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ビアテイスト飲料「ホッピー」の会社が、ショートフィルムを作る理由とは?

國村隼主演『願いのカクテル』

ビアテイスト飲料「ホッピー」の会社が、ショートフィルムを作る理由とは?

元祖・ビアテイストの清涼飲料水「ホッピー」でお馴染みのホッピービバレッジ。代表取締役社長の石渡美奈さんが、環境への取り組みやオンラインシアター「HOPPY HAPPY THEATER」について語った。

石渡さん が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「Allbirds MORNING INSIGHT」。ここでは、7月1日(木)のオンエア内容をテキストで紹介する。

ショートフィルムの魅力は「メッセージ力の強さ」

石渡さんは2010年に三代目社長に就任。“ホッピーミーナ”の愛称で、自ら広告塔として、ホッピーの魅力を積極的に発信してきた。

別所が主宰する映画祭でも数々のコラボレーションを実施。6月におこなわれたアワードセレモニーでは、映画祭の応募作品のなかから最もハッピーな作品に贈られる賞、「HOPPY HAPPY AWARD」のプレゼンターとしてもステージに登場した。

別所:ホッピーさんは今年、ショートフィルム専門のオンライン映画館「HOPPY HAPPY THEATER」を立ち上げたということですけど、世界のさまざまな作品、16作品を無料でご覧いただけるサイトになっています。改めてミーナさんから見たショートフィルムの魅力ってどんなものですか。
石渡:ショートフィルムとのご縁は別所さんとご縁をいただいてからなので、もう4年くらいになります。拝見すればするほど世界に引き込まれていくんですけど、それはやっぱりショートフィルムのメッセージ力の強さだと思うんです。ぐわっと心をわしづかみにされるメッセージをいただくので、ものを考えるきっかけもいただくし、ハッピーになるときも超ハッピーになるし、という。あとは移動の10分くらいで1本観られてしまうので、日常のなかでちょっとチャンネルを切り替えたいときに観られて、瞬間で世界旅行に行ける感じとか、魅力はすごくたくさんあると思います。
別所:お食事でいうアペリティフ(おつまみ)みたいな形で楽しむこともできるし、デザート感覚でも楽しめるショートフィルムもたくさんあるわけですけど、「HOPPY HAPPY THEATER」で発信していきたいことって、どんなことでしょう?
石渡:今は私も含めて皆さん、人とのつながりをすごく恋慕していると思うんですが、たとえばショートフィルムが寄り添うよ、共に今を駆け上がるよとか、「HOPPY HAPPY THEATER」を通して、そういったメッセージをお届けしていきたいなって考えています。

・ショートフィルム専門のオンライン映画館「HOPPY HAPPY THEATER」
https://hoppy-happy-theater.com/

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ホッピーの真骨頂を描いたオリジナルショートフィルム

「発幸(はっこう)プロジェクト」として、まさにハッピーオーラが溢れた映画館をオンラインで届けている「HOPPY HAPPY THEATER」。ホッピーからもオリジナルショートフィルムとして、これまで2本を制作してきた。1本目は國村隼主演の『願いのカクテル』だ。

石渡:(『願いのカクテル』は)2019年に制作した1本目なのですが妻を亡くした男・穂積(國村)が行きつけの居酒屋で出会った近藤夫婦は、ホッピーに願いを唱えて飲みます。それに興味を持った穂積も夫婦に勧められて願いを唱えることに。で、その願いが「もう一度妻に会えますように」っていう……。國村さんが「もう一度妻に会えますように」っておっしゃるあのシーンがいつも心を鷲掴みにします。ある意味本当に人と人、心と心をつなぐというホッピーの真骨頂を描いていただいたかなと思います。これはホッピーの70周年記念プロジェクトで作らせていただきました。
別所:そうなんです。國村隼さんの存在感。同時に居酒屋にいる若い夫婦の目線と優しさもたまんないなっていう。またね、枝豆やらなにやらね……。
石渡:そう、つくねが喋る(笑)。
別所:ちょっとほろっとできるけど、クスっと笑える。
石渡:選考会のときに原作を読んで「これどうやってつくねとかが話すんだろう」って言って(笑)。でもすごくきちんと作品にしていただきました。

2本目のオリジナル作品は、2020年制作の『The Supermission』だ。

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石渡:筒井真理子さんが主演を受けてくださったのですが、作品の大きなテーマとなっているのはSDGsです。そのなかでも特に、パートナーシップや環境問題にフィーチャーいたしました。とあるスーパーで働く対人恐怖症かつ潔癖症の女性(筒井)。さまざまな商品を整理整頓して、きれいに並べるのが生きがいの彼女は、常にそれを崩すお客様を敵対視さえしているんですね(笑)。そんな彼女がある日、何かを探して来店した外国人観光客がきっかけで、クセのあるお客さんたちに取り囲まれて、っていう……。
別所:まさにこのコロナ禍におけるスーパーマーケットの在り方とか、環境の在り方とか、あるいは人と人とのつながりが、『願いのカクテル』とはまた違う形でありますよね。コミカルで、最後はじわ~っときてハッピーになって、スーパーを見回したくなる(笑)。
石渡:私は「最後にグっときた」っていうコメントをいただきました。

ホッピーが関東限定なのは環境のため

ホッピービバレッジは元々、環境保護についても強い意識をもって取り組んできた。その内容とは。

石渡:私がいる飲料業界は、大手各社さまが(環境保護について)本当に突き詰めておられるので、そういった取り組みと比べるとうちなんてお恥ずかしいくらいなんですけど。まず筆頭は居酒屋で見ていただくホッピーのビンで、あれは繰り返し使っていただけるリターナブルボトルです。なので、回収ができる関東圏のみしかご提供ができなくて、関東以外のエリアの方には環境のために控えていただいています。それをきっかけに、工場でのエネルギーの再利用ですとか、いろいろと環境にやさしいこと、地球を守るってことに取り組みたいなと思って、先日もそんな打ち合わせをスタッフとしていたところです。
別所:コロナ前も石渡さんはニューヨークに何度も行かれて、国連でもいろんなつながりをもっていましたが、やっぱり海外から見るとこういうサステナブルな世界観てより影響を受けたりしますよね。
石渡:はい、とっても学びになりますね。早くニューヨークも行きたいですね。
別所:この先はどんなことをお考えですか。
石渡:先ほど申し上げた通り、地球規模で視点を持って、後世にあたる子たちがこの地球で安心・安全に暮らせるように今から考えて日々を過ごしていきたいです。それで、ホッピーという事業も地球規模で考えるところに乗っかっていきたいなっていうことを、いちばん大きな視点で思っています。会社はまだまだ小さいですけど、脳内は宇宙なので(笑)。ショートフィルムも3本目の制作に入っていきますけど、ホッピーを通じて地球規模のメッセージをお届けしたいと思います。

オリジナル作品はもちろん、海外のさまざまなショートフィルム作品にも出会える「HOPPY HAPPY THEATER」。ぜひ訪れてみては。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「Allbirds MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。

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