西川貴教がデビュー以来変わらないアーティストとしての姿勢や、音楽のルーツなどについて語った。
西川が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」(ナビゲーター:ピストン西沢)。オンエアは8月18日(木)。
西川は8月10日にニューアルバム『SINGularity II -過形成のprotoCOL-』をリリースした。
西沢:もう西川さんはアーティストじゃなくて、最近はみんな“存在”として認知しています。
西川:なんなんですかね? 僕もいま、思いもよらない仕上がりの方向に来ているので(笑)。この先どうなっていくのか、ちょっと自分でも心配なんですけどね。
西沢:世の中に出てきたときはアーティスト、歌うたい。いまとなっては歌も歌うけれども、その存在に価値があるというね。
西川:本当ですか? 出始めたころはこうやって音楽を聴いていただいたりとか、これだけで精一杯で。「自分にほかになにができるんだろう?」なんて考えたことなかったんですけど、おだてられて「あれやれ」「これやれ」って言われたら、こんなことになっちゃって。
西沢:次になにが待っているのかね。みんな「どうするつもりなんだろう?」みたいな。いろいろな噂がありますから。
西川:ありますねえ。
西沢:本人がこれだけ忙しくしていると、たぶん、だいぶ違う方向にいかないと噂にはならないだろう、みたいな。
西川:とはいえ、考えてみてください。T.M.Revolutionというのでツアーもやって、ちょうど昨日からは西川貴教でもツアーが始まって。そんなことしているときに、このあいだ7月に参議院選挙とか滋賀県知事選挙とかあったんですけど……出るわけねーだろ!
西沢:だけど俺たちはそれで踊らされてページを見たり本を買ったりするんです(笑)。俺たちはやられちゃったんですよ。釣られちゃったんですよ。
西川:いやいや、僕がやっていることって難しくみんな考えすぎで。政治参加とか言うと「選挙しかないでしょ」「そういうの出なきゃいけないでしょ」って。いや、そんなことしなくても、僕らもいまいる状態でも地域のことに首突っこんだりして政治参加することができる。社会のことを考えるとか、同時に環境のことを考えることだって、別にそんなに難しいことじゃない。身近なことをちょっとやっていたら、そうなっていくんじゃないの? というのを実践しているだけなんです。
西沢:視野が広くなってもやっている音楽は1本筋が通っていて変わらねえぞと。
西川:中二病が50になった感じなので。すみません。
西沢:失礼ながら、中学生がかっこいいと思う音楽をいまだにちゃんと追っかけてますよね。
西川:まさに中学のころに海外からMTVが来たんですよ、80年代のなかごろで。あれにやられている感じなんですよね。ロンドンとかからニューウェイブがきていたし、LAからはハードロックがきていたし。
西沢:a-haとか好きでした? 『テイク・オン・ミー』とかね。
西川:もちろん。
西沢:ちょっとそういうのを感じます。
西川:カジャグーグーとかG.I.オレンジとかがロンドンからきていて、アメリカからはラットとかモトリー・クルーがいて。
西沢:もう混ざっちゃってる。LAメタルとロンドンものが音楽のなかで混じっているものね。
西川:あのころはビルボードのトップは全部混ざっていたんですよ。で、あいだにシカゴとかも聴いていたから。だから全部混ざっていまの状態なんです。
西沢:ごった煮だ。だから打ち込みなのにギターをひずんじゃってて、ギターソロが入っちゃったり声が伸びたりなんか、いろいろものが入っちゃっているわけだ。
西川:まさにRun-D.M.C.とエアロスミスがやったりとかしているのと一緒のことだし。別にそんなに変なことをやっているつもりはないですよね。
西沢:小林克也さんの『ベストヒットUSA』申し子ですね。
西川:あはは(笑)。でもそう思います。たぶんに影響を受けていると思いますよ。いまでこそネットで、スマホを開いてちょこちょこっと検索したらなんでも出てくるし、サブスクなんかで歌詞検索するだけで、その曲自体もすぐに出てきたりします。だけど、その当時はアナログ買いに行くこと自体がかなり勇気のいる作業でしたし。
西沢:そうですね。
西川:ちょっとロックっぽいスタイルの服とか買いに行こうと思ったりすると、お店に入るときにどれだけドキドキするか。
西沢:なるほど(笑)。
西川:そういう経験あったことって僕はすごく大事だなと思っています。ツアーとかも大きい規模のやつもやるとスカッとするんです。いろいろ映像や照明が使えてスゲー楽しい。だけど、やっぱり自分が田舎で育っていたから、地方に行くこと、行ってみんなの日常のなかに入って「これ楽しいでしょ?」っていうのが好きなんですよね。
西沢:いろいろなアプローチがありますけど、それをみんなやっちゃうところもまたね。1人で忙しくなっていく感じですね。
西川:自分で自分の首を絞めているのは自分でわかります。
西沢:ツアーに行ってここまで食べるものに気をつけていたら、レコーディングのときとか弁当とかもうかつに手を出せないですよね?
西川:いまもずっとそうですね。大体いまはギリシャヨーグルトだけで済ませて。
西沢:レコーディングの調整室に、ちょっと机の下にズラーッと出前メニューあるじゃないですか。
西川:さっきそれこそ(番組内で)うなぎの話していたじゃないですか。もうねえ……。
西沢:ああいうの暇なときに見て「食いてえ」ってならないの?
西川:なる。
西沢:なるよね(笑)。
西川:だってハムカツとかの話もおっしゃっていたじゃないですか。もう揚げ物なんてね、本当に……油は脂質が。PFCバランスですから、Fat(脂質)が上がると本当に。世の中に出ているおいしいものって大体脂質が高いんです。
西沢:僕がよく言っているのは、うまいから太るのか、太るからうまいのか。
西川:おいしいものは、大体カラダによくないです(笑)。
西沢:(笑)。
西川の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
西川が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」(ナビゲーター:ピストン西沢)。オンエアは8月18日(木)。
西川は8月10日にニューアルバム『SINGularity II -過形成のprotoCOL-』をリリースした。
話題に事欠かない西川に聞く、噂の真相
地元滋賀県を盛り上げるなど、アーティストとして以外にも精力的に活動する西川に、西沢はネット上でまことしやかにささやかれていた「ある噂」について尋ねた。西沢:もう西川さんはアーティストじゃなくて、最近はみんな“存在”として認知しています。
西川:なんなんですかね? 僕もいま、思いもよらない仕上がりの方向に来ているので(笑)。この先どうなっていくのか、ちょっと自分でも心配なんですけどね。
西沢:世の中に出てきたときはアーティスト、歌うたい。いまとなっては歌も歌うけれども、その存在に価値があるというね。
西川:本当ですか? 出始めたころはこうやって音楽を聴いていただいたりとか、これだけで精一杯で。「自分にほかになにができるんだろう?」なんて考えたことなかったんですけど、おだてられて「あれやれ」「これやれ」って言われたら、こんなことになっちゃって。
西沢:次になにが待っているのかね。みんな「どうするつもりなんだろう?」みたいな。いろいろな噂がありますから。
西川:ありますねえ。
西沢:本人がこれだけ忙しくしていると、たぶん、だいぶ違う方向にいかないと噂にはならないだろう、みたいな。
西川:とはいえ、考えてみてください。T.M.Revolutionというのでツアーもやって、ちょうど昨日からは西川貴教でもツアーが始まって。そんなことしているときに、このあいだ7月に参議院選挙とか滋賀県知事選挙とかあったんですけど……出るわけねーだろ!
西沢:だけど俺たちはそれで踊らされてページを見たり本を買ったりするんです(笑)。俺たちはやられちゃったんですよ。釣られちゃったんですよ。
西川:いやいや、僕がやっていることって難しくみんな考えすぎで。政治参加とか言うと「選挙しかないでしょ」「そういうの出なきゃいけないでしょ」って。いや、そんなことしなくても、僕らもいまいる状態でも地域のことに首突っこんだりして政治参加することができる。社会のことを考えるとか、同時に環境のことを考えることだって、別にそんなに難しいことじゃない。身近なことをちょっとやっていたら、そうなっていくんじゃないの? というのを実践しているだけなんです。
50歳になっても中二病
西沢は西川について「最近視野が広くなったことが周りからもわかる」と語りつつも、デビュー以来ブレない音楽スタイルを称賛した。西沢:視野が広くなってもやっている音楽は1本筋が通っていて変わらねえぞと。
西川:中二病が50になった感じなので。すみません。
西沢:失礼ながら、中学生がかっこいいと思う音楽をいまだにちゃんと追っかけてますよね。
西川:まさに中学のころに海外からMTVが来たんですよ、80年代のなかごろで。あれにやられている感じなんですよね。ロンドンとかからニューウェイブがきていたし、LAからはハードロックがきていたし。
西沢:a-haとか好きでした? 『テイク・オン・ミー』とかね。
西川:もちろん。
西沢:ちょっとそういうのを感じます。
西川:カジャグーグーとかG.I.オレンジとかがロンドンからきていて、アメリカからはラットとかモトリー・クルーがいて。
西沢:もう混ざっちゃってる。LAメタルとロンドンものが音楽のなかで混じっているものね。
西川:あのころはビルボードのトップは全部混ざっていたんですよ。で、あいだにシカゴとかも聴いていたから。だから全部混ざっていまの状態なんです。
西沢:ごった煮だ。だから打ち込みなのにギターをひずんじゃってて、ギターソロが入っちゃったり声が伸びたりなんか、いろいろものが入っちゃっているわけだ。
西川:まさにRun-D.M.C.とエアロスミスがやったりとかしているのと一緒のことだし。別にそんなに変なことをやっているつもりはないですよね。
西沢:小林克也さんの『ベストヒットUSA』申し子ですね。
西川:あはは(笑)。でもそう思います。たぶんに影響を受けていると思いますよ。いまでこそネットで、スマホを開いてちょこちょこっと検索したらなんでも出てくるし、サブスクなんかで歌詞検索するだけで、その曲自体もすぐに出てきたりします。だけど、その当時はアナログ買いに行くこと自体がかなり勇気のいる作業でしたし。
西沢:そうですね。
西川:ちょっとロックっぽいスタイルの服とか買いに行こうと思ったりすると、お店に入るときにどれだけドキドキするか。
西沢:なるほど(笑)。
西川:そういう経験あったことって僕はすごく大事だなと思っています。ツアーとかも大きい規模のやつもやるとスカッとするんです。いろいろ映像や照明が使えてスゲー楽しい。だけど、やっぱり自分が田舎で育っていたから、地方に行くこと、行ってみんなの日常のなかに入って「これ楽しいでしょ?」っていうのが好きなんですよね。
西沢:いろいろなアプローチがありますけど、それをみんなやっちゃうところもまたね。1人で忙しくなっていく感じですね。
西川:自分で自分の首を絞めているのは自分でわかります。
ストイックな食生活。カロリーの高いものを食べたい気持ちは?
「ベストボディ・ジャパン」のモデルジャパン部門ゴールドクラス(50歳~59歳)で2年連続優勝を果たすなど、体の管理にも余念がない西川。日々のストイックな食生活と正直な胸の内について語った。西沢:ツアーに行ってここまで食べるものに気をつけていたら、レコーディングのときとか弁当とかもうかつに手を出せないですよね?
西川:いまもずっとそうですね。大体いまはギリシャヨーグルトだけで済ませて。
西沢:レコーディングの調整室に、ちょっと机の下にズラーッと出前メニューあるじゃないですか。
西川:さっきそれこそ(番組内で)うなぎの話していたじゃないですか。もうねえ……。
西沢:ああいうの暇なときに見て「食いてえ」ってならないの?
西川:なる。
西沢:なるよね(笑)。
西川:だってハムカツとかの話もおっしゃっていたじゃないですか。もう揚げ物なんてね、本当に……油は脂質が。PFCバランスですから、Fat(脂質)が上がると本当に。世の中に出ているおいしいものって大体脂質が高いんです。
西沢:僕がよく言っているのは、うまいから太るのか、太るからうまいのか。
西川:おいしいものは、大体カラダによくないです(笑)。
西沢:(笑)。
西川の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
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ピストン西沢