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『GROOVE LINE』最終回。ピストン西沢がメッセージ「自由を最後まで貫き通そう、と」

『GROOVE LINE』最終回。ピストン西沢がメッセージ「自由を最後まで貫き通そう、と」

ピストン西沢がナビゲートするJ-WAVE『GROOVE LINE』が、2022年に9月29日(木)に幕を閉じた。

ここではオンエアから、締めを飾ったゲストのDREAMS COME TRUE・中村正人の出演パートと、西沢からのメッセージをテキストで紹介する。

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(再生は2022年10月6日まで)

【オンエア:2022年9月29日(木)】

アメリカ研修中のドリカム中村に出演打診

この日は別れを告げるゲストやJ-WAVEナビゲーターが登場。賑やかに進行した。

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締めを飾ったDREAMS COME TRUE・中村正人は、登場するなり番組の終了を惜しむ。西沢が番組の出演を打診した際、中村は4年に1度開催するイベント「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND」に関する研修のため、アメリカを訪れていたという。

中村:うちのヘッドクォーターチームと行ってね。そうしたらピスちゃんからテキストが入ったから「あ、ヤベー」と思って。

西沢:「番組に出てください」っていう。

中村:「間に合う?」って言うから「間に合う間に合う」って。

西沢:けっこうギリでしたね(笑)。

中村:もういま時差で最悪(笑)。

西沢:ユニバーサルにも電話かけて「間に合うの?」って。

中村:間に合いました。

西沢:仕入れたネタはどうでしたか? 刺激を受けました?

中村:世界はものすごく元気。フロリダもニューヨークも活気がある。もちろんいろいろな感染状況とか、国によって方針は違うけれども。レストランはパンパン、ブロードウェイは始まったばかり。今回はブロードウェイを4本観てきて、あとハリー・スタイルズ観てきたんだけど、もう全開! この2年半溜まったものがエンタメ界盛り上がっていて。しかも街やなんかも建築ラッシュというか。マンハッタンのスカイスクレイパーが劇的に変わりつつある。それが人々にまた元気を与えているし。東京に帰ってきたときにちょっと心配になったかな。こっちはいろいろ気をつけなきゃいけなかったりで。もちろん気をつけるのは大切なんだけれども、ニューヨークはそれに全然負けてなかったね。

西沢:向こうの人は開拓民がベースになっているから、逆境に強いですよね。

中村:強いですね。要するにそういう強烈な個々のイシューを持っている人たちの集まりだから、もちろんいろいろ難しいとは思うんだけど。でも生物としてのパワー? これをしっかりとフロリダとニューヨークからもらってきたので、これをぜひ日本のみなさん、まだまだ大変な方がたくさんいらっしゃると思うんだけど、ちょっとでも返せればなということで。本当にミュージシャンとして力をもらってきた。

西沢:行った甲斐ありましたね。

中村:ありました!

「俺ここに来て、1回もちゃんと告知されたことない」

番組ではDREAMS COME TRUEの『JET!!!』をオンエアし、音楽論で盛り上がった。そして西沢は、過去にしてこなかった「ある行動」に出て中村を驚かせた。

西沢:12月17日(土)、18日(日)、横浜アリーナ、デカいところで「STAR CHANNEL presents DREAMS COME TRUE『5つの歌詩(うた)』SUPER LIVE 2022」というのがあります。来年のワンダーランドはまだ日程は出てないんですね?

中村:夏にやります。こうやってピスちゃんの最終回にちゃんとさ、告知してくれたの初めてだからね、言っておくけど。俺ここに来て、1回もちゃんと(リリースやライブなどの最新情報を)告知されたことないよ。

西沢:だって、まあそんな「いいじゃない」と思ってたんですけど(笑)。

中村:いつ始まっていつ終わるのかっていうラジオのゲストばかりで、今日、最終回で(初めて)告知されたよ? 大事件じゃない?

西沢:本当に、ちゃんと扱わないといけないって初めて思ったんです。

中村:そうだよ! 扱ってよ(笑)。

西沢:(笑)。

中村:ゴスペラーズもみんな、ちゃんと扱って。「ピスちゃんの友だちとここで一緒にしゃべろうの会」じゃないんだから、俺たちゲストで来て告知したいことがあったわけよ。

西沢:わかりました。

中村:よかったよ、最終回で。

西沢:これからはタメ口でお願いします(笑)。

中村:(笑)。

西沢:正人よろしくな(笑)。

中村:たのむぞピス(笑)。

西沢:僕は人生の記念でDREAMS COME TRUEのリミックスに参加させてもらったのが宝で。さっきのブルーノ・マーズの話ですけど「これいいんだったら、これでやっちゃってもいいんじゃね?」って思っちゃって。

中村:そういうこと。やっぱりカルチャーというのはクラシック時代もそうだし、絵画もそうだけど、先達のことをこうやってコピーすることから始まって、そこにいろいろ自分のオリジナルティーを足して、次の人にまた受け渡すというのが俺たちの仕事だから。まさにピスちゃんがやっているリミックスとかはそういうことですよ。

西沢:当時っぽいシンセ探すの大変でした。

中村:本当だよね。いまはもうクリエイターのなかでは「実機」っていうんだよ。みんな画面でしかシンセみたことないから。だからうちに来て本物見たら「あ、実機ですね」って。

西沢:そういう時代だ。

中村:「そういう時代だ」って、そういう時代になっているのをこうやって偉そうに言うが問題なの(笑)。

西沢:(笑)。俺たちの時代が終わったわけじゃねえ、ということをはっきり言っておきますよ。

中村:いやいや、俺たちの時代はとっくの昔に終わってるんだけど。まだまだ行くぞと。

西沢:行きましょう。じゃあ『何度でも』から、ピストン西沢がDREAMS COME TRUEの曲をリミックスさせていただいたやつを聴いてください。中村正人様、本当にありがとうございました。

中村:ピスちゃん、本当にお疲れ様でした! 大拍手!!

西沢:ありがとうございます。これからもよろしくな、マサ(笑)。

中村:よろしくな、ピス(笑)。

番組ではDREAMS COME TRUEの『何度でも』、ピストン西沢リミックスバージョンをオンエアした。

最後のDJ MIX、そして…

番組後半で西沢は「心おきなくやりますよ!」と、ラストDJ MIXを披露。酒井司優子(東京放送児童合唱団)の『コンピューターおばあちゃん』でスタートし、最後は打首獄門同好会の『はたらきたくない』で幕を閉じた。

西沢:働きたくないよ、働きたくないけど働く人たちが『GROOVE LINE』を聴いてくれて支えてくれた、ありがとうございます! 藤井フミヤさんもいま「お疲れ様」ってLINEくれたよ。本当にみなさんありがとうございます、感謝です!

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感謝の言葉を述べた西沢だったが、CM明けになると姿を消しておりスタジオは混乱状態に。LiLiCo、サッシャ、クリス・ペプラー、グローバー、秀島史香といった面々が駆け付けて「ピストン帰ってきて!」と呼び掛けたが戻ってくることはなかった。すると、スタッフのスマートフォンに西沢からボイスメッセージが届いた。



【ピストン西沢のボイスメッセージ】
「みなさん、長いこと『GROOVE LINE』を聴いていただき、ありがとうございました。みなさんがこの録音されたものを聴いているときには、僕はもうJ-WAVEにはいません。

僕はずっとやりたいことをやってきて、そしてそのやりたいことをやれる場所をずっと探してきて、これからもずっと同じことをやっていきたいと思います。そういう生き方を毎日の放送のなかでみなさんに届けるとか、情報を聴いてもらってとか、そういうことじゃなくて。僕が生きてるなかで感じたことをみんなと共有して、みなさんがくれたことを僕も共有して成長するっていうことをいつの間にか目標にしてたんです。

J-WAVEのラジオ番組のなかでは異色だったとよく言われますけど、それはそれで、目的や趣味、興味があることが変わってきちゃったという部分では長くやりすぎちゃったんだと思います。そういうことで、最後ぶん投げて逃げちゃうのも、最後グジュグジュとみんなに『ありがとうございました』って言われるのが嫌で、自由を最後まで貫き通そうと思ってやることなんで、どうか許してください……さすがにグッときますね。ありがとう、本当にみなさん、感謝します。

ピストン西沢は、これにて『GROOVE LINE』という番組でみなさんと触れ合うことはなくなります。これからはSNS頑張ってくので、そちらをぜひ応援してください。それじゃさよなら! 失礼します!」

スタジオでは拍手とともに「最後までピストンさんだった」「ありがとうございました」「スタイル貫いたぞ!」といった声が飛び交っていた。



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2022年10月6日28時59分まで

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番組情報
GROOVE LINE
月・火・水・木曜
16:30-19:00