフォンジャックを1個繋げてということですよね?
西沢:そうそう(笑)。
工藤:かなり危うい……。
西沢:旧型のiPodを何台も持っていって。でも信頼性が高いからトラブったことないって。
工藤:パソコンはダメなんですよ。落ちるんです(笑)。
西沢:あと風吹かせてないと温かくなってね。
工藤:熱でもやっぱり飛んだらしいです。野外フェスもけっこうそれがありました。
西沢:そういう場合にやっぱり生きるのはパフォーマーのトークだよね。
工藤:そうですね。ボーカルもそうですけど、トラブルシューティング能力みたいなものはそれで培ったかもしれないです(笑)。
西沢:現場に強い、これはいいですね。
工藤:そう思いたいです。
Da-iCEの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
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