奈緒「厳しく育てていただきたい」 女優として羽ばたいた転機

女優・奈緒が、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』（ナビゲーター：LiLiCo、稲葉 友）のワンコーナー「CITIZEN NEW TIME FOR YOU」に出演し、女優としてのキャリアを振り返り、未来に向けてはじめたことを語った。オンエアは8月21日（金）。

モデル事務所からスカウトされ、女優になった経緯

奈緒は高校生からモデルとして活動したのち、女優へと転身。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』での主人公の親友役や、『あなたの番です』（日本テレビ系）での“尾野ちゃん”こと尾野幹葉の怪演が視聴者から大きな反響を呼んだ。

出身地である福岡県でモデル事務所にスカウトされ、芸能活動をスタートした。

奈緒：芸能活動をスタートして初めて演技のレッスンを受けたとき、お芝居をやりたいなと思ったんですね。レッスンでは、自分が思っている以上に大きな声を出すことができて、誰も知らない自分を知ったような気持ちになって、これをもっと追求したいなと思うようになったんですね。

仕事のために上京した奈緒だったが、当時は母から芸能活動を反対されていたという。そんな奈緒に、ある転機が訪れた。

奈緒：移動中のバスのなかで、たまたま、脚本家の野島伸司さんといしだ壱成さんの対談記事を読んだんです。その内容は、「ポーラスター東京アカデミー」という俳優養成学校の開校に向けての対談でした。おふたりの対談を読んだときに「こういうところで厳しく育てていただきたい」と強く思ったので、養成学校のオーディションを受けました。そして無事に合格できたので、その学校でお芝居の勉強をすることができました。そのあとは、『半分、青い。』のオーディションに受かり、晴れて母を東京に呼ぶことができました。現在は、母と一緒に暮らしています。『あなたの番です』で演じた尾野幹葉は反響が大きくて、出演以降は街中で「尾野ちゃん」と呼ばれることが増えました。役名で呼ばれるのは、すごく幸せなことだなと思います。大切なきっかけとなった作品でした。

中田秀夫監督のホラー映画に挑戦！

奈緒は8月28日（金）公開の映画『事故物件 恐い間取り』で、メイクアシスタント・小坂 梓を演じる。



奈緒：監督は、ホラー映画『リング』で有名な中田秀夫さんです。“事故物件住みます芸人”の松原タニシさんのベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』（二見書房）を映画化したものです。私が演じる小坂 梓さんはある特異体質を持っています。登場人物の関係性を変えていき、ちょっととしたドキドキがあるかもしれません。さまざまな人間関係を楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

「ピンホールカメラ」で残していきたいもの

「CITIZEN NEW TIME FOR YOU」のテーマである「未来に向けて始めたいこと・挑戦したいこと」。奈緒が今後、叶えたい夢は？

奈緒：最近、ピンホールカメラで写真を撮ることをはじめました。ピンホールカメラは、シャッタースピードを手動で決めることができるカメラです。全然（撮影の）技術が必要ないカメラなので、自分が何に心を動かされているのかをストレートに写真で残すことができます。私は26歳になる年なので、30歳に向けて20代の感覚を残しておきたいと思うきっかけになりました。未来の自分へのメッセージとしても、自分の変化を未来の自分に伝える方法としても、続けていきたいなと思います。

『ALL GOOD FRIDAY』のワンコーナー「CITIZEN NEW TIME FOR YOU」では、さまざまなゲストが「未来に向けて始めたいこと・挑戦したいこと」について語る。放送は毎週金曜の14時40分から。