音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
40か国以上を旅したモデル・甲斐まりかに訊く、東京の魅力。いるだけで楽しい場所は?

40か国以上を旅したモデル・甲斐まりかに訊く、東京の魅力。いるだけで楽しい場所は?

J-WAVEの新番組『BLUE IN GREEN』が、10月から毎週土曜12:00~16:00にスタートする。海の保全や緑との共生を掲げるカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVAL」を主催する「GREENROOM」とタッグを組み、アクティブで好奇心に溢れた土曜日の午後帯にフィットする音楽やカルチャーを通して、“今の自分も、未来の地球も”心地よく過ごすための「GOOD LIFE」を提案する番組だ。

ナビゲーターを担当するのは、若者層から支持されるモデル、甲斐まりか。エコ活動やサステナブルな取り組みに対しても積極的にアクションを起こしている。

ラジオナビゲーターに初挑戦する彼女に、番組への意気込みをインタビュー。また、海外での暮らしや東京の魅力、そしておすすめの音楽を訊いた。

【NAVIGATOR'S VOICE】

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アートや文化を学ぶことが生きがい。ラジオの仕事で楽しみなのは?

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――ついに番組が始まりますね。ナビゲーターに決まったときは、どんな気持ちでしたか。

すごくびっくりしました。ラジオは『ALL GOOD FRIDAY』(毎週金曜11:30~16:00 ナビゲーター:LiLiCo、稲葉友)に一度出演させていただいただけで、それ以外はやったことがなかったんです。でも、さまざまな国へ旅行にいってその土地のアートや文化を学ぶことがずっと生きがいだったから、カルチャーに関わる仕事をもっとやってみたくて。ラジオナビゲーターは、さまざまなカルチャーに触れられる仕事だから、自分のステップアップになると思ってとてもうれしかったです。

――番組のどんなところを楽しみにしていますか。

リスナーのみなさんの反応が楽しみです。今までは雑誌や美容系のお仕事がメインだったので、同世代の女性や美容に興味がある人に向けて仕事をしていたのですが、ラジオはジャンルにとらわれず、いろんなリスナーさんがいらっしゃると思うので、どんな反応をいただけるのかワクワクしています。あとは、一年のすべての季節をリスナーさんやスタッフさんなど誰かと感じ合えるのはモデルの仕事だとあまりないので、それもすごく楽しみですね。

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「GOOD LIFE」を送るために心がけていること

──この番組は“今の自分も、未来の地球も”心地よく過ごすための「GOOD LIFE」を提案するプログラムです。「GOOD LIFE」を過ごすための秘訣を教えてください。

以前は旅行に行くことが秘訣だったので、このご時世でなかなか行けないことがけっこう苦しくて。でも最近は、料理をしたり、好きな映画やドラマをみたりしておうち時間を充実させるようにしています。特に、最近プロジェクターとロールスクリーンを買ったので、優雅に映画やドラマを見る時間が好きですね。SFやアクションなど作りこまれているものよりかは、ドキュメンタリーやノンフィクション作品などリアルなものを見ることが多いです。あと、たまにDIYもします。このあいだ棚とテレビ台をそれぞれ3~4時間くらいかけて作りました。アクティブに過ごしていないと気が済まないタイプなので、おうちのなかでも、仕事とはまた別の刺激を常に追い求めています。

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――この番組は、「GREENROOM」とタッグを組んでいるほか、SDGsにまつわるコーナーもありますよね。甲斐さんは日々サステナブルな行動を実践しているとうかがいました。興味を持ったきっかけは?

自然が大好きな親のもとで育ったので、環境問題は小さいころから意識して過ごしてきました。実際にちゃんとアクションを起こそうと思ったきっかけは、カナダのイエローナイフでオーロラを見たときに、先住民の方から「地球温暖化で年々見られなくなっている」と聞いたこと。私たちの住む大都市のせいで、こんなすばらしい自然に影響が出ているのは問題だと考えさえられました。そこから日々できることはなるべくするようにしています。また、何かきっかけがあれば行動に移してくれるかなという思いから、友だちに私が愛用しているタンブラーやエコグッズをプレゼントすることも多いです。

東京は、いるだけでチャンスが転がっている街

――甲斐さんは海外生活が長いそうですね。今までどんな国に行ったことがあるんですか。

住んでいたのは、日本、マレーシア、タイ、ドイツ、イギリスです。あとは旅行で40か国くらい行きましたね。

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――印象的だった場所は?

大学時代を過ごしたイギリス・エジンバラです。進路を選ぶときに、「これからも結局都会に住むだろうから、一度若いときにスローライフをしたいな」と思ってエジンバラ大学に進学しました。今までは親の仕事の都合でいろんな国に行っていたのですが、エジンバラは初めて自分で選んで行った場所なので一番思い出深いです。それまでスコットランドは行ったことがなかったし、田舎だし、別に誰か知っている人がいるわけでもなかったのですが、「何が起きるかわからないけれど、行ったことないから行っちゃえ!」と思って(笑)。

――エジンバラはどんな街でしたか。

エジンバラは学生と観光客が多いので、とても平和な街です。あと、すごく寒くて。あまり外で何かするという感じではなく、家や大学にいることが多かったですね。友だちと大学が終わったら家に集まって、ごはんを作ったり飲んだり……特に何か新しいことが起こるわけではないんですけど、そんな平穏な日々が心地よかったですね。

――いろんな国で生活をされてきた甲斐さんにとって、「東京」とはどんな街ですか。

東京はほかの都市と比べると、チャンスがたくさん転がっている街だなと思います。いろんな場所からいろんな人が集まってきているからとても刺激的だし、新しいことにわりとオープンですよね。もともと私は大学卒業したらヨーロッパに住もうと思っていたのですが、東京にいればきっと自分の可能性が広がるんじゃないかと思って戻ってきたんです。

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一方で、東京は便利すぎる街だなとも思います。24時間営業のコンビニがいたるところにあって、飲食店も毎日夜遅くまでやっていて、電車も時間通りに来て……効率的な街だから、何もかもきっちり決められている気がしてたまに疲れてしまうときがあります。海外だと夜遅くまでお店はやっていないし、電車は当然のようにぴったりの時間にはこない。不便なところはたくさんあるんですけど、それでも生きていけますよね。だから、東京にいるとすべてが便利すぎて、たまに不思議な感覚になります。

――東京で好きな場所はありますか。

喫茶店です。喫茶店は入ってみないとわからない独特な世界観があるし、東京のいきいきとした世界とはまた違った時間が流れていて心地がよいですね。お気に入りのお店は新宿三丁目にある「アルル」。優しいマスターが切り盛りしているお店なのですが、猫も二匹いて、アンティーク雑貨や漫画もあるから、いるだけで楽しい場所です。

週末をアクティブに過ごせる、Dua Lipaの一曲

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J-WAVEのキャラ「ジェイミー」と

――番組ではさまざまな音楽トピックスも紹介していくと思います。甲斐さんは普段、どんな音楽を聴きますか。

音楽を聴くと自分の気持ちも音楽の雰囲気に寄っていくので、落ち着いた雰囲気の曲を聴くことが多いです。特に好きなアーティストはHONNE、TOM MISCH、FKJ。チルな曲がお気に入りです。コロナ禍になる前はクラブに行くのも好きでしたけど、いまは疲れちゃうから落ち着いている曲のほうが好きですね(笑)。

――週末をアクティブに過ごせる、おすすめの一曲を教えてください。

Dua Lipaの『Levitating』。メロディや雰囲気から直感で「これ好き!」と思った曲です。音楽はメロディや雰囲気から直感で好きになることが多いですね。直感って今まで見たものや触れたものでできると思っているので、大切にしています。

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(取材・文=J-WAVE NEWS編集部、撮影=竹内洋平)

甲斐まりか プロフィール

1995年 10月 8日 生まれ タイと日本のハーフ。
ドイツの中学・高校を卒業後、イギリス エジンバラ大学へ進学。
2017年に大学を卒業後、日本でモデル活動をスタートする。
ビューティー・ファッション誌を中心にモデルとして活動し、近年では映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(2020年公開)への出演など女優業でも活躍の場を広げる。
日本語・英語・ドイツ語のほか、フランス語、タイ語にも堪能なマルチリンガル。
これまでに40か国を旅していて、ファッションや旅の写真を載せた自身のインスタグラムも人気。

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