作曲家/シンガーソングライターの草野華代子、シンガーのRIRI、シンガーソングライターの崎山蒼志がイギリス出身、ミレニアル世代のポップアイコンとして世界中を席巻しているDua Lipaの魅力を語った。
三人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。毎回ゲストを迎え、様々な音楽のテーマを掘り下げていく番組だ。この記事の放送日は4月19日(月)。
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あっこゴリラ:聞くところによると、草野さんはDua Lipaにはかなり注目しているとか?
草野:2017年にマーティン・ギャリックスとコラボしたことで知ったんですけど、そのときは深追いしてなくて。その後に、『New Rules』のMVを見て衝撃を受けて、そこから追っかけている感じです。
あっこゴリラ:Dua Lipaの魅力はどんな部分にあると思いますか?
草野:各界を代表するDJやシンガーソングライター、エンジニアたちと音楽を作っているなかで、メロディーとかトラックはどこか懐かしさがあるというか、最先端なものと懐かしさがコラボしているところが好きです。本人のポップアイコンとしての適性の高さももちろん大好きですけど、私も楽曲を作る側なのでどうしてもクリエイターさんの豪華さが目に付きます。
ここで自身もグラミーを目標に掲げている、シンガーのRIRIが登場。
あっこゴリラ:RIRIちゃんがDua Lipaと出会ったきっかけは?
RIRI:マーティン・ギャリックスとDua Lipaがコラボした『Scared To Be Lonely』で、この曲を聴いたときに“歌ってる人、誰? ”って思ったのが出会いですね。
あっこゴリラ:RIRIちゃんから見たDua Lipaの魅力は、どんなところだと思いますか?
RIRI:やっぱりDua Lipaの特徴的な声ですね。なんか最近、繊細な力を抜いたような歌い方や表現が世間的に流行りなのかなって思うんですけど、その表現にすごくぴったりなハスキーボイスと、他にはいないようなロウの効いた女性のクールさが引き立つ、そういうボイスが本当に魅力的だなと思います。
あっこゴリラ:同じアーティストとしての目線で、すごいと思う部分ってどこだと思いますか?
RIRI:音楽的にも好きな曲はいっぱいあるんですけど、80~90年代くらいのものを現代風にアレンジした感じのクールさが絶妙でかっこいいなって思います。音楽以外では、女性としてもアーティストしても芯の強さがあって、そういう部分をすごく尊敬しています。
あっこゴリラ:ファッションの具合とかも絶妙だよね。
RIRI:わかります! Dua Lipaの曲に合ったようなファッションですよね。
あっこゴリラ:RIRIちゃんの音楽や表現にDua Lipaが影響を与えた部分ってありますか?
RIRI:彼女の歌い方とかけっこう特徴的だったりするので、すごい素敵だなと思います。80~90年代くらいのものを現代風にアレンジしたところも、私がR&Bが好きだということもあって、勉強になるな~って思います。彼女からインスピレーションをもらうこともいっぱいあります。
あっこゴリラ:Dua Lipaって歌詞もおもしろかったりするけど、RIRIちゃん的に共感するメッセージとかありますか?
RIRI:彼女の歌詞やコンセプトをいろいろ見ると、“自分は自分”という芯がある女性な感じがするんです。インタビューなどを見ても、自分の中にある正義を持っているタイプだなって思うし、自分が思うことや政治的なことも、いろいろ積極的に発言したりするので、そういう部分がすごくかっこいいし、歌詞にも表れてるなって思います。
番組では、Dua Lipaの『Cool』をオンエアした。
あっこゴリラ:崎山くんがDua Lipaと出会ったのはいつですか?
崎山:『Don't Start Now』という曲がすごくかっこよくて、YouTubeのMVとかを見たりしてるうちに好きになりました。
あっこゴリラ:この『Don't Start Now』が収録されているアルバム『Future Nostalgia』は、去年大ヒットしましたよね。
草野:グラミー賞のポップ・ヴォーカル・アルバム賞を取りました。
あっこゴリラ:崎山くんから見たDua Lipaの魅力ってどんなところですか?
崎山:まず、とにかくヴォーカルがすごいなって思います。それに佇まいが何ともかっこよくて、最初そこに惹かれましたね。あと音楽もかっこよくて、すべてが魅力ですね。
あっこゴリラ:もうファンだね。
崎山:アートワークなども含め、全体的にファンです(笑)。
あっこゴリラ:音楽的にかっこいいとのことだけど、楽曲の魅力は何だと思いますか?
崎山:めちゃめちゃポップだけどビートが効いててクールなところがかっこいいなと思います。けっこうリフレインが多いんですけど、一番盛り上がるところで音が少なくなったり。
草野:わかります。音の足し引きがすごくセンスありますよね。
あっこゴリラ:やっぱりどのプロデューサーを選ぶかのセンスもあるんですかね。
草野:チームごとにめちゃくちゃたくさんの人が関わってて、クレジット見ると作詞作曲で10人くらい書かれてるときあるから、誰がどこ書いてるかは私たちには把握できないですよね。
あっこゴリラ:もうハイセンス祭りみたいな(笑)。ちなみに、崎山くんは2002年生まれだけど、80年代の音楽ってどういう風に感じますか?
崎山:やっぱり新鮮ですね。ちょっと過剰な感じがかっこいいなと思います。あと、80年代のTOTOってバンドとかは、自分なりにおもしろさも感じますし、エンターテイメントしているなって思います。
番組では、Dua Lipaの『Pretty Please』をオンエアした。
あっこゴリラ:この『Break My Heart』は草野さんがセレクトしてくれましたが、この曲を選んだ理由は?
草野:この曲のトップラインを書いてるのがAli Tamposi(アリタンポジ)というシンガーソングライターなんですが、本当にいい曲ばかり書いてるんです。最初にAli Tamposiを知ったのが、5 Seconds Of Summerの『Youngblood』という曲で。USとかUKってバンドメンバーが作曲してないことも最近すごく多いんですよ。
あっこゴリラ:そうなんですよね。この番組でもコライト特集したときに、その話題になりました。
草野:USとかUKって、とにかくいいトップライン、いいビートサウンド、素晴らしいトラックメイカーという方面から聴く人も多くて。Dua Lipaもそうなんですけど、5 Seconds Of Summerやジャスティン・ビーバーも、トップラインをこのAli Tamposiが書いてるんです。
あっこゴリラ:へえ~!
草野:最近だと、リタ・オラやクリスティーナ・アギレラ、あと次世代のシンガーソングライター、キアーラなどの曲を書いています。先ほどの『Break My Heart』も、トップラインの良さが引き出ていて、そのビートの動きや流れをDua Lipaが歌でしっかり表現できているところがすごく好きで選ばせていただきました。
あっこゴリラ:そんなDua Lipa愛が止まらない草野さんですが、ほかに言い足りなかったポイントとか何かありますか?
草野:さっきも言ったようにたくさんのDJやプロデューサーが関わっているんですけど、私が注目しているのがイアン・カーク・パトリックっていうプロデューサーです。『New Rules』や『Don't Start Now』を作っている方なんですけど、エンジニアもできるというか。トラックもわりとしっかり作れるし、世界観とかも研究してると思うんですよね。
あっこゴリラ:うんうん。
草野:Dua Lipa一人が考えたものを広げていくクリエイターチームがすごいんですけど、特に大きな表題曲を任されているこのイアン・カーク・パトリックはすごいなって思います。
番組では、Dua Lipa『New Love』をオンエア。
Dua LipaといえばLGBTQのアイコンとしても注目を集めているが、そのきっかけとなったのは2017年にリリースした『New Rules』。Dua Lipaは「多数の友人と仕事仲間がLGBTQコミュニティの人達で、彼らが私のロールモデルになってくれた」、「愛したい人を愛することができるというのは人権で、コミュニティに友人がいるからという理由からだけでなく、私達はみんな人間で、その権利があるから」と語っている。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
三人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。毎回ゲストを迎え、様々な音楽のテーマを掘り下げていく番組だ。この記事の放送日は4月19日(月)。
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ミレニアル世代のポップアイコンとして世界中を席巻
スタジオゲストには、作曲家/シンガーソングライターの草野華代子が登場。あっこゴリラ:聞くところによると、草野さんはDua Lipaにはかなり注目しているとか?
草野:2017年にマーティン・ギャリックスとコラボしたことで知ったんですけど、そのときは深追いしてなくて。その後に、『New Rules』のMVを見て衝撃を受けて、そこから追っかけている感じです。
あっこゴリラ:Dua Lipaの魅力はどんな部分にあると思いますか?
草野:各界を代表するDJやシンガーソングライター、エンジニアたちと音楽を作っているなかで、メロディーとかトラックはどこか懐かしさがあるというか、最先端なものと懐かしさがコラボしているところが好きです。本人のポップアイコンとしての適性の高さももちろん大好きですけど、私も楽曲を作る側なのでどうしてもクリエイターさんの豪華さが目に付きます。
ここで自身もグラミーを目標に掲げている、シンガーのRIRIが登場。
あっこゴリラ:RIRIちゃんがDua Lipaと出会ったきっかけは?
RIRI:マーティン・ギャリックスとDua Lipaがコラボした『Scared To Be Lonely』で、この曲を聴いたときに“歌ってる人、誰? ”って思ったのが出会いですね。
あっこゴリラ:RIRIちゃんから見たDua Lipaの魅力は、どんなところだと思いますか?
RIRI:やっぱりDua Lipaの特徴的な声ですね。なんか最近、繊細な力を抜いたような歌い方や表現が世間的に流行りなのかなって思うんですけど、その表現にすごくぴったりなハスキーボイスと、他にはいないようなロウの効いた女性のクールさが引き立つ、そういうボイスが本当に魅力的だなと思います。
あっこゴリラ:同じアーティストとしての目線で、すごいと思う部分ってどこだと思いますか?
RIRI:音楽的にも好きな曲はいっぱいあるんですけど、80~90年代くらいのものを現代風にアレンジした感じのクールさが絶妙でかっこいいなって思います。音楽以外では、女性としてもアーティストしても芯の強さがあって、そういう部分をすごく尊敬しています。
あっこゴリラ:ファッションの具合とかも絶妙だよね。
RIRI:わかります! Dua Lipaの曲に合ったようなファッションですよね。
あっこゴリラ:RIRIちゃんの音楽や表現にDua Lipaが影響を与えた部分ってありますか?
RIRI:彼女の歌い方とかけっこう特徴的だったりするので、すごい素敵だなと思います。80~90年代くらいのものを現代風にアレンジしたところも、私がR&Bが好きだということもあって、勉強になるな~って思います。彼女からインスピレーションをもらうこともいっぱいあります。
あっこゴリラ:Dua Lipaって歌詞もおもしろかったりするけど、RIRIちゃん的に共感するメッセージとかありますか?
RIRI:彼女の歌詞やコンセプトをいろいろ見ると、“自分は自分”という芯がある女性な感じがするんです。インタビューなどを見ても、自分の中にある正義を持っているタイプだなって思うし、自分が思うことや政治的なことも、いろいろ積極的に発言したりするので、そういう部分がすごくかっこいいし、歌詞にも表れてるなって思います。
番組では、Dua Lipaの『Cool』をオンエアした。
Dua Lipaの佇まいに惹かれた
続いて、崎山蒼志が登場。あっこゴリラ:崎山くんがDua Lipaと出会ったのはいつですか?
崎山:『Don't Start Now』という曲がすごくかっこよくて、YouTubeのMVとかを見たりしてるうちに好きになりました。
あっこゴリラ:この『Don't Start Now』が収録されているアルバム『Future Nostalgia』は、去年大ヒットしましたよね。
草野:グラミー賞のポップ・ヴォーカル・アルバム賞を取りました。
あっこゴリラ:崎山くんから見たDua Lipaの魅力ってどんなところですか?
崎山:まず、とにかくヴォーカルがすごいなって思います。それに佇まいが何ともかっこよくて、最初そこに惹かれましたね。あと音楽もかっこよくて、すべてが魅力ですね。
あっこゴリラ:もうファンだね。
崎山:アートワークなども含め、全体的にファンです(笑)。
あっこゴリラ:音楽的にかっこいいとのことだけど、楽曲の魅力は何だと思いますか?
崎山:めちゃめちゃポップだけどビートが効いててクールなところがかっこいいなと思います。けっこうリフレインが多いんですけど、一番盛り上がるところで音が少なくなったり。
草野:わかります。音の足し引きがすごくセンスありますよね。
あっこゴリラ:やっぱりどのプロデューサーを選ぶかのセンスもあるんですかね。
草野:チームごとにめちゃくちゃたくさんの人が関わってて、クレジット見ると作詞作曲で10人くらい書かれてるときあるから、誰がどこ書いてるかは私たちには把握できないですよね。
あっこゴリラ:もうハイセンス祭りみたいな(笑)。ちなみに、崎山くんは2002年生まれだけど、80年代の音楽ってどういう風に感じますか?
崎山:やっぱり新鮮ですね。ちょっと過剰な感じがかっこいいなと思います。あと、80年代のTOTOってバンドとかは、自分なりにおもしろさも感じますし、エンターテイメントしているなって思います。
番組では、Dua Lipaの『Pretty Please』をオンエアした。
LGBTQのアイコンとしても注目を集める
続いて、草野がDua Lipa『Break My Heart』をピックアップ。あっこゴリラ:この『Break My Heart』は草野さんがセレクトしてくれましたが、この曲を選んだ理由は?
草野:この曲のトップラインを書いてるのがAli Tamposi(アリタンポジ)というシンガーソングライターなんですが、本当にいい曲ばかり書いてるんです。最初にAli Tamposiを知ったのが、5 Seconds Of Summerの『Youngblood』という曲で。USとかUKってバンドメンバーが作曲してないことも最近すごく多いんですよ。
あっこゴリラ:そうなんですよね。この番組でもコライト特集したときに、その話題になりました。
草野:USとかUKって、とにかくいいトップライン、いいビートサウンド、素晴らしいトラックメイカーという方面から聴く人も多くて。Dua Lipaもそうなんですけど、5 Seconds Of Summerやジャスティン・ビーバーも、トップラインをこのAli Tamposiが書いてるんです。
あっこゴリラ:へえ~!
草野:最近だと、リタ・オラやクリスティーナ・アギレラ、あと次世代のシンガーソングライター、キアーラなどの曲を書いています。先ほどの『Break My Heart』も、トップラインの良さが引き出ていて、そのビートの動きや流れをDua Lipaが歌でしっかり表現できているところがすごく好きで選ばせていただきました。
あっこゴリラ:そんなDua Lipa愛が止まらない草野さんですが、ほかに言い足りなかったポイントとか何かありますか?
草野:さっきも言ったようにたくさんのDJやプロデューサーが関わっているんですけど、私が注目しているのがイアン・カーク・パトリックっていうプロデューサーです。『New Rules』や『Don't Start Now』を作っている方なんですけど、エンジニアもできるというか。トラックもわりとしっかり作れるし、世界観とかも研究してると思うんですよね。
あっこゴリラ:うんうん。
草野:Dua Lipa一人が考えたものを広げていくクリエイターチームがすごいんですけど、特に大きな表題曲を任されているこのイアン・カーク・パトリックはすごいなって思います。
番組では、Dua Lipa『New Love』をオンエア。
Dua LipaといえばLGBTQのアイコンとしても注目を集めているが、そのきっかけとなったのは2017年にリリースした『New Rules』。Dua Lipaは「多数の友人と仕事仲間がLGBTQコミュニティの人達で、彼らが私のロールモデルになってくれた」、「愛したい人を愛することができるというのは人権で、コミュニティに友人がいるからという理由からだけでなく、私達はみんな人間で、その権利があるから」と語っている。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
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