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佐久間由衣&奈緒、初共演でサプライズドッキリも「距離感がとてもいい」

(左から)奈緒、佐久間由衣

佐久間由衣&奈緒、初共演でサプライズドッキリも「距離感がとてもいい」

映画『君は永遠にそいつらより若い』(2021年全国公開)が11月1日、現在開催中の第33回東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」部門でワールドプレミア上映され、EX THEATER ROPPONGIで行われた舞台挨拶に主演の佐久間由衣、共演の奈緒、そして吉野竜平監督が参加した。

作家・津村記久子による第21回太宰治賞受賞作を映画化。大学卒業を控え、就職も決まり手持ちぶさたな日々を送る堀貝(佐久間)は、身長170cmを超す22歳、処女。友人とぐだぐだした日常を過ごすなか、ふとした折に、日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる。

映画『君は永遠にそいつらより若い』特報

大学卒業を間近に控えた堀貝役の佐久間は、自身の役柄について「この映画の登場人物すべてに言えることですが、普段私たちが街を歩いていてすれ違っていてもおかしくない人たちがキャラクターとして描かれています」と等身大の物語であることを強調。「見た目的にはどこにでもいるようなキャラクターですが、コンプレックスや消化しきれない悶々とした思いを感じているような女の子です。表面的には調子がいいけれど、自分に対して自信がなくて、何かが上手くいっていないのは自分のせいだと自分に問いかけている女の子だと思って演じました」と明かした。

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佐久間由衣

堀貝と特別な関係を築く猪乃木楠子役の奈緒は「過去に傷を抱えている役柄で、その大きな傷によって自分を肯定できずに生きている女の子です。そんな猪乃木楠子が様々な人との出会いを通して変わっていくのかどうか、その時々で感じて心が動かされるままに演じられればいいと思いました」と撮影を回想した。

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奈緒

同い年の佐久間と奈緒は初共演。クランクイン前には吉野監督からのプチドッキリを仕掛けられたという。奈緒は「監督と私と佐久間さんの3人で本読みをするのかと思ったら、急に監督から『今から二人っきりで30分くらいお茶をしてきて。そこで仲良くなって』と言われました」と思い出し笑い。そこでの佐久間の印象については「感覚が合う人だと思いました。一緒にいるときに肩ひじを張らずに笑える方というか、距離感がとてもいい。佐久間さんと一緒で良かった」とニッコリ。

一方の佐久間は「元々素敵な女優さんだと思っていたので、初共演は嬉しかった」と相思相愛。いきなりのお茶時間には「奈緒ちゃんが猪乃木楠子さんをイメージしたような洋服や雰囲気をまとわれていて、それもあって扉を開けて挨拶をしたときに『目の前に猪乃木さんがいる!』と思った。そこから2人の関係性も見えてきたので、その佇まいも含めて改めてカッコよくて素敵な女優さんだと思いました」と再リスペクトしていた。

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(左から)奈緒、佐久間由衣、吉野竜平監督

映画『君は永遠にそいつらより若い』は、2021年全国公開予定。公式サイトはこちら

(文・写真=石井隼人)

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