芥川賞作家・津村記久子のデビュー作にして第21回太宰治賞受賞作品を原作にした映画『君は永遠にそいつらより若い』(9月17日公開)の特別先行上映会舞台挨拶が8月30日、東京のテアトル新宿で行われ、主演の佐久間由衣、共演の奈緒、小日向星一、そして吉野竜平監督が出席した。
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芥川賞作家 津村記久子作品、初にして待望の映画化。大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来するぐだぐだした日常をすごしている。同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる。
変わり者扱いされている大学生・堀貝佐世役の佐久間は「自分の作品で涙を流したのは初めて。それは心に響く映画を観てしまった感覚と素晴らしい映画に関わることができて幸せだと感じたからです」と出来上がりに感激。
堀貝佐世と特別な関係を築く猪乃木楠子役の奈緒も「原作のパワーがそのまま映画に反映されていたし、由衣ちゃんが映ることで原作からキャラクターが飛び出したかのような、由衣ちゃんならではの魅力が溢れていました。明日まで頑張って生きようと思える大好きな映画です」と完成に自信を持っていた。堀貝佐世と猪乃木楠子を繋げる友人・吉崎壮馬役の小日向は「僕は観た後に生きることを優しく肯定されたような気持ちなりました」としみじみしていた。
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また役作りについて佐久間は「監督とディスカッションしながら堀貝の履歴書を作っていったことが大きかった。また撮影前に監督が仕込んだお茶会で奈緒ちゃんや小日向君とお茶ができたのも良かった」と回想。それに奈緒も「撮影前のお茶会で初めてお会いした由衣ちゃんと30分くらいお互いの話ができたのは大きかった」と共感。そんなお茶会効果もあり、撮影では「お互いの信頼関係があった上で出来た」(佐久間)、「現場で起きることを楽しもうと思ったので、苦しいシーンでさえも楽しい思い出」(奈緒)とすっかり意気投合していた。
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また映画の内容にちなんで「どんな大学生になりたいか?」との質問に佐久間は「もし大学に行けるならば、外国語学科で英語を学びたい」と妄想。奈緒は「私は哲学に興味があるので、猪乃木楠子と同じく文学部哲学学科で哲学を学びたい」と希望。一方、大学時代は政治経済学部だったという小日向は「大学時代は演劇に打ち込んでいたので、演劇学科に入り直したい」と憧れを口にしていた。
映画『君は永遠にそいつらより若い』公式サイトはこちら。 (文・写真=石井隼人)
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芥川賞作家 津村記久子作品、初にして待望の映画化。大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来するぐだぐだした日常をすごしている。同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる。
変わり者扱いされている大学生・堀貝佐世役の佐久間は「自分の作品で涙を流したのは初めて。それは心に響く映画を観てしまった感覚と素晴らしい映画に関わることができて幸せだと感じたからです」と出来上がりに感激。
堀貝佐世と特別な関係を築く猪乃木楠子役の奈緒も「原作のパワーがそのまま映画に反映されていたし、由衣ちゃんが映ることで原作からキャラクターが飛び出したかのような、由衣ちゃんならではの魅力が溢れていました。明日まで頑張って生きようと思える大好きな映画です」と完成に自信を持っていた。堀貝佐世と猪乃木楠子を繋げる友人・吉崎壮馬役の小日向は「僕は観た後に生きることを優しく肯定されたような気持ちなりました」としみじみしていた。
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また役作りについて佐久間は「監督とディスカッションしながら堀貝の履歴書を作っていったことが大きかった。また撮影前に監督が仕込んだお茶会で奈緒ちゃんや小日向君とお茶ができたのも良かった」と回想。それに奈緒も「撮影前のお茶会で初めてお会いした由衣ちゃんと30分くらいお互いの話ができたのは大きかった」と共感。そんなお茶会効果もあり、撮影では「お互いの信頼関係があった上で出来た」(佐久間)、「現場で起きることを楽しもうと思ったので、苦しいシーンでさえも楽しい思い出」(奈緒)とすっかり意気投合していた。
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また映画の内容にちなんで「どんな大学生になりたいか?」との質問に佐久間は「もし大学に行けるならば、外国語学科で英語を学びたい」と妄想。奈緒は「私は哲学に興味があるので、猪乃木楠子と同じく文学部哲学学科で哲学を学びたい」と希望。一方、大学時代は政治経済学部だったという小日向は「大学時代は演劇に打ち込んでいたので、演劇学科に入り直したい」と憧れを口にしていた。
映画『君は永遠にそいつらより若い』公式サイトはこちら。 (文・写真=石井隼人)
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